合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

土地家屋調査士試験を目指した理由・契機

「人生100年時代」という言葉をよく聞くようになり、今後におけるライフステージの各段階で活躍し続けるために新たなスキルを獲得したいと思い、資格取得を考え始めました。
数ある資格の中でも土地家屋調査士を選んだのは、極めて公共性が高く地域社会に貢献する業務であるという点が、現在従事する仕事に通ずるものがあったためです。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

アガルート受講生OBの中里講師が書かれた合格体験記を読ませて頂いたことがきっかけで、アガルートの講座を受講しようと思いました。
中山講師を擁し、フルカラーテキスト、短いチャプターに区切られた講義や受講生限定のFacebookグループを設けたフォロー制度など、斬新で最先端の講座を展開するアガルートに魅力を感じつつも、他校も捨て難いと感じており、指導校を決め切れずにいたところ、中里講師の合格体験記を読む機会がありました。中里講師は、初め他校で学び、その後アガルートで学び直しをしたご経験をされており、アガルートと他校のどちらにしたら良いか分からなくなっていた私にとって、とても参考となる内容でした。

合格体験記・学習上の工夫

学習を始める前に、合格者の方がブログ等で公開している情報を参考にしながら、本試験までの残り期間を踏まえた学習スケジュールを立てました。
総合講義3科目のインプットを2か月で終え、次いで着手した択一式の学習は、通勤時間の中で暗記カードアプリを使用して行いました。直前期までは過去問と答練を一日に2回分やるペースで続け、問題を解いた後は解説も確認しました。直前期に入ると、解説の確認は止めて一日のノルマを4~5回分に増やし、ひたすら繰り返しました。
択一の学習がある程度進むと、次は登記申請書例の学習に入りました。アガルートのサイトからダウンロードできる申請書のフォーマットに各申請書例を手書きしていました。その際、筆記具はフリクションペンを使用し、書いてはアイロンで消すという作業を繰り返して定着を図りました。
申請書例が定着してくると、新・定規の使い方講座と[中山式]複素数計算を受講し、いよいよ記述式過去問解説講座に取り掛かりました。一周目はまともに解けませんでしたが、一日一問、土地の問題と建物の問題を交互にやり、解説講義を聴きました。次第に解けるようになってきてからは、土地の問題一問と建物の問題一問をワンセットでやるようにしました。そして、記述の学習も中盤となると、作図するのは止めて、土地の座標計算と申請書の作成部分だけを行う学習スタイルに変えました。試験直前期は、2時間半で択一と記述(土地・建物)を解く本試験スタイルを毎日続けました。

【測量士補】総合講義のご感想・ご利用方法

測量士補は技術系の資格というイメージを持っていました。そのようなことから、難易度がそれほど高くはないとの認識はありつつも、実際に講義を聴くまでそれなりに心配な面もありましたが、自宅に届いたテキストの厚み(薄かった)を見て、少し安心しました。
講義は1回視聴しました。測量に関する数学から始まりますが、学生時代に勉強した内容で既に忘れてしまっている知識も多くあり、そうした知識部分を講義の導入部で学び直しできたことは非常に良かったです。
テキストは、フルカラーで図や表なども多く掲載されており、とても見やすいものでしたが、講義で講師が口頭で補足された内容をテキストへ書き写して、本試験直前に確認しやすいよう情報の集約化を図りました。
チャプターが短く切られているのも良かったです。会社勤めをしながら資格取得を目指している方の多くは、隙間時間を活用した学習をしているのではないかと思いますが、そういうニーズに応えた大変素晴らしい発想だと思いましたし、集中力を維持しやすいということも言えるのではないでしょうか。
そして、テキストの内容を分かりやすく解説して頂ける指導経験豊富な中山講師の講義は、聴いていて楽しかったですし、聴き終わった後も記憶に定着しやすかったです。

【測量士補】3時間で押さえる計算問題のご感想・ご利用方法

測量士補試験において、毎年10問前後出題される計算問題は、出題パターンがほぼ決まっており、数字を入れ替えているだけで同じ解法で解ける問題が繰り返し出題されているということから、是非ともマスターして得点源にいなければならないと考えていました。また、着実に得点できるのは、文章問題よりも計算問題の方であるとの認識を持っていました。
そのようなことから、「3時間で押さえる計算問題」において、過去に出題された計算問題をパターン化し、そのすべての解き方を分かりやすく説明頂いたのは、大変有難かったです。
講義を受けた後は、類似の問題が出題された場合でも対応できるよう、計算問題をひたすら繰り返し解くことで、解き方の定着を図りました。

【測量士補】3時間で押さえる文章問題のご感想・ご利用方法

過去に出題された10年分以上の文章問題すべての論点を「重複なく」肢別に分解・整理し、解説しているという内容が何より素晴らしいです。土地家屋調査士の午前試験の免除資格を得るために、測量士補試験の合格を目指している方も多いのではないかと思います。そのよう方は、本命である土地家屋調査士試験の学習に多くの時間を割きたいがため、測量士補試験の学習は、効率良く行って、より短時間で合格に必要なアウトプットを完了させたいと考えています。
私の測量士補試験における文書問題の対策としては、総合講義を聴き終えた後、直ちに「3時間で押さえる文章問題」に取り掛かり、通勤時間を活用して日々これを繰り返し学習しただけでした。

【土地家屋調査士】合格総合講義のご感想・ご利用方法

心理的に気持ち負けしてしまうようなテキストのサイズ感や厚みではなく、それでいて、合格に必要な知識が過不足なく詰まった内容だと思います。
講義を受ける順番については、この試験の本丸である不動産登記法から開始し、次いで民法、最後に土地家屋調査士法の順で受講しました。学習の進捗率がパーセントで表示されるので、モチベーションアップに繋がりました。
チャプターが短く切られているのも良いですね。会社勤めをしながら資格取得を目指している方の多くは、隙間時間を活用した学習をしているのではないかと思いますが、そういうニーズに応えた大変素晴らしい発想だと思いましたし、集中力が保てるということも言えるのではないでしょうか。
デジタルブックも役立ちました。重たいテキストを持ち歩かなくて済むのが助かりましたし、出先でテキストの内容が確認したくなった時でも、スマートフォンで直ぐに確認できるというのは非常に有難かったです。
そして、何よりも、独学で土地家屋調査士試験全国総合1位合格を果たし、指導経験豊富な中山講師の講義は、テキストの内容を小芝居を交えながら分かりやすく解説して頂けるなど、聴いていて楽しかったですし、聴き終わった後も記憶に定着し易かったです。

択一式過去問解説講座のご感想・ご利用方法

【土地家屋調査士】合格総合講義をすべて聴き終えると、択一式過去問解説講座に着手しました。一周目については、問題を解いた後に全ての解説講義を聴かせて頂きました。過去問集の解説部分を自分で読んで理解できてしまえば良いのですが、初学者にとっては、なかなかそうはいかないところもあります。そういう意味において、全肢を講師に解説頂けるというのは非常に有難かったです。
実際に解説を聴いていると、過去問集の解説部分には書かれていないことも口頭で説明されているようなことがしばしばあり、そのような時はより一層理解が進みましたし、口頭で補足されている部分については、過去問集の方にも書き込むようにしていました。そして、何回も繰り返し間違うような肢については、解説講義を聴き直して記憶を定着させていました。

記述式過去問解説講座のご感想・ご利用方法

記述式問題に至っては、正直、この解説講座がなければ、問題のどの部分のどういうことに注意し、具体にどのようなプロセスで解答作業を進めたら良いのか、おそらく右も左も一切分からなかったのではないでしょうか。この講義では、初学者が記述式問題に対応するためのロジック、そして、インプットした知識の具体的活用方法を教えて頂きました。
記述式過去問の具体的な学習の進め方としては、新しい年度から古い年度へ遡る形でやるのがオススメとのことでしたので、そのとおり進めていきました。一周目はまともに解くことができませんでしたが、一日一問、土地の問題と建物の問題を交互にやるということを続け、終わった後は当講座を聴いていました。

新・定規の使い方講座のご感想・ご利用方法

土地家屋調査士試験の特徴は、土地の問題と建物の問題で、それぞれ作図があるということが言えると思います。しかも、2時間30分という短い試験時間の中で、問題によっては、土地所在図、地積測量図、建物図面、各階平面図の最大4種類を書き上げなければならず、スピードと正確性が求められます。
試験突破に必要な作図の基本スキルを習得できるのが新・定規の使い方講座です。講座では、作図に必要な用具のラインナップから始まり、各用具の使用方法、動かし方、作図手順に至るまで、分かりやすく解説されています。
特に助かったのは、各用具の解説の中でオススメ商品まで紹介されていたことです。同じ商品を一式揃えてしまったので、用具選びに迷うことがなかったです。

[中山式]複素数計算のご感想・ご利用方法

講座を受講する前に一番不安に感じていたのが、果たして複素数計算を習得できるかということでした。スピードが要求される土地家屋調査士試験において、複素数計算をマスターせずに本試験に臨むことは相当なハンデになると思います。そのようなことから、複素数計算を必ず習得しなければならないと考えていました。
[中山式]複素数計算は、用具紹介から始まります。つまり関数電卓は何を準備したら良いかということですが、講座ではCASIOのFX-JP500を例に解説されていましたので、必然的に同じ商品を購入することとなり、新・定規の使い方講座と同様、用具選びに頭を悩ますことがありませんでした。
また、肝心な複素数計算の習得についても、テキストを手元に置いて講義を受講したところ、当初抱いていた不安も余計な心配に過ぎなかったことが直ぐに分かりました。電卓操作などの基本知識をこの講座で習得し、あとは多くの計算問題を実施にやってみて、複素数計算の習熟を図りました。

実践答練のご感想・ご利用方法

土地家屋調査士試験に合格するには、やはりそれなりに演習量が重要になってくるかと思います。そういう意味においては、実践答練は必ず受講しなければならない講座の1つですし、それがカリキュラムに前半3回分、後半3回分組み込まれているのは良かったです。
答練の内容として、1回目より2回目、2回目より3回目と、徐々に内容の難易度上がってくるような作り込みになっていると感じました。いきなり初回から出鼻をくじかれて戦意喪失となるより、そのような構成となっていることで取り組みやすかったです。
実際に学習を開始し、試験のことが分かるようになってくると認識することになると思いますが、土地家屋調査士試験は、いかにケアレスミスを少なく抑えるか、また、スピーディーに解答を導き出すことできるかが勝負のカギを握る試験だと言えます。そこで是非とも活用しなければならないのが実践答練です。いかにケアレスミスを最小限にとどめるか、また、いかにスピードアップを図るかという課題を克服するために、何度も実践答練を解きました。

『法改正対策』過去問解説講座のご感想・ご利用方法

令和4年度の土地家屋調査士試験で対応する必要がある法改正部分については、これまでは20歳だった成人年齢が18歳まで引き下げられたことに伴う論点に限られ、土地家屋調査士試験問題の全体に大きな影響を与えるようなものではなかったと記憶しているところです。
ただ、こうした法改正に伴う試験への影響を受講生個人レベルで確認するとなれば、その作業はなかなか大変なものになりますので、今回のように、わざわざ専用のレジメまでご準備頂いた上で、きめ細かく対応頂いたことは、受講生の立場としてとても有難いと感じましたし、安心できました。
講義はレジメを手元に置きながら1回聴かせて頂きました。このために作成頂きましたレジメについては、その後、本試験が差し迫った直前のタイミングにおいても、改めて内容を確認するために使用しました。

カリキュラム・講座のご感想,講師へのメッセージ等

この度、初回の挑戦で土地家屋調査士試験に合格することができたのは、中山講師をはじめ、関係の皆様方のおかげであり、大変感謝しております。長丁場となる資格試験の学習をなんとか継続してこれたのも、講座を受講していて楽しいと感じることができたからではないかと考えています。
今後、他に気になる資格が出てきたら、また挑戦してみようと思います。ありがとうございました。