合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

土地家屋調査士試験を目指した理由・契機

以前、税務関係の仕事をしていたことがあるのですが、その時に土地家屋調査士事務所の方と一緒に仕事をする機会があり、「土地家屋調査士」という資格があることは前々から知っていました。

その後、土地家屋調査士とは無縁の仕事を続けてきましたが、30歳台も後半になり、「人生100年時代」では60歳で定年を迎えたとしてもまだまだ現役として働く必要性を強く意識するようになりました。

そのためには自力で生活するための術を身に着けておきたいと思い、将来的に独立開業するための資格取得を考えました。

いくつか検討した中で以前の経験も思い出され、作業着姿で現場に出る土地家屋調査士の業務は他の士業と比べて独特で、これまで現場仕事に携わることが多かった私にとって大変興味深いものでした。

こうした経緯から、土地家屋調査士試験の受験を決意しました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

試験内容や過去問の確認をし、初めて記述式問題を見たときに、「あぁ、これは独学では無理だ。」と感じました。

時間をかければいつか合格できるかもしれませんが何年も学習を続けるのは大変ですから、ここは短期集中で切り抜けることとし、そのために予備校の利用は必要と考えました。

ネット検索で講義や過去問解説のサンプル動画等が見つかったのですが、アガルートの講座はeラーニングに特化しているということで「画面越しの受講生が理解できるように」という意識が強く伝わってきました。

また、働きながら学習する身として、PCやタブレット端末の利用で「学習したい時に」「学習したい場所で」学習できるというスタイルが合っていました。

費用面では、決して安い買い物ではないため相応の覚悟が要りましたが、合格の暁には「支払金額全額返金」の特典が非常に魅力的で、自身のモチベーション維持にもよいと考え、アガルートで受講することを決めました

合格体験記・学習上の工夫

学習・実務経験ゼロ、測量士補未取得からのスタートでしたが、ダブル合格カリキュラムに沿った学習、定期カウンセリングやFacebookグループでの質問を活用することで、試験に向けた「土台」を作ることができました。

短時間だとしても毎日欠かさず学習を続けられるように、フリーのクイズ作成ソフトを利用して独自の肢別過去問集を用意し、わずかでも空き時間があればスマートフォンで学習するなどしていました(本試験までに延べ30,000問ほど解いていました)。

記述式は、作図や計算は面白く、カリキュラムに沿った学習ですんなりと身につきました。

一方で、申請書の学習は登記目的別の書き方を覚える必要があり、非常に大変でした。

自宅にいるときは机に向かい、テキストの申請書例や過去問の申請書を徹底的に書きました。
帰宅が遅くあまり時間が取れない日でも、最低1時間は申請書を書くための時間を捻出して毎日書き続けました。

また、令和2年度は測量士補試験延期のため午前試験も突破しなければならなかったのですが、午前受験が確定した7月以降、本試験を模した時間で午前・午後を通して過去問等に取り組み、ペース管理を意識して学習することを心がけるようにしました。

土地家屋調査士試験合格を目指す方へのメッセージ

土地家屋調査士試験は決して簡単に合格できる試験ではないと思いますが、予備知識や実務経験がなくても「必ず土地家屋調査士になる」という強い意志を持って学習すれば合格できる試験だと思います。

試験合格のためには「最後までやり通すこと」がなにより大事ですので、「土地家屋調査士として活躍している自分」のイメージを持ちながら日々の学習に取り組まれてみてください。

また、アガルートの講座はeラーニングに特化しているため、通信での学習を考えられている方にとって非常に強力かつ頼りになる「相棒」であると言えると思いますので、一考に値すると思います。

講師へのメッセージ

私が土地家屋調査士試験の受験を決め、受講相談で中山先生にお会いしたのが令和元年11月でした。

受講相談直後に講座を申し込み、中山先生、萩原先生、中里先生には定期カウンセリングやFacebookグループでの質問に対する回答などで、合格に向かって親身にご支援いただきました。

土地家屋調査士試験試験に合格するための相棒としてアガルートを選んだことで無事、土地家屋調査士としてのスタートラインに立つことができました、本当にありがとうございます。

【測量士補】入門総合講義のご感想・ご利用方法

端的に表現するならば、「合格するための必要十分な内容」であった。

中山先生の説明がうまいからというのが大きな理由だと思うが、テキストが手元になくても動画を視聴するだけで必要な知識を得ることができた。

ほかの講義にも共通していることだが、動画1コマあたり10分程度で構成されているため、ちょっとした隙間時間に学習できるというのは非常によかった。

基礎数学の分野に関しては、私にとっては不要な内容だったが(基礎数学の部分についてはすべて視聴していない)、測量士補試験の受験者層を考えると、数学が不得手な人にとっても敬遠することのないような中身だったと思われる。

過去問は分野別に収録されているため、学習した範囲を集中的に復習して知識固めすることができ効率的だった。

講座の内容ではなく運用面の話になるが、測量士補試験の延期が決定し土地家屋調査士試験の午前免除が受けられないことが確定した際に、動画の視聴期間を延長してもらえたのはありがたかった。
御社からしてみれば当然のサービスだとしても、ユーザー側からしてみれば手厚くサポートしてもらえている印象であった。

総合的に、非常に満足のいく講座内容であった。
あえて欲を言えば、期限付きでもよいから講義動画のダウンロードができればさらに良いと思う
(DL後1週間で再生できなくなる、受講期間中は何度でもDL可、など)。

【測量士補】3時間で押さえる計算問題のご感想・ご利用方法

計算に関してはそこまで苦手としていないため、最終確認として試験直前にさらっと流す程度の利用であった。

3時間というコンパクトな時間にまとめられており「測量士補試験に合格する」という目標に対しては、時として計算の本質よりもパターンによる当てはめのほうが効率的であるため、本試験直前の復習ツールとしては優れた内容であるように思う。

ただ、令和2年度、元年度でも問25がそうであったように、最近は計算問題の新問も出してくるようなので、新問に対応するための追加があるとよりよくなりそうである。

もっとも、これらの問は問題中に示されている式に値を当てはめるだけなのだが、数学慣れしていない受験者からしてみると、「この式をどうやってこの問題で使えばいいのかがわからない」といったことがあるのではないかと思われる
(この1問落としたところで合否にはほぼ影響ないだろうし、もし影響あるのなら他で底上げすべきだが)。

そのため、今後も同様の講座を企画されているのであれば、計算パターンだけではなく、「未知の計算問題が出題されたときにどのように与式を使えばよいのか」といった“考え方”を紹介するようなチャプターが1つあってもよいように感じた。
全体的に満足のいく内容であった。

入門総合講義のご感想・ご利用方法

講義動画は、通勤時間等を活用してタブレット端末での視聴を主とした。

本講義に限らず、アガルートの講義動画はデバイスやブラウザを選ばないので、出先の隙間時間で学習するのに最適であった。
再生速度は1.5倍を基本として、薄くても全体のインプットを優先して行った。

すぐに理解できなかった内容については通常速度にして何度も見返すことでしっかりと学習したが、このような学習方法ができるのがeラーニングの強みだと思う。

最重要科目である不動産登記法について、無知の状態からスタートしたが、全体的にとてもわかりやすく、1度の視聴で7割方は理解できたように思う。
ひとえに、中山先生が日々研究されている成果の賜物であり、その成果を享受させていただいたことには感謝しかない。

土地家屋調査士試験の本丸とも思える登記申請書については、試験で出題される可能性のある全50例を網羅しているということで、こればかりは講義動画を見るだけではどうにもならず、ひたすら手を動かして体に叩き込む必要があった。

学習開始から3~4か月経った頃には講義動画視聴はほとんどしなくなっていたが、代わりにテキストを使って申請書を書く練習を繰り返し行った。

通信専門予備校の中には紙ベースのテキストがない(あるいはオプション)ところもあると聞くが、アガルートでは紙ベースのテキストが標準装備であり、気になったときにすぐに調べることができて、トータルで効率的な学習につながったと思う。

択一式過去問解析講座のご感想・ご利用方法

過去問の解説・解析の類は、資格の種類・予備校問わずほぼ必ず講座が用意されていると思われるが、私の知っている他資格・他予備校の講座は「総合講座の中の一つとして過去問解説集があり、質問は受け付けるが基本的に講座の中では使用しない、これは自学用である」というものしかなかった。

このようなやり方は独学の延長のようなもので、「解説の内容が理解できなかったとき」に非常に困ってしまう(質問できたとしてもタイムラグが生じてしまい、その間の学習が停滞してしまうおそれがある)。

アガルートの過去問解析講座は、講座動画内ですべての肢について中山先生の解説がされているため、理解が追い付かないということがほぼなかった(そのようなことがあったとしても、Faceboookグループでの質問にレスポンスよく解答いただき、悩みを長引かせることがなかった)。

1問ごとにチャプターが切られていることから、学習後期になって復習するときなどに、見たい問の動画だけをピンポイントで見ることができ、効率的な学習につながったと思う。

また、令和元年度試験についても追加配信があり、受講生からしてみると手厚い対応をしていただけていると感じた。
総合的に見て、非常に満足のいく講座だった。

記述式過去問解析講座のご感想・ご利用方法

土地家屋調査士試験が択一式だけの試験であったら独学という選択をしたかもしれないが、登記申請書や図面の作成を求められる記述式があるとなると、「自分の回答が適切なのかどうか」がわからないのは大変なマイナスである。

そもそも市販の問題集や解説書が少ない土地家屋調査士試験にあって、実務経験がない人は「問題文の何が大事なポイントなのか」「解答用紙に何をかけばよいのか」もわからない状態からスタートするため、「書き方」を指導してもらう必要を強く感じていた。

こうした点において、本講座では中山先生が1つ1つの論点について丁寧に解説されていたので、まずは手を動かさず、講義動画をみることで記述式問題の解き方(流れ)を身に着けることができた。

一度流れを身に着けることができれば、2度目以降は同じ流れをたどることで解答用紙を埋めることができるようになった。

これは他社の模試を受験した際にはっきりと自覚することができ、初めて記述式過去問を見たときには「こんなのは絶対にできない」と思っていた問題を、記述式の学習から1~2か月で基準点レベルに到達させることができたと感じている。

記述式の学習は自宅で机に向かって行っていたが、記述式の講義動画は1コマ30分前後であり、自宅で学習する分には適度な長さであった。
総合的に見て、非常に満足のいく講座だった。

新・定規の使い方講座のご感想・ご利用方法

登記申請書の書き方と同様に、最初は地積測量図等の図面の描き方も全くわからない状態だったが、講義動画で中山先生が実演されている真似をするだけで自然と図面が描けるようになっていった。

書画カメラを使って中山先生が実演されている手元を講義動画とされており、直観的で非常にわかりやすい内容になっていたと感じる。

本試験を受けて実感したが、土地家屋調査士試験は時間との勝負でもあるので、最適化された作図方法を学ぶことができたおかげで、本試験でもなんとか時間内に回答を終えることができたのだと思う。

三角定規や分度器、シャープペンシル等用具について、巷では「あれがいいこれがいい」などという話も聞いたことがあるが、講座の初めの方で紹介されていた用具を使用することで、余計な時間を使うこともなかったし、間違いのない用具を選ぶことができた。
非常に満足のいく講座であった。

[中山式]複素数計算のご感想・ご利用方法

角度と距離がでてくる座標計算にあっては、複素数平面で座標を考えるというのは理にかなっており、座標を求める際に通常の座標計算を使用したことがないのでどれほど優れているのかは判断がつかないが、少なくとも求積においては圧倒的に早く、関数電卓の使用が許可されている土地家屋調査士試験においては有効な手段だと感じている

求積や交点計算においては、意味が分かっていなくても使えてしまうため本質的な理解という点では気になることもあるが、「土地家屋調査士試験に合格する」という目標を果たすためには、こだわりすぎることがないほうがよいのだろう(実務でも検算はするのだろうが基本はPCによる計算だろうし)。

非常に満足のいく講座であった。

【午前の部】過去問8年分完全解説講座のご感想・ご利用方法

土地家屋調査士試験は市販テキストや問題集があまりなく、午前試験については皆無と言っても間違いはないくらい情報がないように思う。

そうした中にあって令和2年度は測量士補とのダブル合格が不可能になってしまったが、午前試験のフォローをしてもらえるとは想像しておらず、非常に心強かった(他大手では午前対策をされていないところもあったようなので)。

内容的には、択一はほとんど測量士補レベル(電卓使える分、むしろ楽)、記述は午後試験の問21ができれば問題ないレベルだということがわかり安心したが、令和2年度の結果を見る限り、1問の誤答が致命傷になりうるシビアさを考えると怖いところであった。

対策という点では、中里講師の解説は丁寧でわかりやすかったが、1点気になったこととして、動画の画質がやや悪い気がした(書画カメラ)。
他講座では気になったことがないので、今後も本講座を展開される際は気にかけていただけるとよいと思う。

定期カウンセリングのご感想・ご利用方法

通信講座だとどうしても、受講開始後は一人で黙々と取り組む、という感じになりがちだが、毎月進捗確認や質問、時には雑談をさせていただくことでモチベーションの維持につながったと思う。