合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

土地家屋調査士試験を目指した理由・契機

私は今まで畑違いの仕事の会社員として勤めていましたが、先の人生を考えた際、資格を使って生涯現役で働く環境に魅力を感じ、独立向けの資格を探していました。いくつか検討した中で、現在の登録者の属性、仕事の専門性、自身の興味のバランスを考えた結果、土地家屋調査士としての仕事に興味を持ち、資格取得を目指すことに決めました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

アガルートを検討したきっかけは、予備校は通信で利用したかったことと、アガルートの講座費用が他校と比べて格段に安かった点があります。
ただ、安いからには講座内容が薄くなっているのでは?という不安があり、電話での受講相談を申し込みました。受講相談は中山先生が対応して下さったのですが、たった1回の電話相談で、合格までに必要な過程を明確に示して下さり、「この先生についていけば間違いなく合格できる」と感じ、受講相談後、即決で講座の申込を行いました。
また、下記で各講座の詳細を記載しておりますが、講義内容が薄いということは全くなく、合格のために必要な情報がしっかり詰め込まれていました。

合格体験記・学習上の工夫

私が調査士受験を決意したのは12月の上旬で、測量士補も未受験でした。そのため、調査士試験勉強に充てられる学習時間が短かったこともあり、学習計画をしっかり立てることからスタートしました。
本試験からの残り日数を逆算して、いつまでに何ができるようになっている必要があるかを洗い出しました。各月ごとに事細かに目標を設定し、毎月末に計画していた内容が達成できているのか、できていないのか、次の月で何が必要で今後どうしていくべきか、ということをかなり細かくWordにまとめて、当初立てた計画の微調整を行いました。
そして、各月毎にやるべきことをより明確にするため、卓上カレンダーにその月の目標を5~7枚の付箋に書き、達成した項目から「達成」と書いてカレンダーにテープで張り付けていました。学習を続けていると、どうしもモチベーションが上がらない日もありましたので、そんな時は今まで達成してきた目標項目を見て気持ちを切り替えるようにしていました。
学習後半は、日々択一・記述式過去問を定期的に解くことと、弱点補強の学習をしていたため、計画にとらわれることなく学習を進めていました。
また、過去の合格者の体験記から「Googleレンズ」と「reminDO」のアプリの存在を知り、学習に活用していました。私は択一式問題で間違えた選択肢や覚えておきたい知識・定義を単語カード化して繰り返し学習する方法を取っていましたが、特に「Googleレンズ」のアプリを使用することで単語カード化する作業時間を激減することができ、勉強効率が飛躍的に向上しました。

【土地家屋調査士】合格総合講義のご感想・ご利用方法

【土地家屋調査士】合格総合講義を一言で表すと「コスパ最強」だと思います。正直、資格予備校を利用することは初めての体験で、失礼ながら予備校に対してはそれほど期待していませんでした。ですが、講座の利用をはじめてみると、「こんなに濃い内容なのか」と毎回圧倒されることばかりでした。アガルートの講座内容は充実しているにもかかわらず、他校の予備校と比べると費用は格段に安くなっています。日々「こんなに安くて大丈夫なの?」と心配してしまうくらいでした。
そんな【土地家屋調査士】合格総合講義は細かいチャプターに分かれており、長くても20分前後の内容で切られております。仕事の通勤等の隙間時間に利用しやすく、ちょっとした時間でも講義を視聴していました。各講義は中山先生がテンポよく進めていることが印象的で、講義も非常に分かりやすく、内容がスッと頭に入ってきました。
また、講座の申し込み後、すぐにすべての講義を視聴することができる点も非常に魅力的で、自分で学習したい内容から進めることができたことがとても良かったです。学習に対するフォロー体制も充実しており、講義やテキスト類で分からない点があれば、Facebookを利用した質問制度にて基本24時間以内に回答をいただくことができました。先生方のお体を心配してしまうレベルで質問に対する対応が早く、アガルートの先生方がいかに情熱を注いでくださっているかが垣間見えました。

択一式過去問解説講座のご感想・ご利用方法

アガルートの講座は過去問を非常に大切に考えている内容となっています。私自身、調査士試験勉強を通して、過去問学習の重要性は身に染みましたので、この点でもアガルートを選んで良かったと思っています。
この講座では各設問・各選択肢に詳細な解説があり、各選択肢の○×だけでなく、なぜその解答に至るのか、という過程を詳細に示して下さっていたため、枝葉の知識のみでなく根幹となる幹の理解がはかどりました。過去問を初めて学習するタイミングでは過去問を1年度分解いて1年度分の解説をまとめて見る、という流れで学習していました。
しかし、このやり方だと始めの方の問題の内容がほぼ頭に残っておらず、効率が悪いと感じ、設問を1問解いてその解説動画を視聴する、という学習方法に変えました。択一過去式問2周目まではこの流れでやり通し、3周目以降は必要に応じて解説動画を見ていました。択一式過去問は年度別で編成されており、基本毎日1年度分の択一式問題に触れるようにしていました。最終的に年度別過去問集は、10周以上は解いたと思います。

記述式過去問解説講座のご感想・ご利用方法

記述を解く際に見るべきポイントや考え方、解法の流れが分かり、右も左もわからない初学者の私にとって大きな道しるべになりました。基本的に過去問を解いてすぐに解説動画を視聴する、という流れで学習を進めていきました。しかし、計算は得意だったため、計算部分の解説はほぼ飛ばし見していました。
また、数年度分動画を視聴した段階で抑えるべきポイントがだいたい把握できましたので、過去問後半は動画をほぼ飛ばし見し、必要な個所だけじっくり視聴する、という形で利用していました。新・定規の使い方講座・[中山式]複素数計算を視聴してから過去問演習に入りましたが、記述式過去問の学習をはじめた当初は平成17年、平成18年の土地問題の作図・計算を何度も繰り返し、記述を解く能力がある程度身についてから、平成19年度以降の記述式問題に手を出すようにしました。

新・定規の使い方講座のご感想・ご利用方法

作図の方法が全く分からない状態からのスタートでしたので、こちらの講座も大変ありがたかったです。
まず、一度この講座と[中山式]複素数計算を視聴してから記述式過去問の演習を行いましたが、一度の視聴だと記述作図はうまくできませんでした。そのため、過去問を解いた後に再度講座を視聴し、うまく定規を動かせなかった箇所を念入りに確認しました。
作図学習初期は、過去問と講義動画視聴を交互に行っていましたが、しばらく練習した段階で講義動画を確認しなくてもスラスラ定規を動かせるようになったため、それ以降は講義動画を見ることなく、日々の過去問演習を通して作図の訓練を続けていました。はじめは過去問作図で膨大な時間がかかっていましたが、訓練しているとどんどん作図スピードも上がり、楽しめるようになっていきました。

[中山式]複素数計算のご感想・ご利用方法

使用すべき電卓の説明や電卓のセットアップから講義が始まりますが、これが本当に助かりました。私は関数電卓に触るのもはじめて、という状態でしたので、電卓選びやセットアップに無駄な時間を割く必要がないことがとても良かったです。
また、講義内容も充実しており、基礎的な数学知識に合わせてこの講座で伝授される複素数計算を駆使すれば、近年の本試験座標計算で苦しむことはほぼなくなると感じました。はじめは特に交点計算を覚えることが大変でしたが、何度も練習しているうちに、電卓入力の手順が体に染みついていきました。作図もそうですが、技術系・計算系は何度も訓練し、体に染み込ませることがとても大切だと強く感じています。この講座を視聴した後に過去問を実施していましたが、テキスト巻末にある練習問題も比較的難易度は高めに設定されており、定期的に計算訓練で使用していました。

実践答練のご感想・ご利用方法

ある程度、総合力が身についてきた8月頃に、本番試験時間と同様の時間帯に時間を計ってテスト形式で解くようにしました。答練問題の解説講座については、自身の理解が不足している部分は入念に確認し、完璧に解けた内容については流し見での確認を行いました。
実践答練は日頃繰り返していた過去問とは違った切り口で出題されていたり、今までの知識の総まとめ的な問題もあったりと、自身の知識の定着確認に最適でした。
また、本番ではとにかく時間を気にして解答しなければならない面があるため、答練問題を解く際は時間配分にも気を配り、本番の予行演習として活用しました。私は3月頃に、答練を増やした方が良いのか真剣に悩んだ時期があったのですが、カリキュラムに含まれていた実践答練3回分と、アガルートの合格ゼミ実施分だけで必要十分でした。

『法改正対策』過去問解説講座のご感想・ご利用方法

私の受験年は大きな変更点として民法の成年年齢の変更があったのですが、『法改正対策』過去問解説講座の内容は、法改正と調査士試験で影響する部分のすべてがしっかり網羅されていました。
改正に伴う過去問変更点も、改正に応じた新問をPDFファイルで添付して下さっていたため、縮小コピーして過去問テキストに挟み込み、利用させていただきました。

合格ゼミのご感想・ご利用方法

私は合格ゼミを添削ありコースで受講しました。添削なしに比べて当然費用は上がりますが、採点基準が明確に分かる点、他の受講生と自分のレベルの違いを把握できモチベーションアップにつながる点で、添削ありコースにして良かったと感じています。
採点基準についてですが、実際の図面でどの程度の記載が許容されるのか等は採点してもらわないと見えてこないと思いました。また、合格ゼミ添削結果は、添削受講生全員に共有されるため、他の受講生の方々のレベルの高い答案を見ることで、良い刺激を受けることができました。
そして、合格ゼミ受講生は定期的に開催される座談会に出席することができるのですが、その座談会では色々な裏話も聞くことができるため、毎回出席を楽しみにしていました。

カリキュラム・講座のご感想,講師へのメッセージ等

中山先生、中里先生、高野先生、佐々木先生、今まで大変お世話になりました。
先生方の誠実な対応に対し、合格という形で恩返しすることができ、とても嬉しく感じております。複数の予備校がある中、アガルートに出会えたことが、私にとって一番の幸運でした。既に次年度の講座がスタートしているため、お忙しい毎日をお過ごしのことと思いますが、先生方もくれぐれもお体にはお気をつけください。
この度は本当にありがとうございました。