合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

土地家屋調査士試験を目指した理由・契機

国家公務員として10年以上勤務してきました。勤務に関して特段の不満はなかったのですが、コロナ禍で在宅時間が長くなり、「何か資格でも取ろうかな」と思い立ったことが契機です。そして、様々な資格について調べていく中で、土地家屋調査士を知りました。内勤と外勤のバランスの良さ、独占業務があること、独立に向いていること、比較的AIに代替されにくい等、とても魅力ある業務であると思います。
初めは暇つぶし程度に資格を取得するつもりでしたが、いつしかその様な魅力ある業務をしたいと考えるようになり、土地家屋調査士試験の受験を決断しました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

作図や計算問題がある独特な試験な上に、市販されている教材が非常に少ないため、独学での受験は一切考えていませんでした。また、仕事もあるため通学ではなく、通信で受講できる予備校を探しました。
動画サイト等でいくつかの予備校を検討した結果、アガルートが一番自分に合っていると思いました。板書ではなく、テキストを写してそこに書き込んでいく講義であること、中山講師のサンプル講義がとても分かりやすかったこと、テキストがカラーで見やすいこと等が決め手になりました。合格するために、自分に合っている予備校を探すことだけを考えていたので、受講料については全く気にしていませんでした。

合格体験記・学習上の工夫

私は土地家屋調査士試験に必要な知識がほぼない状態だったので、中山講師の言葉を信じて学習を進めました。学習方法は、講義動画を一通り見た後に、過去問を繰り返し解いていくだけです。
私は朝が一番集中できるので、主に早朝に勉強をしました。仕事の後は疲れもあり、どうしても集中力が欠けてしまい非効率的な学習しかできなかったので、長時間の勉強はせず、早めに寝るようにしました。また、どうしても気分が乗らない時や疲れている時などは、無理して勉強をせずに、睡眠や趣味等でリフレッシュし、モチベーションと集中力を維持しました。
択一の学習では、問ごとの正誤はあまり気にせずに、1つ1つの肢を理解することに力を入れました。分からないことがあればすぐにテキストを開き、その都度確認していきました。最初は択一20問でも何時間も掛かっていました。
記述は、複素数計算のお陰で半分ゲーム感覚で問題を解くことができたので、とても楽しく学習することができました。申請書はテキストの申請書例と過去問だけで問題なく対応することができました。
「択一の知識は記述の土台にもなる。択一に重きを置き、記述の学習に傾倒しすぎない方が良い。」という中山講師の教えを肝に銘じて、択一を重点的に学習していきました。

【土地家屋調査士】合格総合講義のご感想・ご利用方法

アガルートの講義動画は、短く区切られているのがとても良いと思います。学習を始めたばかりのころは、まだ学習の習慣化ができておらず、なかなか机に向かうことができないこともありました。しかし、1つ1つの動画が短いので、1本だけでも視聴しようと机に向かう気になりやすかったです。一度机に向かうと、1本だけのつもりが、気が付くと10本以上視聴することもありました。それを繰り返しているうちに、気が付いたら学習をすることが習慣化していました。
テキストの50個の申請書例は、かなり活用させていただきました。択一で問われる可能性もあったので、50個全てを繰り返し学習しました。初めのうちは、アガルートが配布している申請書を印刷して、それに書いていく学習をしていましたが、ある程度覚えてからは筆記をせずに、頭の中だけで学習していきました。
そういえば、気が付いたらテキストがオンライン上で閲覧できるようになっていました。知りたいワードで検索にかけたり、テキスト内を申請書例で検索して抽出する等して活用しました。また、スマホだと画面が小さすぎて見難いかもしれませんが、テキストを持ち歩かなくても閲覧できる点も、便利で良いと思います。

択一式過去問解説講座のご感想・ご利用方法

択一の過去問は、できるだけ1日1年分は解くようにしていました。最初のうちは過去問とテキストや講義動画の往復が多く、1年分の過去問を解くのに2日かかることもありました。
過去問を何周したか、というのはあまり気にしていなかったので、最終的に何周したのかは分かりません。それよりも、中山講師を信じて、各肢を理解したうえで20分で解くことを目標にして学習しました。
択一式過去問解説講座の各肢の解説は、最初のうちは解説が短すぎると思っていましたが、学習をすすめていくと、要点が短くまとまっていて、とても分かりやすく、非常に効率よく学習できる良い解説であることに気付きました。詳しい解説やその周辺知識が欲しいのであれば、テキストを参照すべきだと思います。

記述式過去問解説講座のご感想・ご利用方法

記述の学習を本格的に始めたのは6月でした。最初のうちは1問に2時間以上かかってしまい、試験時間の2時間30分が如何に短いかを分からせられました。しかし、めげずに学習に取り組んでいくと、次第に解くのが速くなっていきました。記述の学習は自分の成長が分かりやすいので、モチベーションを維持しやすかったです。
講義で学んだ問題文の読む順序や、答案構成用紙の使い方は、読み戻しを少なくするのにとても効果的で、解答速度の向上に貢献してくれました。
ありがたいことに、アガルートでは無料で申請用紙等を配布しています。私はそれを利用させてもらい、試験に近い形で過去問を解くようにしました。また、試験で使用する机は狭いことが多いと聞いていたので、狭いスペースで問題を解く練習も行いました。試験の時の机は本当に狭かったので、この練習は効果的だったと思います。

新・定規の使い方講座のご感想・ご利用方法

作図した経験がなく、定規の使い方も全く分からなかったので、最初のうちは座標を線で結ぶことですら覚束なかったです。しかし、講義を終える頃にはゆっくりではあるものの、あまり考えずに自然と手が動くようになっていました。面倒くさいという理由で、しばらくの間三角定規の加工をせずに使用していましたが、作図中に定規がずれたり、文字がかすんだりといったことがありました。そこで、講座でも紹介していた加工をしてみると、定規のズレや文字のかすみが目に見えて少なくなりました。最初からそうしていれば良かったです。
作図で使用した筆記用具は、中山講師のブログの調査士の作図用オススメ道具という記事で紹介されていたものをそのまま使用しました。

[中山式]複素数計算のご感想・ご利用方法

測量士補試験の計算問題で躓きかけた私にとって、計算問題は鬼門でした。土地家屋調査士試験の計算問題は、さぞ難しいんだろうな…そう思いつつ動画を見始めました。
しかし、実際に動画を見ながら電卓を叩いてみると、あれよあれよと計算ができてしまうではありませんか。まるで魔法の様だと感動したのをよく覚えています。どういう仕組みで計算できているのか分からないのにすらすらと解けるので、ずるをしているんじゃないかと思うほどでした。
複素数計算を覚えると、計算問題がゲームの様に感じるようになり、楽しく解くことができるようになりました。[中山式]複素数計算がなければ合格することができなかったと断言できます。

実践答練のご感想・ご利用方法

実践答練は、過去問を何周か回したあとに挑戦しました。それなりに自信があったのですが、結果は散々で、自信は打ち砕かれました。本試験と同じ様に、2時間30分の時間制限を設け問題に取り組みましたが、択一は12問くらいしか得点できず、記述は半分も終わりませんでした。
実践答練の問題には、過去問ではあまり出てこない論点もあり、上手く補完している印象を受けました。問題の難易度は、本試験よりやや難しかったように思います。
概ね何点くらいの得点を取ると合格することができるのかは分かっているので、自分の順位が分かる必要性はあまり感じられませんが、記述の添削はあってもいいのかなと個人的には思いました。

『法改正対策』過去問解説講座のご感想・ご利用方法

今年度は成年年齢の引き下げという法改正がありました。法改正はそれだけなのですが、それにより成年擬制の廃止や、18歳から土地家屋調査士となる資格を有することになる等、いくつかの論点が生まれました。
「法改正対策」過去問解説講座では、法改正の要点がコンパクトに、分りやすくまとめてあるため、効率的に対策することができました
また、講義では過去問を法改正したものにアップデートして解説してくれるため、ただ法改正した部分を教わるよりも、吸収しやすいと感じました。
動画の時間はとても短いですが、その分内容の濃い講義であると思います。価格もリーズナブルなので、他校講座を受講している方や、独学の方も、この講座だけでも受けた方が良いのではと思います。