受講されていたカリキュラム

土地家屋調査士試験を目指した理由・契機

土地家屋調査士を目指すきっかけとなった出来事は2つありました。
1つ目は、叔父さんから土地家屋調査士という資格があることを教えてもらったことです。私自身、現在、不動産関係の仕事で働いていることもあり「土地家屋調査士の資格を取ったらより楽しそうかな? 勉強してみようかな?」くらいの興味本位でした。
2つ目は、生活の基盤となる3本柱「衣・食・住」の「住」に直結する仕事内容に惹かれたことです。土地や建物の登記など土地家屋調査士のみが行える業務も多く存在し、既に取得していた宅建士の資格と合わせて、「より『住』に関わる仕事ができるのでは?」と思い始めました。
このころから、興味が目標へと変わり資格に向けての勉強をスタートしました

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

受講のきっかけも2つあります。
1つ目は土地家屋調査士試験を受験するにあたり、午前の部の免除を受ける為、「測量士補」を独学で勉強してました。その時に、中山講師の出版する「1冊合格!測量士補試験」と「ブログ」を参考に合格することができたので、その流れでアガルートアカデミーを受講することにしました。
2つ目は、オンラインで自宅学習ができる点、自身のペースで学べる点など、私の生活スタイルに合っていると思ったからです。

合格体験記・学習上の工夫

今回が初めての受験だったので、特に意識して取組んだことを4点紹介します。

  • インプット→アウトプット→インプット…のジグザグを意識
    【土地家屋調査士】合格総合講義の視聴(民法→不動産登記法→調査士法の順)でインプットし、科目又は単元が終わったタイミングで、関連する過去問を解くアウトプットを行い、またインプットに戻るジグザグ方式を意識していました。例えば、不動産登記法の過去問は「総則」・「土地」・「建物」等、どの分野から出題されたかが分かるので、その単元のインプットが終わったら、アウトプットとして過去問を解き、自身の理解度をチェックしていました。
  • 5周目以降は過去問の選択肢毎の内容を吟味し、土台となる基礎を固める
    過去問を4周する頃には、問題や解答を覚えていたり、選択肢の組み合わせから解答できるようになりますが、それだけでは、本質や基礎となる知識を本当に理解したとは言えないと感じていました。
    そこで、5周目以降は選択肢を隠して自ら組み合わせを考え解答したり、1つの肢毎に「何が正しくて、何が誤っているのか、誤っている箇所はどう訂正したら正しくなるのか」等、しっかり考えるように意識して取り組み始めたことが、基礎力向上に繋がったと思います。
  • 分からないときは講義とテキストに戻る
    5周目以降の過去問に取り組み始めてから、解説だけでは分からない点が出てきます。その時こそ、講義とテキストに戻って再度インプットするように努めていました。講義とテキストでも分からないときはFacebookの質問制度で講師の方に聞いていました
  • 記述試験は反復練習に重点を置きながら、間違えやすい箇所を見つける
    取組み始めは、問題文の理解・作図・電卓の使い方など慣れない作業が多いので、まずは問題に多く触れ、記述試験の傾向に慣れることを意識しました。反復する中で、自身の間違えやすい点を把握し(私の場合、図面の申請人欄や縮尺を未記入、電卓計算で+、-の付合を誤って入力など…)イージーミスを減らすために確認する順序を決めるなど対策を考え取組んでいました。

【土地家屋調査士】合格総合講義のご感想・ご利用方法

【土地家屋調査士】合格総合講義(民法→不動産登記法→調査士法の順)を基本にして勉強を進めていきました。1コマ1コマが短く設定されているので、スキマ時間を活用して学習できるスタイルが私に合ってました。
講義内容はとても分かりやすかったです。テキストもカラーで見やすく重要な箇所にはマークが付いている、単元毎に見出しが振っているのでどこを勉強してるのか分かる…など進捗状況を整理しやすいと感じました。
単元毎(例:不動産登記法なら「総則」・「土地」・「建物」など)の講義を視聴し終えた後はすぐに、過去問にチャレンジし講義で聴いた内容がしっかり理解できているのか、否かをすぐに確認していました。
講義の視聴→過去問→講義の視聴…をジグザグに行き来しており、2回目以降の講義は1.5倍速で視聴していました。
一度講義を視聴して、過去問を何回か解いていると、速くても聴き取れ、内容が頭に入ってくるので情報を整理することができます。
「あの時話していた内容はこういうことだったのか」と繋がったときは勉強が進んだという達成感を味わえます。
テキストの使い方ですが、過去問で間違えた点、理解ができてない点には青い付箋を貼り、毎日その箇所は読み込んだり、講義を視聴するようにして苦手を克服していました。
「土地」や「建物」の書式申請書例50点には黄色の付箋に①~㊿までの番号を振ってランダムに開き、その申請書例はどんなことを記入するか頭の中で考えたり、時には手を動かして書いてみたりと、書けない申請書例が無いようにしていました。
また、中山講師が講義の中で説明している内容で、私にとって大事な事項があれば、テキストの横にメモ程度で追記していました。

択一式過去問解説講座のご感想・ご利用方法

1周目は全ての動画を視聴し、以降は分からない問題のみ視聴し、過去問を解く際は、肢毎に理解度チェック(正の字)をつけて、得意・苦手を分かるように記録していました。
また、基礎の知識をさらに深める為、5周目以降は選択肢を隠して自ら組み合わせを考え解答したり、1つの肢毎に「何が正しくて、何が誤っているのか、誤ってる箇所はどう訂正したら正しくなるのか」等、じっくりと考えるように意識して取り組んだことが、基礎力向上に繋がったと思います。
最終的に択一式過去問は平均16周、苦手な問題に関しては20周ほど解いており、スピードと正確に問題を読み取る力が養われたと思っています。これらの積み重ねが、本試験で19問取れた結果に結びついたのだと感じています。

記述式過去問解説講座のご感想・ご利用方法

中山講師が記述試験は択一知識の大枠の中からポイントを絞って出題されると仰っているのを聴き、択一式過去問を3周した時点から記述試験対策を始めました。初めて記述の問題を見たときは、問題文の意味が全く理解できず絶望した記憶があります。記述特有の筆記・作図・定規・関数電卓の使用などやることが多く、限られた時間の中で、問題を正確に読み取り解答する考える力が必要だと痛感させられました。
それでも、作図を含め完答し、回数をこなす中で定規や関数電卓の使い方は身に付き、問題毎の論点や自身がよく間違える点が見えてきます。よく間違える点をどう修正し、得点源にしていくか考えることも重要なのでその対策もしっかりと進めていました。
私の場合、図面の申請人欄や縮尺を未記入してしまうことがあったので、鉛筆で答案用紙の対象箇所を丸で囲み、「ココは記入するよ!!!!」って分かるようにしていました。
とにかく、問題に慣れ、ミスを減らすために毎日、1問は解くようにすることが大切だと思います。

新・定規の使い方講座のご感想・ご利用方法

記述試験に取り組む前に一度、視聴しました。
三角定規だけではなく、作図用シャーペンやボールペン、三角スケールなど本試験で使用する筆記用具に触れていただいたのも良かったです。実際に紹介のあった筆記用具を使って本試験に挑みました。三角定規をより良くするために、透明なビニールテープを裏面に貼ったり、三角スケールで使わない面や縮尺に加工をするアドバイスもとても良かったです。実際に三角スケールで使わない面や縮尺ビニールテープを貼り付けて「1/250、1/500」以外は物理的に使えないようにしていました。
土地と建物の作図で定規の使い方が違う点や、定規のスライド方法も映像を通して確認できるので、とても有意義でした。本試験では1分1秒が貴重なので、その時間を確保するための技術としてはとても大切だと思います。

[中山式]複素数計算のご感想・ご利用方法

初めに、関数電卓のセットアップを紹介してくれるので、土地家屋調査士試験用にカスタマイズできる内容はとても良かったです。関数電卓の使い方を細かく説明してくださり、映像として視聴することもできるので、とても安心でした。試験で使うと想定される電卓使用方法を網羅した演習問題も用意してあるので、最初の内は悩みながら、手を動かし、分からないときはテキストや動画で確認、また、手を動かす…を繰り返してる内に自然と覚えていきました。
複素数計算を用いるか否かで計算スピードに大きく差が出るので[中山式]複素数計算は必須だと感じました。150分という限られた試験時間内で択一20問、土地・建物1問ずつを完答できたのは、[中山式]複素数計算があったからです。

実践答練のご感想・ご利用方法

択一式と土地・建物の過去問をある程度、取組んでから本番の意識をもって、実践答練に取り組みました。大袈裟かもしれませんが、全て満点を取るという心意気で答練に臨んでいます。本試験と同じ集中力を発揮するためにも、そういった意識は絶対に必要だと感じます。
また、初めて見る問題はどうしても時間がかかってしまうので、事前に時間配分を意識することにしていました。
私の場合、「択一:20~30分 土地:55分 建物:50分 合計:125~135分 残りを見直し」に充てる様にしており、途中までしか解けてない場合でも意識を切り替えて次の問題に取り組む、そういった気持ちのコントールができるよう訓練する意味でも実践答練はとても役立ったと感じてます。
本番では択一式で、自信のない問題が2、3問ありましたがそこで立ち止まることなく、次へ次へと進めていったおかげで、問題を完答することができ、見直し時間を考える時間に充てることができました。

『法改正対策』過去問解説講座のご感想・ご利用方法

法改正に該当する箇所のみを講座にまとめていただけたので、要点が分かりやすく良かったです。
今回は民法の成人年齢の引き下げに伴った改正だったこともあり、本試験で出題される可能性がある文言や言い回しなどを中山講師が講義の中で例として紹介してくれたので、とても分かりやすかったです。
また、択一式過去問の中で改正に伴い変更のある箇所を択一式過去問解説講座の要領で解答・解説する時間も用意されてたので知識を整理することに繋がりました。
改正に伴いテキスト(テキスト・過去問を含む)の修正が必要になりますが、アガルートの方で修正されたテキストが用意されているので、ダウンロードをして差し替えるだけで対応できるのも良かったです。

カリキュラム・講座のご感想,講師へのメッセージ等

講師の皆様のおかげで、一発合格することができました。
アガルートを選んで良かったです!!