合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

土地家屋調査士試験を目指した理由・契機

身内に土地家屋調査士がおり、また不動産売買仲介の仕事を通して調査士自体は親しみがあったものの、試験の難易度をたびたび耳にして自分には難しい試験であると諦めていたものの、中山先生の動画をユーチューブで拝見し、自分も中山先生についていけば夢を叶えられるのではないかと感じ受験を決意しました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

無料体験を通して実際の講義の一部を受講し、他校の講義とは違う圧倒的な新しい雰囲気、新鮮さがとても気に入りました。講義のテンポや1チャプター毎の時間の長さやテキストのまとまり具合、複素数に特化した講義が最初のカリキュラムに標準で含まれている点も迷いなく選べた理由でした。

合格体験記・学習上の工夫

2022年の学習は、2回目の受験という事もあり、最初に一度自分なりの振り返りから行いました。どこの分野が理解できていて、どの分野を苦手としているのか。分野別の時間配分に偏りやアンバランスさが無かったか、作図の悪い癖や抜け落ちている知識が無かったかなどを改めて確認する作業を行い、大いに反省しなければならない点を見つける事ができました。特に大きく得点を伸ばす成果を出せた要因としては、1年目とは択一過去問の解き方を変えて臨んだ点と「合格ゼミ(添削有り)」を追加で受講し、小ゴール設定をした点と他の受験生との交流があった点が大きかったと感じています。
まず択一過去問の解き方としては1年目はとにかく速度を意識して作業的にひたすらこなす事に徹してしまいました。結果的に周回速度は圧倒的にあがったものの、いざ本試験で問われ方が少し変わるだけで対応できず、本質的な理解に至っていない論点が相当にあったものと思います。
2年目からは肢の一つ一つを大事にし、正誤の判断とは別に解答理由が瞬間的にイメージできない肢は必ずテキストに戻り該当箇所に付箋と問題の年度と番号、日付を記録する勉強方法をとりました。合格ゼミは択一・記述どちらも大きく力を底上げできる要因になりました。講師の方々が作られるオリジナル問題は過去問の論点の問い方を変えて本質的な理解が進むように工夫がされております。学習期間中、孤独故に気持ちが切れないようにする点に大きく役立ったと思います。

【土地家屋調査士】合格総合講義のご感想・ご利用方法

他校の基本インプットテキストと比較すると圧倒的にコンパクトにまとまっており、大事な要点を繰り返し反復して視聴し、またテキストは読む事ができ非常に使いやすかったです。暗記しなければいけない保存期間が分野をまたいで一か所にまとまっており、あとから振り替えて暗記しやすいように工夫されていたり、cautionやHintの部分が意識しなければならないポイントとして一目でわかるようになっており、問題を解く上での助けになったシーンが何度もありました。
初学者でも理解できるように図面や法定添付書類などは具体的な図や絵がセットで紹介されていて、講義を受けながらどんな書類なのか、何が記載されているのかが全て一目でわかるようになっており、初めてみる単語もストレスなく理解する事ができました。
本試験で出題が予想される記述用の申請書の雛形50例が画期的で単に記述の試験対策ではなく択一対策としても効果的な構成となっています。勉強初期は分筆・合筆・分合筆・合併・分割・分棟・合体など矢継ぎ早に登記の種類がでてきて混乱しそうですが、総合講義では具体的な土地・建物の変化のイメージができるように詳細な図解までが含まれており、どういう変化の為の登記なのかを簡単にイメージする事ができました。

択一式過去問解説講座のご感想・ご利用方法

当初は他資格の勉強を通して分野別での過去問演習の癖がついており年度毎に収録されている過去問講座はやや使いづらい印象だったものの、すぐに年度ごとになっている理由に気づかされる事となりました。
土地家屋調査士の試験は択一が毎年20問出題される為、問題数としては決して多くない印象ですが、毎年各分野からバランスよく出題されます。勉強が軌道にのってきたあたりには、各分野に偏りがなく全体を通して復習して繰り返し反復する事が大事になり、「久しぶりにこの分野をみた」という事がないように1年度分を毎日かならず解く事ができるように設計された講座であるのであろうと理解しておりました。問題のすぐ後ろが解説になっており、中山先生の解説も短く簡潔に要点を解説されているので、とても使いやすく、受験生時代は一番利用頻度が多かったです。

記述式過去問解説講座のご感想・ご利用方法

受験生の皆様であれば誰もが通り、感じる事かと思いますが記述式の過去問は昔の問題であればあるほど難解で挫折したくなる印象を持たれる方も少なくないものと思います。私も漏れずに挫折しかけた人間で、土地の過去問は当初「このまま勉強を進めて果たして解答できる実力が身につくのか?」ととても不安になったものです。
この講座では中山先生が受験生の折れそうな心情をうまくフォローして下さいながら、記述問題のポイントの要点をまとめて解説している講座で、学習当初は大変心強い印象でした。問題の読み方、読む順番、意識しなければならないポイント、答案構成用紙の使い方、問題文で線入れする部分、複素数や三角形を使った解法パターンの解説など内容は濃いものの、時間は1年度分の解説20~30分とコンパクトにまとまっており使いやすかったです。

新・定規の使い方講座のご感想・ご利用方法

土地家屋調査士試験の特徴でもある記述試験の内、作図は他の資格試験とは全く異質で実務経験のない受験生にとっては不安になる要素だと思います。私が当初土地家屋調査士試験の受験を決意するにあたっての大きな障壁も実はこの作図能力についての不安が大きく、果たして通信講座でまともな作図ができるようになるかとても不安でした。実際に中山先生との受講相談でもこの点について相談しました。
実際にこの講座を受講してみると、比較的早い段階でよく理解でき時間をかけて勉強する部分はここでは無い事に気づくかと思います。故にこの講座自体のボリュームは比較手コンパクトで定規の基本操作と基本トレーニングによって安心して記述問題に進む事ができる実力を身につける事ができます。

[中山式]複素数計算のご感想・ご利用方法

アガルートアカデミー土地家屋調査士講座の一番の特色でもあり、私が最終的にアガルートアカデミーの講座を受講した所以もこの講座にありました。他校の合格者やアガルートアカデミーの合格者、私自身の身近な資格者、様々な方々のお話を伺うなかで共通してお話される内容は、土地家屋調査士試験一番の難関ポイントは「時間」でこれの攻略無くして合格無しとの前情報が多かった事から、時間的優位性を担保する為にも、中山先生の複素数計算の講義は是非とも受けたいものでした。
講義の内容はあらゆる問題に対応できる複素数をつかった解法パターンが網羅されており、どの問題を解いても確実に対応できる実力を身につける事ができる講座となっておりました。

実践答練のご感想・ご利用方法

択一式過去問解説講座を繰り返し解いて基礎的な実力が定着してくると次に必要になってくる事としては応用力でした。この講座は、私が学習中期頃から使い始めました。択一式過去問解説講座の一年度分の問題が30分程度でこなせる実力がついてくると、見直しを含めて全体の学習時間に少し余裕がでてくる事から、実践答練の問題も択一式過去問解説講座の問題に混ぜて繰り返し解く事ができるようになりました。
過去問だけだとついつい深く理解をすることなく判断してしまう論点も、あらためて問い方に変化をつけて出題されており、実践答練の問題をとおして真の理解の完成となるポイントがいくつもありました。解説も択一式過去問解説講座の解説と同様に1問あたり3~5分程度に要点をしぼって構成されており使いやすさを実感する事ができました。

『法改正対策』過去問解説講座のご感想・ご利用方法

2022年の法改正部分は多くは無かったものの、民法の分野を中心に改正点があり、その改正点が他の法律にも影響を及ぼすような内容でした。初受験の2021年度試験時は民法の結果が散々であり不合格の明確な理由も民法軽視だったと分析していた為、法改正ポイントは必ず頭にいれ、出題されれば確実に得点すると覚悟をもって決意しておりました。
実際に受講してみて、当然に改正点がよく研究されテキストのどの部分が変わったのか、過去問のどの年度のどの肢がかわり、繰り返し過去問論点が問われる土地家屋調査士試験の性質上、以降はどのように問われる可能性があるかなどわかりやすく解説されております。講座と併せてテキスト・過去問のバージョンアップも完了する一石二鳥の講座で助かりました。

書式ひな形対策講座のご感想・ご利用方法

受講した結果、中上級の受験生の実力底上げに一番役立つ講座のひとつはこの書式ひな形対策講座だと思います。前述の通り、1年目の受験時不足している部分として区分建物の敷地権についての理解が圧倒てきにたりておらず、不合格となった事もあり、当初どのように対策を進めるか悩んでいた時期がありましたが、学習を進捗させるにあたってこの講座に巡り合い、対策を効率的に進める事ができました。
最初は、書式ひな型は合格総合講義のテキストにも一部含まれていた為、あらためてこの講座を進める意味合いに疑問がありました。しかしこの講座の特徴でもあり対策を効率的に進められる所以として、具体的な登記記録の変遷が見える点です。登記の申請前と申請後の登記記録の情報が具体的事例でセットで紹介されているので申請書の理解が圧倒的に進みます

不動産登記法総論<狙い目論点>講座のご感想・ご利用方法

不動産登記法総論<狙い目論点>の講座は中里先生が解説されている講座ですが、特に「気づかされる」という印象が強い講座でした。
一問一問の問題文は身近く単発的な知識を問う問題が連続する構成となっていますが、進める内に「ハッと」するシーンがいくつもありました。択一の問題で問われると正誤の判断はつくものの、〇×ではなく単語・用語で答える出題形式になると途端に手が止まる事に何度も気づき、切なくなる事が多々ありました。
本試験の時に役立った部分でもありますが、記述式問題では穴埋め問題も複数出題される事が多く、特に令和4年度の問題は穴埋め問題が相当に多かったです。中里先生の不動産登記法総論<狙い目論点>の講座はこの穴埋め問題対策としてもかなり効果的だったと感じております。

民法<狙い目論点>講座のご感想・ご利用方法

2021年度本試験は民法を軽視した為、3問中1問も得点する事ができず不合格の直接の原因だった為、2022年の対策としては避けて通る事ができない分野でした。土地家屋調査士試験の民法は他資格で出題される民法とは異なりかなり癖があり、出題範囲に偏りがある為、学習を進める上で気を付けなければならないポイントでした。
中里先生の民法<狙い目論点>は特に出題が予想される部分の要点に絞って効率的に必要となる知識を整理する事を目的にしている構成となっており、各民法の分野でも特に軸肢にしやすい論点をカバーするようになっている講座の印象です。学習中期から本試験当日まで何度も繰り返し満点をとれるように繰り返し使い倒し、本試験は択一満点を取る事ができました。

記述式計算ステップ講座のご感想・ご利用方法

記述式計算ステップ講座は学習初期の受験生も中上級の受験生も使える恩恵の多い講座だったと思います。通常、調査士試験の計算問題を練習しようとすると、過去問の問題を通して学習する事になり、言ってしまえば本試験(ラスボス級)なので理解できるまでに時間がかかったり、解法パターンによっては捨て問にする決断を早々にしてしまう事がありましたが、記述式計算ステップ講座は計算問題の難易度をおとした優しい問題が多く収録され解説されているので着実に実力をあげつつ本試験問題に向き合う事ができます。
中上級の受験生にとっても、癖や経験で当たり前にしてしまっている解法を改めて理屈から向き合う機会にする学習に役立てる事ができ、初期→後期まで定期的に応用問題を一周するような使い方をして実力の定着(兼復習)にも役立てる事ができました。

合格ゼミのご感想・ご利用方法

合格ゼミは択一・記述どちらも大きく力を底上げできる要因になり、択一対策としては講師の方々が作られるオリジナル問題がうまく過去問の論点を本質的な理解として身につくように誘導してくださる工夫がされており、私が苦手としていた区分建物の敷地権や付記登記に関する理解が圧倒的に進みました。
記述対策も自分で気づかない癖やテクニックを同期受験生の解答等とも比較しながら具体的に指導いただき、これも実力アップの要因だったものと思います。添削ありの場合、提出期限があるので、学習を進める上でのタイムキーパー的な役割にもなり、「何日までに合格ゼミの問題を解く」と明確な目標を決めて小ゴールを設定する事ができ、学習期間を通してモチベーション高く学習を継続する事ができました。

カリキュラム・講座のご感想,講師へのメッセージ等

中山先生、中里先生、講師の皆様、スタッフの皆様のおかげで無事合格する事ができ、人生変わりそうな予感がしております。感謝してもしきれません。
講座が拝聴できなくなり正直少し寂しさを感じておりますが、調査士としてか、別資格の受講生としてか、何かの機会でまたお会いできる事があればいいなと心から思っております。本当に大変お世話になりました。
ありがとうございました。