合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

土地家屋調査士試験を目指した理由・契機

私の父は、司法書士、土地家屋調査士、行政書士の資格で事務所をしています。私は、その事務所で補助者として従事しています。行政書士の試験には既に合格していたこと、また以前に測量会社や、設計事務所に勤めていた経験もあり、土地家屋調査士を目指すことにしました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

きっかけは、中山講師の「合格チャンネル」の表示登記まとめの動画を見たことでした。その動画では土地、建物、区分建物と、登記の内容ごとに論点が分かりやすく、かつ端的にまとめられていました。それがきっかけで、アガルートアカデミーを知ることになりました。また、オンライン講義であるため、スマホやタブレットを使用して、場所を選ばず学習が出来ることが可能な点も選んだ理由のひとつです。

合格体験記・学習上の工夫

今回こそは必ず合格するという、強い気持ちを持って学習することが出来ました。
主な学習上の工夫、学習内容としては、オンライン講義を視聴する際には、スピードを1.25倍速や、1.5倍速で視聴するようにしました。インプットよりもアウトプットに時間をかけたいと考えていたので、この機能を有効に活用して、インプットの時間短縮をしました。
アウトプットについて、まずは択一の学習方法は、シンプルに過去問を徹底的にやりました。平成17年度から令和3年度の年度別過去問の上巻、下巻をそれぞれ11回まわしました。その際には、解答の解説については音読をして、解説をしっかり理解することを意識しました。また、問題を解くスピードについても、1年分20問を20分から25分程度で出来るように問題に取り組みました。
記述の学習方法は、まずは記述申請書の雛型50パターンを何度も繰り返しました。書いたり、音読をして、50パターン全てを暗記して書けるようにすることを目標に取り組みました。
また作図については、平成17年度から令和3年度の年度別過去問を5回まわしました。講義の中で学習した、書式の問題の読み方、読む順番、答案構成用紙の使い方、複素数を使用した関数電卓による座標計算、作図方法をどの問題であっても対応できるようになるまで繰り返し取り組みました。

【土地家屋調査士】合格総合講義のご感想・ご利用方法

アガルートアカデミーを知るきっかけとなった中山講師の軽快な講義が印象的でした。分かりやすい言葉で、聴き取りやすいスピードで、どんどん講義を進めていくことが出来ました。合格に直結する知識が凝縮された、それでいて楽しい講義内容でした。
またオンライン講義の特徴であるチャプター分けが論点ごとに細かくされていたため、講義の際には該当するテキストの部分にチャプター番号をメモしておきました。そうして、重点的に何度も学習したいところを探すのが容易になり、学習しやすかったです。
アガルートアカデミーのテキストはカラーであるため、見やすく、読みやすいテキストでした。テキストの内容については、資格学校でありがちな基本的な論点と、それにプラスして、いわゆる重箱の隅をつつくような論点が多く盛り込まれた分厚く網羅的な読むのに大変なテキストではなく、「合格のための必要知識のみを厳選して」という印象を受けるテキストでした。そのため、ページ数はそれほど多くないテキストではありましたが、内容は充実しており、そのテキストに書かれている内容をしっかり理解して、知識の抜け落ちがないように繰り返し学習することで、知識の定着に努めました。

択一式過去問解説講座のご感想・ご利用方法

この講座は本試験に必要な択一知識の定着には必要不可欠なものでした。これまでは、過去問を自分で解いて、その解説を読むこと、そしてそれを繰り返すぐらいのことしかしていませんでした。しかし、択一式過去問解説講座を聴くことにより、単なる択一知識としてではなく、より実践的な知識へと理解を深めることができました。
また択一の肢のひとつひとつについても、その文章のどこに注目するべきが、どういった問われ方をしているのか、キーワードはどれなのかを細かく教えていただける講義でした。過去問が平成17年度のものからの掲載ということで、当初はそれ以前の年度の過去問も必要なのではと不安な面もありましたが、結果的に知識の量でいえば、平成17年度からでも十分本試験に対応することは出来ました。
やはり重要なのは、過去問を何度も何度も繰り返し解くことで、その理解は深まり、解くスピードも徐々に速くなりました。

記述式過去問解説講座のご感想・ご利用方法

土地家屋調査士試験の最大の特徴であるのが、やはり記述問題です。私自身は記述問題に苦手意識があり、実際に得点も伸び悩んでいました。土地の問題でも、建物の問題でも、問題自体を読むのに時間がかかり、座標計算等をするのに時間がかかり、作図をするにも時間がかかり、過去の本試験においても、完走出来ないことがありました。どうしても時間が足りないと思っていたところ、この講義では、記述の問題をどの順番で読んで、どういったアプローチで解き進めるのかを実際の過去問を使用しての講義でした。
アガルートアカデミー独自のノウハウが詰まった知識の習得により、申請書と作図のどちらにおいても着実に力のつくものとなりました。実際に令和4年度本試験でも、土地、建物ともに記述を完走することが出来、10分程度ですが、今までは取ることが出来なかった見直しの時間もあるほどでした。

新・定規の使い方講座のご感想・ご利用方法

定規の使い方については、これまでも記述を速く解くために、自分なりに工夫をしてきたつもりではいましたが、この講座にもアガルートアカデミー独自のノウハウが詰まったものでした。三角定規の使い方はもちろん、それ以外にも三角スケール、分度器、コンパスまで細かく使い方を教えていただきました。
またシャープペンシル、消しゴムといった筆記用具についても本試験において使いやすいものを教えていただきました。正しい定規の使い方を学ぶことにより、今までよりも速く、作図することが可能になりました。基礎的な使い方から、応用的な使い方まで、本試験において対応できるためのノウハウが詰まった、自分の作図の精度を上げることが出来た素晴らしい講座でした。

[中山式]複素数計算のご感想・ご利方法

この講座は、楽しみにしていた講座のひとつであり、間違いなく合格に直結することになった講座でした。これまでは、記述を解く際に、あまり複素数を使用しての計算はしていませんでした。そのため、計算に時間がかかり、また計算ミスがあったりと、これが記述が苦手な要因のひとつでした。記述を合格レベルまで引き上げるための知識やテクニックを、この講座で複素数計算を基礎から学ぶことで、確実に問題を解く力をつけることが出来ました。計算の種類についても座標計算はもちろんのこと、交点計算や、求積など、どれも計算のスピードは格段に上がりました
はじめは、複素数が無機質なイメージであり、計算式を覚えることにも苦労しましたし、関数電卓の使い方にも苦労しましたが、何度も繰り返して、苦手意識を持たないように、関数電卓を使う指が止まらなく使えるようになるまで繰り返しました。

実践答練のご感想・ご利用方法

実践答練については、テキスト講義を終え、択一の過去問、記述の過去問をある程度終えたあたりに受講しました。注意した点は、できる限り本試験のシミュレーションとなるようにと意識しました。2時間半をストップウォッチで計測して、択一と記述の時間配分にも注力しました。
また、本試験の時と同様にスマホの電源はオフにして、机の上にも本試験の際に実際に置けるものしか置かないようにしました。筆記用具の置く位置や、問題用紙、解答用紙の置く位置にも気を配り、常にシチュエーションを本試験の状況に近づけて行いました。
また、過去問ではなく、新しく作られた問題であるため、その点においても本番を想定してすることが出来ました。ただし、答練自体にはあまり深入りしないようにしました。あくまで、本試験を想定した予行演習だという感覚で講義を受けました。

『法改正対策』過去問解説講座のご感想・ご利用方法

不動産登記法、民法について、それほど多く法改正は無かったとは思いますが、やはり本試験に臨むには、最新の法改正には対応しなければなりません。この講座では、民法における成人年齢の引き下げに関する法改正を中心にして、必要な知識を深めることが出来ました。また、その改正に伴って、派生して過去問知識の修正なども必要な箇所もあるということ、それについても対応することが出来る講義内容でした。
やはり独学では、自分で調べて法改正に対応することも、それに伴う論点に対応することも、難しいところがあると思います。この講座が非常に助かりました。その結果、本試験においては、不動産登記法、民法ともに最新の知識で臨むことが出来ました。

書式ひな形対策講座のご感想・ご利用方法

この講座も、合格に直結する講座でした。特に申請書の記載の仕方について、非常に役に立ちました。土地の申請書については、それほどパターンは多くはありませんが、分筆登記や合筆登記を中心に、それらを組み合わせた土地一部地目変更・分筆登記など複数登記の申請書にも対応出来るように、何度も繰り返しました。
また土地以上に、建物、区分登記は申請パターンが多くあり、なかなか全パターンを覚えるのに時間がかかり苦労しました。しかし、これを覚えないと合格はないと自分を鼓舞して、土地の申請書の倍は繰り返したように思います。テキストを持ち歩き、仕事の休憩時間や、スキマ時間を活用して、何度も繰り返すことで、最終的には50パターンをほぼ暗記することが出来るところまでいきました。

不動産登記法総論<狙い目論点>講座のご感想・ご利用方法

不動産登記法については、不動産登記法、不動産登記令、不動産登記規則、不動産登記手続取扱準則と論点が多いです。択一についても20問中16問が不動産登記法関連ですので、時間をかけて学習するのはもちろんですが、やはり論点の重要さの順序であったり、優先順位をつけることが大切であると考えていました。
そんな中で、この講座においては、<狙い目論点>ということで、文字通り本試験において頻出論点を一問一答形式ですることで、必要論点をリズムよく学習することが出来ました。年度別の過去問では問題の肢で正解を判断できたりもしますが、一問一答であることで、問題の正解に正確な知識が必要になりますし、曖昧な論点、特に自分の苦手な論点をカバーすることが出来ました。

民法<狙い目論点>講座のご感想・ご利用方法

民法については、過去問の蓄積が多くないために、過去問知識だけでは手薄になりがちになると思います。かといって、他の資格試験の民法の問題を解いたりするのは、効率的ではないし、手を広げすぎるのではないかと思っていました。
テキストと過去問以外に何か効果的なものはないかと思っていました。そんな中で、この講座は民法を分野別にポイントを厳選されている一問一答形式であるため、民法知識を深めることが出来ました。スキマ時間において、この一問一答形式は重宝するものとなりました。何度も何度も繰り返して解きました。結果的に、本試験においては、民法は目標としていた3問すべて正解することが出来ました。本試験の合格にぐっと近づいた、そんな印象を受けた講座でした。

記述式計算ステップ講座のご感想・ご利用方法

複素数計算の講義の発展系のような講義であり、より実践向きであり、本試験に必要な応用力を身に付けることが出来たのではないかと思っています。複素数をマスターすることで計算のスピードが上がり、本試験では確かめ計算をする時間も作ることが出来て、結果的に計算の速さも増し、正確さも増し、今までは苦手に感じていた記述が得意とまではいきませんが、本試験レベルに対応できるまでにはなったと思います。
特に土地の問題については、複素数を使った計算方法によって、時間を大幅に短縮することが可能になり、計算が速くなった分、作図や申請書の記載に時間をかけることが可能になり、記述の得点の上昇に繋がりました。時間に追われ続ける土地家屋調査士試験においては非常に効果的な講座でした。

カリキュラム・講座のご感想,講師へのメッセージ等

今回こそは必ず土地家屋調査士試験に合格するという強い気持ちで学習をする中で、アガルートアカデミーの講座に出会うことが出来ました。今までの自分の学習方法では足りない部分を知ることが出来ました。
また、複素数を使っての計算を中心に、アガルートアカデミー独自のノウハウが詰まった講座を受けることで、令和4年度土地家屋調査士試験に合格することが出来ました。
自分で決めて目指したこととはいえ、受験勉強が辛く感じることもありましたが、本試験まで、集中力を切らすことなく、毎日コツコツと続けることが出来ました。
何よりアガルートアカデミーに出会い、講師の皆様に出会い、最終的には受験勉強自体を楽しんですることが出来ました。本当にありがとうございました。