合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

土地家屋調査士試験を目指した理由・契機

建設業を生業としており、それに関連する資格を調べていた際に土地家屋調査士試験を知りました。資格を取得することで本業に活かせることがあるかもしれないと思い、コロナ禍の暇つぶしに土地家屋調査士試験の受験を決意しました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

インターネット上で情報収集したところ、独学はいばらの道と感じたので予備校を利用することにしました。私の居住地から予備校に通学するとなると時間と費用がかかり過ぎるため候補は通信の予備校のみでした。
各校のWebページを参照して検討しましたが、どこも十分な合格実績を持っており悩みました。最終的にアガルートを選択した決め手は中山先生の雰囲気です。中山先生と一緒に勉強したいと考え、受講相談せずに直感的に決断しました。

合格体験記・学習上の工夫

私が土地家屋調査士試験を志したのは令和3年11月でした。インターネット上で調べたところによると、合格にはだいたい1000時間程度の勉強時間が必要ということがわかりました。約1年間、毎日平均3時間程度勉強すれば1000時間に到達すると考え、令和4年度試験の合格を目指すことにしました。
学習開始にあたって、年間スケジュールのようなものは作成しませんでした。まずはとにかくやってみようと思い、「インプットしてからとにかく問題演習」が指針でした。
受験勉強において一番大事なことは学習を継続することだと私は考えています。そのため、「何があっても毎日勉強する」ことを自分に課しました。勉強開始早々、新型コロナワクチンの副反応が出たり、牡蠣にあたったりしましたが、毎日最低10分は勉強するようにしていました。どんなに少しであっても、毎日勉強することで試験に対する熱意を継続することができたと思っています。筆記試験当日までの総勉強時間は予定通りの約1000時間でした。択一式過去問、記述式過去問共に9割以上得点することができたので自分にとっては十分過ぎる結果です。
以上のように、約1年間工夫らしい工夫の無い学習を重ねてきましたが、愚直に継続したことが合格の決め手のような気がします。

【土地家屋調査士】合格総合講義のご感想・ご利用方法

民法→不動産登記法→土地家屋調査士法の順で学習を進めました。
最初はひたすらインプットでした。講義動画を視聴しながらテキストを読み進めました。理解できない部分があっても無視してとりあえずテキストを1周し、その後過去問に挑みました。当然できはイマイチですが、理解が不十分であった論点についてテキストと講義動画で復習しました。テキストの記載箇所が見つけられない時はデジタルブックが役に立ちました。デジタルブックはキーワード検索が可能だったため、とても便利でした。
インプットの段階では疑問点や理解できない点にたくさん出くわしますが、気にせずとにかく前に進むことが重要と思います。1回で理解・記憶することなど到底できないので、まずは大まかな雰囲気をつかみ、後で深く理解する方法が有効です。
ちなみに、講義動画を通しで視聴したのは1回のみです。理解が甘い部分、重要だと感じた箇所は繰り返し視聴するようにしていました。講義動画は長くても20分程度にまとまっていたため利用しやすかったです。テキストの通読も序盤のインプットと試験直前期のみです。広く浅くよりも重要な論点を深く理解することを常に心がけていました。
試験を受けた感想としては、【土地家屋調査士】合格総合講義の内容で十分です。わかりやすくコンパクトにまとまっているため、これを信じて学習を続ければ合格に必要な知識は身に付くと思います。

択一式過去問解説講座のご感想・ご利用方法

インプット直後から過去問に挑みましたが、正直ほとんどわかりませんでした。問題を読んでわからなければすぐに解説を読んで、その後解説動画を視聴する流れで学習していました。アガルートの択一式過去問解説講座では肢別に丁寧な解説が用意されている点が非常によかったと思います。難しい問題については何度も解説動画を視聴していました。
過去問3周目くらいになるとそれなりに得点できるようになってきますが、解答時間や正答率よりも正誤の理由を答えられることを重視しました。判断理由が曖昧な場合は解説と解説動画、時にはテキストに戻って復習しました。
過去問の理解が深まってくると自然に解答スピードは上がってくると思います。初めのころは1時間近くかかっていましたが、最終的には過去問は20分~30分、本試験択一式の問題も30分程度で解答することができました。アガルートの択一式過去問解説講座は過去問の理解を深めるには最適の教材だと思います。

記述式過去問解説講座のご感想・ご利用方法

記述式の学習は令和4年の3月から始めました。[中山式]複素数計算と新・定規の使い方講座を学んでから記述式過去問に着手しました。学習方法は択一式の時と同様です。とりあえずやってみて、できなかった箇所について解説を参考にしながら一つ一つ理解していくことを心がけていました。
土地の問題を解く上で複素数計算の習得は必須と考えますが、記述式過去問解説講座では一貫して複素数計算を用いた解説をされている点がよかったです。複素数計算の基本を身に付けただけではおそらく一昔前(平成18年~平成24年頃)の過去問には手が出なかったと思います。本講座によって複素数計算の理解が深まりました。
また、問題把握の手順を中山先生が丁寧に教えて下さった点もとても参考になりました。令和4年度の問21(土地)は長文問題でしたが、中山先生の教えの通り問題文を読むことで重要ポイントを的確に把握することができました。

新・定規の使い方講座のご感想・ご利用方法

頭を使わなくても理解できる講座だと思い、勉強に疲れたときに取り組んでいました。動画の視聴は1回のみです。手の動かし方や定規の使い方などを動画とテキストで確認しました。受験を終えてから思うこととしては、手の動かし方等は動画で何度も確認するべきでした。それを怠ったせいで独自の非効率的な作図が見に付いてしまいました。中山先生の手の動かし方を模倣することが作図能力を高める近道だと思います。
本講座の視聴後は実際に作図をしてみました。自分で書いてみると、あまりに時間がかかるのでびっくりします。当初は各階平面図と建物図面を書くのに1時間くらいかかりました。絶望的に作図が遅くて困りましたが、繰り返し作図を行うことによって次第に改善されていきました。付属の三角定規(SUGOOOOI)はとても使いやすかったです。

[中山式]複素数計算のご感想・ご利用方法

正規の計算方法を知らない私ですが、中山先生を信じて、複素数計算オンリーで試験に臨むことにしました。本講座では、テキストがわかりやすかったため、動画はほとんど視聴しませんでした。テキストを見ながらひたすら電卓を叩いていたら次第に手が複素数計算をおぼえてくれました。
高校数学は元々割と得意だったので、三角関数や複素数計算の習得にはそれほど苦労しませんでしたが、唯一交点計算だけは理解に苦しみました。意味を理解せずに操作方法を暗記するのもどうかと思いましたが、効率的に学習を進めるために、心を無にして操作方法を覚えました。
近年の試験の傾向では座標値計算はそれほど複雑ではありませんが、それでも複素数計算の習得はマストだと思います。複素数計算の習得ができた点でもアガルートを選択してよかったと実感しています。

実践答練のご感想・ご利用方法

過去問を徹底的に理解することが重要であることは重々承知していますが、初見の問題を時間内に解き切る訓練も重要と思います。それに、実践答練は刺激的で楽しいです。過去問を繰り返していると次第に新鮮味が薄れていってしまうのですが、そんな時に答練にチャレンジすると新たな発見があって面白いです。
私の場合、令和4年6月~8月頃にアガルートの実践答練を活用しました。筆記試験と同じ時間帯に2時間半という時間制限を設けて取り組みました。本試験の緊張感を作り出すことは難しいですが、時間のシビアさは本答練で感じ取ることができました
ちなみに、私は第4回~第6回の実践答練も追加で購入しています。中山先生と中里先生が自画自賛するだけあって、中身の濃いものだったと感じました。

『法改正対策』過去問解説講座のご感想・ご利用方法

法改正対策に関しては正直言って私はあまり重要視していませんでした。筆記試験の問題の中に法改正に関する出題があったら諦めようとすら思っていました。枝葉末節よりも、太い幹部分の理解を大事にしたいと思ったからです。それでも最低限は抑えておく必要があると思い、本講座の動画視聴と補足資料の確認は一通りしています。
法改正によって変更となる部分はテキストや問題集を修正する形で資料にまとまっており、この資料をテキストや問題集に貼りつけて情報をアップデートしました。
本講座では法改正知識の更新だけでなく、法改正が過去問にどういう変化をもたらすのかについてもしっかりと解説していただけたため、過去問に対する理解が深まりました。

合格ゼミのご感想・ご利用方法

当初は合格ゼミの利用は考えていませんでした。しかし、添削無しコースの価格が30000円(税別)ということで、「これはもしかしてお値段以上の価値があるのでは?」と思い、衝動買いしました。実際にお値段以上だったと思います。択一式の問題は重要論点の再確認をすることができましたし、記述式の問題もレベルが高くて大変参考になりました。中里先生お手製の補足資料もありがたかったです。また、座談会における先生方の話も面白かったです。勉強の息抜きをしつつ、英気を養うことができたと思います。
アガルート受講生にはぜひ合格ゼミへの参加をおすすめしたいです。私は添削無しコースでしたが、他校の答練等を利用されない方は添削有りコースがよいと思います。