受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

土地家屋調査士試験を目指した理由・契機

私の前職はハウスメーカーの住宅営業をしていました。元々、いつかは手に職をつけて独立したいと考えていたものの、技術といえば営業経験しかなく、この先もずっと営業をしていくか悩んでいたときに、住宅営業で知り合った土地家屋調査士の先生から土地家屋調査士試験を勧められました。

よく調べていくと、不動産の表示に関する登記の専門家であり、その登記は土地家屋調査士にしか認められていない責任のある士業であることや、登記に伴い作成する地積測量図には自分の名前を記載し、その地積測量図は土地が存在している限り法務局に備え付けられ、後世に自分の名前が残っていくものであることに感銘を受けました。

その後、測量士補があれば土地家屋調査士試験の午前の部が免除されることを知り、まずは受験して自分に合うかどうか確認しようと考え、その年に合格したことから土地家屋調査士事務所に転職し、土地家屋調査士を目指しました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

転職してすぐに土地家屋調査士試験勉強を始めたものの、他の予備校の参考書や講義DVDをオークションで購入したり、知り合いから譲り受けたりしたものであり、様々な寄せ集めで講座一式でなかったことや、自分のための講座ではなかったこと、細かい知識を全て網羅しているが、内容が難しく理解に時間がかかる、講義が見辛かったことなどから、いずれも勉強の継続には至らず、転職から2年間続けざまに土地家屋調査士試験不合格。

仕事の負担が増えるにつれ、勉強から遠のいておりましたが、令和5年に一心発起し、初心に戻り、周囲やネットの口コミから初学者でもわかりやすい、かつスキマ時間を有効活用でき勉強習慣の定着につながると評判のアガルートアカデミーの講座を受講しました。

合格体験記・学習上の工夫

試験勉強を行う中で、大切にしていたことが毎日必ず勉強することです。

フルタイムで働く中で、時間を確保することはなかなか難しく、私の場合は車移動が多いので、車の中ではひたすら講義を流し聞きしていました。

平日は、仕事が終わってから帰りが遅くなっても最低でも2時間、月曜と木曜は友人と共に4時間学習し、休日は6〜8時間勉強していました。時に息抜きをしながら、毎日継続してきました。

学習していく中で、細かなスケジュール調整は何度も行いました。

3月から学習を始めましたが、いつまでにどこまでの学習を終わらせるのかをまず決め、それに要する仮の時間を単元に置き換え、1日、1週間、1ヶ月でいつ何をどこまでやるかを具体的に決めていきました。

スケジュール通りに進んだものには赤色でチェックをつけ、遅れが取り戻せないところまできたときに、スケジュールを組み直し、無理なく学習を継続できるよう進めました。

直前期はストップウォッチを使って答練を繰り返し、本試験のリズムを体に覚えさせました。

アガルートのテキストを全て網羅すれば必ず合格できると信じ、過去問や答練で疑問があればすぐテキストに戻り、自分の気づきを書き込み、自分なりのテキスト作りをしてきました。

苦手な分野を作らないように本番直前もアガルートテキストを全て見直した結果、自信を持って試験に臨めたことが合格に繋がったと思います。

【土地家屋調査士】総合講義のご感想・ご利用方法

アガルートの講義は、進捗度がパーセンテージで表示され、進んでいる実感が湧き、やる気をキープできる点が良かったです。

また、講義が細かく分けられており、見返したいところや聞き返したいところをピンポイントで探すことができました。

総合講義の進め方として、1回目はわかるわからないに関わらず、1.5倍から2倍速で民法・総論・各論・調査士法を通して視聴しました。

2回目は1倍速で講義画面を観ながら、テキストの重要箇所にマーカーを引き、また講義のチャプター区切りを書き込んでいきました。

3回目以降は車の移動中やスキマ時間に2倍速でひたすら流し聞きし、新たな気づきのあった点や横断知識としてリンクするページの書き込みも都度、気づきに合わせて行っていきました。

また、記述式においては申請書の書式例50が載っているページに土地、建物、区分で色分けしてふせんを貼って、書式雛形をコピーし、1日に3〜5問をノルマとして、50問を1周として問題を解き、4周目以降は3回連続で正解出来なかった問題をピックアップすることで苦手な書式例だけが残り、それを何度も繰り返すことで直前期には苦手な書式例はなくなっていました。

択一式過去問解説講座のご感想・ご利用方法

択一過去問は、総合講義を聴き終わって、すぐに取り組むようにしていました。

わからなくてもとりあえず択一過去問を解き、すぐに解答解説講義を聴いていきました。

本試験までに計18年分を5周させました。

最初は時間を気にせずに解いていき、回を重ねるごとに理解が深まっていき、時間を気にせずとも目標時間内に解くことができるようになりました。

正解した問題には○、間違えた問題には✖️をつけていき、3回正解した問題は次からは解かずに間違えた問題だけ解き直していました。

直前期には全問正解できることを前提に全ての問題を解き直しました。

8月以降は解答解説講義のMP3を2倍速で移動中やスキマ時間にずっと聴いていました。

問題+解答という形式で解説してくださり、インプットとアウトプットを同時にすることができ、さらに1肢ずつ丁寧に解説してくださったので、聴くだけで知識にローラーをかけることができました。

記述式過去問解説講座のご感想・ご利用方法

6月中旬頃から記述式過去問に取り組み始め、1日1問と決め、問題を解き、すぐにその解説動画を観ていきました。

1周目は時間を気にせず問題の理解と解法に取り組み、8月上旬からの模擬試験(答練)に向け、2週目は時間を測り、時間配分を考えながら、自分のやり方を確立していきました。

解説講義では、情報整理技術を教わり、問題文の読む順番がとても大事で、問題文の読み進め方で時間を大幅に短縮することができました。

問題文の大事な情報にマークしながら、A4の用紙に必要な情報を書き出し、極力問題文に戻ることのないように意識しながら情報を整理し、問題を解いていくことで読み落としやミスを防ぐことができ、さらに時間短縮にもつながりました。

新・定規の使い方講座のご感想・ご利用方法

定規の使い方講座では、基本的な定規の使い方、動かし方を学びましたが、建物の設計図の作成方法を知ることで、建物図面作成の際の時間短縮に大きく影響しました。

今までも作図においてはその場しのぎの思いつきで設計図を作っていましたが、講義で学んだ設計図はルール化されていて、わかりやすく、建物図面に落としやすい設計図の作成方法でした。

三角定規は他の予備校の2種類とアガルートを持っていたため、全て試しましたが、アガルートの定規が私に最も合っていたようで、縮尺と各区切りごとの主張しすぎない色分けされたマークと作図するときに数字が書かれていないシンプルな定規がマイナスが含まれる座標であっても数字で惑わされることがなく大変使いやすかったです。

[中山式]複素数計算のご感想・ご利用方法

複素数計算の講義は6月頃から開始しました。とにかくわかりやすいの一言に尽きます。中山式で全て複素数を使って計算できることで、計算速度が格段に上がりました。

この講座を受講するまでは、関数電卓を2台持ちし、計算モードを関数電卓毎に変えていました。しかし、中山式では複素数だけで計算ができるので、2台持ちする必要がなくなりました。

この講座の良いところは、最後に今まで勉強した複素数の計算を全て復習できる問題が出題されるところです。

私はその問題を何度も何度も繰り返し解き、複素数計算を迷いなく関数電卓で叩けるようになりました。心理的にも追い詰められる本試験で完走するための大きな要因の1つでした。

実践答練のご感想・ご利用方法

実践答練は、8月上旬、8月中旬、9月上旬の土曜日に一緒に勉強していた仲間と模擬試験形式で共に取り組んでいました。ストップウォッチを使用し、本試験と同じ時間から始め、試験時間2時間半の中での時間配分を考えながら解き進め、日曜日に解説講義を観て復習しました。

最終的に本試験を完走するためにたどり着いた時間配分は、択一30〜40分、建物記述40分、土地記述60分、見直し10〜20分でした。

答練の択一問題については、択一過去問同様、試験までに何度も繰り返し解き直し、完璧に解けるようにして本試験に臨みました。択一問題の演習は、択一過去問とこの実験答練の択一問題のみで本試験を受験しました。

法改正対策過去問解説講座のご感想・ご利用方法

法改正対策講義は総合講義2周目が完了してすぐに始めました。視聴回数は1回のみでしたが、民法、不動産登記法、土地家屋調査士法共に周辺論点もコンパクトにまとめられており、わかりやすく十分でした。

視聴以上に重要なのは、テキストと択一過去問に法改正部分を反映させるため、印刷してそれぞれの該当箇所に貼り付けてテキストと択一過去問をアップデートさせることです。

これにより、令和5年の生きたテキスト、過去問集になり、勉強を進めることで得た気づきを追記し、アガルートと一緒に教材を作り上げたことで試験で何を問われても大丈夫!という自信がつきました。

講座のご感想、講師へのメッセージ等

ほぼ毎日、動画や音声で中山先生と過ごしていたので、夢にも出てくる存在になりました。

本試験では中山先生に必ず会おうと決め、本試験は東京で受験しました。本試験当日は雨でしたが、会場の前で発見し、緊張のなか、お声がけしたところ、快く受け入れ、力強いエールと中山シールを頂き、よし、全力出すぞ!やるぞ!という気持ちを持って試験に挑めました。

本当に最初から最後まで中山先生のおかげで合格できました。改めて、ありがとうございました。