合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

土地家屋調査士試験を目指した理由・契機

令和3年度司法書士試験に合格し、司法書士登録に必要な配属研修を受けた先が、司法書士、土地家屋調査士、行政書士事務所でした。配属先の先生が、不動産の建物の新築に係る仕事を取ってこられるなら、土地家屋調査士を取得し、表題登記から保存、設定までした方が良いと言っていました。もともとワンストップサービスは視野に入れていたので、土地家屋調査士試験を目指しました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

中山講師の講座をあらかじめネットで視聴し、説明の分かりやすさと、受講生の合格率の良さが決め手でした。オンライン面談していただき、余裕で合格まで仕上がるよといっていただけたのも大きかったです。
今年の合格は、難しいかもしれないと思いましたが、合格したら受講料が返金される合格特典も魅力的でした。

合格体験記・学習上の工夫

平日はフルタイムで働き、土日は子育て、そこに司法書士研修を受けながらと、本試験まで時間がありませんでした。とにかく中山講師の言った通りにカリキュラムをこなしました。なぜか中山講師はいつも、「余裕だよ、合格できるよ」と言ってくれました。
私の合格までのスケジュールは、3月にアガルートの教材が届き、勉強を開始しましたが、4月は司法書士の登録、5、6、7月は司法書士の特別研修となかなか勉強が進みませんでした。7月の中頃の模試で、択一27.5点、21問目2点、22問目0点でした。記述を全くやっていなかったので当然の結果でしたが。9月に司法書士の簡裁訴訟代理等能力認定考査があり、土地家屋調査士試験の勉強の進み具合が悪く、中山講師の定期カウンセリングで、「認定考査は捨てて土地家屋調査士試験に専念した方が良いですか?」と質問したところ、「大丈夫だよ。どっちも合格狙っていこうよ」と言われて、正気かと疑いました。が、結果的には、両方合格していたため、中山講師の言った通りになりました
合格するための工夫として、まず試験の分析をしました。択一は、すでに同じ問題の繰り返しが多く、特に不動産登記法は、問題が出尽くしている感があり、民法で差をつけてくるぐらいしかできないのかなと思いました。
記述に関しては、法務省の管轄の試験はとても良いバランスで問題が作られるため、読解力が必要になると思いました。ですので、択一は、過去問をまわしていけば点数は取れ、記述は、過去問が解けるのは当然ですが、素早い読み取りと正確な作図があれば基準点は超えます。択一で逃げ切れるぐらいの点数を取り、記述は、多少ぶれても基準点は超えるようにするのが、土地家屋調査士試験のコツではないでしょうか。

【土地家屋調査士】合格総合講義のご感想・ご利用方法

とにかく早く講義を1周まわす。講義の視聴→テキスト→過去問→テキスト→過去問→過去問→過去問→テキスト→過去問→過去問→テキスト→過去問→過去問→テキスト→過去問→テキスト→テキスト→テキストみたいなイメージで、最初は分からないことしかないので淡々と、過去問メインでまわしていって、どんな問題が出るのかを理解し、テキストで出たところを確認するようにしていました。全体像をつかんで、幹をつくっていく感じでしょうか。ですので、最初はテキストを丁寧に読むよりは、速さ重視で、大切な幹の部分だけを意識して、そこからどんどん丁寧に枝葉の部分をつくっていくと良いと思います。最初はできないことが多く、過去問を解いても、できない、できない、が多く、「できないループ」に入り、ストレスになりやすいですが、次第にできる、できる、の「できるループ」に入っていき楽しくなるので、最初はできないことは、誰もが経験する道でこのままいけば大丈夫という気持ちで取り組んでいくと気楽です。
ある一定のところまで到達すると、理解が一気に深まる時が来ます。それを早めるためには、共通点探しも有効かもしれません。過去問を解いていく中で、「またこの論点がでてきたか」という共通点です。これをどんどん増やして関連させていくと、最初は、膨大に覚えることがあるように思えますが、最終的に合格ラインまでいくと、目次のタイトルぐらいの数まで覚えることがくっついて、まるでそれらが一つに感じてきます。

択一式過去問解説講座のご感想・ご利用方法

運転中などに聴き流していました。択一式過去問解析講座をじっくり受講できる時間がなく、とにかく聴き流していました。択一の過去問で本当に解説が必要なものは少ないのではないかと考えます。
問題が全く分からないのであれば、テキストに戻るべきですし、答えをみれば、「あーこれかぁ」ってなるのであれば、そもそも解説を聴くのは時間の無駄です。択一の過去問は、答えがあっていれば、いちいち解説すら読む必要はないと思います。間違える問題に時間を割くべきです。解説を読まないといけないのであれば圧倒的な過去問練習不足でしょう。過去問は、正解不正解の履歴を残していき、何度も連続で正解する問題に関しては、頻度を落とし、間違えた問題の解く頻度を増やしたほうが良いです。

記述式過去問解説講座のご感想・ご利用方法

私は、作図が苦手で、最初のころは、座標が出てから、地積測量図を書くだけに2時間半かかっており、絶対に試験の時間内に作図を仕上げることができないと思っていました。記述式過去問解説講座は、解法手順の解説が非常に良かったです。初学者の自分には、問題のどこを見たらよいのか、どこから読んだら良いのか全く分からなかったのでありがたかったです。記述の時間に関しては、タイムアタックをしていくうちに、どんどん早くなっていき、毎回自分のゴーストより早く作図できるようにストップウォッチでタイムアタックをしていました。
しかし、結局建物図面は最後まで苦手でした。今でも500分の1のメモリがよく見えません。本試験でも、建物図面に大幅に時間を取られてしまいました。練習不足であり、作図はいくら書いても書き足りないものだなと感じました。

新・定規の使い方講座のご感想・ご利用方法

作図をしたことがない初学者の自分にとっては、ありがたい講座でした。中山講師の定規の使い方がきれいすぎて感動しました。自分は左手で抑えているのになぜか定規が動いたり、左手が痛くなったりと大変でした。三角定規にテープを貼って改造するのも、自分なりに試行錯誤し、いろいろ実験してみました。
しかし結局、こういうのは、慣れて体にしみ込ませるしかないと思うので、たくさん作図をしていきました。文房具についてもグラフギア500、ジェットストリーム0.38、分度器、消しゴム等、オススメを教えていただけたので、迷うことなく買いそろえることができました。分度器とコンパスについては、最後までお守りのような役割でした。本番は消しゴムの角がきれいなものをいくつか持っていくと吉です。

[中山式]複素数計算のご感想・ご利用方法

関数電卓は今まで使ったことがなく、最初は、操作に苦労しました。何のボタンを押せばよいのか全く分かりませんでした。しかし、慣れてくると体が覚えてくるもので、計算がとても速く、さくさく進みます。午後の試験は時間との勝負なので、複素数計算を使用しない手はないと思います。複素数計算を使うと交点計算などが恐ろしい速度で導き出せます。ただ自分は複素数計算しか知らないため他はよく分かりませんが。(笑)
最初は、電卓の打つ手順が難解で覚えられるのか不安でした。運転中や歩いている時に、電卓の入力手順を諳んじていると次第に覚えてきます。交点計算の電卓の入力手順は、記述の過去問を解くときに覚える。暇な時に暗唱するなどしていくと体にしみ込ませることができました。

実践答練のご感想・ご利用方法

実践答練は本試験の直前期にやりました。本番を意識し、時間を本試験の時間にあわせて、おこないました。色々な論点が混じった問題で面白かったです。
第1回の21問目が、土地地積更正・分筆登記+所有権移転登記請求権の代位による登記の問題で、本試験で出題されたらきっちりかけるか不安になりました。22問目が、建物表題部変更・建物区分登記+相続人からの申請で、敷地権の細かい割合の計算が難しかったです。
答練も過去の記述の問題もそうですが、一度解いた問題は、どこを間違えてどこが分からなかったのかを、その都度解答用紙にまとめて、その解答用紙をみれば、問題、論点、間違えた箇所、なぜ間違えたのか、分からなかった点がぱっと想起できるようにしておくと、かなりの時間短縮で論点を覚えることができるようになると思います。

『法改正対策』過去問解説講座のご感想・ご利用方法

法律は、常にアップデートされていくので、『法改正対策』 過去問解説講座はありがたかったです。といっても初学者なので、変わったんだなという感じでしたが。
中山講師の話し方や説明の仕方がただただ分かりやすく感動しました。試験に出るような強調すべき部分は強調し、さらっとで良い部分は、さらっと進めてくれます。活舌も良く、何倍速にしてもはっきり聴き取れます。集中してきくときは2倍速、他事をしながらの時は、1.5倍速にしてきいていました。音声データをダウンロードして通勤等の時間にきけるのも大変ありがたかったです。中山講師の授業は自分に大変合っていました。メリハリのある授業で効率よく勉強することができました。

定期カウンセリングのご感想・ご利用方法

定期カウンセリングは、毎回中山講師に担当していただくことができ、とても幸運でした。中山講師のカウンセリングは、受講生たちの奪い合いのため、すぐに、予約が埋まってしまいます。中山講師は毎回、その時の合格までの距離に合わせて「今、何をするべきか」を教えてくれました。これが最も合格に直結したと思います。
カウンセリングをすることにより、今の弱点を判断してもらい、具体的な対策を導いてくれます。これを毎月することにより、軌道修正してもらえます。土地家屋調査士の勉強ができない期間があり、翌月のカウンセリングまで全く進んでいないこともありました。しかし、中山講師にはゴールまでの距離が的確にみえているため、「余裕です。大丈夫です。合格できます。」と、諦める言い訳はできませんでした。

カリキュラム・講座のご感想,講師へのメッセージ等

中山先生本当にありがとうございました。中山先生だから合格できたんだと確信しております。サインが欲しいです。何卒…