合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

土地家屋調査士試験を目指した理由・契機

将来的に不動産鑑定と不動産取引を主体とした事業を立ち上げることを目標としております。当該事業に土地家屋調査士の独占業務を加えることができれば、仕事の可動域が広がると考えたのが土地家屋調査士資格取得を目指した理由です。契機は測量士補の資格取得でした。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

1.仕事の合間や生活の隙間に学習したかったため通学より通信を探していた
2.個人的に中山講師の解説講義がよく耳になじみ相性がよいと感じた
3.価格が安かった
主に上記の3点から他の予備校と比較して資格取得に対する費用対効果が最も高く、効率的であると判断しました。

合格体験記・学習上の工夫

まず、学習を始める前に学習計画を立てました。具体的には、既に保有している資格から客観的に自身が土地家屋調査士筆記試験を突破するために必要な勉強時間を分析し、それを試験当日までの残存期間でどのように消化していくか、各月にどのように割り振るか、という大まかな計画です。
次に、直近の一月に設定した学習時間で消化できる学習内容を組み立てていきます。ここで前途のおおまかな計画と大きなズレがないか確認し、必要があれば修正します。多少感覚的にはなってしまいますが、インプットとアウトプットの割合は前半8:2、中盤は5:5、後半は2:8で考えておりました。
最後にこれを実行に移していくのですが、個人的に最も大切にしていたことは効果測定でした。学習工程とアウトプットの結果をもとに、前半でも月に1回、後半になるにつれその周期を短く効果測定を行って、自身の学習が計画通りにいっているか確認し、必要があれば都度計画の修正を行っていました。それと同時に自身の傾向も分析し、時間を要する部分や、記載ミスが起こりやすい点等をピックアップしました。
結果として上記の繰り返しで合格することができましたが、それでも本試験でケアレスミスを起こしてしまいました。本番でのあの緊張感、やればやっただけ緊張すると思います。その中で工夫といえるかわかりませんが、個人的にはどんな資格に関わらず「自身が立てた計画を最後まで実践できたら合否については後悔しない」と心に決めており、それが本試験にとってよい開き直りになったと感じています。

【土地家屋調査士】合格総合講義のご感想・ご利用方法

土地家屋調査士試験の学習として、最初に取り掛かったのが【土地家屋調査士】合格総合講義でした。民法、不動産登記法、土地家屋調査士法、すべて通してチャプター1つ1つが約10分~15分程度で構成されていることから、非常に集中しやすく、また仕事の合間や生活のルーティンの中に組み込みやすかった印象があります。
テキストも端的であり、かつ強弱がしっかりとついていて、一周した後も復習用の辞書として使いやすくできています。サイズもコンパクトで持ち運びしやすい点もよく、非常にコストパフォーマンスが高いテキストであると感じました。
中山講師の講義については、私がアガルートを選択した一つの理由となっていますが、抑揚の付け方が素晴らしく、アウトプットの見本のような講義で、個人的によく耳になじみました。
私の活用方法としては、まず一周目は多少時間がかかってもテーブルに向かいテキストと一緒にインプットに務めました。その後の二周目以降は、テキスト抜きで仕事の合間や私生活の隙間時間の中、スマートフォン等で講義だけ周回させ、過去問等のアウトプットの結果を分析し、必要な個所についてテキストに戻る、という繰り返しが主なものでした。

択一式過去問解説講座のご感想・ご利用方法

択一式過去問解説口座については、平成17年から収録してありボリュームは十分です。問題に対する解説についても必要な部分を端的にわかりやすく解説してあり、一問一枝の振り返りが消化しやすくなっています。
中山講師の解説講義についても、一問ごとにチャプターが区切られていることから理解が不十分な問いについて効率的に復習することができます。
私の活用方法としては、各年度の完走にかかった時間を計りつつ、一問一枝について問題を解きながら〇(理解が十分)、△(理解が中途半端)、×(理解が不十分)をチェックしていき、自身の弱点をピックアップして、総合講義等のインプット作業に修正を加えていくということを主なものとしていました。

記述式過去問解説講座のご感想・ご利用方法

土地家屋調査士の記述試験については、作図や計算等が組み込まれています。個人的に作図が苦手で、時間が限られていることから、学習書記は不安に感じていました。
年度によって、難易度がかなり異なるのですが、ポイント毎に詳細な解説が施されており、中山講師の解説講義についても、約30分前後と長すぎず短すぎず重要な論点にポイントを絞って、的確に要点をついてくれています
活用方法として私は平成17年から順に消化していってしまったのですが、初期の問題は時間を要するものも多かったので、年度の順にこだわらず、基本的な問題から解いていってもよかったかな、と思いました。
学習書記は時間を気にせず問題に慣れることから始め、中期から徐々に時間を意識するようにしました。

新・定規の使い方講座のご感想・ご利用方法

私は小さいころ図画工作が苦手だったので、作図については最初から苦手意識を持っていましたが、この新・定規の使い方講座のおかげでそれを払拭することができました。まずこの講座の取り掛かりで、試験に必要な文具をメーカーレベルで指定してくれるので、文具に悩む必要性がなく、学習に集中できました。
作図についても、中山講師が実際に定規を使いながら詳細に手順を説明してくれるので、図画工作が苦手な私でも問題なく取り掛かれました。
活用方法といっても、テキストや解説講義が非常に詳細に教えてくれることから、何度も周回する必要はなく、あとは記述式のアウトプットと並行してその精度を上げていくかたちで十分かと思います。

[中山式]複素数計算のご感想・ご利用方法

実は私がアガルートの入門総合カリキュラムの中で、衝撃を受けたのがこの「中山式」複素数計算の講座です。学習を始める前までは、土地家屋調査士試験というとどうしても複雑な計算式を必要とするイメージがありました。それがこの講座で非常にシンプルな計算機の扱いにより解答を導き出すことができました。
講義では定規の使い方講座同様、計算機の指定、設定、扱い方を中山講師が実際に計算機を使って、シンプルにわかりやすく解説してくれます。
電卓作業が苦手な私の活用方法としては、計算の過程を確認するため及び計算の速度や精度を上げるために定期的にテキストを回しました。私個人としてはこの複素数計算なしでの合格は考えられないほどです。

実践答練のご感想・ご利用方法

実践答練については、私は第1回~第3回のみ消化しました。これについては、第4回~第6回も消化すべきであったと感じています。というのも、これについては私が単科講座の申し込み方法を知らず、追加での申し込みができないもの、と勝手に勘違いしてしまっていました。
個人的ではありますが、過去問を周回していくと、どうしても解き方や解答を暗記してしまい、応用的な問題が出たときに柔軟に対応できないということが出てきます。そのような時にこの実践答練にはお世話になりました。
基本的な問題から、既に過去問でやった論点を違った角度で応用する問題までバランスよく収録されています。活用方法としては、学習中期から後期にかけて試験本番同様の環境に近づけて消化しました。

『法改正対策』過去問解説講座のご感想・ご利用方法

令和4年度土地家屋調査士試験については、民法及び土地家屋調査士法に係る未成年者についても定義変更が主なものであったと記憶しております。法改正論点としてはシンプルな年度であったため、あまり参考にならないかもしれません。
過去問では未成年者の定義が旧法のままであり、それを修正するためテキストサイズで修正後の解説をアップデートしてくれます。
中山講師の解説講義についても、法改正に伴って派生する論点や、注意する部分を詳細に解説してくれました。この講義だったか定かではありませんが、「双子のパパ」はすぐに仕事や私生活で活用させてもらいました。
法改正については年度によって厚みが異なることかと思いますが、要点をコンパクトに解説してくれるので、この対策を1~2度回せば問題ないと感じます。