受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

土地家屋調査士試験を目指した理由・契機

高校・大学(林業科) で測量学を学んでおり、高校の先生から土地家屋調査士を薦められたことが土地家屋調査士を知るきっかけでした。

その後就職活動で、学んできた測量に携わる仕事をしたいと考える中で、高校の頃に土地家屋調査士を薦められたことを思い出し、志すことになりました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

土地家屋調査士の勉強を始めようと、色々調べていく中で教材と情報の少なさから、初学者が独学で行うことが難しいと感じました。そこで、予備校を受講しようと考え、働きながら受講出来る通信制であること、教材が分かりやすそうなことからアガルートアカデミーを受講しました。

合格体験記・学習上の工夫

まず、大まかな勉強スケジュールと勉強時間を紹介させて頂きます。その後、意識した点や反省点等を書かせて頂きます。

以下が勉強スケジュールと勉強時間となります。

・2022年9月末~10月(約80時間)
民法→不動産登記法→土地家屋調査士法の順で、総合講義の動画を視聴。

・2022年11月~2023年2月(約280時間)
択一式の過去問を解いて、総合講義で復習。この期間で平成17年度~令和3年度の過去問を4週程度。
1周目は、1問解いてはその問題で出題された周辺論点を総合講義のテキストを読みこんでいました。
2~3週目は、問1~問20まで通しで解いて、全ての問で出題された論点について、総合講義のテキストを読み込みました。
4週目からは、時間を計測し、分からなかった問題の論点のみを総合講義のテキストに戻っていました。

・2023年3月(約75時間)
複素数計算の講義・新定規の使い方講座を視聴。また平行して、前記と同じような択一式の勉強。

・2023年4月~5月中旬(約120時間)
土地・建物の平成17年~令和3年までの過去問を解き、過去問解説動画を視聴。

・2023年5月中旬~6月中旬(約50時間)
再度、民法→不動産登記法→土地家屋調査士法の順で、総合講義の動画を視聴しインプット。
平行して、過去問(択一・記述)を解く。

・2023年6月中旬~7月(約120時間)
引き続き過去問(択一・記述)を解く。
また、総合講義のテキストの申請書例を使って、申請書の練習。

・2023年8月~試験日まで(320時間)
引き続き過去問(択一・記述)を解く。
申請書例の練習。1日30分程度、気になるところの総合講義の動画視聴。
2週間に1回ずつ実践答練の実施し、2週間の間に出来なかった点の改善。

私が調査士試験の勉強においては、時間を1番意識しました。理由としては、時間が足らなかったという受験者の声が多かったからです。

私の場合、記述式は早く解こうとすると焦りからミスが目立つため、択一式の短縮に力を入れました。目標としては、択一25分、記述式1問につき1時間以内に設定してこのタイムを切るように意識しました。結果本試験においても、択一を25分程度で解ききれたことから、記述式に余力ができ、冷静に判断出来たことが合格に繋がったと思います。

反省点としては、申請書の勉強が遅かった点です。申請書については、択一式の点数アップに繋がってくるので、初期段階から勉強することをおすすめします。

【土地家屋調査士】総合講義のご感想・ご利用方法

初学者の私にとっても分かりやすい解説で、最初からつまずくことなく勉強を開始出来ました。また、何度見ても発見が多かった講義であり、勉強が進んでも改めて講義を見ることで理解が深まりました。こうした常に講義を受けられる点や自分が苦手する所の講義を何度でも自分のペースで見れる点がアガルートアカデミー講義の1番のメリットだと思います。

利用方法としては、まず民法→不動産登記法→土地家屋調査士法の順でとりあえず講義を1周しました。最初は、過去問で出題されている言葉の意味が分からなかったので、最初1周することで問題文を何となく読めるようになりました。その後は基本的に、過去問解いたらテキストに戻り、テキストを読んでも分からないところは講義視聴していました。アガルートアカデミーの場合、1単元事に短く講義動画分かれているため、テキストに類似する講義番号を付しておくことで、すぐに関連する講義動画を見れるようにこしておきました。

また、テキストにある申請書の50例はとても有効的でした。記述式で1番苦手としていた申請書だったので、この書例を何度も練習しました。ブログで紹介されていた50の例に番号ふり、単語帳に番号書いてシャッフルして書いていく方法で、順番が変わっても書けるようにして行きました。

択一式過去問解説講座のご感想・ご利用方法

択一式を勉強する上で、意識したことは自分が苦手する部分の抽出と解答時間です。記述式も多少意識しましたが、私はいかに択一を早く解くかに拘りました。目標時間を25分に設定し、そこ向けて時間を短縮出来るように勉強して行きました。

具体的な勉強方法としては、過去問を解く→分からないところ・迷ったところを総合講義に戻るという方法で、択一の解説動画あまり利用しませんでした。過去問を解くときは、五択全てを解いていき、五択中1つでも、分からないものがある時は総合講義に戻っていました。また、年度事に、解いた回数・点数・間違えた場所・解いた時間を記録することで、苦手分野の抽出と常に時間を意識して解いていました。択一に関しては、曖昧な知識でも問題を解けてしまいますが、その曖昧な知識を明確にしていくことが重要だと思います。

記述式過去問解説講座のご感想・ご利用方法

記述式については、まず新・定規の使い方講座と複素数計算の講義を受講後に開始しました。

基本的な記述式のスタイルとして、記述式を解く→過去問題集の解説を読む(解き慣れた時点で省略)→解説講義を受講するという流れで勉強しました。最初は、どのような手順解いたらいいかも分からなかったですが、問題の解く順番、読み方、注意する点、電卓の入れ方等初歩的な所から解説して頂けるので、コツはすぐにつかめました。また、解き慣れできてからも、作問者の意図や気づきにく細かい論点等を解説して頂けるので、問題を解いたら必ず、問題把握の解説の部分は講義を聞いていました。

私は、何事もまず自分で解いてみるスタイルで勉強していましたが、記述式については最初に講義を聞いてから問題を解いてみるのもいいかもしれません。

新・定規の使い方講座のご感想・ご利用方法

土地家屋調査士試験では、特色でもある作図があり道具が必要なりますが、この講義ではおすすめの文房具を教えて頂けるので、無駄に悩むことがありませんでした。高校、大学と測量を学んできたので、多少製図を行った経験がありましたが、丁寧な解説で正確かつ早く作図する方法を教えて頂けるため、初心者でも分かりやすいと感じました。

正直、ここまで詳しい作図の方法は、学校でも教えてもらえなかったので、改めて得る知識は非常に多かったです。また、アガルートアカデミーの三角定規は、三角スケールとの持ち替えを必要しない事など土地家屋調査士試験に特化した設計であるため、早さが求められる試験においては非常に時短になりました。

作図に苦手意識がある方でも、この講義を受講し反復練習をすることで、正確に早く書けるようになると思います。

[中山式]複素数計算のご感想・ご利用方法

測量を学んできた身としても、測量計算は中々煩雑で難しく感じことが多く、苦手意識が強かったです。複素数と聞いて、最初は難しい計算をするのではないかと思いましたが、講義を受講してこんなに早く計算出来るのかと驚きました。交点計算や求積、辺長など公式数が圧倒的に少ないため、ミスも少なく早く計算出来る点は、早さが求められる土地家屋調査士試験において非常に優位だと思います。複素数においては、電卓の使い方を覚えることが重要なので、記述式の勉強を始めてからは極力毎日電卓を扱うように意識しました。

また、この講座のテキストにある練習問題は、実力の把握にもなるので、最初の目標とするのはいいかもしれません。

実践答練のご感想・ご利用方法

実践答練については、土地家屋調査士試験日の2ヶ月前あたりから利用しました。令和4年度の試験問題も、模擬試験用に同様にここまで解かずに置いておきました。答練1→令和4年度→答練2→答練3の順で、だいたい2週間おきに解いて行きました。私が答練で最も意識したことは、本試験だと思って解くことです。これによって、時間配分や配分が上手く行かなかった時のリカバリーの仕方、自分が上手く出来ないこと等が分かってくるので、2週間の間にそれらの課題を克服し、次の答練に挑み試験まで最終調整しました。

答練の択一については、色々な論点に触れるために力試し後4、5回解きましたが、記述式については力試しがメインで復習でその後1回解く程度の利用でした。

法改正対策過去問解説講座のご感想・ご利用方法

土地家屋調査士試験においては、独学が難しいと言われていますが、この原因としてテキストの少なさがあると思います。つまり独学の場合、自分で正しい情報を調べ正確に身につけていくことが必要となります。これは、法改正も同様で、改正後の内容を直ぐにアップグレードするのは難しいと思います。

この講義では、改正前後で比較して講義が進むため、非常にわかりやすかったです。何より、これが正しい知識なのか?という不安要素からもなくなるため、余計な心配なく試験勉強に励むことが出来ました。また、法改正に限った話ではありませんがアガルートアカデミーでは、いつでもFacebookによる質疑が出来るので、疑問による不安を無くせることも利点だと思います。