合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

土地家屋調査士試験を目指した理由・契機

地方銀行で渉外担当として新築物件に対する融資を行った際、諸費用の領収書を確認していたところ「土地家屋調査士」が発行したものを手にし、ふとどのような仕事かを調べてみました。
すると、専門職が非常に高い職業であり将来性が高いこと、様々な不動産が見られるという好奇心を満たせること、銀行で営業や貸付事務として働いた経験が活かせることが決め手となり転職を決意。土地家屋調査士法人に働きながら資格取得を目指すこととなりました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

他の予備校と比較して費用が抑えられることも利用させていただいた要因としてもちろん大きいですが、講義動画サンプルの中山先生の講義が大変分かりやすく、内容が頭に残りやすいということが他の予備校と比較してとても印象に残ったからです。また、計算が得意でない私にとって複素数を用いた解法は馴染みやすく、調査士試験合格に欠かせない部分でもありました。

合格体験記・学習上の工夫

受験1年目は測量士補の合格による午前試験免除がコロナウイルスの影響により不可能となりました。よって午前試験も受けなければならず、1年で合格する気でいたため測量士補の勉強から気持ちを切り替えられずに、ほとんど勉強しないまま試験を受けて惨敗しました。時間を無駄にしたとも思いましたが、当日の会場の独特な雰囲気や受験環境が把握できたため、実は大きな収穫になっていたと思います。
受験2年目は、択一が9問しか取れていないことから入門総合カリキュラムを選択。試験後すぐに申し込みをし、教材が手元に届いてからすぐ勉強を開始しました。学習を行う上で心掛けていたことは、 以下二点です 。

①とにかく隙間時間を勉強に充てる
②勉強しない日を作らない


①について、通勤時間は択一や作図以外の書式の過去問を解き、病院や役所の待ち時間はテキストや講義音声を活用して知識を増やすことに徹底するようにしました。また、SNSやアプリゲームといった集中力が削がれるものは消去し、気が散らないような環境も整えました。
②については、「継続は力なり」の言葉通りです。やる気が出ないときもありましたが、合格後の生活や実務を想像して自身を奮起させました。
試験当日は、試験中トラブルもあって集中を欠いたり、作図の手が震えたりしながらも最後まで諦めることなく手を動かし続けました。結果、ギリギリではありましたが合格をすることができました。

【土地家屋調査士】合格総合講義のご感想・ご利用方法

1本の動画が20分以内であることが多いため、隙間時間にちょうど良く活用することができました。講義を受けたところが記録されるため、次の講義をスムーズに受けられるのが時間を無駄にすることがなく大変便利な機能だったと思います。また、進捗度合いが一目で分かりモチベーションの向上を図ることができました。
中山先生による講義は大変イメージのつきやすいものであり、小難しくなく親しみやすかったので飽きずに試験直前まで活用できました。難解な部分についてはしっかりと、不要な知識は流す講義スタイルでメリハリがあったため、知識の取捨選択が容易にできたことは大変ありがたかったです。
講義動画は基本1.5倍速で学習を進めましたが、時間があるときや内容が分かっていない箇所は1.25倍にして理解を深められる、自分にあったペースで学習ができることも合格に近づけた要因であったと思います。
テキストはコンパクトなサイズであり、常にカバンに入れて持ち歩いても負担にならず、空いた時間にどこでもすぐ読めるところが高ポイントです。内容もイラストがあり、カラーであるため市販の分かりづらくとっつきにくいものとは異なるため楽しく学習できました。

択一式過去問解説講座のご感想・ご利用方法

択一式過去問解説講座は、【土地家屋調査士】合格総合講義とほぼ同時に学習を開始し、毎日通勤時間に2年分を解くようにしました。
解き続けると答えだけを覚えてしまうこともあり、一問一答形式で解いていき、本当に理解出来ていないところを洗い出す作業をしました。理解できていないことは付箋に書き出して、机や壁に貼り付けて毎日目につくようにして自然に答えられるレベルまで定着させました。最終的に肢別の正誤だけでなく、全問正確な解説を自分でできるくらいにまで知識の落とし込みができていたら本試験はもっと自信を持って臨めていたと思います。
講義音声のダウンロードも可能であったため、音声を聴きながらWEBテキストを組み合わせることで、机に向かわなくても手軽に勉強することができる素晴らしいツールであったと思います。

記述式過去問解説講座のご感想・ご利用方法

記述式過去問解説講座は、土地が全然スムーズに解けず、最初は相当な時間を要しました。特に二次方程式を用いる問題や、三角関数を用いる問題に苦しめられ、講義動画を見ながら答えを写すことしかできませんでした。しかし、問題文中の論点の見つけ方や解く順番、気をつけるべき部分を繰り返し講義内で仰っていて、それをそのまま身につけることで自分の解法スタイルを確立することができました。そこからは安定して過去問でも正解が出せるようになったと思います。
建物に関しては実務をやっていたこともあり、合体や区分といった実務で触れていない部分や穴埋め問題を中心に学習を進めました。分かるところを解くのは楽しかったですが、このまま合格できそうという錯覚に陥りそうだったので、さらっと復習するに留め、時間を使わないように気をつけました。

新・定規の使い方講座のご感想・ご利用方法

三角定規は小学校以来触れておらず、使い方もよく分からないところからのスタートでした。滑るので定規にテープを貼る、インクが伸びないペンを使う等の作図上の注意から始まりました。どれも文房具なんて同じと考えていましたが、講義内でおすすめされている文房具をその通りに一式購入して使ったところ、使いやすさ、作図のしやすさが普段使いしていた文房具よりかなり良かったです。プロが選ぶものに間違いは無いんだなと感じました。
また、実際に使い方のレクチャーが始まると、三角定規で平行線や垂線を引くといった、小学校で教わってない(記憶にございません)ような使用方法だったので、とても楽しく学ぶことができました。最初は250分の1と500分の1の使い分けもよく分かっていませんでしたが、解説が丁寧なので、数回動画やテキストを見返すだけでマスターできたと思います。

[中山式]複素数計算のご感想・ご利用方法

計算がとても苦手な自分が合格できた最大の要因がこの[中山式]複素数計算です。関数電卓に触れるのも初めてでしたが、細かい使用方法から講義で教えていただけるので安心して学習を進めることができました。
複素数と他の解法を比較したものをどこかで見かけ、複素数の方が圧倒的に速いということを知り、これを学べてラッキーだったなと心の底から思いました。複素数に慣れてくると交点計算や方向角を求めるのが楽しくなったのと同時に、ここが過去問を解くのが苦にならなくなった転換点だと思います。電卓を叩くスピードも最初はゆっくりで不正確でしたが、繰り返し講義と合わせて練習することで、最終的には本番でも間違えることなく座標値を出すことができました。

実践答練のご感想・ご利用方法

実践答練は、ある程度過去問を解き、「今受けても合格できる」というくらいの自信がついた8月に着手しました。本番環境と同じように緊張感を持って解いたところ、全3回とも7割前半程度しか取れませんでした。試験に出てもおかしくない論点がしっかりと押さえられている問題での誤答や普段しないケアレスミスをしていたため、今までの自信や余裕は無くなり完全に慢心していたことが確認できました。
もちろん解説動画は理解できるまで見て、本試験で出ても間違えない位の復習を行いました。答練を通じて過去問では得られない知識や理解不足の部分を発見できたことはとても有意義なことでした。また、根拠のない自信を捨てることができたこの実践答練は合格に欠かせないものであったと思います。

『法改正対策』過去問解説講座のご感想・ご利用方法

令和4年度の試験は未成年者の年齢が20歳未満から18歳未満となった大きな法改正があり、しっかりと対策を練っておきたいと思っておりました。
改正前と改正後の法律の内容が一目で分かる表や、テキストに貼付けができるプリントデータの配布があったので、テキストに書き込みをするには結構な時間がかかる分量でしたので、その分の時間を解説動画に時間を費やすことができたのは大変助かりました。
また、法改正箇所が絡む過去問も新たな解説とともに展開されており、改正前の知識をそのままにせず、正しい知識に置きかえることで安心感を持って学習を進められました。
一人で学習していたら法改正まで気が回らず学習を進めていたと思うので、こういったサポートがあるのはありがたかったです。

カリキュラム・講座のご感想,講師へのメッセージ等

先生方には大変お世話になりました。
分かりやすく飽きない講義内容のお陰で合格することができました。ありがとうございました。