合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

土地家屋調査士試験を目指した理由・契機

もともと仕事で土地家屋調査士と接することがあり、自分も専門知識を付ける必要があったからです。また、30歳になったときには何も資格を持っていなかったため、何か資格を取っておきたいと思ったこともきっかけの一つです。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

アガルートを選ぶ前に他校の予備校を検討しました。他校の質問制度は、質問が一定数以上いくと別料金が発生したり、回答があるまでに数日間かかる予備校がありました。その中でもアガルートはFacebookで講師が即座に回答され、また何回でも質問ができることに魅力を感じました。Facebookの質問コーナーには他の受講生の質問も見ることができ、自分にはない論点も知ることができ大変ありがたかったです。また、講義が細切れになっており、隙間時間を有効に使えることにも魅力を感じました。

合格体験記・学習上の工夫

択一は、講義動画を見終わった後にすぐに過去問を読みました。最初は解くのではなく問題文、解説を読みました。どのような論点が、どのような角度で問われるのかを調べて、テキストの該当箇所に「平成◯年出題」というふうに書き込みました。理解できなかった場合は講義動画を再視聴しました。しかし、どうしてもわからない論点がある場合は飛ばしました。調査士試験では後の論点を学ぶことで前の論点がわかることがあります。少し気持ちが悪いかもしれませんが勇気を持って飛ばすことも重要です。また、単に答えを覚えるのではなく自分で解説ができるレベルまで仕上げました。そして派生論点まで意識して勉強していました。調査士試験は組み合わせの問題が多いですが、普段の学習では組み合わせで答えが出せたから終わりではなく5選択肢全て検討しました。組み合わせで解けて正解して喜んで良いのは本試験、模試だけだと思います。
最初の1週目はかなり時間がかかりました。最初のころは択一1問解くのに1時間ほどかかることもありましたが2週目以降は苦にすることなく解くことができました。調査士試験の択一式は過去問だけで逃げ切り点が取れますが、そのためには過去問を自分で理由付け、派生論点を説明できるレベルまで仕上げる必要があると思います。
記述についてはいかに回数をこなすかだと思います。私はどのような問題が出題されても「図面に(単位m)と方位マークを書く→注釈を読む→問を読む(空欄補充問題はこの段階で答えていました)→問題文を読む→計算→申請書→作図」の順番で問題を解いていました。着手する順番は人それぞれだと思いますが、自分なりの着手する順番は決めておいた方が良いと思います。

【土地家屋調査士】合格総合講義のご感想・ご利用方法

講義が細切れになっており大変良かったです。予備校によっては3時間通して講義があるので自分が知りたいところを視聴するには該当する部分を探さなければなりません。アガルートの講座では細切れになっているのでその負担はありませんでした。また、講義の倍速も何段階も設定できるのも良かったです。最初の頃は1倍で視聴し、再視聴するときは2倍で視聴しました。
よくわからなかった部分や、あいまいな場所についていつでも講義を見ることができるので、苦手な論点についてテキストの該当箇所にチャプターの番号を書き込み、繰り返しその講義を見ていました。直前期には漏れている論点が無いか再度テキストを通読し、記憶が曖昧なところは講義動画を2倍にして視聴しました。
また、講義がどこまで進んでいるのかパーセンテージされて、目に見える形ですぐにわかるため、モチベーションにもなりました。テキストも民法、不動産登記法の2冊にコンパクトにまとめられており、持ち運びがしやすく隙間時間に勉強がしやすかったです。
講義も大変わかりやすかったです。中山先生は総合順位1位で合格されていらっしゃるので、上位の方がどのような思考回路で論点を考えているのか、どのような試験戦略を考えているのかを講義を通して学ぶことができました。

択一式過去問解説講座のご感想・ご利用方法

択一式過去問解説講座は音声をダウンロードし、通勤時間に毎回視聴していました。中山先生が問題を読み上げるのでそこでいったん停止して自分の頭で考えて、再び再生して答え合わせをしていました。もちろん音声だけ解くのでなく机上でも問題は解いていました。択一式過去問解析講座は、すべての選択肢について中山先生が解説されているので、講義の延長のような感覚で視聴していました。
択一は年度を通して毎日1年分を解くようにしていました。学習を始めた頃は1年分を解くのに数時間かかっていましたが、直前期では20分で解けるスピードまで仕上げました。本試験では25分で解き終わり19問正解しました。調査士試験はスピード勝負です。本試験では「これどうだったっけ?」と悩む時間すら無いかと思います。個人的には過去問の問題は即答できるレベルまで仕上げなければならないと思います。

記述式過去問解説講座のご感想・ご利用方法

択一式過去問解析講座が仕上がってから記述式過去問を解きました。択一式過去問と同様、1問解くのに数時間かかったのを覚えています。これを時間内に解き終わることは無理なのではないかと絶望したこともありましたが、回数をこなすうちに少しずつ時間を短縮することができました
私は問題を解いたら毎回、解いた日付、かかった時間、作図に要した時間、間違えた箇所をメモしていました。次回同じ問題を解くときは前回解いた時よりも良い結果を残すための指針としていました。またメモを残すことで、自分がどのようなところを間違えやすいのか知ることができるのでおすすめです。講義動画では中山先生が記述の戦略(先に注釈から読むなど)や解法を説明されますのでそれをマネして解きました。
また、本試験で座標値が出せない場合の対応もしていました。中山先生は講義で「わからなくてもあがいてください。」と仰っていました。分度器とコンパスを使って、あてずっぽうでも作図する。既知点からの角度が分かれば、その既知点に分度器を当てれば直線を引く。問題文で与えられている他の情報から、点を探し出す。座標が出さなくても地積更正の有無は判断できるので計算はする。わかる範囲で作図をする。とにかく与えられた情報からできる限りのことをする。ということをしていました。

新・定規の使い方講座のご感想・ご利用方法

講座はインプット講義の合間に気分転換に視聴していました。正直、作図については習うより慣れよだと思います。直前期には地積測量図だと13分,建物図面各階平面図及び建物図面で25分書ききれるように仕上げました。
講義については、このペン、シャープペンシルがお勧め、消しゴムはこれがお勧めなど筆記用具をあらかじめ指定してくださったので筆記用具について悩むことなく講義に入ることができました。
また、滑り止めとして三角定規の裏にビニールテープを貼る、こすれないようにするにはどうすればよいかなどテクニックの説明もあり真似しました。テキストも、作図の一つ一つの作業工程を大きく丁寧に解説されていたので、わかりやすかったです。

[中山式]複素数計算のご感想・ご利用方法

関数電卓は、今までの生活で使ったことがなく、複素数についての知識もなかったので最初はとても不安でした。しかし、複素数そのものの知識は全く不要でした。操作も慣れてしまえばそこまで難しいことなく、指が勝手に反応して計算するほどでした。
講義についても一つ一つの計算工程を、画面に関数電卓を写しながら操作し、説明があるので大変わかりやすかったです。数学Ⅰの正弦定理、余弦定理、三角形の面積=1/2bc sinAなど、基本的な公式を覚えておけば大丈夫だと思います。三角関数での計算も一度だけ試してみましたが、複素数のほうが圧倒的に早く処理ができ、メモリも管理しやすかったです。
私は、中山先生のブログの計算問題や午前試験の問題も利用していました。いきなり本試験の問題を解くことに抵抗がある方におすすめです。

実践答練のご感想・ご利用方法

択一式、記述式過去問が仕上がってから実践答練を解きました。実践答練はテキストや過去問にない知識・論点を習得するというよりも、テキストや過去問で習得した知識でどこまでの点数がとれるのかを確認するために解きました。本試験では新問題が出題されるので、実践答練はどのように対処するかを習得する場面だと思います。この考えは予備校に関係なく全受験生に重要なことだと思います。
また、他校の模試を受けたのですが複素数で解説してあるのはアガルートだけだったのでストレスなく復習することができました。
実践答練は本試験を想定して午後1時から時間を計って解きました。択一式35分、土地60分、建物50分、見直し5分の配分で解くようにしていました。また、あえて狭い机で解いたり、マスクを付けながら解いたり、関数電卓のケースを外して解いたりしました。

『法改正対策』過去問解説講座のご感想・ご利用方法

令和4年の試験対策では、主な法改正は成年年齢が引き下げられることくらいしかありませんでした。講義では中山先生が、出題されるとしたら民法、土地家屋調査士法の登録の論点で出題がされるとおっしゃっていました。講義のなかで改正点がどのように本試験で出題されるかを示してくださります
結果として本試験では出題されませんでしたが、法改正のフォロー体制もしっかりとされているので安心です。
正直なことを申し上げると、令和4年は大きな法改正も無く、講義動画を1度視聴しただけで、そこまで対策はしていませんでした。しかし、令和5年は共有、相隣関係、所有者不明土地管理制度など法改正が多いのでしっかりとした対策が必要だと思います。

カリキュラム・講座のご感想,講師へのメッセージ等

中山先生、中里先生、高野先生、佐々木先生
大変お世話になりました。一発合格できたのは先生方のおかげです。今後、またどんな形でか、アガルートに恩返しができればと思います。心より感謝申し上げます。