合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

土地家屋調査士試験を目指した理由・契機

私の現職は不動産の分譲会社で土地の仕入の審査業務を行っております。全国各地の土地、建物の謄本、地積測量図、建物図面、各階平面図や公図を見る機会が非常に多い仕事です。日々の業務を行う中で、分筆登記の際、地積更正登記を行う場合があるのとないのとの違いや、公図と14条地図との違い等、疑問に思う事が多々ありました。
土地家屋調査士の知識があれば、業務の手助けになると思った事が土地家屋調査士を目指したきっかけです。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

ずばり受講料の安価さと受講料の全額返金制度です。アガルートアカデミーの土地家屋調査士講座は他校と比べてもかなり安価に感じました。通学か通信かで迷った部分もありましたが、通学の高価な受講料を支払って試験に不合格だったらどうしようと悩み、通信であればアガルートアカデミー一択で受講しようと思いました。

合格体験記・学習上の工夫

私がアガルートアカデミーの土地家屋調査士講座に申し込みをしたのは令和3年5月頃でした。目標としている令和4年10月の試験まではまだまだ時間があるから…と試験勉強のエンジンかかからず、令和3年中はほとんど勉強をせずにダラダラと無駄な時間を過ごしていました。このままではまずいと思い、令和4年に入ってからは、どんなに仕事で疲れていたりプライベートでの用事があった場合でもテキストを開いたり過去問を解こうと決意しました。
勉強方法としては、インプットの動画を見つつ、択一の問題を解くようにしていました。インプットの動画や択一の過去問は1周目だと全く理解できず、ただ動画を見て択一は答えを見ながら解くという勉強でした。不動産の分譲会社で勤務していますので、多少の法律用語の知識はあった為、2周目以降は何となく理解できる事も増え、知識が身に付いているなと実感できるようになりました。記述式の勉強も2周目に入る頃から並行して行うようにしました。勉強方法として、最初は答え、解説動画を見ながらイメージをつかんでいくようにしました。私は計算が苦手な部分があり、土地の平成17年~25年辺りは複雑なものが多く、あまり深入りせずに、確実な問題は落とさずに部分点をねらっていこうという気持ちで勉強しました。
勉強時間としては平日は2~3時間、休日は5~6時間行いました。平日はトイレの時間や通勤時間も勉強時間にあて、仕事が忙しい中でも勉強時間は確保する様にしました。令和4年4月頃からは1日に択一式を1年分、記述式を土地、建物を交互に1問ずつ解くようなサイクルにしました。択一式は過去問を20周、記述式は6~7周分解いたと思います。何周かすると答えを覚えるような勉強になってしまうため、インプット動画を3倍速で並行して見るようにもしました。
私は試験までに模試を受けたり、Twitter等を一切行っておらず、試験は孤独との闘いでした。定期カウンセリングも行っていなかったため、これから受験する方々は勉強仲間や相談できる人を作った方が良いと感じます。
試験当日は試験時間が1分延長されるアクシデントがあったり、尋常ではない緊張感から地積測量図を書き直したりと色々ありましたが、何とか一発合格を手にする事ができました。

【土地家屋調査士】合格総合講義のご感想・ご利用方法

【土地家屋調査士】 合格総合講義ですが、まずは知識のインプットのために民法、不動産登記法、土地家屋調査士法の順番で動画を視聴しました。動画はかなり細かくチャプター毎に区切られているので忙しいときや勉強に身が入らない時は1チャプターのみ視聴して終わりということも出来ました。また、テキストの該当ページが動画の下部に表示されていますので、すぐにどこの場所か確認できるのが良かったです。テキストはフルカラーで非常に見やすく、試験に出題される全ての登記申請書例が掲載されていて、土地家屋調査士になって実務を行う際も有効活用できるものであると感じました。
中山先生の講義は非常にハキハキとした声で聴き取りやすく、土地家屋調査士としての実体験を交えて解説してくださるので、とても面白く、興味をそそられるものばかりでした。【土地家屋調査士】合格総合講義は択一式に出題がないものも網羅されているので、口述試験直前も含めて4周しました。土地家屋調査士試験に合格可能な全ての知識をインプットできる素晴らしい講義だと感じました。

択一式過去問解説講座のご感想・ご利用方法

択一式過去問解説講座ですが、問題集は年度毎に区切られていて1日1年分を解くようにしておりました。解説動画については年度毎、さらには問題毎に区切られていて本当に視聴しやすいものでした。それぞれの肢の解説も全て行われており、過去に重複するような問題があった場合でも飛ばすことなく全て解説していただいているのでとても良かったです。
択一式はまず基準点を突破できる力がないと記述式の採点までいかない分野となりますので、勉強開始当時から取りかかるようにしておりました。過去問を解き、不明点があれば解説動画の視聴に戻る、の繰り返しを行うことにより基礎知識を定着させることができました。問題テキストが上・下巻に分かれており、屋外でも問題が解きやすいのも良い点です。

記述式過去問解説講座のご感想・ご利用方法

記述式過去問解説講座ですが、最初に問題を見たときはページ数が多く、取りかかるのにかなり躊躇してしまいました。ですので、まず動画の解説を視聴して問題のどこから読み始めた方が良いのか、ここは飛ばしても問題ないのか等を検証するところから始めました。
記述式の解説動画は全講義の中でも一番長く、一回視聴するのにも結構苦労しました。それでもかなりコンパクトにまとめられていて要点をしっかり解説していただいておりましたので、二回目以降からは記述式の面白さが実感できるようになりました。試験では他の受験生と差をつけるのであれば記述式になりますので、繰り返し問題を解き、不明点は解説動画に戻る、の繰り返しを行うことで実力を身に付けました。

新・定規の使い方講座のご感想・ご利用方法

新・定規の使い方講座ですが、土地家屋調査士試験は必要な文房具や作図用具の多さ、ボールペンやシャーペンにこだわる必要があるのかと驚きでした。三角定規を使用するのはおそらく小学校以来でしたので、こんな使い方があるのかと非常に面白い講義でした。
土地家屋調査士試験では作図が必須であり得点配分も高いため、線の書き方やプロットの落とし方一つで合格に響いてくる重要な部分だと感じました。講義では実際に作図の方法を見せていただけるので、自分も一緒に書きながら覚えられたのが良いと思いました。
何回も過去問の地積測量図、各階平面図、建物図面を書くことによって、最終的にはスピードも正確さも格段にレベルアップし、作図の作業は一番の得意分野になっていたかもしれません。

[中山式]複素数計算のご感想・ご利用方法

[中山式]複素数計算についてですが、まず最初に複素数とは何かも分からずに講義の動画を視聴しました。関数電卓も人生で一回も使用したことがなかったので、正直苦手意識しかなかったです。実際に動画を視聴しながら関数電卓を使っているとだんだんイメージがつくようになってきました。
テキストもどこのボタンで電卓操作をすればよいか1つ1つ丁寧に記載されていて分かりやすかったです。練習問題もあり、何回も反復して行うことで手が自然と動くようになりました。複素数が身に付いたおかげで、計算の時間短縮となり、本試験でもギリギリ完走することができました。土地家屋調査士試験は知識ももちろんのこと、計算のテクニック等も合格のために重要な部分となることが分かりました。

実践答練のご感想・ご利用方法

実践答練は全部で3回分あり、本試験直前の8月、9月、10月に着手しようと決めておりました。本試験と同様の択一式マークシート、記述式の解答用紙があり本試験と同じ開始時間、終了時間に合わせて行うようにしました。
結果は惨敗でした。実践答練の問題はおそらく通常の本試験より難易度が高いとは分かっていましたが、択一式も記述式も基準点にも届かないような点数だったと思います。解説動画を見て、おそらく本試験には出題されないような問題もあったので、そこは深入りせずに、全員が取れる問題をミスなく取れるようにすることを心がけました。
実践答練は本試験での時間配分や択一式、記述式の解く順番を検討できる良い機会になったと思います。

『法改正対策』過去問解説講座のご感想・ご利用方法

法改正対策については、試験の一週間前くらいに1回のみ動画を視聴しました。
主な改正内容が民法で未成年者が18歳未満の者になるものでした。ニュースでも取り上げられているようなものでしたのでイメージはつきやすかったです。それに付随して「土地家屋調査士法でも18歳から土地家屋調査士となる資格を有するようになるのだなぁ」と納得しました。
解説の動画では、民法の問題より土地家屋調査士法の問題として出題される可能性があると予想してくださっていましたので本試験で出題されると仮定して臨むことができました。
また、テキストや択一式過去問のページが改正法に対応できるように差し替えられる工夫もされていたことが良いと思いました。

カリキュラム・講座のご感想,講師へのメッセージ等

アガルートアカデミーの講師陣の分かりやすい講義、解説等があったおかげで、土地家屋調査士試験に合格することができました。本当にありがとうございました。