受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

土地家屋調査士試験を目指した理由・契機

現在、不用品買取、生前整理・遺品整理の会社を経営しています。「相続」という事象に対して身近な商売をしており、商売のすそ野を広げるきっかけとして、また相続する人の味方になりたいというのが受験の動機です。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

一つ目の理由は、仕事上通学ができないので、通信教育でなければならないこと。

二つ目は、アガルートの受講生が何度も1位で合格しており実績は間違いないと思ったこと。

以上2つがアガルートを選んだ理由です。

合格体験記・学習上の工夫

まず言いたいことは、私はアガルートの教材のみで合格できたので、アガルートの教材で学習する以上のことは特に不要かなと思っています。大事なことは、色々な教材に手を出してどれも中途半端に学習しないことです。

〇択一問題

「相対評価の試験なので、択一でいかに高得点を稼ぐかが重要だ」と講師の方が常々おっしゃっていたので、普段の勉強も満点を目指すような勉強を心がけていました。

まずは、与えられた過去問集の全肢を瞬時に判断できるまで、問題とテキスト・講義をひたすら往復しました。もちろんただ正誤を判断するのではなく、その理由付けも考えます。最終的には「この問題はテキストのこのあたりを見れば載っている」と、すぐに探せるくらいになるまで仕上げました。

また、「あくまで問題は枝葉の部分であり、木の幹をしっかりしなければ応用が利かない」と先生方がおっしゃっていたので、講義・テキストを使って自分なりのマインドマップを作成し、全体像を把握して知識を盤石なものへと昇華させました。(特に事前通知や筆界特定、審査請求はその手続きの流れを把握するのが重要なのでこの作業大変役立ちました)

上級総合講義は、知識のさらなる定着、補強をするのに役立ちました。特に穴埋め問題は記述対策としてもかなり役立ったと思います。足りないと思った論点は自分で穴埋め問題を真似して作って更なる定着を図りました。

〇記述問題

最初の内は、問題の解き方すらわからないので、講義動画を見て「解き方を真似る」ことから始めます。ある程度慣れてきたら、時間は気にせずノーヒントでやってみて、その後解説を聞くという作業を繰り返しました。

解き慣れてきたころに常に考えていたのは「どうやって答案構成用紙を活用するか」です。情報を確認するために問題を読み直すのは明らかな時間ロスになります。問題に情報を書き込むのも、結局はそのページに戻らなければいけないのでタイムロスです。解答に必要な素図、情報、計算を「構成用紙に書き込む練習」を過去問でひたすら繰り返しました。

最終的にほぼ問題を見直さずに構成用紙のみで答案が完成できるようになるまで練習しました。いかに問題文の読み直しを減らせるかが早く正確に解くコツかと思います。

【土地家屋調査士】総合講義のご感想・ご利用方法

民法に関しては他資格試験である程度把握していたので、試験に出る分野の講義を聞いて過去問で確認する程度でした。

一方、不動産登記法は右も左もわからない状態でしたので、まずは講義をしっかり聞くことから始めました。

最初は勉強するべき全体像を把握するために、講義を頭から聞いてわからないところはどんどん飛ばしていきました。最初の内は序盤の総論を聞いてもわからないことだらけかと思いますが、各論を勉強した後に再度総論を聞き直すと穴だらけの理解がドンドン埋まっていきます。最初から全部理解してやろうという姿勢はかえって非効率かなと思います。

講義動画を全部見終わってからは、わからなくて飛ばしたところを重点的に見直すようにしました。また、問題を解いてわからないところが出てきた時はその都度、テキスト・動画に戻るようにしました。これを8月終わりくらいまでひたすら繰り返しました。

9月以降の直前期は、再度講義動画を最初から聞き直しました。かなり理解が深まっていたので、2倍速で動画を回し、不安だなと思うところは等倍速でじっくり聞くようにしました。ただ聞くだけではもったいないので、並行してマインドマップを作成し知識を横断的に把握するように努めました。この作業で、知識がより盤石なものとなった、知識の漏れが減ったと確信しています。

調査士法は業務制限のところを除いては、一度講義を聴くだけに留めて過去問の練習だけしました。

択一式過去問解説講座のご感想・ご利用方法

テキスト・講義でインプットした直後に問題を解くのが王道だと思います。「問題演習は週末まとめてやろう」だと、週末までにインプットしたことを忘れてしまう可能性大です。

私の場合ももちろん、インプットした直後に過去問を解くようにしました。最初は訳が分からないことだらけだと思いますが、それでいいと思います。インプットしたことを思い出そうとする過程がまさにアウトプットの訓練だと思います。

なので、まず解説動画は聞かずに自分でトライしてみる、そのあと解説を読んで、解説のところにテキストの該当ページを探して書くという「テキストと問題集をリンクさせる」作業をしました。解説動画は、テキストで明らかな内容は飛ばして、わからない箇所だけ聞くようにしました。

記述式過去問解説講座のご感想・ご利用方法

記述式の過去問は、総合講義をとりあえず一周し、作図・計算のやり方を一通り学習してから取り掛かりました。

最初は、何をしたらよいのか全く分からない状態ですので、最初は講義を聴きながら、「どうやって解いていくのかの流れ」を理解するように努め、やり方を真似ることからはじめました。その後、同じ問題を何も見ずに自分一人で解答ができるかやってみました。この作業を繰り返してやっていくと、解答のリズムが出来上がってきます。

前段でも述べましたが、解きなれてきたら「答案構成用紙」をどう使うかを考えながら練習しました。問題を読み直さないよう、必要な情報・図・計算を構成用紙に書き込むという練習を自分の型ができるまで繰り返しました。

実践答練のご感想・ご利用方法

実力のチェック、漏れている知識を埋めるという意味合いもありますが、一番は試験本番で計画している「時間の使い方」の実践です。

先生方がいつも「相対評価の試験であるから、記述ができないときはみんなできない!いかに択一で多く稼いでおくかが重要」とおっしゃっていたので、答練をやった時も択一に時間をかけるようにしました。

実際、答練でも記述がわからないと判断したときは、択一の精度を上げるため時間を割きました。記述もわからないなりにも何とか答えを出そうとして完走するように心がけました。

R5本試験も記述が難解だったので、記述を一回辞め、択一の見直しをしました。

この決断は今回の合格にかなり影響していると思います。記述は、書かないと採点すらされないので、わからないなりにもなんとかすべて埋めました。

法改正対策過去問解説講座のご感想・ご利用方法

R5本試験ではそこまで法改正の論点は出ていないと思いますが、この論点は出題されるとしても改正されたばかりなので簡単な内容でしか問われないと思います。必ず対策して得点源にすべきところかと思います。

活用時期は試験直前期です。このころの基礎は盤石なものになっていたので、法改正の内容もスムーズに理解することができました。注意したいのは、基礎ができていなくて法改正の論点をやっても、かえって情報が錯綜し混乱するだけです。迷うような知識は本試験ではむしろ有害です。

全ての講座に言えることかと思いますが、あくまで総合講義・テキストが知識の中心です。他講座でわからないことがあればまずは総合講義・テキストに戻ることをお勧めします。

書式ひな形対策講座のご感想・ご利用方法

最終的に全てのひな型を何も見ずにスラスラ言える・書けるまで練習しました。全ての事例を紙に書こうとすると時間がかかってしまうので、申請事項の少ないものは解答を隠して言えるかどうか確認しました。

申請事項の多いものは、本番での答案構成の練習を兼ねて、テキストに書いてある図を隠して、問題文から「どの不動産が誰の物か」、「どの不動産にどういう登記をするのか」を読み取って図を書く練習もしました。

また、ある登記をすることで「登記簿がどのように変化するのか」という情報もテキストにあるので、登記の前後を見比べることで理解の促進となり、また択一知識の補充としても活用できました。

記述式過去問実演講座のご感想・ご利用方法

この講座を活用するころには、だいぶ記述式も解きなれていました。しかし、本当に自分のやり方が合っているのか、単なる慣れで惰性的に解いていないかと不安になります。

この実演講座では講師の方が解いている様子をすべて見ることができるので、自分の記述式の解き方の流れや問題文の着目点、作図の仕方などを通しで確認する意味合いで講義を聞きました。

特に作図は、動画で確認できないと自分の作図の仕方が合っているのか、正確なのかを確かめることができないからです。

今思えば、初めからこの講座を受けた方が効率よく記述式の解き方を習得できたかなと思います。

記述式計算ステップ講座のご感想・ご利用方法

この講座を使い始めたのは、記述式の過去問も一通り済んでおり計算にもだいぶ慣れていた頃です。

毎日過去問で計算練習をしており、少しマンネリ化していたので新しい計算問題にチャレンジしたくこの講座で勉強しました。前半の問題で基本事項の確認をし、後半の応用問題が自力でできるかどうかチャレンジしました。

すぐには解説動画を見ずじっくり考えるようにしました。この講座で解き方の新たな切り口を発見することができ、計算に関しては自信をつけることができました。

2次方程式を使って解く年もあったようですが、今後出題されたとしても、おそらくほとんどの人が本番でできないと思います。

図形の知識を使うような場合は、三角形の性質、三角比や相似などを駆使して解くように意識するといいかと思います。

作図特化答練のご感想・ご利用方法

過去問の作図を繰り返し練習していると、「この年のこの問題は大体こんな形だよなあ」と頭が勝手に覚えてしまいます。

この講座は、未知の事例を作図するという経験が積めるため非常に重宝しました。きっちり時間をはかることで常に緊張感をもって作図する練習ができました。この緊張感を持ちつつ作図するという経験は本番でも役に立ったと確信しています。

また、問題集には座標の一覧があり、作図しやすい環境になっていました。本番ではこういう環境下にない場合もあるので、私はあえて答案構成用紙を用意し、素図を書いて座標値を書き込み、電卓にメモリーをいれたらその都度、構成用紙にチェックをしていくという作業もしていました。本番でうまくパフォーマンスができるかどうかを常に考えていました。

私の受験したときがそうだったのですが、受験会場によっては机が狭く、作図しにくい環境に置かれることもあるので、幅の狭い机で練習しておくのもおすすめです。

新・定規の使い方講座のご感想・ご利用方法

使いやすい文房具から始まり、どうやって点を打つのか、どうやって線を引くのか、何を書けばいいのかなど、図面を書くのに必要な技術は全てこの動画にあると思います。 

動画で作図の様子を見ることができるので、それをしっかり真似すれば基本的な作法は間違いなく身に付きます。 作図ができないと記述式の問題に回答できないので、勉強し始めの頃からこの講座で勉強しました。 

中盤以降は、過去問を通して作図にどのくらい時間がかかっているか記録しながら練習していました。  ある程度慣れてくると記載事項漏れなどのミスが出てきますが、反復練習を通して記載漏れのないようメモなどを取って精度を高めました。「いかに本試験で記入漏れが減らせるか」を考えてやることが重要かと思います。

[中山式]複素数計算のご感想・ご利用方法

私自身が理学部出身で、複素数や関数電卓などになじみがあり、測量計算以外は全体を流す程度の学習しかしていませんが、  電卓のセットアップの仕方から基本的な数学と、全くの初学者でも導入しやすい講座だったと思います。 

近年の本試験では計算力自体を試すような問題はあまり出ない傾向にあるようですが、計算の技術については、この講座の内容をしっかりやれば必要十分かと思いました。

一度計算のやり方を覚えたら、あとは反復練習でしかないと思います。  反復練習のみがスピードと正確さを鍛えると思います。  この講座の問題や過去問などを題材にして、毎日電卓をたたく練習をしました(特に放射計算・交点計算)

講座のご感想、講師へのメッセージ等

アガルートがなければ今回の合格は考えられませんでした。

教材の内容はもちろん満足してますが、合格道場での先生方のアドバイス・指針でモチベーションがかなり保てたのも感謝しております。