受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

土地家屋調査士試験を目指した理由・契機

私は看護師として12年間働いていましたが、祖父母の病気を機に退職しました。その後は、祖父母の様子を見ながら、父の土地家屋調査士事務所で補助者として働き始めました。

「どうせ働くなら、きちんと勉強してみるか」と思い、土地家屋調査士について調べてみると、「難関資格に位置付けられており資格者の母数が少ない、正直知名度が低くライバルが少ない、にも関わらず表示に関する登記には義務があり土地家屋調査士の業務独占である、独立・開業できる」などが分かり、「チャンスしかないじゃん!」と思ったのが土地家屋調査士を目指したきっかけです。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

私が住んでいる地域は、東北の地方都市のため近くに予備校が無く、土地家屋調査士の講座を対面受講することができない状況でした。そのため、「オンライン受講できる」ということが必須条件でした。

加えて、対面受講と違い直接質問することができないオンライン受講において、タイムリーに質問ができ、解決できるfacebookでの質問制度というのはとても魅力的でした。

さらに、アガルートの先生方のYouTubeやブログなどを拝見した際に、分かりやすくかつ簡潔に説明されていたこともあり、アガルートの受講を決めました。

合格体験記・学習上の工夫

私が、土地家屋調査士の学習をするうえで行ったことは主に以下の2つがあります。

①試験までにやることを逆算し、自分の中で勉強のルールを決めた

土地家屋調査士の試験に合格するには約1000時間程度の学習時間が必要なため、1年で到達するためには1日2.8時間の学習時時間が必要であり、「1日3時間」の学習時間をノルマとしました。しかしながら、日中は仕事をしていたので、疲れてしまい集中して机に向かうことが難しい状態でした。

そこで、思い切って「勉強」と「睡眠」と組み合わせることにしました。「仕事が終わって帰って来たら、子供と遊んで21時頃に一緒に寝る(1時間程度の仮眠)⇒24時頃まで勉強(1.5時間程度)⇒睡眠⇒早朝5時半に起きて勉強(1.5時間程度)」というサイクルを一日の基本としていました。

勉強の前後に「睡眠」を意識的に入れることで、体の疲れが取れ、頭がクリアになり、自然と集中でき、知識も整理できたと感じています。

②学習を可視化した

学習の可視化にはいくつか目的がありましたが、私は直前期の復習を効率的に行うことをメインとして「間違った問題」を中心に可視化しました。

間違った問題には付箋を貼り、×マークを付けることで、間違った問題と回数を可視化することができ、膨大な学習資料の中から自分の弱点である問題を効率的に振り返ることができました。

【土地家屋調査士】総合講義のご感想・ご利用方法

土地家屋調査士試験の学習において、ベースとなっていたのは総合講義です。1回目は1倍速で視聴しましたが、2回目以降は、1.25~1.5倍速で知識の確認をしながら視聴しました。択一問題で間違った問題は、必ず該当箇所の講義動画とテキストを振り返り、弱点克服に努めました。

しかしながら、私は暗記が苦手です。そのため、法律や計算、作図など多岐にわたる土地家屋調査士の学習において、その内容を覚えるのはとても苦労しました。

総合講座では、重要なポイントに線を引きながら解説してもらえるため視覚的にも聴覚的にも情報を整理することができました。また、それらの情報をただ羅列するだけでなく、情報の根拠や覚え方、整理の仕方まで解説して貰えたので、暗記が苦手な私でも、スムーズに情報を知識に変換してインプットできたと感じています。

私は、原本還付や代位(不動産登記法48条2項・4項、52条2項・4項)の項目が苦手で、正答率が低く、なかなか覚えられずにいました。しかし、総合講義で覚え方のコツや語呂合わせを学習したことで、逆に得点源にすることができました。関連付けて覚えた情報や知識は忘れ難く、仮に答えを忘れていても、関連付けて覚えた知識を基に思い出すことができました。

択一式過去問解説講座のご感想・ご利用方法

択一式過去問は、「一日10問20分以内に解く」を基本としていました。早朝に10問20分以内を目標に解き、間違った問題は朝のうちに復習をしていました。日中は仕事をしていたので、夜に残りの問題の解説動画を視聴し、知識の確認・定着を図っていました。また、疑問に思ったことはその都度調べ、問題集に追記しながら学習を進めていたので、10問に1時間30分程度時間をかけていました。

一度でも間違った問題には付箋をはり、試験直前期にはその問題を中心に解くことで効率的に弱点の克服が出来たのではないかと感じています。

記述式過去問解説講座のご感想・ご利用方法

記述式過去問は、「一日の最後に一問解き、解説を読んで寝る。早朝に解説動画を視聴する」というサイクルを基本としていました。記述式過去問を解くと疲れてしまい集中力が切れてしまうため、寝る前に解くようにしていました。

また、私の場合、問題を解き、解説を読んでから寝ることで、翌朝に情報が整理されている感覚がありました。さらに、その状態で解説動画を視聴することで、出来ている部分と出来ていない部分が明確になり、効率的な学習に繋がったのではないかと考えています。

また、ただ問題をこなすだけでなく、自分の傾向を知るために集計表を作成し、「所要時間、申請書、座標計算、作図など」の項目別に評価し、弱点の把握・克服に努めていました。

実践答練のご感想・ご利用方法

実践答練は、「過去問を一周解き終えたら、答練1回分を解く」というサイクルで学習を進め、力試しとして活用していました。

私の課題の一つとして「時間内に解ききれない」ということがありました。「時間内に回答する」という目標はもちろんですが、「もし本番に時間が足りなくなったときに、どのように回答したら減点が少ないのか」ということを常に意識しながら取り組んでいました。

自己採点をすることで、配点や減点の上限など「配点の傾向」を知ることができたので、限られた時間の中で効率的に得点する方法を考えながら取り組めたことは、本番の試験においてもプラスになったと思います。

法改正対策過去問解説講座のご感想・ご利用方法

私は、ノートは取らず、参考書に直接書き込むタイプなので、改正があったページのみを更新するスタイルはとても良かったです。また、法改正の部分は重要な学習項目であることは明確でしたが、過去問も無いため漠然とした不安がありました。

しかし、法改正対策講座では、改正点についての解説だけでなく、過去問の該当箇所についての修正や解説もあったので、インプットとアウトプットを同時に行うことができ、スムーズに知識のアップデートに繋げることができました。

さらに、「改正点がどのように出題されるか」という問題のイメージもできたことで、不安の軽減にも繋がったと感じています。

書式ひな形対策講座のご感想・ご利用方法

書式ひな形については、覚えていないと減点が多くなるので、何度も繰り返し確認しました。しかし、暗記が苦手な私は、正直、全てのひな形を正確に暗記することはできませんでした。

基本的には、問題文の中に答えやヒントがあり、それを記載すれば申請書の大部分は完成しますが、問題が複雑になると「登記原因とその日付」の欄も複雑になるため、減点となることも多々ありました。

しかし、悩んだ時は視点を変えて、「自分が登記官だったらこれで登記できるだろうか」と考えて記載すると、登記記録がイメージでき、自然と減点が少なくなりました。

記述式過去問実演講座のご感想・ご利用方法

勉強を進めていく中で、最も時間短縮に繋がったのが、座標計算と作図です。土地家屋調査士の勉強をするまでは、座標計算も作図もやったことはなかったため、当初はそれぞれ1時間以上かかることもありました。

しかし、実際の電卓の操作方法や作図の手順、定規の使い方など、動画を視聴することで、自分では気づくことができないテクニックを知ることができ、徐々に時間を短縮することができました。

また、近年は記述問題の問題文が長文となっている傾向があるため、問題文の読み進め方もポイントになると私は考えていました。

講座の中では、問題文の読む順番や読み方についても解説があることで、文章を読み返すことが少なく時間短縮に繋がったと感じています。 

講座のご感想、講師へのメッセージ等

アガルートのような、通信教育を前提として作成された動画や教材は、私のような地方に住んでおり、勉強をしたいが予備校が近くにない受験生にとって、とても有難かったです。

次回も資格を目指す際には、アガルートを受講しようと思います。