受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

土地家屋調査士試験を目指した理由・契機

子供が生まれ、キャリアを見つめ直そうと思ったことがきっかけです。

高い専門性を身につけ、長く働ける仕事に就きたいと考えて土地家屋調査士に興味を持ちました。業務内容の幅広さや社会的な役割の大きさも魅力に感じ、試験に挑戦することにしました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

好きなラジオ番組で流れていたアガルートアカデミーのCMがユニークで印象に残っていました。予備校を検索したときに上位に出てきたので、すぐに決めました(笑)講義が細かくチャプターになっている点やFacebookで気軽にいつでも質問できる点も使いやすそうだと考えました。

合格体験記・学習上の工夫

〇学習方法

インプット、過去問、申請書例、実践答練すべてに共通して、繰り返し行って身に着けることを常に意識して学習していました。アガルートアカデミーの教材に合格に必要な知識は全て載っています、どれだけの量をこなすことができるかが勝負だと思います。私は学習の最初のころは全ての工程において一度学習したものはまず翌日に復習して、それからその日の学習を始めるようにしていました。学習が進んでいくにつれてすべての問題を復習するのではなく、間違えたところだけを復習するようにシフトしていきました。そして、学習の後半で新しく学んだことや気づいたこと、間違えてしまった問題などはreminDOのアプリに記録し、無理やり暗記するようにしました。

このやり方は初めは時間がかかりますが、間をあけて復習するよりも早く・確実に知識を身に着けることができると思います。

また、内容自体が理解できないものについてはFACEBOOKの質問制度を活用しました。他の人の質問も見られるので、躓きやすいポイントを集めた最強のデータベースだと思います。

〇学習ペース

仕事や育児のため学習に充てられる時間は日によってまちまちだったため、使える時間はすべて勉強に充てるようにしました。平均すれば平日2-3時間、休日3-4時間程度は勉強していたと思います。勉強する内容は定期カウンセリングで言われた通りに進めましたが、1月から学習開始して夏ごろには一通り過去問が解けるようになりました。

【測量士補】総合講義のご感想・ご利用方法

測量士補試験の勉強はある程度土地家屋調査士試験の勉強を進めた状態で始めました。中山先生の映像授業に慣れてきていたので、総合講義は2倍速で視聴しました。測量の経験や勉強をしたことは全くなく、用語もわからなかったのですが、講座のなかで本物のトータルステーションを使用した説明などもありイメージが湧きやすかったです。また、土地家屋調査士の総合講義よりもチャプターあたりの時間が短く、サクサク視聴を進めることができました。テキストもコンパクトで持ち運びがしやすく、またカラーイラストのため初学者でもイメージがしやすかったです。総合講義は一周視聴しただけですが、短期間で講座を終えることができるので、イメージを持った状態で過去問の演習に進むことができました。元々数学は得意だったので、計算問題はあまり苦になりませんでした。むしろ、高校生ぶりに図形の問題などを解くのはとても楽しかったです。計算問題はある程度パターンが決まっているので、苦手な問題でも繰り返し解くことで必ず解けるようになると思います。私は暗記が苦手なので文章問題は苦戦しました。過去問の焼き直しが多いという中山先生の言葉を信じてひたすら過去問をやりこみました。

【測量士補】3時間で押さえる計算問題のご感想・ご利用方法

インプット後は過去問集を解く前に3時間で押さえる計算問題に取り組みました。先に3時間で押さえる計算問題を解けるようにしておくと、過去問集でもほとんどの計算問題を初見で解けるようになっていました。元々数学に苦手意識はなく、楽しく取り組むことができたのであまり苦戦しませんでしたが、間違えた問題には付箋を貼って繰り返し解くようにしました。試験直前も過去問集の付箋を貼った箇所と合わせてこちらの問題集を復習するようにしました。必要最小限の問題数で過去問のほとんどのパターンを網羅できており、問題演習の導入としても試験直前の復習にも活用することができました。

【測量士補】3時間で押さえる文章問題のご感想・ご利用方法

私は計算問題よりも文章問題に苦戦しました。測量によって求められる基準点の等級が違ったり、見たことのない横文字やアルファベットの測量法が出てきたり、ナントカ大臣が出てきたり・・・問題を読むだけで頭が痛くなりますが、3時間で押さえる文章問題は1問1答になっていて過去問集よりも気軽に取り組むことができました。隙間時間に勉強するのにとても使いやすかったです。星の数で重要度を表示してくれているのもありがたかったです。(間違えても星が少ないと気休めになりました・・・)こちらも過去問集に取り組む前後に使用しましたが、導入にも復習にもピッタリの問題集でした。

【測量士補】実力診断模試のご感想・ご利用方法

過去問をある程度解ける状態にしてから実力診断模試に取り組みましたが、結果は28問中25問を正解することができました。過去問をきちんと解けるようにすれば、初見の試験でも余裕をもって合格点をとることができるという自信につながりました。また試験の1ヶ月ほど前だったので、この状態をキープすれば合格できるという目安になり、安心して土地家屋調査士試験に比重を移すことができました。ですが、間違えた問題は何度も復習し、知識の上乗せにも活用しました。測量士補試験は本番でも28問中24問を正解することができました。模試と同程度の結果となり、実力を測るのに丁度よかったのかなと思いました。

【土地家屋調査士】総合講義のご感想・ご利用方法

中山先生の講義は非常に明瞭で初学者にもわかりやすく表現されていると思います。民法の講義でも不動産登記法とのつながりを解説していたり、不動産登記法のなかでも先の内容とリンクするところを解説していたりしたので、全体のイメージがつかみやすかったです。内容によっては関連する実務経験なども話されており、実務のイメージもできて面白かったです。

1周目は民法→不動産登記法→調査士法の順で視聴しました。最初は1倍速で視聴していましたが、徐々に慣れてきて最終的には2倍速で概ね内容を理解できるようになりました。先生方がまずは一通り内容を確認することが重要だとおっしゃっていたので、早く終えるよう意識して毎日10~30チャプター程度視聴していました。翌日には前日視聴した部分のテキストを復習してから、続きのチャプターを視聴するようにしました。すべての講座を見終えるまでに約3週間程かかったと思います。総合講義を見た後は過去問に移行しましたが、わからない部分があればテキストにもどり、それでも分からなければ講義を視聴するという風に活用していました。

また、何度も繰り返し視聴するために家事や通勤中にラジオのように総合講義を聞くようにしていました。2周目以降にも新たな発見がいくつもあり、総合講義を何周もすることでより理解が深まると感じました。

択一式過去問解説講座のご感想・ご利用方法

択一は4×2周くらいしたと思いますが、問題や組み合わせを覚えてしまうので毎回解き方を変えていました。1周目は1問解いて講座を視聴して翌日に再度挑戦、2周目は年度ごとにアを問1~20まで解いて問1のイに戻る、3周目は紙に印刷して時間を測って解く・・・といった具合です。はじめは自分の回答をExcelでまとめていましたが、挫折しました。途中からは間違えた問題はテキストに付箋を貼ってその部分だけ翌日に解き直すようにしていました。次の周で付箋の部分を正解できたら付箋をはがす、というようにして試験直前は付箋の残っているところだけを復習しました。本番は緊張もあり択一でかなりミスをしてしまいましたが、それでも基準点を超えるだけの実力を着けることができました。

記述式過去問解説講座のご感想・ご利用方法

記述は3×2周くらいしたと思います。こちらも1周目は問題を解いて講義を視聴し、翌日再挑戦という進め方をしました。

また、記述式は時間をかなり意識して解くようにしていました。毎回時間を測って、かかった時間とおよその得点、ミスした箇所の注意点などを表にまとめました。解答時間が短くなることで自信がつき、自分のケアレスミスの傾向などもわかってよかったと思います。また、土地の答案構成用紙にはすべての筆界点の座標値を記入するようにしていました。時間がかかるように思えますが、土地の向きや同じ高さにある点に気づきやすい、計算した座標値が明らかに違う場合はすぐにわかる、座標値を出した後のメモリの整理がしやすい、地積測量図を書く際の定規の移動が少ないなどのメリットがあり、結果的には早く解けるようになったと思います。

新・定規の使い方講座のご感想・ご利用方法

まず、推奨文房具がそれぞれ一択なのが大変ありがたいです。余計なことで迷わず揃えることができました。講義は先生の手元が映されて非常にわかりやすく、映像授業のメリットが最大に活かされている講座だと思います。序盤は作図が最も苦手意識が強かったのですが、何度も繰り返し作図を行うことで何も考えずに行う作業にまで落とし込むことができました。採点はそこまで厳しくないという言葉もどこかで聞いて、最終的にはかなりスピードアップしていたと思います。記載事項をよく忘れてしまっていたので、図面ごとの呪文を作ってブツブツ唱えながら見直しをするようにしていました。

[中山式]複素数計算のご感想・ご利用方法

こちらも電卓と設定の指定、複素数以外の解法の選択肢がないことが大変ありがたいです。通常の電卓とは使用感がかなり異なるので、慣れるためにfx-JP500をもう一台購入し職場でも使用していました(笑)電卓も最初は計算式を誤ってしまったり、方向角の考え方で迷ったりしましたが、何度も繰り返すことで考えなくてもできるようになっていました。作図も含めて、土地家屋調査士試験特有の技術はとっつきにくいですが思考停止でできるようになるまで繰り返し行うことがとても重要だと思いました。特に今回の試験は時間との闘いという側面が強く、問題検討にどれだけ時間をかけられたかが合否をわけたような気がします。

実践答練のご感想・ご利用方法

過去問は何度も繰り返し解いて飽きてしまうので、答練で新しい問題に触れることができるのは単純に面白かったです。土地の座標の出し方も過去問にはないアプローチで、自分で解法を思いついたときの快感は忘れられません。解けなかった問題も中山先生の解説を聞くと、なるほど!と目から鱗が落ちました。6月くらいから月1ペースで解き、過去問のルーチンに加えて3周程度は復習をしました。過去問ではカバーできない、けれどもテキストでは解説されている部分が出題されていて、痒い所に手が届く問題集だと思います。新問に触れてマンネリを脱しつつ、新しい知識の積み上げにも活用することができました。

法改正対策過去問解説講座のご感想・ご利用方法

法改正講座は総合講義の内容を法改正に準拠するようアップデートするスタイルであった点が良かったです。配信されたPDFをテキストに貼り付けるだけなので簡単でした。総合講義だけでなく、過去問まで修正が行き届いている点もありがたいです。また、2023年4月の改正は土地家屋調査士試験にも大きく影響する部分でしたが、分かりやすく簡潔に整理されていたと思います。また、法改正講座自体はテキストの改定や撮影もあるので4月に配信というわけにはいかないと思いますが、先にブログなどで要点をまとめてくれていたのも助かりました。速報のブログときめ細かい法改正講座の充実した2重のフォローもアガルートの魅力だと感じました。

定期カウンセリングのご感想・ご利用方法

定期カウンセリングは学習計画とモチベーションの維持に役立ちました。試験勉強において学習計画は重要かつ時間のかかる部分と思います。定期カウンセリングでは自分の状況を把握して学習計画を立ててくださるので、間違った方向に進もうとしていても修正してもらえます。また、先生方はいつも前向きな言葉をかけてくださるのでやる気がでます。学習計画も、やる気ももらえるので後はやるだけです。勉強以外のことで悩まずに済んだので、私は定期カウンセリングを受けて楽になりました。

合格ゼミのご感想・ご利用方法

合格ゼミも答練と同様に新問に触れられたのが良かったです。これに中里先生の解説がついているのが魅力的です。中山先生とは違った切り口の解説は新鮮で、いつも関連する知識を別表に整理して紹介してくれる点に感動しました。2年目があれば中里先生の上級講座も受講してみたかったです。また他の受講生の解答や質問を見られたのも面白かったです。自分にはない視点や、自分もやってしまいそうなミスを発見できたのは、合格ゼミならではだと思います。

講座のご感想、講師へのメッセージ等

何かに本気で挑戦したのはいつ振りでしょうか。調査士試験を通じて挑戦することや勉強の楽しさを思い出しました。サポートしてくださったアガルートや講師の皆さんにはとても感謝しています。無事に調査士業界に転職が決まりましたので、ここで得た知識を糧にして頑張ります。ありがとうございました。