受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

土地家屋調査士試験を目指した理由・契機

【土地家屋調査士の将来性について】

将来的に人工知能をはじめとする科学技術の発達によって仕事がなくなるというようなことが考えにくいことに将来性を感じたため。

【独立可能性について】

個人で稼いでいくことが可能である資格で、将来的には独立開業も可能であることに魅力を感じたため。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

【講義の内容について】

土地家屋調査士試験の情報が少ないため、独学の選択肢はなく、当初から予備校の利用は考えていましたが、アガルートアカデミーのサンプル講義(中山先生)の授業が個人的に最も馴染めたためアガルートアカデミーを選択しました。

合格体験記・学習上の工夫

【学習初期〜令和4年度受験(お試し受験)】

学習は、令和4年6月頃から始めました。10月に令和4年度の試験があったので、お試し受験ではなく本気で資格をとりに行くことを決意しまいた。測量士補資格は持っていませんでしたので、午前試験からの挑戦となります。

(午前試験)

午前試験については、測量士補の問題集を一日10問毎朝解きました。直前期には、過去問数年分を入手して通しで解くということを繰り返しました。

(択一)

講義を早々に視聴を終え、過去問の回数を回すことに専念しました。

回数は数えていませんが、20〜30回は回したと思います。直前期には、各肢を条件反射で正誤判定を言えるようになっていました。

(記述)

択一と同じように夏以降回数を回すことに専念しました。私の場合は4ヶ月しかない短期決戦で、何年も受験勉強をしているライバルたちに勝つには、理屈はともかく回数をこなして記憶することが不可欠であると考えての判断でした。

直前期には、作図はおろか記述する時間も惜しく、問題を見た瞬間に論点を頭の中で整理できれば了として、一日に10年分程度こなすようにしていました。

(その他)

申請書例を、「土地」「建物」「区分」と3つに分類して、いずれか一つの申請書例に目を通すようにしていました。

【令和4年度試験結果と反省】

短期決戦で挑んだ試験でしたが、午前は択一全国4位、記述全国1位という結果で合格できましたが、午後はあと4点足らずで不合格となってしまいました。

敗因は択一でした。回数を繰り返す中で、知らず知らずのうちに問題に対する解答(解法)が各肢に対して一対一対応になっていって、応用力が失われていってしまっていたような気がします。意識はしていたものの、回数を重ねたという慢心が招いた結果でした。

【令和5年度受験】

前回の反省を活かして気をつけたのが、マンネリ対策でした。これまで経験したどの受験よりも土地家屋調査士試験は科目数が少なく、飽きがきやすいと感じていました。定期カウンセリングで中山先生と相談しながら、他の予備校の答練を利用し、また択一の民法については司法書士試験の問題集を利用するなど、勉強にアレンジを加えました。その中でも、軸足は過去問におくべきと考え、毎日過去問に触れるように気をつけていました。

(令和5年度本試験)

令和5年度本試験では、いわゆる典型パターンの問題ではなかったのですが、案外落ち着いて取り組むことができ、時間としても30分以上余らせての完走となりました。ところが、試験後に土地の問題で申請書と作図では求められている筆が異なるにも関わらず、同じ筆を解答するという失態が判明し、このときに不合格を覚悟しました。

【合格発表】

試験後は、しばらくは落ち込みましたが、また来年度の試験に向け勉強を再開していました。不合格とばかり思っていたので、合格発表の日のことも忘れていましたが、合格発表から数日後、外出先の妻から「あるんじゃない?」との電話。ホームページを見てみると、確かにそこに受験番号がありました。

どっと力が抜けた瞬間でした。

【測量士補】総合講義のご感想・ご利用方法

【測量士補】総合講義の利用方法について

総合講義の解説動画が細切れにチャプターで区切られていたため、毎日の学習スケジューリングに役立ちました。具体的には、たとえば毎日10チャプターずつ進めるなど、自分の中でルーチンを設定するのに都合がよかったです。

また、過去問を通じて不明な点が出てきた際には、各チャプターが目次の機能を果たしてくれていたので、後で不明点や疑問点を解消するのに大変役立ちました。

【測量士補】総合講義の感想について

測量士補は土地家屋調査士以上にとっつきにくい内容でしたが、中山先生の解説が未経験者を想定しての内容であったので、初学者でも理解に苦しむことはありませんでした。

また、不必要な情報は極力削ぎ落とされていたので、土地家屋調査士試験の日々の勉強時間を不要に圧迫することもなく取り組むことができました。むしろ私の場合は、ともすればマンネリ化しがちな土地家屋調査士試験の勉強の合間のいいアクセントとして上手く機能してくれていたのではないかとさえ思います。

私個人的には、測量士補を受験せずに済んでしまったので、測量士補受験のことは何も言えませんが、午前試験を受ける人間にとっては、過去問の数が充実していたのもよかったです。

【測量士補】3時間で押さえる計算問題のご感想・ご利用方法

【測量士補】3時間で押さえる計算問題についての感想について

私個人的には、令和4年度土地家屋調査士試験の午前試験を合格してしまったため、測量士補試験を受験することはありませんでしたが、「【測量士補】3時間で押さえる計算問題」を見返してみた感想を記述いたします。

問題数の充実している測量士補の過去問題集に対して、こちらの内容はその重複を考慮して、コンパクトにまとめ上げられているため、土地家屋調査士試験の勉強と並行して進めなければならない測量士補試験の勉強としては、ちょうどよいサイズ感にまとめあげられており、土地家屋調査士試験の勉強の負担にならないよう工夫されていると感じられました。

【測量士補】3時間で押さえる文章問題のご感想・ご利用方法

私個人的には、令和4年度土地家屋調査士試験の午前試験を合格してしまったため、測量士補試験を受験することはありませんでしたが、「【測量士補】3時間で押さえる文章問題」を見返してみた感想を記述いたします。

問題数の充実している測量士補の過去問題集に対して、こちらの内容はその重複を考慮して、コンパクトにまとめ上げられているため、土地家屋調査士試験の勉強と並行して進めなければならない測量士補試験の勉強としては、ちょうどよいサイズ感にまとめあげられており、土地家屋調査士試験の勉強の負担にならないよう工夫されていると感じられました。

【測量士補】実力診断模試のご感想・ご利用方法

私個人的には、令和4年度土地家屋調査士試験の午前試験を合格してしまったため、測量士補試験を受験することはありませんでしたが、「【測量士補】実力診断模試」を見返してみた時に以下感想を記述いたします。

測量士補の情報は、土地家屋調査士試験ほどではないにせよ、やはり巷にはあまり出回っておらず、情報収集に苦労する上、土地家屋調査士試験が本命であるにも関わらず、その本命合格のためには突破しなければならない試験であるがゆえ、測量士補試験直前に仕上げがちになると思いますが、それを踏まえるとこの実力診断模試は最小限の負荷に抑えて総復習するのに有効であると感じました。

【土地家屋調査士】総合講義のご感想・ご利用方法

総合講義の開設動画が細切れにチャプターで区切られていたため、毎日の学習スケジューリングに役立ちました。具体的には、たとえば毎日10チャプターずつ進めるなど、自分の中でルーチンを設定するのに都合がよかったです。

また、中山先生の発声が非常に聞き取りやすく、2倍〜2.5倍にしても全く違和感なく聞き取ることができました。

また、画面いっぱいに映し出されるテキストが見やすいだけでなく、ともすれば飽きがちな講義も中山先生の説明はもとより、ワイプで中山先生が映し出されていることで、テキストの言ってみれば「静」に中山先生の「動」が加わることで、視聴していても変化があり飽きることはありませんでした。

また、使用しているテキストもカラーでレイアウトも見やすいように工夫されており、内容はもちろんのこと、視覚的にも質の高さを感じました。

ただ、残念なのは製本方法が甘かったことで、勉強して1ヶ月ほどで破損してしまい、ページが数十ページ単位で抜け落ちてしまい、泣く泣くテープで補強して使用していました。また、訂正が多く、内容訂正を受講生がすることはやや負担に感じてしまいました。

択一式過去問解説講座のご感想・ご利用方法

択一式過去問解説講座については、択一の過去問に取り組んだのちに、一通り視聴して、論点の把握に努めるとともに、解説内容を聞いても今ひとつ理解がおぼつかない内容については、テキストや総合講義に立ち戻って復習するというように、復習の入り口として使用していました。

ある程度学習が進んだ段階では、択一の過去問で何度も間違える肢についてその都度択一式過去問解説の動画の視聴をしました。そうすることで、文字情報では得られない情報を得られるだけでなく、何度も「また中山先生の同じ解説をさせてしまった」と自分の中にその肢の論点を印象付けることにも利用することができました。

記述式過去問解説講座のご感想・ご利用方法

記述式過去問解説講座については、記述式問題の解説の文字情報では掬いきれなかった内容を解説動画で確認するという趣旨で利用していました。個人的には、記述式過去問は年度ごとに難易度がまちまちであるように感じておりました。一体この問題ではどの程度解答できれば合格ラインなのか、過去問題集に取り組むだけではなかなか掴みにくいような情報を、解説動画の中で中山先生が示してくれることもあり、合格点を取りにいく受験生にとっては大変参考になるものでした。

解説動画では、作図や計算については省略されていましたが、そこまで含めてあれば尚よいのではないかとも思いました。

新・定規の使い方講座のご感想・ご利用方法

土地家屋調査士試験の特徴の一つである作図や複素数計算について、初学者は最も興味が湧く部分だろうと思います。それは同時にここでつまずいてしまった場合、この土地家屋調査士試験の受験そのものを断念する可能性もあるとも言えるところで、私は「新・定規の使い方講座」の解説動画は早々に視聴しました。作図は繰り返すうちに慣れてくる部分はありますが、私の場合は、学習が進んだ段階でも再びこの講座のテキストや動画に立ち返ることがありました。(とりわけ建物図面の書き方で確認したくなることは度々ありました)その意味では、学習初期から直前期までお世話になった講座であったと言えると思います。

[中山式]複素数計算のご感想・ご利用方法

「新・定規の使い方講座」でも記述しましたが、土地家屋調査士試験の特徴の一つである作図や複素数計算について、初学者は最も興味が湧く部分だろうと思います。それは同時にここでつまずいてしまった場合、この土地家屋調査士試験の受験そのものを断念する可能性もあるとも言えるところで、私は「[中山式]複素数計算」の解説動画は早々に視聴しました。複素数計算に伴う関数電卓の取り扱いは、理屈抜きに身体で覚えてしまいました。複素数を使わないで計算する方法も確認したことがありますが、複素数の効用は圧倒的でした。

ただ、どうしてこのような計算をすると解答が導き出せるのか、その理論について解説動画があれば視聴してみたかったです。

実践答練のご感想・ご利用方法

実践答練を利用したのは、令和4年度試験の直前の9月でした。令和4年度試験の直前にも関わらず、全然歯がたたなかったことを記憶しています。本試験(過去問)と同等のレベルの内容だろうと思っていたのですが、自分にとっては過去問よりも難易度が高いように感じてしまいました。解き終えてから、「知らなかった知識、解法の吸収に努めよう」と割り切りました。(先述したとおり、結果令和4年度の試験は不合格でした。)

その後、実践答練を再び利用したのは令和5年度試験の直前でした。この時も、前回と同じように、「知識の確認」として利用しました。

法改正対策過去問解説講座のご感想・ご利用方法

土地家屋調査士試験で初学者が当惑することの一つに、土地家屋調査士試験の情報があまりにも巷に出回っていないということが挙げられると思います。特に、この法改正については、複数年受験している知識のある受験生ならともかく、まったくの初学者である受験生からすると、とてもフォローすることが困難なことです。その中で、専門のプロの講師が法改正内容を整理し解説した上、過去問の各肢レベルにまで落とし込んで作り直して提供していただいたことはありがたいことに思いました。また、提供するタイミングも学習が進んだ段階でしたので理解しやすかったです。

定期カウンセリングのご感想・ご利用方法

定期カウンセリングはもっぱら中山先生にお世話になりました。時間の使い方としては、冒頭に学習状況・計画(日々の学習内容)を報告した上で、残ったほとんどの時間を一ヶ月間で溜め込んだ質問項目を一気に吐き出して疑問点の解消をする時間に充てさせてもらいました。

学習状況・計画では、中山先生と相談しながら、他の予備校の答練の活用や、民法対策として司法書士試験の問題集を利用するなどの助言をしていただき、大変参考になりました。

講座のご感想、講師へのメッセージ等

中山先生には大変お世話になりました。「トップ合格を目指しましょう」と激励され、大変励みになりましたが、肝心の本番では土地の申請書と作図で同じ筆について解答してしまうという失態をおかしてしまい、トップどころか不合格を覚悟していました。結果合格していたので救われましたが、当日大きな失敗をしても他で取り返せたというのは、中山先生と二人三脚でやってきた貯金があったからこその結果だと思っています。

個人的には、研究者としての中山先生とももっとお話しをしてみたかったなと思っています。定期カウンセリングでは、研究者仕込みの教養溢れる話ぶりで、学生時代は研究者の道も考えたことがあった私としてはとても楽しいひとときでした。

ありがとうございました。