受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

土地家屋調査士試験を目指した理由・契機

令和4年度の宅建士試験に合格をして、その後に身に付いた勉強の習慣と宅建士試験の知識を生かして、さらに専門的で転職に有利になる資格を探していた所で土地家屋調査士という職業を知りました。

仕事内容や資格について調べてると外の作業と中の作業がある事、今後も無くなりにくい職業で定年後も働き続ける事ができる事と自分自身にマッチした職業だと思い、まず資格取得を目指しました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

宅建士試験のインプットをYoutubeの先生方の動画でしていました。その殆どがYoutubeの仕様上、10分から長くても30分の動画で、アガルートのサンプル動画を見たときに他社さんと比べて短く好きな時にわからない場所を振り返りやすいと思った所ともう一つは講師との相性です。年齢も近いからか中山先生の講義や雰囲気が自分にあっていると思いアガルートにしました。

合格体験記・学習上の工夫

まず自分自身についてですが、令和4年度に宅地建物取引士の試験を自己採点で合格点を確認して試験の1週間後の10月の末頃から調査士と測量士補のダブル合格プランで講義の受講を開始しました。法律の勉強は宅建の試験がはじめてで不動産登記法も宅建の範囲まででした。

調査士の勉強時間は約1200時間で平日は約3時間、休日は3〜6時間ほぼ毎日勉強していました。

4月末からは測量士補の試験日までは調査士の勉強を一時中断しました。

他社の答練は東京法経1回、日建学院1回でアガルートが直前予想模試を入れて4回であわせると6回です。

受講当初は、学習の進め方や測量士補との勉強のバランスなど何からすべきか全くわからない状態でした。

ホームルームの動画を見る事でこれらが解決できたので以降ホームルームの動画でカリキュラムや学習のペースを決めていました。

なので「講師の先生方の言う通り以上に学習を進めること」が合格の近道であり、学習上の最大の工夫だと思います。

学習の工夫をもう一つあげるとすると隙間時間の活用です。

記述の勉強は座学が基本で隙間時間を有効活用しにくいです。

ですが択一はreminDOを使用して移動や仕事の休憩中などの隙間時間を活用して、自分の苦手を補う事ができました。

ただ勉強がつまらないなと思う事がなかったのも大きな要因かもしれません。

【測量士補】総合講義のご感想・ご利用方法

まず自分自身ついてですが、文系で測量とは無縁の生活をしていましたので数学や測量学についてはほぼゼロからスタートでした。

独学で約200時間、中山先生の講義を受けて約90時間を目安にして調査士試験もあった為独学ではなく、講義を受けることを迷わず選択しました。

中山先生の講義を受けたので測量士補の勉強時間は90時間以内でした。

勉強の流れについてですが、10月末頃から講座を受講していましたので、まずは測量士補と調査士の民法のインプットから始めました。

測量士補は先生の言う通りにインプット後に過去問のアウトプットを心がけて、12月までにはまず1週を目指しましたが、3分の2程の所で一旦測量士補の勉強から離れて調査士の勉強をメインでしていました。

測量士補の勉強を再会したのは4月の下旬頃で、試験日までの5月は測量士補の勉強だけをしていました。

テキストにあった過去問を中心に全体を網羅的に勉強をし、苦手だった数学も必ず2週はインプットをしてアウトプットをしていました。

2週目以降は、間違えた場所や理解出来ていない場合を重点的に勉強していました。

文章問題については、調査士試験と違いあまり深掘りはせず基本測量は国土地理院、公共測量は国又は地方自治体など要所を押さえたり、作業工程の順番を整理して覚えることで試験に対応できたと思います。

結果として20点と割とギリギリの合格点でしたが、なるべくコンパクトに勉強する事ができた為、その分を調査士の勉強にあてれたと思います。

【測量士補】3時間で押さえる計算問題のご感想・ご利用方法

当初は、計算問題より文章問題を得点源として考えていて文章問題を厚く勉強していました。

勉強が進むにつれて計算問題も徐々に解けるようになっていきラジアンや正弦定理や余弦定理などその他の計算問題について全体の最終的なチェックとしてを活用して、この講座の問題は解答できる様にしました。

さらに、試験直前期はどの辺りを勉強すれば良いか独学では迷うところですが、本講義によって簡潔に重要な問題を示していたのでより時間をかけすぎずに勉強ができたと思います。

当日の試験では、計算問題が思っていたよりも得点が取れていて文章問題の得点が伸びなかったので計算問題をこの講義でしっかり勉強しておいて良かったと思っています。

【測量士補】3時間で押さえる文章問題のご感想・ご利用方法

総合講義のテキストと過去問を中心に勉強をしていたので、直前期に2週は勉強してより重要な問題の見極めとして活用しましたが正直なところあまり使用しませんでした。

あくまで個人の意見ですが、講義の動画も淡々と答えを言っているだけでしたのであまり身に付かないのかなと思っていて殆ど見ていません。

文章問題を得点源と考えていたので期待値が高かったのもあるかもしれませんが令和5年度の試験の文章問題は過去問題集にない初見の問題が多かった様に感じました。

もう少しこのテキストを勉強すれば点数が伸びていたかもしれません。

【測量士補】実力診断模試のご感想・ご利用方法

令和4年度の本試験問題とこの実力診断模試を本試験形式の3時間で解いて実力を計ることに使用しました。

令和4年度の本試験とこの実力診断模試はどちらも20点近くで合格点ギリギリでしたので不安と期待が混じり合う結果でした。

令和5年度の本試験も20点でしたのでとても本番に近い模試だったんだなと後になってから感じます。

模試の利用方法としては、計算問題にどれだけ時間をかけれるのか初見問題や解けない問題が出た時にどうするかなどの試験の立ち回り方に役立ちました。

模試を通じて、時間の配分調整、問題の見直しの優先順位の付け方、マークシートのミスがないかのチェックなどの本番を見据えたしっかりとした準備ができました。

【土地家屋調査士】総合講義のご感想・ご利用方法

学習初年度でしたので基礎をしっかり学べて一発合格を狙える講座を探して本講座を選びました。

民法と答練以外は他の教材や予備校を利用せずに合格ができたため、合格する為に充分なボリュームがあり、基礎からしっかり学べて一発合格しやすい内容だったと結果から言えます。

自分がした勉強方法は、先生方がホームルームなどでおっしゃった通りの流れで順調に進めて行きました。

まず、民法・不動産登記法・土地家屋調査士法と1週目を視聴して全体を見渡してから→択一過去問→択一過去問正答率が7割以上になって→定規・複素数の講義→記述過去問を3週→それから不動産登記法の講義の2週目を視聴しました。

択一過去問へ入ったタイミングで申請書の50例も毎日3問はしていました。

講義の2週目を視聴する事で、自分が理解出来ていない箇所がハッキリとわかってきてよりテキストの理解が深まりました。

学習後期になると、中山先生が1位合格者の受講生の方が講義を何週も視聴していたとおっしゃっていたので、最終的には、不動産登記法の講義は4週(2週目以降は1、5倍速)、民法・調査士法の講義は2週視聴しました。

不動産登記法の3週目は過去問に出ていない箇所がテキスト上で分かる様になっていて、その箇所の理解が深まりました。

4週目は試験直前期に自分が苦手な箇所だけを重点的に視聴しました。

講義を観るとどうしても時間がかかるので個人の意見ですが3週くらいがベストだと思います。

択一式過去問解説講座のご感想・ご利用方法

インプット講義を一通り終えてから択一の過去問をスタートしました。

択一の1週目と2週目は、問題を解いてわからない場所は択一式過去問解説講座を視聴を繰り返しました。

1、2週目はわからない場所がほとんどでしたので動画を大変役立ちました。

徐々に択一に慣れて来ると動画をほとんど見る事はなくなっていったのですが、択一の正答率(※この正答率はちゃんと理解をして答えれる事)が9割を超えた頃に、正答率が伸び悩んだ頃に一度だけ「問題を見ながら動画を視聴する」事をしました。

講座自体は、中山先生がコンパクトの説明をしてくれるのでとても見やすかったと思います。

動画を観ても自分が理解出来ない所はテキストに戻ったり、先生のブログなどやネットなどで調べたりしました。

記述式過去問解説講座のご感想・ご利用方法

択一が7〜8割の正答率となった頃から定規の使い方講座、複素数計算の講座を視聴して記述の過去問に入りました。

自分にとって記述の1週目は土地家屋調査士の試験勉強の中で1番ハードでした。

定規・計算・文章理解・申請書とさらに択一の知識が必要でどれかけ欠けると連鎖的に解答する事が出来ない所があり、当初は動画を観ないと解答まで辿り着けなかった位です。

記述に慣れるまでの何週かを視聴する事で、択一と同様に正答率が上がっていき徐々に記述の問題に慣れる事が出来ました。

作図特化や申請書のひな型などの追加の講義の購入を悩みましたが、結果として受講をせずに合格する事ができました。

記述式過去問解説講座で合格点に達する充分なエッセンスが詰まっていると思います。

新・定規の使い方講座のご感想・ご利用方法

講座では定規の使い方だけではなく、揃えるべき文房具の紹介など受験生が迷ってしまい時間がかからない様な工夫がされていました。文房具にこだわりがなかったのですが、文房具を揃えていくと徐々にモチベーションが上がっていきました。

定規の使い方については、建物のクランクや土地のマイナス座標やすみ切りなど少し難しい要素もありましたが、回数をこなす事で割とすぐにできるようになりました。

過去問を繰り返して何度も失敗する事で間違いやすい所を見極めて、誰にも出来ないスキルを身につけるというよりは作図で記載忘れや間違いがない様に自分自身の型を作る事を意識しました。

[中山式]複素数計算のご感想・ご利用方法

定規の使い方講座の後に本講座を見始めました。

定規の使い方とは違い電卓は、なぜその計算になるのか論理立てて理解がしにくく、講座を1週見ただけではほとんど理解が出来ていなかったと思います。

そのまま、記述の過去問の1週目に入ってしまい訳が分からないまま進めていました。

ですが、記述の過去問を数年分したところで心折れかけましたが、複素数計算は、電卓を1週間毎日こなせば誰でも身につくと中里先生がおっしゃっていましたので計算の動画に戻って電卓を叩くを2から3回繰り返しました。

交点計算・辺長計算・求積計算など、何の為の計算なのかを理解をしながら電卓を叩く事で意外とすぐに身につくことが出来ました。

近年は、計算問題が難しくなくなっていますが裏を返せば、みんなが答えやすく、計算に時間をかけれない問題とも考えれます。ですので今後も複素数計算は必須だと思います。

実践答練のご感想・ご利用方法

アガルートの答練はカリキュラムにある3回分と直前予想模試を1回で他社を2回分の合計6回しました。

令和3年度と令和4年度の本試験問題を択一から記述までを残しておいて答練形式でこなしました。

答練を開始した時期ですが、5月の測量士補の試験が終わって、調査士の勉強を再開後に残しておいた令和3年度を6月、令和4年度を7月に試験形式でしました。

6回の答練は、7月から10月までに1か月に2回づつを目安でこなしました。

やり終わった答練も日々の過去問もルーティンに加えて何度かしました。

答練をする事で自分の苦手の所を見極めたり、本試験で完走を目指した全体の時間配分など答えがわからない場合どうするかなど、当日を見据えた対策ができる様になったと思います。

アガルートの答練は、択一と記述のバランスが良く既出の問題と新しい問題が上手く合さっている印象でした。

ただ、定期カウンセリングを受講していませんでしたので、どのくらい点数を取れば合格範囲なのかが示されておらず結果が良いか悪いかが分かりづらさもありました。

法改正対策過去問解説講座のご感想・ご利用方法

本年度は分筆・合筆が共有者の過半数からできるなど択一・記述どちらでも問われそうな大きな改正があったので、もし講義がオプションであっても追加で受講していたと思います。

改正直後はあまり試験に触れられにくいのかもしれませんが、受験生からすればそこも試験範囲ですので不安を残さない為にも受講しない訳にはいかないのですが、そもそものカリキュラムに組み込まれていて良かったです。

既存のテキストに印刷して貼り付けることで反映できる事、過去問も手直しをしてくれた事も良かったです。

アガルートは常に最新の情報を保つ努力がみられる予備校だと思います。

講座のご感想、講師へのメッセージ等

1年間ありがとうございました。

中山先生の講座を受けて本当に良かったです。楽しそうに講義をされる中山先生のおかげで調査士の勉強が1度も苦にならなかったです。

中里先生のホームルームは毎回楽しみで自分が理解していないをピンポイントで取り上げて頂いていたので本当に助かりました。答練の択一はアガルートが1番本試験に近いと思います。(上からですみません)

アガルート調査士講師の皆さまのますますのご活躍をお祈り申し上げます。

ありがとうございました。