受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

土地家屋調査士試験を目指した理由・契機

行政書士の補助者として8000㎡の土地を測量する経験から測量士補の資格を知りました。テキスト1冊で独学して合格後にどうやら土地家屋調査士という試験でアドバンテージになるらしいと分かり、「現場」と「事務」両方がある働き方がカッコイイ!と思い土地家屋調査士試験を意識するようになりました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

土地家屋調査士試験の情報を収集する中で具体的で受験生のためになる情報が詰まったブログを見つけました。必ず「アガルート」が検索の一番上に出てくるので自然と意識。他社情報も確認しましたが、合格特典に惹かれほぼ迷わず利用するならアガルートだな、と決めるに至りました。

合格体験記・学習上の工夫

【遅めのスタート、学習習慣作り、講義視聴】

まったくの初学者で民法も、土地家屋調査士試験特有の用語に関する知識も馴染みがなく、手につかないという状態でした。学習開始も1月からで決して早くないスタートです。

まずは講義を視聴、学習習慣をつけるところからでした。正直講義視聴さえもつらい時がありましたが、まずは机に向かう、そしていただいたアドバイスの通りに「わからなくても進む」を意識しました。

【定期カウンセリング、択一一周目】

私の合格には定期カウンセリングが欠かせなかったと考えています。理由は遅いスタート、学習ペースの遅さから自分自身でさえも試験日までどう過ごせばいいのか見通しが立たない状態だったためです。

お察しの通り猪突猛進タイプなので頭から突っ込んで鉄則通りにやるものの、気付いたら今どこにいるかわからないという状態になりやすいと自己分析していたので本当にオプションに追加していてよかったです。

択一一周目の臨み方や、「進捗通りできてなくても挽回するにはどうしたらいいか講師が考えるから大丈夫」と言っていただけたので普段学習時は不安や焦りを抱えていても、支えてもらえるという安心感がありました。

【とにかく択一を制する】

学習ペースは決して速くなかったですが、自分にとって合格に必要な勉強の仕方だとなんとなく確信していました。だんだん自分なりに何をすればよいかも掴めてきて自己分析ができるようになっていたと思います。

本来多くの受験生が記述式の練習に入っている時期だったのですが、「まずは択一を完璧にしましょう」と私の進捗に合わせた特別なアドバイスを受け、納得感を持って択一の習熟度を上げていきました。

【記述に入る前にしなければならない3つ】

①申請書例②複素数計算③三角定規の使い方に関しては急ピッチで取り掛かりました。もちろん最初からうまく行ったわけではないですが、申請書例や三角定規は択一で培った知識がベースでプラスαの頭の使い方だと感じました。

複素数計算についてはなるべく理解して再現できるようにと考えましたが、要素とツール、という認識で「あくまで手段」として取り組むようにしました。

【記述式と並行して択一】

択一ばかりやっていたため記述式は正直未知の恐ろしいモンスターに立ち向かう程恐れていました。

しかし、取り掛かってみると、やはり択一に取り組んだ知識が大いに助けになっており、「あとは足りないところを補っていけばいい」と考えることができました。

【直前期】

8月の定期カウンセリングでも自分の学習方法を報告し、その時初めて自分でも確信が持てなかったのに「あ、もうあなた受かるわ。」と言っていただきました。

記述式を1周した段階でしたが、できないところを可視化して、何をすればいいかを分析し考えるという姿勢が間違っていないとわかりました。

当然焦りはありますが「自分がやるべきことをやるだけだ」と悟り始めます。

9月の最終カウンセリングではメンタル的にも極地に追い込まれますが、まだモノにできていない知識がこの段階で見つかったとしても「今でよかった。試験当日までに見つけられてよかった。」と前向きに捉えるようアドバイスいただき「試験当日まで実力を伸ばし続けよう」と心に誓えました。

直前期はあえてできていないものを直視し、テキストや法文に戻って対応する箇所を記したりノートを作るなどして時間をかけて攻略していきました。

【土地家屋調査士】総合講義のご感想・ご利用方法

1周は全て講義を見ました。しかし、途中一部は音声だけで乗り切った部分もあります。本だけで独学したり、問題集にいきなり立ち向かったりしてうまくいかなかった経験があるので、講義視聴は自分にとても合っていたと感じます。

何よりスタートが遅かったことや、自分で読む学習が苦手なのと、学習習慣自体がそもそも確立していなかった状態でした。そのため、ビデオを視聴する「だけ」で学習を積み上げていけるのが最初のスタート方法としてはすごくよかったと考えています。

講師の先生方もおっしゃるようにまず、講義を1周通過することを目標にしていたので「完璧主義」を自分の学習スタイルに合わせて捨てることが大事だと考えました。

1周の視聴を終えた後、次に講義に戻ったのは申請書例で解説を聞きながら理解を深めたいときや、民法で立ち止まったときです。実際最初の1回通過しただけになった部分が多いと思います。

講師の先生方が1回目の視聴ではテキストに書き込んだりマーカーを引いたりしなくていいと言われますが、私は時間的にももう二度とこのページを開いて講義を聞けないかもしれないという危機感があったので、耳で聞いてピンときた説明やキーワードは書き込みをしていました(もちろん書き込みは最低限にとどめるのが原則)。

択一式過去問解説講座のご感想・ご利用方法

講義視聴でインプットはしたものの、いよいよアウトプットするという機会が択一過去問です。インプットした内容がどれだけ頭に入っているのか明らかになるので少し楽しみでもありました。

しかし、まっさらなスポンジに吸収させるような気持ちでOKというアドバイスを定期カウンセリングでもらいました。

実力を試そう!という姿勢よりも真摯に1回目は択一式過去問解説講座を視聴しながら取り組みました。

1肢1肢振り返りながら20問(100肢)終えるのに3時間45分もかかりました。1問5肢ごとに見ているとそれくらいかかるので、慣れてくると20問通しで解いたあとに講義を視聴しながら○つけ、復習をしました。

初回は全肢見て、択一周回中はもう一度見たい!と思うところに戻りました。年度ごと、しかも問題番号ごとに視聴できるのが本当に助かりました。

記述式過去問解説講座のご感想・ご利用方法

記述式を短期間で攻略する上で解説テキストのみならず動画視聴は当然欠かせないものでした。

詳細な図面の書き方については動画での解説がありませんでしたので、その図面にたどりつくまでに必要なエッセンスは、動画視聴で提示されるキーワードと、解説テキストのページを行き来しながら習得していきました。記述式1周目は必ず講義まで視聴し、2周目以降はテキストを中心に復習を進めていきました。

特徴としては、関数電卓でどのボタンを押すのかまでわかりやすく1行1行解説されている点だと思います。ですが、一言一句間違わないように押すというよりかはある程度自分のやり方で進めて最終的に合っているか確認するといった使い方もしていました。

新・定規の使い方講座のご感想・ご利用方法

択一式の攻略に時間を要していたため、かなり短い時間で活用しつくしました。

最初は準備すべき文房具の解説が丁寧になされていましたが、正直中山先生のブログなどで必要物品は先に揃えておいたので試験間近に迫る中の余裕のない状態ではその方がよかったと思います。この講義に辿り着くまでに文房具を用意するのが安心です。

その後については、択一式で取り組んできたのとは全く別の頭の使い方になりますが、知識のベースは総合講義のテキストがもとになっているなと感じました。完璧に理解していなくてもとにかく実践、記述式に進んでこの講義やテキストに戻りながら作図の技術を上げていきました。

[中山式]複素数計算のご感想・ご利用方法

計算と聞いてまず苦手意識がぬぐえないタイプですが、テキストを順にこなしていきました。

複素数計算、関数電卓の使用はあくまで手段であると割り切って、講師の先生の言葉通り手が早く動くまで取り組みやすいところから慣れていき、難しいところには少し時間をかけました。

巻末の独自の練習問題はできるようになってから記述に入りましたが、土地の計算のレパートリーは年度によってばらつきがあるため忘れそうになるとあえて巻末の練習問題に部分的にでも戻って取り組むようにしていました。やりやすい部分はこなす、難しいところはじっくり取り組む、というスタイルで活用していました。

実践答練のご感想・ご利用方法

実践答練は3回分がありましたが、取り組む時期はかなり後ろになりました。実際恐ろしい程難しかったです(特に択一)。しかし、過去問を何度も解いているだけで外部の模試など受験したことがない私にとって、新しい問題に向かう機会を自宅学習で得られるのは貴重なことだったと思います。

実践答練の択一は多くの方が言うように過去問にはない角度からの出題、そしてそういえばこんなこともテキストには載っているのか・・・という気を引き締めるための出題が多くありました。

また、記述式では過去問の択一や記述ではどうしても穴になって盲点だった知識の補填がうまくなされていると感じました。あまり落ち込み過ぎず、「テキストのこういうところも見ておきなさいよ。」というアガルートの先生からのメッセージとして受取り活用しました。

法改正対策過去問解説講座のご感想・ご利用方法

法改正がなされてから最新のフレッシュな情報をまとめてビデオ講義とテキスト差し替え資料を提供していただきました。

4月に法改正がなされてから択一過去問の解き方をどうすればよいか悩んでいましたが、「法改正講座を見た後に切り替えたらいいからまず従来のテキスト通りに理解できるようになればよい」と言っていただきました。

自分が法改正講座を見るタイミングでテキスト資料を切り貼りして、講義視聴をおこないました。択一式過去問を試験まで繰り返す中で法改正講座の一部(更新された過去問解説部分)に戻ることがあるので、過去問の解説ページに法改正講義のどこに戻るかは記録しておき、活用しました。

定期カウンセリングのご感想・ご利用方法

私がなぜアガルートで合格できたのかの真髄と言っても過言ではありません。Facebookの質問や毎月1回のホームルームでも講師の先生と関わることができます。そこで講師の先生方から勉強の進め方を自分で考えていくうえで必要なエッセンスをいただくことはできます。

しかし、自分に向き合う中で一人深みにはまってしまいそうな部分を早めに解消するために、直接自分のためにコーディネートされた最適な提案をいただける定期カウンセリングがより有効だったと考えています。

講座のご感想、講師へのメッセージ等

中里先生、古林先生、中山先生、佐橋先生に定期カウンセリングではお世話になりました。

定期カウンセリングが私にとって合格まで急加速させてくれたと感じています。

現役生は当日まで伸びる!

合格する!

と最終2か月毎日呪文を唱え続けて、試験本番は自分にできないものを早めに悟って手放して取れるものをかき集めたから合格できたと思います。

本当に今でも嘘みたいですが合格しました。

ありがとうございました。