合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

土地家屋調査士試験を目指した理由・契機

いつかは独立して仕事をやりたいと思い始めていたところ、宅地建物取引士の母から土地家屋調査士という職を教えて貰い、その時初めて、土地家屋調査士という職があることを知りました。この職は、デスクワークだけでなく、測量等のために外に赴き体を動かせるものでした。

また、将来独立した際に、家族とも協力し合いながらできる仕事でもありました。試験の難易度は高かったものの、試験内容には計算や作図があり、試験そのものや、その過程を楽しめそうでした。以上のことを踏まえ、土地家屋調査士試験合格を目指すことにしました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

土地家屋調査士試験には1年で確実に合格しておきたかったので、独学は視野に入れず、また近くに通学可能な場所がなかったので、通信講座に絞って探していました。アガルートは通学の制度がなく通信だけでしたので、それならば、通信教育に特化しているだろうと考えたのが理由の1つです。

他にも、独学で全国1位の講師が教育しており、受講生の合格率は非常に高く、合格特典には全額免除だけでなくお祝い金まで付いてくることに魅了されました。また、テキストがカラーかつコンパクトであり、請求したサンプルが読みやすかったこともありアガルートの講座を受講しようと決めました。

合格体験記・学習上の工夫

【測量士補試験】

過去問集は分野別にまとめられていたので、講義を見終わったら、その範囲の問題をその日の内に解きました。その際、計算問題は全て電卓で行いました。

初めに取り掛かったのが測量士補だったのですが、一通りやってみた印象は、同じ内容の出題が多く、計算問題もパターンを理解していれば大丈夫だというものだったので、一旦学習を土地家屋調査士試験対策に切り替えました。数ヶ月後に二度目の学習を始めたのですが、やはり以前学習した内容は断片的な記憶となっていました。

しかし、一度通しで学習していたので「それでも大丈夫」という安心感はありました。次に学習を始めたのは、試験2週間程前です。その時は、文章問題に関しては、問題を読んだら、直ぐさま解答を読み、心の中で納得するという方針をとりました。

計算問題に関しては、実際に手を動かし、本試験で慌てることがないようにしました。試験当日はテキストの表(例:多角測量における器械誤差・地図記号)が、確実に頭の中にたたき込めているかを確認しました。本試験では出題傾向が少し変わりましたが、十分に対応のできるものでした。

【土地家屋調査士試験・午前】

試験対策は過去問を何度か繰り返し解くという方針をとりました。

午後試験と座標値の丸め方や作図の仕方が少し異なっていたので、そこには特に注意しました。また、過去問を解いた感じ、時間に十分余裕がある試験だなと感じる一方で、座標を誤れば不合格になる試験だとも思っていました。本試験での多肢択一式問題は難しく、予想に反し時間に余裕のないものとなりました。

しかも、記述における座標値の誤りに午後試験の前に気づいてしまい、パニックになりました。1時間程空き時間があったので、少しは心を落ち着かせれましたが、午前の記述で足きりになっているのではという不安がよぎり続けました。合格したから良かったものの、午後試験が控えているのに午前の見直しなんてするものではないなと思っています。

【土地家屋調査士試験・午後】

測量士補試験対策と異なり講義を視聴したら問題を解く方針はとらず、先の内容を早い段階で知ることが学習効率向上に繋がると思い、過去問の解説講義も含め、全講義の視聴から始めました。その後の学習は大体、「全年度の過去問を一気に解く➡テキストを全ページ読み込む」の繰り返しでした。

以下に学習の際にしていたことを記載します。

まずは、Facebookで質疑をしたり、他の受講者の質疑応答を確認して知識を深めることを意識していました。また、問題を解く際、文字の省略をする(例:抵当権消滅承諾書を「抵」と記載)ように心がけ、作図はフリーハンドで行っていました。さらに、ノートは作らず、テキストにマーカーを引き、書き込みをするようにしました。

その他、Twitterの投稿で知識の確認や、発見をすること、中山先生のブログを読む等、情報収集を行うようにしていました。

もちろん、試験が近づくにつれ、時間を計ったり、図面も定規を使って正確に作図するようになり、その上で気づき始めることも多くありました。

本試験は、択一式が以外と速く解けました。そのおかげで、建物の問題をちらっと見た際に、絶対に出題されないと想定していた区分建物が目に付きましたが慌てませんでした(※区分建物の学習を怠っていたわけではありません)。解答に自信がないものもありましたが、時間に余裕をもって解ききれました。余った時間は全て、計算ミスがないかの確認に費やしました。

【土地家屋調査士】入門総合講義のご感想・ご利用方法

不動産登記法は、総論の講義から始まり、覚えることが多くありました。しかし、「理解しよう!」という気持ちではなく「とりあえず全体の流れを知ろう!」という軽い気持ちで視聴し続けました。中山先生が何度も「各論をやった後に戻れば理解が深まる」とおっしゃっていたので、後戻りもしませんでした。

講義1本当たりの時間が短く、やる気の出ない時でも「1本だけでも視聴しよう!」という気になり、気づけば何本も視聴していたことがよくありました。各論に入ると登記申請書例が多く出始め、今思えば、シンプルな構造をしているのですが、学習初期は「嘘でしょ…」となっていました。それでも、中山先生の講義からは不思議と安心感が伝わり、無事、全講義の視聴を終えました。

その後も、テキストの方は試験日まで何度も読み込みました。その内容はシンプルにまとまっているため、そこからの情報だけでは、理解が難しいことが何度かありました。しかし、講義を再視聴したり、Facebookでの質疑応答を繰り返すことで十分な補充ができました。このテキストを理解し続けようとしたことで十分な実力が身につき、その頃には、このテキストの素晴らしさに感動していました。

民法に関しても、全講義の視聴はしました。しかし、宅建の学習をした際に触れたことがあり、出題数が3問であったので、テキストを読み込むことはせず、最低限覚えておこうと思った分野を試験直前に見返していました。

択一式過去問解析講座のご感想・ご利用方法

入門総合講義を終え、この講座に進んだのですが、自分で問題を解くのではなく、講義の方を視聴し続けました。講義は、手にしていたフワフワとした知識と照らし合わせながら、「そんなことやったな」くらいの感覚で視聴しました。全講義を視聴した頃には、大体どのような出題がされるのかが理解でき、そのことが、テキストを読み返す際に、知識を吸収するモチベーションに繋がりました

過去問を自分の力で時始めた時、20問を20分以内という目標を立てました。しかし、初めの内は、理解するだけで精一杯だったので、時間は気にせず、テキストを何度も見返しました。ある程度実力が付いてきた頃でも、何度も間違える問題がありました。その頁には付箋を貼ることで、再会した際、緊張感が走るようにしました。最終的にはほぼ全ての年度で20分以内満点をとるのが当たり前までには成長できました。

記述式過去問解析講座のご感想・ご利用方法

この講座に関しても、まずは講義の視聴から始めました。しかし、解説を聞くだけではなく、実際に電卓を打ってみて正確な値が出るかの確認はしました。

講義の構成はあっさりとしているものの、問題把握におけるポイントが十分につかめる内容でした。中山先生のメモの取り方も大変参考になりました。実際に問題を解き始めた頃には、講義で解答・解説を視聴しているにもかかわらず、全く手が動かないことがよくあり、特に、建物においてその傾向がありました。

そんな時は、考えても時間の無駄だと思いすぐに解答を見ていました。学習が進むにつれ、問題が解ける楽しさや嬉しさが湧き上がると伴に、ケアレスミスが目立つようになりました。これに関しては、講義の中でも改善のヒントがありましたが、それをゼロにすることはできず、結局試験当日まで記述の過去問で満点をとることはありませんでした。

試験で満点を取る必要はありませんが、過去問くらいは満点をとろうと意識し続けたことは本試験でのケアレスミス防止に良い影響をもたらしたと思っています。

新・定規の使い方講座のご感想・ご利用方法

講義の中では、揃えるべき作図用具が推奨されており、そこで迷うことなく、学習が進められたのはありがたかったです。図面ごとの定規の基本的な使い方が丁寧に解説されており、テキストもイラストが多くすぐに読める内容だったので、苦もなく講座を見終えました。

作図においては、記述問題を解いていく中で、自分なりの定規の使い方ができあがっており、結構な期間そのやり方を通していました。しかし、試験直前期で、基本に戻ろうと思い直し、この講座を再度視聴しました。劇的に作図速度が上がることはありませんでしたが、このやり方が一番速くかつ丁寧な仕上がりになったと思います。

[中山式]複素数計算のご感想・ご利用方法

この講座は電卓の使い方から始まり、ちょっとした演習問題を通じて学習が進んで行くので、小学生の頃に戻ってドリルをやっているような感覚になりました。

初めの内は、電卓の使い方もぎこちなく、座標値1つ求めるのにも時間を費やしましたが、この電卓を使っている時間が一番楽しく、正確な値が出せたときの嬉しさも相俟って、ある種の息抜きになっていた気がします。土地の記述問題を何度も解く内に、手が自然と動くようになり、自分でも驚くくらい速く土地の座標や面積が求められるようになりました。

講師へのメッセージ等

講義での中山先生はいつもニコニコしており、話す内容が簡潔にまとまっていて、明るい気持ちでストレスなく講義に臨めました。また、テキストには必要な情報がコンパクトにまとまっており読みやすかったです。

Facebookでは、どんな質疑にも丁寧かつ迅速に回答してくださり、また他の受講者の質疑応答も役立つ情報が多くあったので、学習がスムーズに進みました。おかげさまで、無事1年で合格することができました。本当にありがとうございます。