受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

土地家屋調査士試験を目指した理由・契機

測量会社に入社して、測量の仕事を行っていく中で、土地の測量を行った後に土地に対してどのような事が行われているのかを知りたいと思ったのがきっかけでした。土地の持ち主というけど、どこで持ち主が分かるのか、自分の物とするために何かする必要があるのかという疑問を解決するために、色々調べていた際、土地家屋調査士という存在と資格があることを知り、今後のために取得しようと考えて受験を決めました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

他の土地家屋調査士試験の対策を行っている予備校と比較した際に、サンプルでいただいたテキストや解説動画が分かりやすく、質問制度や合格特典があること、一発目の試験での合格率が非常に高かったことが決め手となりました。

合格体験記・学習上の工夫

私は、2022年の8月前後から2023年土地家屋調査士試験の一発合格カリキュラムと定期カウンセリングを受講し始めました。2022年10月に行われる令和4年度土地家屋調査士試験を雰囲気を知るために受験しようと決めていたため、8月と9月の2か月間で基礎と記述をある程度のレベルまで仕上げようと勉強を始めました。

まず始めたのが、アガルートの動画の視聴で、民法から不動産登記法、土地家屋調査士法の順番でテキストを開きながら、目と耳で情報を入れていきました。ペースは平日一日の最低をチャプター10本、休日一日の最低を15から20本としていました。何も知識等がなかったため、とりあえず目を通す事を意識していました。テキストの中で申請書例が50問+6問程度あるのですが、この時は考えもせず、次の動画へ進んでいました。このくらいのペースで約2か月間で動画を視聴し終わり、そこから申請書例の勉強・択一式の勉強・記述式の勉強へと入っていきました。三角定規はアガルートで購入し、その他のシャープペンシルや分度器、コンパス、関数電卓等はおすすめの物を購入しました。この時、関数電卓とシャープペンシル、三角スケール、三角定規は予備も購入しました。

いざ択一の過去問を解いてみると、とても難しく感じました。解説を見れば、この知識を聞いていたんだ、と思えたのですが、知識の問い方が秀逸でしっかりと理解できていないと判別することが出来ないと感じました。そこで、定期カウンセリングで中里先生に勉強法について指導を受け、100肢で勉強を行うことに決め、一問一問検討していきました。結果、2022年度の試験では自信をもって14問の正解を導くことが出来ました。択一の問題は1日1年分を最低解くこととしていました。

続いて記述式(作図)ですが、土地はかなり苦戦したのですが、建物は思っていた以上に描くことが出来ました。そこで、土地の過去問を解く回数を増やしました。解くうえで意識した点は、文章から重要な部分をメモに取ることと、座標や計算した結果を必ずメモに残すという2点でした。座標は、計算して出した点だけでなく、問題に書いてある座標もメモに書き写していました。理由は、メモで見直しの情報を全て網羅するためと、私が問題用紙をめくる回数を減らしたかったからでした。2022年度の試験では択一の足切りがあり、採点されませんでしたが、土地はそこそこで建物はかなり手ごたえを感じていました。記述式の勉強は、仕事と択一式、申請書例を毎日やっていたこともあり、3日に1回程度でした。休日は必ずやっていました。

申請書の勉強は、アガルートのコラムから印刷して使用していました。1日4問を最低としていましたので、2週間で1周していました。前日間違えた問題は次の日にも描くことにしていました。そのため、間違えると次の日の勉強が増える事が嫌でしっかり理解しようと取り組めたことも良かったのかなと感じました。意識していたことは、添付書類の漏れ、申請人が誰なのか、土地・建物の表示の記載ミスと漏れでした。2023年度の試験が終わるまでに約30周していました。

2022年度の試験が終わってからは、中里先生との定期カウンセリングをうまく活用して、苦手をつぶすために質問したり、問題を出していただいていました。

2023年度土地家屋調査士試験を合格するため、引き続き択一の勉強は100肢検討を行いました。期間としては、2023年の8月頃まで100肢検討と100肢を声に出して説明するという勉強を行いました。解説文を読むのではなく、誰かに説明するように自分自身の言葉で声に出して説明していました。8月頃から筆記試験及び記述試験当日までは20問を25分で解き終わるような速さと正確さを意識した勉強を行いました。肢の文の中でこの表現が間違っているからこの肢は選択肢に入らないというようなやり方をしていました。このやり方の注意点は、肢を消去法で消していく点で、正解の肢を消去している可能性もあるため、必ず全部の肢を読んでいました。

記述式の勉強は、何回も過去問を解いていました。一月あたりで過去問テキスト1周を最低ラインとしていましたので、休日は土地と建物をそれぞれ2年分解いていました。記述式の勉強は、解説動画とテキストの解説で理解できなかった箇所を中里先生に質問していました。期間で分けて考えるならば、2022年内は時間をそこまで意識することなく、まず最後まで解くことを意識していました。2023年に入ってからは時間の制限をかけて、2月頃までが1時間以内で解く、それ以降は40分で解く意識をもち、遅くても50分以内で解き終わるようにしていました。慣れてくると、記載漏れや書き間違え等が出てきたため、描く順番や記載事項を書き込む順番を決めました。

私は、毎日8時間、休日は10時間以上勉強する、出来るときに出来るだけ勉強するということが好きではなかったため、1日の勉強量又は勉強内容を決めていました。スケジュールを立てて、この日はこの勉強をするというようにしていました。例として、平日は択一1年分と申請書例はどんな日でも必ずやるというようにしていました。その決めていた勉強で理解できない個所や悩むことがあって、勉強時間が2時間になろうが何時間になろうが自分が理解して納得できるまでやりました。決めていた勉強量又は内容が終われば、その日の残り時間は自由に使っていました。勉強したければやっていましたし、買い物に行ったり、料理をしたりと自由に使いました。しかし、2023年度の試験合格発表の2月16日まで一日も勉強をしない日がありませんでした。そのため、勉強したA3やA4の紙だけで、段ボール3箱分になりました。また、中里先生からの課題は必ず終わらせていましたし、課題から見える弱点を把握して、中里先生に次回の定期カウンセリングまでの勉強方針と内容を伝えていました。

以上、長くなってしまいましたが、アガルートの教材と先生方の力をフル活用させていただき、手を他の予備校や教材にまで広げなかったことで、勉強するべきことが明確化され、合格に繋がったと感じました。

【土地家屋調査士】総合講義のご感想・ご利用方法

テキストの図や申請書例、カラー印刷だった点が非常に良かったと感じております。文字だけ、白黒印刷だと味気が無く、テキストを読み始める前になんか勉強したくないなと感じていたと思います。また、一本当たりの動画の時間が約15分程度であったことが非常に良かったです。椅子に座って動画を観る間に、長い時間の動画だと眠くなってしまっていたか寝ていたと思うからです。加えて、15分程度の動画だと「動画を観る」という行為が肉体的にも負担にならなかったからです。

中山先生をはじめとした先生方が土地家屋調査士試験を合格するために必要な知識は、テキストに網羅して記載してある、という趣旨の話をされていたと思うのですが、正に、その通りだったと感じています。内容が考えて纏められていたことで、余計な知識を入れずに済みましたし、余計な勉強に手を出すこともなかったです。

動画の視聴回数は、民法・土地家屋調査士法・不動産登記法を2周です。1回目はさらっと流すように視聴して、2回目は知識の定着や落ちている知識を再度思い出して定着させるために視聴することで、より確実に知識を獲得できたと感じています。記述式の解説動画等は、全てを見たわけではなく、テキストの解説を読み、考えてもわからないときに視聴していました。

本講義は、土地家屋調査士試験を一発で突破するために必要な知識や技術を確実に習得することが出来ます。限られた時間の中で受験する人や一発で合格したい人、初学者にとって、これほど良い講座はないと感じています。

択一式過去問解説講座のご感想・ご利用方法

私の場合ですと、択一式のテキストに記載してある解説や講義で使用したテキストを見返してもわからなかった場合に観ることとしていました。しかし、かなりテキストの解説や講義内容で理解と納得していたので、観た量としては多くなかった。

択一式過去問解説講座の利点は、視覚と聴覚で勉強を行える点と100肢検討を講師の先生の解説付きで行える点だと感じた。1回目に解いた際に観るのと、ある程度理解してからもう一度観ることで効果が出ると感じました。理解度が上がってきたときに観るときの意識として、自分も自分なりの言葉で説明してみる意識を持つことが大切だと考えて、私は択一に取り組んでいました。

記述式過去問解説講座のご感想・ご利用方法

私の場合は、主に描く順番や書き方を参考にするために記述式過去問解説講座の動画を観ていました。描く順番というのは、建物図面の建物を先に書くか境界線を先に書くのかを参考にしていました。また、土地においても、「地番、辺長、基準点の名称」等の記入する順番を確立するために、参考として観させていただいていました。

記述式過去問解説動画は、ポイントを押さえて短い時間で活用できる点が良く、テキストの解説と合わせて理解していくことで、苦手意識や不得意な点をつぶしていけることが利点だと考えていました。解答の流れを通して観ることで解き終えるということの重要性を感じられたことで、自分自身で解答を作る際にも分からないなりに空欄にはせずに、解答をやり切るという意識を持つことが出来ました。

新・定規の使い方講座のご感想・ご利用方法

アガルートの講義を受け始めてから、何回か活用させていただきましたが、まずは試験の際に使用する作図用具の推奨商品を記載して下さっているのがとても良かった点です。作図用具の確認をするために何回もテキストを確認しました。また、それぞれの作図用具がなぜ良いのかを記載して下さっているため、これまで使用してきたものとは別の物でも購入してみようと思えて、実際に使用してみると一番扱いやすかったです。特に、私が良いなと思ったのが三角定規の加工です。作図している際に動いてしまうと描き直すことになるので、これはとても良かったです。

図面を描くための準備としての活用、書き方の確認を行うための活用等、学習期間のうちでかなり目を通しました。手順に従ってステップアップできるので、図面で悩んだり、伸び悩んだ時に活用して、初心に戻り、基本を確認できました。

[中山式]複素数計算のご感想・ご利用方法

関数電卓にも使える電卓とそうでないものがあったため、関数電卓の名称を記載していただけて良かったです。複素数モードへの切り替えの仕方や初期化の仕方等、最初から最後まで細かく丁寧に進めて下さっていて、分からなくなる事が無かった点が非常に良かったです。準備段階から悩んだり、大変だと感じるとその先を行うのが嫌になってしまいそうだから、とても良かったです。

実践的な内容についても、テクニックや押さえておくべきポイントをしっかり伝えて下さっているため、記述式に入ってからの大変さが軽減されたと感じています。入力方法や入力した画面の画像をテキストと動画で扱ってくださっていたため、間違える事が無く、出来ると思えたことが私にとってとても良かったです。他社の講座は知らないですが、ここまで丁寧で良い講義はないと感じています。

実践答練のご感想・ご利用方法

私が利用した答練は3回分だったと思います。本番の受験日前に3回分を解こうと決めていたため、10月に入ってから3回分の実践答練に取り組みました。試験時間や試験での解答ペースを意識しながら取り組める実践答練は貴重で、難易度も試験本番と同じか難しいくらいだったので、対策として有効だと感じました。自身の苦手な問題や範囲を把握することが出来て、実力もわかるため、一石三鳥くらい得した気分でした。解答用紙をコピーして、復習の際にも使えるようにしていました。択一式の解答用紙は過去問を解く際に使いまわせるので、今後受験する方々は原本は使わない方がいいと思います。また、答案構成用紙の活用をどのように行うかを本番を想定して行えたのが良かったです。土地と建物を一枚で行うため、うまく活用したかったためです。

法改正対策過去問解説講座のご感想・ご利用方法

この法改正対策過去問解説講座も、とても良かったです。この講義の動画と過去問の差し替え資料等があったことで、法改正の内容をうまく整理して、理解することに繋げていけたので、法改正について知識の入れ替えをすることが大変だとか苦痛のように思わなかったです。私が試験勉強をする中で、改正前と改正後を比較する形式で動画と資料を作成して下さったため、変わった部分が一目でわかり、取り組みやすかったです。また、民法や不動産登記法等の区別がされていて、ただ法改正の内容を纏めるのではなく、より取り組みやすくする工夫があり、とても良かったです。

定期カウンセリングのご感想・ご利用方法

私は、定期カウンセリングをつけてよかったと、今になって思っています。学習経験者だとわかりませんが、私は定期カウンセリングを利用することで、質問や悩みを話すことが出来たから合格できたと感じています。

文章で送る質問方法だと、細かい内容まで聞くことが出来なかったり、質問すること自体を遠慮してしまうのですが、通話だったら1対1だからそのような心配がなかったため、定期カウンセリングをつけてよかったと感じました。また、学習の進度やその時の私の実力を把握した上で、的確なアドバイスと学習方法を提示していただけるため、やるべきことが明確化され、何をやればいいのか分からないという状況にならなかったことも定期カウンセリングを受けてよかったと思ったことの一つです。

講座のご感想、講師へのメッセージ等

私は、講座を受講してから定期カウンセリングを中里先生にお願いしていました。初めてカウンセリングで話させていただいた時に話しやすかったためです。1年間、私を支えていただき、ありがとうございます。感謝の気持ちでいっぱいです。また、中山先生をはじめとする他の講師の先生方にも、質問に回答していただいたり、試験本番前に話していただけたりと、より試験に対して全力で迎える環境を整えていただきました。ありがとうございます。

また、楽しく学習を行うことが出来たのも、先生方が過去の受験生の方々と積み重ねてきたから経験からだと思います。無事、一発合格を果たすことが出来て、嬉しく思います。改めて、これまでのサポート等に感謝申し上げます。