受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

土地家屋調査士試験を目指した理由・契機

子供を授かったことによる生活環境の変化と当時の仕事に対する将来への不安が重なり、人生設計を考え直し仕事を変えようと思うようになりました。

土地家屋調査士は、異業界からでも挑戦することができることができ、将来的にも必要とされる仕事であり、また開業することも可能な資格であることから、これだ!と思い挑戦を決意しました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

土地家屋調査士試験に挑戦するにあたり、まずは独学で測量士補を取ってから翌年の調査士試験を狙い予備校を利用しよう計画で学習を開始しました。

測量士補の参考書を選ぶ際、最も薄い参考書を選ぼうと決心して本屋さんに向かいました。分厚い参考書を買っても完走できずに挫折してしまうだろうと思っていたからです。そのときに「一冊合格!測量士補試験」という驚異的に薄い参考書を見つけ迷わず購入したのですが、その参考書が非常にわかりやすく無駄なく最短距離で合格できる優れものであり、この本を書いた先生すごいなと感動したという経緯があります。

その参考書の著者こそが中山先生であり、アガルートで土地家屋調査士試験講座の講師をされていることを知り、測量士補試験合格後、迷わずアガルートに申し込みました。

合格体験記・学習上の工夫

まず2022年の測量士補を取ってから2023年度の土地家屋調査士試験合格を目指す、という計画で2022年6月から土地家屋調査士一発合格カリキュラム講座を受講しました。

法律や不動産に関する知識などは全くなく、何をどう学習していけば良いのかわからなかったため、アガルートの講座資料に出ていた学習スケジュールに従順に従って学習を開始しました。

まずは民法、不動産登記法、調査士法の講義を一通り視聴し、次に択一式の過去問を周回、択一式の理解度がある程度ついてきたら記述式に進むといった流れで進めました。

択一式は、おためしで2022年の調査士試験の申込をしていたので、試験までに足切り点以上取ることを学習目標としましたが、インプットが終わり過去問に取り掛かってもちんぷんかんぷんで一問一問テキストに戻るようなやり方になってしまい、試験日までに過去問を一通りやることは諦め、上巻のみ3周して臨みました。運もあり、足切り点ぎりぎりの15問正解をすることができました。

択一式の過去問は、1周目はちんぷんかんぷんでしたが、3周するとある程度解けるようになってきたことが実感でき、5、6周すると分からない問題が限られてくるといった印象でした。

12月、1月に丸2か月学習から離れてしまった時期があり、一定期間学習から離れてしまうとその後もなかなか机に向かう気力が湧かず、2か月間空いてしまいました。久しぶりに学習を再開すると今までの知識をほとんど忘れてしまっており、ほぼ最初からやり直しになってしまいましたが、2月中に択一式をやり直し、3月は記述式を一気に進めなんとかペースを立て直しました。

以後は、択一式を1年分、記述式を1問、申請書を3枚を1日のルーティンとして進めました。また週に1日お休み日を入れリフレッシュして、モチベーションを維持できるようにしました。

試験が終わり今となって思うことではありますが、合格するために必要なことは、「確実な」知識を習得することであったと思います。

幅広く学習してなんとなく問題が解けるくらいの知識を増やしても余計に間違える素になってしまうように思い、難問には手を広げず過去問を完璧にする方向で最後の仕上げを行ったことが合格に繋がったと思います。

【土地家屋調査士】総合講義のご感想・ご利用方法

インプットに関しては、まずは理解度は気にせず、一通り完走することを目標として民法、不動産登記法、調査士法の講義を視聴しました。

この段階ではまだ択一式の問題に取り掛かってもまったくちんぷんかんぷんで不安でしたが、その都度テキストや講義に戻り、繰り返すことで知識として定着させていきました。

中山先生の講義は耳に残りやすく、何度か繰り返しているうちに問題を解きながら中山先生の表情やセリフが浮かんでくるようになっていました。

不動産登記法のテキストに関しては、ボロボロになってしまうくらい使い込みました。できればテキストをもう少し丈夫に作っていただけるとありがたいなと思ったり思わなかったり(笑)。

中山先生の講義は初学者でも非常にわかりやすく、また大事なポイントは耳に残るような話し方をされていたと思います。また、テキストも見やすく無駄なくまとまっており、わかりやすかったです。

他社の講義のサンプル動画では、教室での講義を撮影し講義動画として配信しているものもありましたが、アガルートの講義ではデジタルテキストを使用しており、板書などの時間もなく、WEB講義のメリットを生かし無駄なく学習できるようになっており、自分のペースでスムーズに学習を進めることができました。

インプットを一通り終えた後も、過去問を解く、少しでもわからないことがあればテキストに戻る、を繰り返し、知識の精度を高めていきました。試験の直前まで何度も繰り返しました。このテキストは1年間共に戦った戦友です。これからも土地家屋調査士としてやっていく上でわからないことがあった時に見直せるよう大事にしていきたいと思います。

択一式過去問解説講座のご感想・ご利用方法

最初に択一式の問題に取り掛かった際に、まったく何を言っているのかわからず、これは日本語なのか?と思いながら問題と格闘しました。

中山先生の解説はわかりやすく、そういえばインプット講義でもそんなことを言っていた気がする、となんとなくの記憶も残っており、その都度講義とテキストに戻りながら一歩ずつ進めていきました。

1周目は1年分を解くのに3、4日かかっていましたが、3周ほど回すとある程度問題が解けるようになってきたなと実感があり、5,6周すると8割程度わかるようになり、理解ができていない部分が絞られてくるようになりました。

直前期はデジタルテキストをプリントアウトし、実際の問題用紙のように冊子にして、最後の仕上げと本番を想定したタイムアタックを行いました。試験直前には100%とはいきませんが、95%以上の肢は迷わず解答できる状態にもっていきました。

記述式過去問解説講座のご感想・ご利用方法

最初は何をどうしていいのかまったくわかりませんでしたが、カウンセリングにおいて中里先生から最初から問題を解くのではなく解説動画を見てから問題を解くとわかりやすいよとアドバイスをいただき、1周目は、解説動画を見る、記憶があるうちに問題を解いてみる、もう一度解説動画を見る、という手順で学習を進めました。

問題の読み方や、問題を読む手順、計算の手順、作図の手順が丁寧に解説されており、非常に理解しやすかったです。

過去問を完璧に解けるようになることは重要なことですが、解説がわかりやすすぎて過去問を何周か回すと手順を覚えてしまい、初見の問題をはたして解けるのかなと不安になりました。記述式に関しては過去問講座だけでは少し演習不足に感じ、別途で演習問題を解きました。

新・定規の使い方講座のご感想・ご利用方法

定規の使い方、作図の手順など、一からひとつひとつ実際の手元を映し解説してくださっているため、非常にわかりやすかったです。

また、書きやすい筆記用具や定規をスムーズに動かすための加工なども教えていただき、手取り足取りなんて優しい講義なんだと感動しました。

作図は初学者が不安に思うことの一つなので、とてもありがたかったです。この講義を受講したことで作図への不安はまったくなくなりました。以後、講義のそっくりそのまま真似をして書いています。

試験のためだけではなく実務においても必要な作業なので、今後もアガルート流でやり続けたいと思います。

[中山式]複素数計算のご感想・ご利用方法

記述式土地の問題において複素数計算は必須スキルだと思います。定規の使い方講座と同様に、電卓の設定から電卓の機能説明、基本的な計算方法など一から初学者が確実にわかるように解説されており、「複素数計算」という文系の人間からしてみると超絶とっつきにくい名称からは想像できないくらいわかりやすい講義でした。

最初は講義の手順を言われるがままに入力して計算して、次は解説を見ず自力で計算してみる、という形でひとつひとつ確実に進めました。

土地の筆界点計算、面積計算は確実に解けるようになりました。

最後の練習問題は試験当日の朝のウォーミングアップにも使用しました。

実践答練のご感想・ご利用方法

実践答練に関しては、利用方法に少し後悔が残っています。

試験直前の実力計測に利用しようと思い、手つかずで残していたため、取り掛かりが遅くなり、8月最終週から9月の中旬にかけて週1回分ずつすすめましたが、思っていたよりも解けない問題が多く、直前期に焦る事態に陥ってしまいました。

7月から8月ごろに一回解いて、苦手論点を洗い出し知識を固め、試験1か月前までにもう一度復習するといったスケジュールで行くべきだったなと後悔しています。解きっぱなしになってしまい復習できない状態で、最後の追い込みに入らざるを得なくなってしまいました。

法改正対策過去問解説講座のご感想・ご利用方法

2023年は試験に大きな影響のある法改正があり、独学で学習していたら知らないまま受験することになっていたと思います。

大なり小なり法改正は定期的に行われており、試験の論点に影響してくるため、それらの情報の要点をわかりやすくまとめてくださっており、ありがたいです。

また、プリントアウトしてテキストに貼り付けられるようなフォントになっており、変更したページがわかると同時に使用しているテキストを直接アップデートすることができ、知識がこんがらがらずに学習することができました。

法改正のポイントは試験でも論点になりやすいかと思い、試験の直前期に再度講義を見直しました。

定期カウンセリングのご感想・ご利用方法

自分の学習の進捗や習得レベルがどうなのか自分ではわからず不安になったり、他社の答練や模試を受けてその手応えや結果に不安になったりもしましたが、その都度定期カウンセリングで相談させていただき孤独な戦いにならず、モチベーションをなんとか維持することができました。

長い期間学習から離れてしまった時期もありましたが、再度学習計画と進捗の目安を提示していただき、学習ペースを戻すことができました。

1人で1年間モチベーションを維持し走り続けることは非常に難しいことだと思います。定期カウンセリングがあることで挫けそうになりながらも支えていただき、なんとか完走することができたと思っています。

講座のご感想、講師へのメッセージ等

学習から離れてしまった時期もありましたが、おかげさまで1年4か月走り抜けることができました。

WEB講座ではありますが、先生方の存在を身近に感じながら学習することができました。支えてくださり本当にありがとうございました。