合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

土地家屋調査士試験を目指した理由・契機

コロナ禍による収入の減少、またはそれに伴う可処分時間の増加から、漠然と「何かしよう」と思い立ったのがきっかけです。コロナ禍や自粛等に伴い、当たり前の今まで通りの生活が一変し、あたかも社会の進むスピードが緩やかになったように見えました。しかし、このような中でも、進んでいらっしゃる方は常に進んでいらしゃるだろうと。私も、何か「いま」できることをしようと。止まっているわけにはいかない、と思いました。

家業が寺院であり、私自身が僧侶ということもあり、かねてより漠然と「相続や遺言」について様々な人と、様々な時期に関わりたいと思っておりました。そのような中で、この「いま」の時間を利用して、それを実現すべく妻が「行政書士」の資格取得を目指すことになりました。

私は、妻が行政書士の資格を取得することができたときに、その行政書士の資格を一番活かせる資格は何なのか、そして、自分でも「相続や遺言」に関われるような資格はないものかと調べはじめました。

そのような中でとあるブログに出会い、土地家屋調査士という資格自体を知り、その資格のコスパを知りました。また、独立開業にも向いているとのことや、行政書士との相性が良いことも知りました。

以上のことから、家業のこと、行政書士との相性、そして独立開業にも向いているという点や、土地家屋調査士という資格自体の魅力を知り、土地家屋調査士資格を取得したいと思い立ちました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけはいくつかあります。

一つ目は、その講座の価格の安さです。

検討をしていた予備校は他にもありましたが、どの予備校の講座受講料も決して安いとは言い難い価格でした。その中では、アガルートアカデミーの講座が一番安く、魅力的に映りました。

二つ目は、合格特典として「全額返金制度」があったことです。

アガルートアカデミーの土地家屋調査士試験講座は、合格特典として「全額返金制度」をおこなっているということを知りました。当初より、「学習期間は一年間。必ず一発で合格する。」ということを心に決めていた私は、迷わずアガルートアカデミーの受講を決めたわけです。

また、三つ目の理由といたしましては、その講義のスタイルです。

先に申した通り、他の予備校も検討をしていた私は、ある程度の日数をかけて各予備校の口コミを調べたり、お試し講座等の動画を拝見したりしていました。そのような中で、アガルートは通信講座のみに特化した予備校であること、よって通信講座前提の講義をされていること、だからその「見やすさ・聞きやすさ」が他の予備校と比較しても群を抜いていることなどがわかりました。コロナ禍ということで、通学等の講座ではなく通信講座の利用を決めていましたので、この見やすい・聞きやすいというポイントは、かなりの決め手であったと思います。

そして、意外にも重視していたのが四つ目、講義の音声をダウンロードできるかどうか、オフラインにて講義を聞けるかどうかということです。仕事柄、車での長時間の移動・出張等が多かったもので、その移動時間にも講義を聞きたいと思っておりました。

以上のことから判断いたしまして、私はアガルートアカデミーの講座を受講しようと決めたわけであります。

また、これから土地家屋調査士試験の受験を考えられている方の中で、独学か予備校を利用するかということに関してはかなりお悩みかと思います。私も迷っていた時期があり、独学についても調べましたし、予備校についても調べました。

迷っていた理由といたしましては、主に金銭面・コスパのことだったように思います。

目先の初期投資の安さから、独学で一か八か資格取得を目指すよりも、多少の初期投資には目をつぶり、予備校を利用して確実に一年等の短い期間で資格を取得した方が、「時間」というかけがえのないものを差し出している中で、金銭面等には決して変え難いコスパなのではないか、と思うに至りました。金銭面はあとで十分取り返しがつくものの、時間は有限で、戻ることはないからです。

また、特にアガルートの土地家屋調査士講座に関しては「全額返金制度」があり、その適用条件である「受講した年度の本試験での合格」という所謂一発合格を可能にする講座、可能にする講師陣であると自信をもって言えますので、予備校利用を考えられている方には特にお勧めいたします。

合格体験記・学習上の工夫

学習する上で工夫した点は、主に三点ほどあります。

「過去問はインプットツール」

私は、過去問演習もインプットと位置づけておりました。なので、過去問演習は私にとって、講義を聞く、テキストを見ると同じくらい大切なインプットツールです。講義を聞き、テキストを見るという所謂「インプット期間」が終わった後に過去問演習に入る方が多いかと思いますが、私はその期間においても、なるべく早い段階で過去問演習に入るようにしました。

よって、インプットツールですので、過去問演習では時間を計測したことはほとんどありません。また、決して正誤判断できるだけの知識にはしないよう努めていました。つまり、例えば択一過去問でしたら、正誤判断に重きを置くよりも、その演習が何回目の演習であるにせよ、常に解答の文言をしっかりと読んでいました。もちろん時間はかかりますし、飽きます。しかし、そうすることにより、最終的には解答の文言の殆どが頭の中に入り、過去問知識とテキストの知識がしっかりと繋がっているようなイメージになったかと思います。

わからない問題等のみを暗記アプリを活用し演習しました。

WEBやSNS等では「できる問題、わかる問題はとばしてもいい」ということをしばしば見かけたような気がします。私は、過去問演習もインプットと位置づけておりましたので、わかる問題も、簡単な問題も常に解答の文言をしっかりと読んでいました

そのような演習の中で、わかる問題は日々の過去問のみの演習で、わからない問題等は暗記アプリでさらに演習するといった使い方をしていました。理解が進んだ問題は勇気をだして演習をする問題欄から削除し、やることを徐々に少なくし、シンプルにしていきました。

隙間時間の活用も非常に重要でした

暗記アプリの活用とともに、ダウンロードした講義音声も繰り返し聞きました。

まとまった隙間時間というのも変ですが、車や電車での移動の際には、ラジオのように講義の音声を流していました

また、何かの待ち時間や入浴中などのふとした時間には暗記アプリをやると決めておりました。一日の隙間時間においてなんとか暗記アプリを終わらせようとすると、私の生活スタイルに限って言えば、実は十分すぎるくらいの隙間時間が捻出できました。私には、この隙間時間の利用が合格に必要不可欠でした。

【測量士補】入門総合講義のご感想・ご利用方法

一度通しで講義を拝見しました。内容に関しましては、測量実務未経験・初学者でも測量士補試験に合格できるだけの知識がしっかりと身に付く内容であると感じました。また、テキストに関しましては、各単元の最後に実際に出題された過去問が付属しており、インプットと演習を一つの流れで完結できるような構成になっているので、まとまった学習時間が取れない方の学習にも適していると思いました。

その一方で、測量実務未経験のものには、一度通しで講義を受講した程度では測量士補試験になんとか合格はできるものの、「なぜそうなるのか?そもそもどのような場面の話なのか?」という点がイメージしにくく、令和3年度測量士補本試験や土地家屋調査士試験の午前の部などでは、対応し辛い・難しく感じる問題が多かったように感じました。過去問は繰り返し学習しましたが、おそらくは、その知識が理解を伴っていない「浮いた」知識になっていたのだと思っております。

今後学習される方は、もしお時間に余裕があるならば、その話が「なぜそうなるのか?そもそもどのような場面の話なのか?」というところを疎かになることがないように学習すれば、より安心して本試験に臨めると感じました。

3時間で押さえる計算問題のご感想・ご利用方法

測量士補試験過去問と同様に、この3時間で押さえる計算問題のテキストは毎日繰り返し学習しておりました。具体的には、過去問と併せて毎日5問ずつ取り組んでおりました。このテキストを過去問と併せて繰り返し学習することで、測量士補試験に合格するために必要な知識は、大凡十分に身につけることができると思います。

また、令和3年度土地家屋調査士試験においては、同一年度に測量士補試験を合格して午前免除をうけるということができなかったため、午前の部対策としても大いに活用しておりました。測量士補試験や土地家屋調査士試験午前の部で繰り返し出題されている問題を網羅的に学習することができる、とても有用なテキストであると感じました。

【土地家屋調査士】入門総合講義のご感想・ご利用方法

入門総合講義は、メイン講義・テキストということで余すことなく活用したと思っております。ダウンロード機能があったこと、登記申請書例が収録されていたことが大きかったです。

ダウンロード機能に関しては、その講義音声をダウンロードし、おそらくは7、8回程講義を聞いたと思います。ダウンロードした講義音声を聞いたのは隙間時間(通勤時間)だったのですが、この隙間時間の活用がなければ合格はなかったと思っております。

また、テキスト内には登記申請書例が50個収録されており、特にその部分を繰り返し学習しました。具体的には、申請書例を土地、建物、区分建物の3つに分け、毎日それらを2題くらいずつ、計5、6題やることをルーティンとしておりました。

講義音声やテキストの内容ですが、学習初期の頃と、過去問を数周するなど演習を一通り行った頃とでは、その見え方や捉え方が違ってくるはずです。新たな発見にもつながると思いますので、各学習段階において繰り返し聞いたり見たりすることをお勧めいたします。そのような学習が、おそらくは、過去問知識が整理されることに役立つはずです。

また、学習後期には、テキストを「読み物」として読んでおりました。この素読のような学習が、直前期における知識の整理、そして各知識の体系的な繋がりの把握などに役立ったように感じます。

そのような中で、遅いながらも直前期になって初めて気づいたのですが、過去問で問われている知識や、答練等で問われている知識などは、必ずと言っていいほどテキストに書いてありました。土地家屋調査士試験合格に必要な知識は、間違いなくこのテキストに詰まっていると断言できます。今後学習される方は、この講義とテキストの内容が必要十分であると信じて、安心して学習していただきたいと思っております。

択一式過去問解析講座のご感想・ご利用方法

択一式過去問のテキストは、全テキストの中で一番ボロボロです。それだけ沢山の時間をともにしました。本試験までに、大凡毎日一年度ずつ、合計10周以上演習しました。私は、本当の直前期まで、全く時間を測りませんでした。本当の直前期まで、「内容をしっかりと理解しよう」「丁寧に過去問と向き合おう」と決めていたからです。最終的には、どの年度の過去問も20分を切る速さで全肢正誤判断できるようになっておりました。本試験においても、全肢検討はしておりませんが、目標の20分以内で記述に移ることができました。

私は、このアガルートの「択一式過去問解析講座」を全受験生に強くお勧めしたいと思っております。理由は主に、テキストが年度別であったこと、問題の裏側のページが解答のページになっていること、中山先生が問題の一肢ずつ解説を行っていることが挙げられます。

まず、テキストの構成が年度別であるというところがとてもハマりました。中山先生もおっしゃるように、私自身ルーティンとして毎日一年度ずつ学習しようと決めておりましたので、この年度別の構成はとてもよかったです。また、肢別(体系別)過去問テキストと違って、年度別過去問テキストでは、毎年度ごとに網羅的に本試験に出題される択一知識に触れることができるので、その点もよかったように思います。

次に、問題の裏側のページがすぐに解答のページになっていることがよかったです。先に申した通り、択一式の学習においては正誤判断に重きを置くよりも、その演習が何回目の演習であるかに関わらず、常に解答の文言をしっかりと読んでいました。この何度も何度もしっかりと解答を読むというのは、他資格試験の学習経験を通しての私なりの学習方法ですが、この学習方法においても、問題と解答が表裏で構成されているアガルートの択一式過去問のテキストがしっかりとハマりました。

また、その解説講義においては、中山先生が問題を一肢ごとに解説されています。他の予備校の過去問解析講座を受講していないのでわかりかねる部分もありますが、このように一肢ずつ解説してくださる講義は、初学者にとっては理解が進む助けとなることは言うまでもなく、中山先生ご自身の択一の解法プロセスも垣間見ることができ、とても貴重な講義なのではないかと感じております。

アガルート受講生はもちろんですが、他の予備校受講生、または独学の受験生にも、単科講座として申し込んでも十分であるほどの講座・テキストであると感じました。

新・定規の使い方講座のご感想・ご利用方法

私自身、初学・初受験であったため、「作図」に関しては全くと言っていいほど未知の世界でした。最初は、果たして自分にも作図ができるようになるのであろうかと、不安でした。この新・定規の使い方講座は、定規の使い方から作図の仕方まで丁寧に構成されており、私のような初学・初受験のものにもわかりやすい内容でした。

その一方で、この講座のみでは、すぐに記述式の過去問等で作図はできなかったように記憶しております。おそらく、この講義で身に付けた作図の仕方が、あくまでもこのテキスト内の知識にとどまっており、過去問とは結びついていない知識だったからであると反省しております。

今後学習される方は、学習初期段階では、慣れていないこと、また様々なパターンがあることなどから、学習したようにはいかずに全く作図できないことを前提に、記述式の過去問と併せて、この「新・定規の使い方講座」に逐一戻りながら・見ながら作図されるとよいと思います。いずれ必ず慣れてきて、この「新・定規の使い方講座」を見なくとも作図することができる日が、意外にも近く訪れるかと思います。

[中山式]複素数計算のご感想・ご利用方法

まず、土地家屋調査士試験合格を目指す上で、解法に複素数を取り入れることは不可欠であると思っております。複素数の考え方は、その手順が簡単であり、それゆえ大幅な時間短縮につながると思うからです。本試験は往々にして時間との勝負であると感じますが、その時間短縮の上で、この「[中山式]複素数計算」講座にはかなりお世話になりました。

全受験生においても、複素数を使う方もいらっしゃれば、使われない方もいらっしゃるかと思います。使う、使わないは個々人の自由でありますが、たとえ使わないにせよ、この複素数の考え方はマスターしておいて損はないと言い切れます。それほどまでに、複素数を用いた解法は土地家屋調査士試験において合っていると感じました。

講座の内容は、順を追っていくことで、記述式の問題で使う電卓・複素数のスキルを体系的に学習できる、本当に素晴らしい講座でした。特に、巻末に収録されています練習問題は繰り返し何度も学習したのを覚えています。それほどまでに「すべてが詰まった」練習問題だったと感じております。定期的に学習することで、記述式の問題で使う電卓・複素数のスキルの確認と、それらのスキルの低下防止になったと思います。

こちらの講座に関しましても、アガルート受講生はもちろんですが、他の予備校受講生、または独学の受験生にも、単科講座として申し込んでも十分であるほどの、本当に素晴らしい講座・テキストであると感じました。

講師へのメッセージ等

アガルートのカリキュラムは教材、講義、フォロー制度など、オールインワンのカリキュラムだと思います。

教材に関しては、含まれる教材が、私のような初学者が合格に必要な知識を得るための必要十分なもので、他のものに手を出さなくても必ずや合格に必要な知識がつく内容でした。

講義に関しては、他の予備校と比較しても、その講義はオンライン受講が前提の、とても見やすく分かりやすいもので、なによりも音声ダウンロードできるところがとてもよかったです。

フォロー制度に関しては、Facebookの質問制度が、他の予備校とは比較しきれないくらい良かったです。回数制限もなく、受講者の疑問点を丁寧に解決してくださいました

また、カウンセリングにはとても励まされました。おそらく、学習においても、その努力の方向性が間違っていたら、いくら努力を続けても合格はその努力ほどは近づいてこないのでしょうが、カウンセリングでは、その学習の方向性と努力の量等をお示しくださり、モチベーションを高めてくださいました

アガルートはこのフォロー制度が充実しており、ともに合格まで走ってくださる、まさに「伴走者」であると感じました。

以上のような理由から、アガルートのカリキュラムは、合格までの全てがそろったカリキュラムであると思いました。

カリキュラムの通り、または中山先生はじめ講師の方々のおっしゃる通り学習を進めれば、必ずやその先に土地家屋調査士試験合格が待っていると断言できます。

おそらくは不安がつきまとうであろう資格受験において、アガルートのおかげで「安心して」学習を進めることができました。誠にありがとうございました。