受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

土地家屋調査士試験を目指した理由・契機

インフラ関係の会社でサラリーマンをしていたが、転勤や上司との相性、インフラ会社故の緊急の出勤命令・休日出勤等、自分の人生であるにもかかわらず、自分でコントロールできないことが多いと感じていました。

そんな中、土地家屋調査士さんと一緒に仕事をすることがあり、そこで初めて土地家屋調査士の仕事を知ることとなるが、独立することで自由な働き方ができること、オフィスワークばかりではなく、現場作業もできることが、自分が求める仕事像と、ずっと座っていられない性格にマッチしていると思い、土地家屋調査士を志しました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

他の予備校の映像もサンプル視聴したが、中山先生の講義が下記の点で最も優れていた。

①平易な表現への言い換え、具体例の提示等、説明がとても分かりやすい。

②ハッキリとした声で、フィラーも少なく倍速にしても聞き取りやすい。

働きながらの受験であったため、移動時間に音声のみでインプットすることを想定していたため、②を特に重要視していました。

合格体験記・学習上の工夫

①平日の勉強時間の確保

朝早く出社し1.5H、移動中に0.5Hで2.0Hの勉強時間を確保しました。平日朝は、習慣化するまではかなり苦行でしたが、2か月もすれば苦にならなくなりました。また、朝の勉強は始業時間というリミットがあるため、ダラダラせず高い集中力で勉強をすることができました。

②択一は全肢解説できるまでやる

これはアガルートの先生方も言われていることですが、全問正解できることに加え、すべての肢に自分で理由を添えて○×判定できるようになることが知識を増やす、定着させるために必要不可欠です。土地家屋調査士試験は時間が足りない試験であるため、直前期は全肢検討せずにとにかく早く択一を解き切るタイムアタックをしていました。

その中で、「頭が択一タイムアタックモード」に切り替わるまに時間がかかり、最初の5問目くらいまでの所要時間が長かったため、試験当日の会場に着席後、過去問1年分の択一をタイムアタックしてから、試験本番を解きました。

(その分頭は疲労しますので向き不向きがあると思いますが、本番は25分で19問正解でした。)

令和5年度の試験は記述が難しかったため、択一を早く解くことが、合格の決め手であったと感じました。

③記述は体に覚えさせる

私は緊張に弱い、この弱点は認識しており、克服も難しいため、緊張した状況下でも体が動くよう、作図・計算・申請書の練習を紙に書いて繰り返し練習しました。やはり、試験当日もペンで書くことから、勉強するときも手を動かすようにしていました。

④知識が弱い部分を書き出す

択一、記述ともに間違えた問題はもちろん、明確に説明ができない論点はExcelで管理をしていました。自分の頭と相性が悪くなかなか定着しない知識はこの方法で繰り返し復習するようにしました。

当日の試験にはこのExcelを印刷して持参し、試験前の復習にも使用しました。

⑤隙間時間の活用

公共交通機関での移動中等の隙間時間では、中山先生のTwitterの一日一問や、Facebookグループの質問で他の受験生と先生の質疑応答をチェック、動画講義の視聴(運転中は音声のみ)をしていました。仕事もあり時間的な制約があるため、寸暇を惜しんで勉強しました。

【土地家屋調査士】総合講義のご感想・ご利用方法

1.感想

民法、不動産登記法ともに出題頻度に応じて強弱をつけた、土地家屋調査士試験に特化した講義内容でした。講義は動画データと、DLできる音声データも用意されていたので、あらゆる場面で、知識のインプットができる環境が用意されました。中山先生の講義ですが、どうしても難解な表現になってしまう法律知識を、平易な表現への言い換えや、具体例を用いた説明、語呂合わせ等の工夫により、理解がしやすく、知識も定着しやすかったです。

2.利用方法

まずは動画視聴ですべての講義を1周するようにしました。順番は民法→不動産登記法→土地家屋調査士法でした。その後、択一問題をやりながら、わからない箇所は総合講義に戻るという利用をしていました。さらに、択一問題を1周した後は、2週目として主に移動中の時間を中心に部分的に倍速機能を使用しながら、動画を視聴しました。特に不動産登記法の総論の部分は繰り返し学習をしました。このようにインプット(過去問)とアウトプット(総合講義)を行ったり来たりすることで、抜け漏れの無い盤石な知識を作っていきました。

移動中の総合講義視聴は試験までには5週目でしたが、自分が聞いているタイミングごとに、自分の知識体系や理解レベルが異なっているため、その都度新たな発見がありました。

また、申請書例のページはよく参照するため、付箋を貼る等の工夫をしていました。

択一式過去問解説講座のご感想・ご利用方法

・感想

1問につき1講義の動画構成であるため、1つの動画はおおよそ5分程度でした。まとまった時間がなかなか取れない私にとっては、この動画の単位がありがたかったです。

また、過去問のテキストがH17以降を収録したものが2冊構成(上段・下段)になっており、持ち歩きに便利な大きさで、移動中の勉強にもってこいでした。

・利用方法

択一式過去問解説講座は、総合講義を1周した後に、1年分の過去問を解く→解説講義を視聴する、という流れで進めました。

択一式過去問解説講義自体は1周のみで、繰り返し過去問を解く中で、知識があいまいな箇所に絞って、2回目、3回目の視聴をしていました。

過去問のテキストは「その問題で正解の肢を選べること」ではなく、「すべての肢の正誤を解説すること」を基準として、解説できないものにがチェックを付けていました。2週目、3週目においてはチェックの箇所を中心に学習をしました。

記述式過去問解説講座のご感想・ご利用方法

・感想

過去問1つ1つの解説はもちろんですが、非常に長い問題文の攻略方法、具体的にはその長い文章をどのように読むか、設問に関係する部分を効率的に抽出するにはどうするか、といった解き方だけではなく、読み方のテクニックも含めて解説していただきました。本試験では時間が限られていますが、この講義のおかげで記述問題を早く、正確に解けるようになりました。

・利用方法

過去問を解く→解説講義を聞くという流れで使用しました。1週目の記述式過去問は、なかなか歯が立たずでしたが、2週目以降は自分の力で解けなかった問題のみ、解説講義を再度聴講するようにしました。

講義では、絶対に落としてはいけない部分、取れれば差がつく部分を中山先生が教えてくれましたが、落してはいけない部分を間違えた場合は、講義に戻るようにしました。

新・定規の使い方講座のご感想・ご利用方法

・感想

アガルートの講座に付属する三角定規が、土地家屋調査士の試験で必要となる図面を作成することに特化した作りになっていました。

図面を早く、正確に書くためのノウハウが詰め込まれていたと思います。

また、滑り防止のための三角定規へのテープ貼り付けや、三角スケールのよく使う縮尺への目印等、様々な工夫を紹介しており、その一つ一つが問題を早く解くことにつながりました。

・利用方法

私は文系学部の人間なので、今まで作図をするようなことは人生で経験してこなかったこともあり、特に学習初期において、記述の過去問を解く際に、三角定規の置き方が分からなくなってしまうことがありました。

具体的には、地積測量図を書くとき、建物図面を書くとき、定規の置き方や動かし方がそれぞれ違うので、こんがらがってしまい、その度に中山先生が実際に手を動かして作図している講義部分を繰り返し視聴しました。

[中山式]複素数計算のご感想・ご利用方法

・感想

記述式の計算問題に必要なすべての公式やノウハウが詰め込まれていました。関数電卓をフルに使って、とにかく早く解く、正確に溶ける方法を身に着けることができました。私は文系なので、計算問題に苦手意識がありましたが、この複素数計算のおかげで、計算問題に対する苦手意識を払拭することができました。

・利用方法

記述式の過去問に挑戦する前に講義を終えました。最初は過去問を解くたびに、テキストに戻って計算方法を確認しました。その後、繰り返し過去問で実践的に複素数計算による演習を重ね、最終的には体に関数電卓の使い方を覚えさせ、反射的に計算できるようにしました。複素数計算のテキストの最後に、中山先生オリジナルの練習問題があり、計算手法の定着のために、定期的に解いていました。

実践答練のご感想・ご利用方法

・感想

択一・記述ともに、過去問から派生、発展した論点が多く、自分の実力を試すのと同時に、さらなる知識の醸成に役立ちました。令和5年度のような難しい記述問題で実力を十分発揮するためには、アガルートが提供してくれた実践答練で、過去問からより1歩踏み込んだ内容の問題に取り組んでおくことが、合格のために重要だと感じました。

・利用方法

すべての過去問を2周ほどした後に、試験本番のつもりで使用しました。

さらに、過去問と同様に、実践答練も繰り返し解きました。解説講義は最初の1回を視聴し、理解が追い付いていないと感じた個所は2回目も視聴しました。実践答練の解説冊子も、択一過去問の解説冊子と同様に持ち運び、隙間時間に復習をしていました。

法改正対策過去問解説講座のご感想・ご利用方法

・感想

法改正の内容を迅速に、かつ土地家屋調査士試験に出るであろう論点に絞って講座が用意されました。法改正部分の解説だけでなく、その改正がされたことによる、過去問の肢や解説の修正を行っていただき、実践的にも利用しやすい内容でした。

特に、分筆が共有物の軽微変更にあたるとされたことにより、過半数の所有者からの申請で分筆登記が可能になるという大きな改正があり、過去問の○×判定が変更になる問題もありましたが、その点を反映した過去問のページ差替えが用意されていたので、助かりました。

・利用方法

総合講義と同様に、動画講義1周こなしたあとは、移動中に音声を聞き流すことで理解を深めていました。用意された過去問のページ差替えは、テキストに貼り付けて使用しました。