合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

土地家屋調査士試験を目指した理由・契機

私は現在、土地家屋調査士である父の補助者として働いています。日頃より調査士業務の『現場だけ、デスクワークだけ』でない働き方が性分に合っている、と感じていました。

また、父も高齢となってきていますが、士業であることから、事業継承するにも資格がなければ代替わりもできません。これまで培ってきた実務の経験を活かしたい、家族を養っていくには本職としての資格が必要、と考えるようになり土地家屋調査士の取得を目指しました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

アガルートを受講するまで恥ずかしながら四度ほど試験に失敗していました。他校で受講した際のテキストが一揃えありましたので、「いつかは受かるんだろう」という気分で、その年の答練や模試だけを受講していたのですが、甘い考えだったようで受験の経験値という余分なものだけ増えていきました。

何か変えなくては、と考えていたところ、アガルートのサンプル動画を拝見し、板書を待ったりする時間などの無駄の無さ、細かくチャプター分けしてある講義は勉強に気軽に向かえる点で他校とは全く違うと感じました。なにより合格の特典で受講料返金ということもあり合格へのモチベーションにもすることができました。

合格体験記・学習上の工夫

迎えた本試験、択一式は想定より時間がかかり45分、建物の問題にかかったのがおよそ60分、土地の問題に使えるのは45分だけという危機的状況でした。

またダメかと思いましたが、中山先生がおっしゃったことを思い出し、配点の高い申請書を仕上げること、座標計算は求積に影響し、なし崩し的に点数を失うのでミスないよう落ち着いて解くことを心掛けました。

追い込まれた時間の中では『[中山式]複素数計算』でなければ今年の計算の多さに対応できなかったと思います。といっても完走しきったわけでもなく、ほとんど作図はできないまま試験時間は終了となり試験後は再受験を覚悟していました。

その後、ほぼダメであろうと迎えた筆記試験の合否発表、合格していたことが分かり、自分の番号を見つけた時の感動は忘れられないものになりました。僅かの差で勝ち取った合格でした。アガルートの講座に出会えたおかげです。

ここまでアガルートの講座の良さを強調して参りましたが、アガルート講座受講して2年目の合格でした。1年目もそれまでの受験とは違い自信を持って本試験に臨めたのですが、座標の算出が出来ずに4点足りずの不合格でした。

それでもアガルート講座を再度申し込んだのはテキストや講義動画の良さだけでなく、講師の皆さんの調査士試験についての考察が信頼できるものだったからです。おかげさまで合格することができました。ありがとうございました。

土地家屋調査士 演習総合講義のご感想・ご利用方法

土地家屋調査士試験を合格するツールとしてアガルートのテキストと講義は最適だと考えます。

アガルート生であればご存じであろう『さ・し・て問題ない』など暗記法なども実践的で役に立ちました。解説の中で何度か繰り返されるパワーワードもいくつかあり、問題を解く際に思い出される機会も多かったです。

民法、不動産登記法総論、不動産登記法各論、土地家屋調査士法の別で細かくチャプター分けされていたので(最長でも30分ほどでしょうか)ボリュームのあり過ぎないテキストと併せて仕事の合間、少し早起きした時など、隙間の時間を利用しての学習に向いています。1.25倍速、1.5倍速で講義を視聴できる点もとても便利であると思います。

テキストに沿って講義は進められていましたので、講義の内容と照らし合わせることを自然と求められて、集中して学習を進めることができました。決して講義動画中に板書を待つというような集中力を削がれるようなことはありませんでした。

一通り講義を聞きインプットを終えたところで過去問を解く、間違いやすい論点が徐々に把握できてきましたので、苦手な論点として総合講義の動画を繰り返し視聴して知識の定着を図りました。

書式ひな形対策講座のご感想・ご利用方法

補助者として働いているため、申請書を目にする機会は多いのですが、試験では一から申請書の記入をしなければならないということで書式ひな形対策講座とアガルートHP内にある【登記申請書枠 解答用紙】を活用し学習しました。

書式ひな形対策講座のテキスト自体は薄いものでそれほど多くないボリュームのなかで申請書の形式をパターン化して覚えていくのに必要十分な内容でした

私は、記述式問題を解くのに申請書の行の使い方で戸惑うことが多く、特に区分建物の申請書の組み立てが苦手でしたので、記述式の過去問の学習とは別に、こちらの書式ひな形対策講座のテキストを使い、【登記申請書枠 解答用紙】を何枚もプリントアウトして書き込むという学習を続けました。

新・定規の使い方講座のご感想・ご利用方法

この講座もアガルート独自の優れたカリキュラムであると思います。作図する精度、スピードを身につけることは本試験中の時間の使い方に大きく影響がでます。

本試験を何度も受けた私ですが、やはり調査士試験は時間との闘いであると断言できます。独自の作図方法を探るという手間をかけることなく講座の通り作図を練習していけば作図の精度、スピードは勝手についていきます。土地の作図であれば10分ほどで仕上げられるようになるのではないでしょうか?

また、作図に適した文房具も具体的に紹介があります。下書き用のシャープペンシルは書きやすいもので実務での地図のトレース作業にも使うようになりました。ボールペンについて私は少し引っ掛かりがあるものが好みであったのですが、様々なボールペンを試し、探すというのは楽しい作業でした。

[中山式]複素数計算のご感想・ご利用方法

SNSで調査士試験関連の書き込みを拝見する機会も多くなってきており、なかには本試験の時間が30分以上余ったという強者もお見掛けしました。が、多くの受験生にとっては調査士試験は時間との闘いであり、いかに余分な時間を短縮して択一式の問題の全肢の考察だったり、記述式であれば問題文から正確に読み落とすことなく申請内容の把握に時間をかけたいところだと思います。

[中山式]複素数計算で座標の計算をマスターしていれば、今年度の本試験のように計算の量が多い年でも対応できます。調査士試験は相対評価の試験ですし、複素数計算による座標算出で対応できないボリュームならばほとんどの受験生は対応できないことになると思います。

この講座の学習を終えても、記述式のテキストのほうでも実際の座標算出方法も解説があるので、実際に複素数を使って解く方法が自然と身についていきました。

択一式過去問解析講座のご感想・ご利用方法

択一式については総合講義を一通り視聴した後、どこが分からないか分かっていない状態のまま過去問を解く練習に入りました。

初めのうちは過去問を1年分解くのにかなりの時間を要しました。解答した後、全肢の解説を視聴するということを平成17年から最新年まで1周しても半分程度しか理解できていなかった様に思います。

それでも2周、3周と繰り返し過去問を解いていくうちに理解も進み、解答の速さが上がってくるのを実感できてきました

その後は時間を計りながら回答し、間違えた肢を過去問解析の講義で確認するという作業を繰り返し行いました。徐々に自分が間違えやすい項目が掴めてくるので、知識があやふやな部分として今度は総合講義を聞きなおす、というように利用しました。

記述式過去問解析講座のご感想・ご利用方法

調査士試験の難易度が高いのは記述式の問題によるところだと思います。法令知識、座標の計算、作図と異なるスキルが短い試験時間の中で求められます。

学習において『問題文の読み方』『申請書の書き方』『座標計算』『作図』をそれぞれ仕上げていく必要がありましたので、記述の過去問を今回は申請書だけ、座標の算出だけ、作図だけやる、というように区切って練習を続けて、実力がついているか確かめるのに答練で新問を解いてみるというようにしていました。

記述式過去問解析講座では申請の目的や申請人の特定の仕方、作図のための簡易な設計図の作り方を順を追って解説しており、択一式と同様、過去問を解いて解説動画を見るということを繰り返し行いました

そのように学習を続け過去問であれば、ほぼ満点で解答できるように仕上がったと思います。

実践答練のご感想・ご利用方法

恥ずかしながら過去5年ほど調査士試験を受けておりましたが、ここ2年位で問題の傾向が少し変わってきているように感じていました。

択一式であれば解答に時間を多く取らせるような肢であったり、記述式であれば座標の算出は簡単だけどミスリードする問題文であるとか、細かい原点のポイントを多く作ったりであるとか。しかし、習熟度を高めている途中で試験の傾向まで予想するのは受験生には難しいことです。

その点、アガルートの実践答練はその筋のプロであられる中山先生はじめ講師陣が傾向を予想されかつ、スタンダードな問題にも対応できるよう作問されておられると感じます

アガルートのほかにSNS上で『生涯最高の答練ができた』と熱のある発信をしているのを見たことはないです。

合格ゼミのご感想・ご利用方法

合格ゼミでは他の受講生と切磋琢磨できる機会となり、最後までモチベーションを保ったまま学習を進められました。

特に合格ゼミはアガルートの真骨頂ともいえるプログラムです。中山先生をはじめ講師陣の調査士講座についての研究成果が反映されるゼミ、ラボといえるものだと思います。

仕事をしながら学習している立場だと『細かすぎる論点は不要』『大丈夫、足りてる』と教えてもらえたりするのが安心できました。

講師へのメッセージ

個人的におすすめしたいのが『不動産登記法総論<狙い目論点>講座』です。

私は音声をダウンロードして、車の移動中や仕事に影響のない程度で測量作業中、図面作成中も聞くようにしていました。おかげで苦手であった記述式の穴埋め問題も全問正解することが出来ました。最終的に合格点よりわずかのアップでしたから合否を分けたポイントになります。

中里先生に大感謝です。