受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

土地家屋調査士試験を目指した理由・契機

令和2年に宅建と管業の学習をしました。その際に使用していた教材の1ページに土地家屋調査士が紹介されていたことがきっかけです。

元々は全く違う業界で仕事をしていましたが、体調を崩したことや、将来の見通しが不透明で、今後の人生の組み立て方に漠然とした不安や迷いがありました。難関資格を取得することで、人生の組み立てがしやすくなるのではないかと思い、令和3年より土地家屋調査士事務所に転職して学習も始めました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

令和4年度はあまりよく分からなかったので一番安い他社を選びました。令和5年度は、確実に合格したいという気持ちが強く、値段以外の要素も検討しました。その結果、1位合格者を連続で輩出しているアガルートアカデミーの講座を受講して学習の方法を真似しようと思い、申し込みをしました。

合格体験記・学習上の工夫

毎日の学習記録として、Excelで学習した内容、学習時間、間違った箇所を細かく記録するようにしていました。

2月から学習を再開しましたが、徐々に学習量を増やしていきました。測量士補からの一発合格狙いの方に負けるのは嫌だと思い、暖かくなった4月頃からは、試験日まで毎日例外なく、過去問、答練、模試の1年分相当(択一、土地、建物)を解いていました。3周目ぐらいからは解く前に以前間違った箇所を確認するようにして、可能な限り同じ間違いだけは繰り返さないようにと心がけていました。

また、仕事をしながらの学習でしたので、出来るだけストレスをため込まないためには、どうしたらよいかを考えた結果、原則として朝の学習に特化して、平日3時間、休日5時間程度、概ね月100時間程度の学習を行っていました。アガルートアカデミーでは800時間程度、前年度の他社での学習時間を合わせると最終的に1100時間程度で着地しました。旅行や飲み会などのイベントは特に制限していません。勉強道具さえ持っていけば、旅先であっても図面は書くことができますし、朝に全てを片付けることで、旅行を楽しむ時間やお酒を飲む時間も作ることができました。

情報収集のために始めたX(Twitter)では、調査士!一日一問、毎日学習されている方、講師の先生からの情報発信、やりとりも気分転換や励みとなりました。

勉強だけを詰めてやるのはかなりしんどいです。勉強をするとき、しないときのメリハリは必ずつけるようにして、自分なりのストレスコントロールの方法を確立しておくことも大事だと思っています。

【土地家屋調査士】総合講義のご感想・ご利用方法

令和4年度試験で択一は42.5点取れており、ざっくりとした全体像は把握しているつもりでした。そのため、1度目のインプットも過去の記憶を呼び戻す、復習に近い形で利用していました。他社と比較して、テキストは物理的に薄い気もしましたが、とりあえずはいいや!と思って、学習を進めました。テキストや講義動画で気になるところは、Facebookで質問しようと思うこともありましたが、私が疑問に感じたところは概ね他の受講者の方が質問されていたと思います。私が疑問に思うところ、理解が難しいところは周りの方も悩んでいることを知り、悩みを共感できた気になって安心感がありました。

どんな質問であっても毎日休みなく適切な回答をされていた中里先生、高野先生には、感謝の気持ちと尊敬の念でいっぱいです。大変お疲れ様でした。ありがとうございました。

講義動画の方は、3連休などのまとまった休みが取れるときに、1.5倍速~2.0倍速で視聴していました。見るだけだと、眠くなることがありましたが、シャドーイングするなどして、何とか乗り切り、少しでも脳に刷り込まれるように努力しました。アガルートアカデミーはオンライン講義のみなので、講義動画の差し替えも容易に出来るのが強みだと思っています。さらに内容をブラッシュアップして、よりよい講義動画になることを期待しています。

択一式過去問解説講座のご感想・ご利用方法

テキストの解説がかなり簡潔にまとまっていたと思います。情報量が多くても私の記憶容量には限りがありますので、過不足なく理解するには丁度良かったと考えております。また、理解が難しいと思う箇所についてはFacebookの質問制度で他の方が質問されていることが多かったので、そこでしっかりと補完できたと思っています。

2月下旬より、1か月ほどは択一過去問のみを学習していました。総合講義のご感想で述べた通り、令和4年度試験までにざっくりとした全体像は把握しているつもりだったので、講義動画は1、2回見た程度です。4月頃からは1年分を通しで学習していましたが、精度を上げるために、択一を解きながら少しでも迷いや、疑問に思う箇所は、チェックをつけて、採点後に解説を精読して、テキストの関連する箇所を読むように努めました。年度によっては、問題に揺らぎがある場合があるので、1問1問全肢検討しつつも、必ず全体の5肢を眺めて全体としては20/20で採点をしていました。

記述式過去問解説講座のご感想・ご利用方法

テキストは答えを導出する迄のプロセスが簡潔にまとめられていると思います。答えを覚えるというよりも、結論の導出までの流れをしっかりと理解するように努めておりました。

二次関数を使った解説がありましたが、私は比の計算の方が楽に感じており、中山先生のブログを拝読して、理解しました。

また、なんとか5周目ぐらいからは概ね全ての記述過去問を自力で回答できるようになりました。最初の1〜3周目あたりまでがとてもしんどかったです。

まず、何をしたら良いか分からず、土地の問題だけで3時間程度かけたこともあります。ただ、どれだけ時間がかかったか、どこを間違えたのかをExcelにまとめ、同じ間違いを繰り返さないようにすることを意識していました。

実践答練のご感想・ご利用方法

前半3回の答練を解きました。実践答練1、2、3ともに過去問をしっかりと分析され、新問ながら過去問の雰囲気にかなり似せて作られていたと思っています。他社と比較しても、アガルートアカデミーの答練は解いていて、明らかに重箱の隅をつつくような問題や、違和感が少なかったように思います。

答練は2周目以降、日々の通しの学習の一つとして組み込んでいました。ただ、実践答練3は少し実験的要素があるように感じましたので、本試験で動揺しないための答練なのかなと勝手に思って、最後の通しの学習には組み込みませんでした。様々な答練が販売されていますが、最終的には自分が必要とする答練が何かを取捨選択できることが大事なのではないかと思っています。

法改正対策過去問解説講座のご感想・ご利用方法

最新の法改正を追加の講義動画と資料で学ぶことができました。勘違いして間違いやすそうなポイントは中山先生がしっかりと抜き出して、詳細に解説されていましたので、私が疑問に感じそうな部分は問題を解く前に概ね解消されていたと思います。

法改正に関連する択一過去問・解説についても改題で修正したものを追加で出して頂き、大変助かりました。資料の印刷もすることができましたので、お昼休みなどの隙間時間に眺めたり、しっかり読み込んだりして理解できるように努めました。

令和5年度の法改正は、昨今の国内の状況を踏まえた改正と思っておりますが、それによって、学習の内容を大きく組み替えることはなく、しっかりと対応できたと思います。

書式ひな形対策講座のご感想・ご利用方法

 最初は何も考えずに1から50まで紙に書いて覚えようとしていましたが、紙だと過去に書いたものを遡ることが難しいと感じて、iPadを購入して、GoodnotesというPDFを読み込んで文字を書き込めるアプリケーションをインストールして使っていました。

また、中山先生のブログで効果的な「申請書ひな形」の学習方法を紹介されていましたので、それに倣って、単語帳を購入して同じように学習を進めていました。直前期は私の間違いの傾向を把握するためにExcelに間違ったひな形の番号を記録するようにして、間違いを確実に減らすように努めました。本試験でも登記目的は書くことができ、結果としては正解していたので、1-50のひな形を確実に理解して書けるようになることは極めて重要と考えております。

記述式過去問実演講座のご感想・ご利用方法

他の方がどのようにして解答を導き出しているのか、その考え方の過程がとても気になっていたので、最初に記述に着手したときに特に参考になる講義動画だったと思います。どのようにして問題文の読み取るのか、遺漏を防ぐためにどのようにしたらよいか、図面の作成の効率的な方法をしっかりと解説されており、学習を進めるうえで、基礎となった講座と考えております。

中山先生と中里先生では問題の読み取り方、切り取り方が当然に異なる部分があることも講義動画(記述式過去問解説講座(中山先生)、記述式過去問実演講座(中里先生))から感じ取ることができ、共通部分に加えて、それぞれの先生の個性を感じ取ることができたと思います。

余談ですが、普段は答案構成用紙を使わない中里先生が、この講義動画のために答案構成用紙を使用されていたことを思い出し、感慨深い気持ちになりました。

定期カウンセリングのご感想・ご利用方法

2月から今後すべきことの方向性の確認と進捗報告のために利用しました。10月の最後の定期カウンセリングまで全て中里先生にご担当頂きました。最初の2、3か月で概ね学習の方向性が定まり、あとは粛々と毎日、中里先生と私で決めたことをこなしていました。

学習を進めていくうえで生じた疑問点は概ねFacebookでの質問回答で解消できましたが、答案を自己採点したときの細かい採点基準等は定期カウンセリングで理解できたように思います。10月の最後の定期カウンセリングでは、しっかり背中を押してもらい、結果を出すことができました。ありがとうございました。

合格ゼミのご感想・ご利用方法

新しい教材に手を出すのは過去問をしっかり仕上げてからと思っていましたので、8月初旬に購入しました。問題がかなり作りこまれており、さらに解説動画では他の受講生の方の答案を見ることができ、かなり参考になりました。

座談会も有意義だったと考えております。もっと早く過去問を仕上げて、最初から座談会に参加したかったなと少し後悔しています。値段以上の価値がある講座と思っており、周りの方にも自信をもって勧めています。

講座のご感想、講師へのメッセージ等

令和5年度試験につきまして、アガルートアカデミーの講師の先生はもちろんのこと、X(Twitter)にて私とやりとり頂いた全ての方に深く御礼を申し上げます。

積み上げた

気持ちは負けぬ

意識して

挑戦しよう

広く深くと

ありがとうございました。

引き続き、よろしくお願い致します。