受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

土地家屋調査士試験を目指した理由・契機

測量会社において、地籍調査に関する測量業務に携わる中で、土地家屋調査士に興味を持ったことが土地家屋調査士を目指したきっかけです。不動産登記法を学ぶことで、より地域社会との結びつきを深め、地域振興に貢献できる仕事がしたいと考えました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

インターネットで予備校を検索し、中山先生のYoutubeを見て即決しました。中山先生のお顔や経歴、人柄などを動画で見て、この先生なら付いていけると思いました。また定期カウンセリングとFacebookの質問制度があったこともアガルートに決めたポイントでした。

合格体験記・学習上の工夫

大きく、2点のポイントを意識して勉強をしました。

1点目が時間です。土地家屋調査士試験は時間との勝負でもあると思います。択一・記述ともに、常にスピードを意識し日々の勉強を行っておりました。

具体的には、ストップウォッチを使用して、択一、記述式の建物、土地を解き終わるまでの時間をそれぞれ分単位で計測しながら過去問を解くようにしました。また、そのタイムをエクセルで表に記録し、H21年度択一:○周目30分、○周目:29分(学習効果▲1分)のように、学習効果を定量的に見える化することで、苦手な年度や分野の分析を行いました。学習効果も見えるようにすることで勉強に対するモチベーションを日々高めていました。

2点目が精度です。正答率の高い問題や記述式の図面における必須の記載事項を絶対に落とさないようにしたことです。

相対評価の試験のため、「他の方ができるものを確実に取りこぼさないようにする」というアドバイスを意識して勉強を進めました。例えば、土地の地積測量図においては、忘れてしまいがちな方位や単位を入れる位置にあらかじめ鉛筆で薄く丸を書いておくこと、漏らしてはならない記載事項である「ヒゲ線・点名・距離・地番」を呪文のように唱え、毎回この順番で仕上げることを強く意識しました。「うっかり書き忘れてしまった」ということが起らぬよう、アウトプットの精度を高めることを意識して学習を行いました。また、取りこぼしがない場合にはエクセルの表に網掛けで色を付け、こちらも見える化をしました。

これらの2点は私にとってはトレードオフの関係であり、双方ともに高めていくには、やはり過去問を解き重ねることしかありませんでした。

時間と精度を表まとめて見える化し、自身のモチベーションを維持しながら繰り返し勉強しました。

【土地家屋調査士】総合講義のご感想・ご利用方法

総合講義はピンポイントの復習と繰り返し学習を行いやすい講座でした。

学習を通じて感じたのは、動画が細かく区切られており、ポイントを絞って復習をし易かったということです。また、択一式の学習がある程度進んだ後に総合講義を視聴することで、より知識を定着させることができました。テキストもフルカラーの小さなサイズであったため、持ち運びが容易でした。

最終的には総合講義を6周しました。択一式の勉強を始める前に1周目を視聴しました。しかし、当時はわからない事だらけでしたが立ち止まらずに視聴しました。

その後、択一式の学習を開始し、ひたすらそこに集中する期間が続きました。その中で振り返りたいポイントが出てきた際に、総合講義に戻ってそれに関連するポイントだけ視聴をしていました。

試験直前期の夏ごろに総合講義を1.5倍速で5周視聴しました。見れば見るほど新たな疑問も湧き出てくるのですが、それが次第に基礎的な疑問から応用的(枝葉の)な疑問に変わっており、基礎の知識が定着していることを実感しました。

また中山先生から講義において次に何が説明されるかを考えながら視聴しなさいとのアドバイスがあり、そのことを意識しながら聴講しました。

択一式過去問解説講座のご感想・ご利用方法

テキストは年度別の過去問がまとめられたものであり、1年分をまとめて解き学習することができました。類似問題を繰り返すテキストではなかったので、飽きずに周回学習をすることができました。

学習の仕方としては、動画自体を何周も見ることはありませんでしたが、音声データをダウンロードし、移動時間はひたすら聞くようにしました。

また、学習初期には前日やった年度と同じ年度の過去問を解き、100肢正解することができるまで、同一年度の過去問を毎日繰り返すというやり方で行いました。選択肢を使用することなく、肢ごとに正誤の判断をしていくというやり方を最初から最後まで一貫しました。100肢のうち何肢正しい正誤判断ができたのか、1年分を解くまでの所要時間は何分なのか、どの肢が苦手なのかを記録しながら日々の学習を繰り返し進めました。20分から30分で1年分を間違った判断をすることなく解けるようになるまで、何度も過去問を繰り返しました。

記述式過去問解説講座のご感想・ご利用方法

年が明けた1月から記述式の学習を開始しました。最初は土地または建物を一問解いて解説を見るのに4時間ほど時間を要しました。学習後半には約90分で解き終わることができるようになりました。解説講座では学習初期は何度も視聴しましたが、学習後半にはテキストの解説を見ることが多くなりました。

またテキストに直接ポイントを補足するなどして学習をしました。択一式と同様に、1年分を土地で〇分、建物で〇分といったように時間を記録して日々の勉強をしておりました。

また、細かなミスを繰り返さぬよう、作図を作業的に行えることができるように鍛錬しました。学習後半に問題文の回答につながる箇所に蛍光ペンでマーキングをする方法から、答案構成用紙にポイント箇所をまとめていくやり方に方向転換し、結果的に回答スピードと精度を向上させることができました。

新・定規の使い方講座のご感想・ご利用方法

作図の仕方についてはこの講義を数回見れば理解することのできる非常に分かり易く短い講座でした。

最初は定規をこすり合わせて作図をすることになかなか慣れませんでした。しかし記述式過去問を繰り返すうちに、定規の使い方講座で学んだやり方を次第に自分のものにすることができました。加えて、定規をずらさない技や三角スケールの250、500分の1を素早く探す技なども学ぶことができる講座でした。

学習中盤までは作図スピードが遅いことに悩んでいましたが、中山先生に相談したところ、作図スピードはやればやっただけ上達して早くなるから安心して大丈夫と言っていただき、その言葉を信じて繰り返すうちに、学習後半では図面を書くことが得意分野となっていきました。

[中山式]複素数計算のご感想・ご利用方法

計算の仕方や電卓の扱い方についても、この講義を数回見れば理解することのできる非常に分かり易く短い講座でした。作図と同様に記述式過去問を繰り返すうちに、スピードと精度が向上することを実感しました。

序盤は計算ミスも多かったのですが、やればやっただけ上達することを感じることができました。複素数の概念を使ってX座標とY座標を同時に計算させるやり方以外では、時間的な観点から非常に厳しいだろうなというのが、試験後の感想です。

この講座が無ければ限られた時間の中で、正しい計算結果を解答に反映することはできなかったと思います。講座の最後に練習問題が組み込まれており、月1~2回程度解くことで計算のスピードと精度が落ちていないかを確認していました。

実践答練のご感想・ご利用方法

カリキュラムに3回分の実践答練が付いていました。7月頃から本番を意識して模試をうけているように取り組みました。実践答練では基礎力の確認と過去問+αの知識をつけることができたと感じています。

私はこの3回分を繰り返し行い、他社の答練等は学習しませんでした。いろいろな答練に手を出そうか迷いましたが、この3回分を完璧にすることに注力しアガルートの実践答練のみを信じて繰り返しました。

問題自体は過去問よりも少し難しく感じましたが、答練の解説も非常に丁寧で分かり易く、解説を聞くことでしっかりと理解することができました。また苦手分野の洗い出しにもとても役立ちました。実践答練で間違えた部分を総合講義に戻って再学習するという流れで学習しました。

法改正対策過去問解説講座のご感想・ご利用方法

法改正の内容についてポイントを絞って学習できる講座でした。択一式の過去問の内容や合格総合講義のテキストにおいて、法改正により問題や解説が変化するものに対しての洗い出しを自分ですることが不要である点に時間の面での効率の良さを感じました。

また過去問やテキスト自体も法改正の内容に沿ってアップグレードすることができるものであったことから、安心して法改正の変化に対応することができました。

講義時間も長いものではなく、サクッと端的に学ぶことができるものでしたし、法改正の要点をまとめたレジュメもダウンロードした上で、講義を受けることができるため、非常に理解し易い講座でありました。法改正のドキドキを払拭してくれるような安心感のある講座でした。

定期カウンセリングのご感想・ご利用方法

これが無ければ合格は難しかったと思うほど素晴らしいものでした。序盤では中山先生から、私自身の日々の生活のリズムやスケジュールを踏まえて、オリジナルの学習計画を一緒に立ててもらいました。その後は次の定期カウンセリングまでにやっておくことを具体的に一緒に決め、それを最低限のラインにして一か月の学習を進めるようにしました。

また、学習の途中で「このままで大丈夫か?」などと心配になったときにも温かな言葉で支えてもらうことができましたし、学習後半では自信を付けていただきました。定期カウンセリングで中山先生に学習のペースメーカーとなっていただき、合格まで突き進むことができました。

合格ゼミのご感想・ご利用方法

合格ゼミもとても有意義なものでした。私は添削なしのコースを申し込みましたが、十分に効果を感じられるものでした。

具体的には択一式においては、過去+αの知識が習得できること。記述式においては、他のゼミ生の回答内容が見られるため、相対的に自身の回答が減点対象となるものか否かを検討することができました。字の大きさや乱雑さは一人で勉強していると減点となってしまうものなのか、なかなかわからないものですが、他のゼミ生の回答とそれに対する講師陣の採点結果が、自身の解答用紙をどのように作成するか(いかに減点されることなく素早く仕上げるか)を検討することができました。

また、他のゼミ生の頑張りが、自身が勉強する上でのとても良い刺激になりました。

講座のご感想、講師へのメッセージ等

中山先生をはじめ講師の皆様のおかげで迷わずに走り続けることができました。本当にありがとうございました。これからも一生懸命に頑張ります。