受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

土地家屋調査士試験を目指した理由・契機

土木施工管理として勤務しており、その会社の推奨取得資格の中に「土地家屋調査士」とあったのが土地家屋調査士という資格を初め知ったきっかけです。

施工管理では現場の測量を業務として行なっていたため、この資格を取得してみようかなと考えました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

最初は独学でやろうと考えていたが、大きな本屋に行っても土地家屋調査士のテキストが全くなく、自力で一つ一つ揃えるのは時間がもったいないし何が必要かもよく分からない状況だったので、テキスト一式揃っている予備校の講座を受講することに決めました。

予備校の比較では、講義動画の時間を比較しました。板書スタイルの予備校は講義時間の中に講師が板書をする時間も含まれ、内容の薄い講義になっていそうだったため選択肢から外しました。

その点アガルートは講義は板書スタイルではないため、無駄なくインプットが出来そうと思ったのでアガルートに決めました。

1回で受かりたかったので一発合格を謳っている点も評価しました。予備校にはあまりお金を使いたくなかったのが正直なところですが、合格特典の返金制度があるということで予備校を受講することを決断しました。

合格体験記・学習上の工夫

全体計画(学習量の確保)

学習を始めたのが令和4年10月でした。本番まで丸1年あったので、ネット等でよく言われている合格までの学習量として、年間1000時間の勉強時間確保することに決めました。

年間1000時間が最低ラインであり、余裕を見て月に100時間やることを目指し、月に100時間ということは1週間で25時間、1週間で25時間確保するには「平日2時間、土日8時間」というように1日あたりの学習時間まで目標を落とし込んで、計画を立て実行しました。

学習の流れ

講義動画視聴→択一9割取れる程度まで→定規複素数→記述過去問1周→択一・記述ひたすら反復するという感じで学習を進めました。

試験範囲はあくまでも不動産登記法であり、予備校のテキストではないことを意識したました。過去問の記述問題にも条文の穴埋め問題が出題されていることから、条文を読んで雰囲気を頭に入れておくことが大事と考え、市販のテキストやネット検索で条文を読み込むことを心がけました。

結果、択一の微妙なニュアンスの違いなど、条文を元に正誤判断ができるようになりました。

学習上の工夫

必要なエッセンスは全て詰まっているので、色々と手を広げずに、手元にあるものを完璧にするようにひたすら反復して頭に刷り込ませる意識で学習を続けた。

テキストや条文、登記申請書例も音読をしながら書いて、目・口・耳・手で覚えるようにした。

【土地家屋調査士】総合講義のご感想・ご利用方法

他社比較はできませんが、自分的には説明は非常に分かりやすかったです。堅苦しい条文を噛み砕いて解説しているので、初学者にとって法律文のとっつきにくさという最初のハードルというものはだいぶ下がったように感じました。

テキストを動画に映しながらテキストにマーカー、注釈を入れていくスタイルの講義なので、自分のテキストにも同じところをマーカーを引っ張って、書き込んでいって講義を受講しました。

民法に関しては身近な具体例を挙げて説明しているので、条文が言っていることのイメージが掴めました。

最初に動画を一通り視聴し、全体を把握した後にテキストを全て書き写して自分なりのノートを作成しました。これで基本的な知識がインプットできたと思います。

直前期にはテキストの音読をして自分の耳に覚えさせました。

最短合格を掲げているため、不動産登記法、登記令、登記規則、準則、通達等全て網羅されてはいないですが、試験に合格するために必要な要素だけが盛り込まれているため、無駄なく学習できたと思います。法令、通達等はネットにあるので必要と感じたところは自分で検索して補ってテキストに書き込んでいくというスタイルで学習を進めました。

択一式過去問解説講座のご感想・ご利用方法

問題のすぐ裏のページに解説があり、わからないところがあればすぐに解説を確認できるページ構成になっている点が良かったです。

解説の内容に関しては、学習が進んでいくとボリュームが物足りないと感じるが、その分自分で条文を検索し必要と感じたところは書き加えて自分なりの解説を作成する。という学習法に結びついたので、自分で調べるという習慣がついたのは非常に良かったと思います。

全体のインプットが終わった2月頃から毎日択一を1年分やるように癖をつけました。時間が限られる中での試験であるため、選択肢の読むスピード、文章を理解する速さをキープできるようにしました。

エクセルに択一の解答時間と正答率(○○/100)を記録して、1分でも早く解答できるよう意識しました。

記述式過去問解説講座のご感想・ご利用方法

問題文を読みながら答案作成用紙の記載の流れも動画として載せているので、問題文から必要となる情報を抜き出してメモして、全体像を把握する。そして必要な登記は何かと考える流れが身についた。答案作成用紙の使い方は真似して試験まで講師と同じスタイルで臨みました。

電卓の叩き方は動画でも見ることができるし、解説冊子の方にもどのボタンを押すかまで丁寧に書いてあるので、座標値を間違えた場合に、そもそもの計算方法が違っていたのか、電卓の入力ミスなのかを確認することができます。全く同じようにやれば解答を再現することができ、計算式のみ書いてある解答では自分の間違いには気づきにくいところもあるので非常に助かりました。

新・定規の使い方講座のご感想・ご利用方法

動画を見ながら、見よう見まねで自分の手を動かして練習しました。

おすすめの道具の紹介がある点も良かったです。ボールペンなどは言われた通り用意しました。

自分で何が良いとか文房具屋で比較して色々試すという時間も勿体無かったので、「これがあれば充分」という紹介をしてもらえたのは非常に助かりました。

基本的にはこちらは1回しか動画は見ておらず、記述の過去問をやりつつ実践形式で練習を重ねた。記述の過去問動画の方でも作図方法を見ることができるので、こちらは記述の過去問に入る前に、メインの講義動画の合間に1回さらっと流し見る感じでした。

[中山式]複素数計算のご感想・ご利用方法

全く同じ手順で計算できるように、紹介されている電卓をすぐに購入しました。

日常で複素数の計算なんてしないので全くの未知であったが、動画を見ながら自分で手を動かせば、動画1周するだけで操作方法は習得できました。

記述問題をやるときに間隔が空いてしまって操作方法を忘れてしまっても、必要な箇所のテキストを少し見返せば思い出せるよう要点がまとめてあります。

記述過去問の解説動画でも、具体的な電卓の操作方法を見ることができ、解説にも操作手順が記載されているため1回視聴したら、あとは過去問で具体的に練習するという感じで進めました。

実践答練のご感想・ご利用方法

標準で実践答練が3回分セットになっていました。過去問よりもレベルが高い問題が用意されていて、本番に向けて難易度高めの問題に当たっておくというのは大事だと思います。

学習が進んだ5月頃に初めて取り組んで、過去問とは別の切り口の選択肢なども用意されているので、全肢についてテキストや条文に戻って知識、補填として使用しました。

過去問だけではどうしても記述問題のレパートリーが少なくなってしまうので、3回分であっても答練が付属するのは助かりました。

こちらも過去問同様に何周も反復して知識の定着に使いました。

法改正対策過去問解説講座のご感想・ご利用方法

令和5年は分筆、合筆に関して大きな改正がありましたが、従来からの取り扱いの変更箇所について簡潔にまとめてあるPDFが用意されていたので、それを利用してポイントを把握しました。

テキストの差し替え用のデータも用意されているので、印刷してテキストに貼ることでテキストも最新版に更新することができました。

もう少し詳しい経緯や細かい取り扱いを確認したかったので、一通り通達に目を通しました。

改正に合わせて過去問の択一問題についても、選択肢と解説の改訂版が作成してあったので、改正後の知識の確認として具体的な問題で確認できるようになっていたのは良かったです。