合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

土地家屋調査士試験を目指した理由・契機

一言で言えば、会社の上司や先輩方から受験を薦められたことがきっかけです。

現在の業務は不動産の価格評価に関連するもので、会社には不動産鑑定士も在籍しています。
業務にあたり、謄本や図面類の確認を毎日のように行っていますので、土地家屋調査士という専門家の存在自体は知っていました。

しかし、図面を作成する以外にどんな業務をしているかまでは知りませんでした。

業務の中で土地家屋調査士が作成されている図面の内容をしっかりと理解できないこともあり、どのような資格なのか少しずつ興味が湧いてきました。

数年前に宅建を取得していたこともあり、不動産に関する国家資格ということで自身のスキルアップも兼ねて知識をつける為に挑戦してみようと思いました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

まず始めに独学を選択しなかった理由は2つあります。

1つ目は独学に関する教材が少ないことです。

宅建は独学で取得出来ましたが、これは市販の教材が充実していたことが大きいです。
この試験に関する市販の教材は選択肢が少なく、自宅近くの書店ではそもそも本棚にありませんでした。

2つ目は作図と計算を独学で学ぶのは効率が悪いと感じたからです。

この試験はマークシートや記述だけではなく、座標計算と図面の作成が必須となります。
市販の教材も見ましたが、初めて学ぶ私が理解するには苦労すると思い、素直にプロに教えて貰う方が近道だと判断しました。

次にアガルートを選んだ理由は3つあります。

1つ目は他社の講座と比較して低価格であり、合格特典が充実していたことです。
この試験に関する講座は私が調べた限りではあまり選択肢が多くはなく、最も低価格なのがアガルートでした。
さらに合格すれば全額返金とお祝い金が貰えるというのは大変魅力的でした。

2つ目はフォロー制度が充実していたことです。
平日は仕事の為、初めから通学ではなく通信を受講するつもりでした。

そこで私が一番不安だったのが、フォロー制度です。
講座を受講しているのに、一人で黙々と勉強するのでは独学と同じだと思っていました。

アガルートはいつでも質問でき、定期カウンセリングもあるため非常に手厚いと感じました。

3つ目は分かりやすい講義です。
他社も含めてサンプル動画をいくつか見ましたが、私にとってはアガルートの講義が一番頭に入りやすく、繰り返し視聴しても苦痛ではありませんでした。

合格体験記・学習上の工夫

私が受講を開始したのは2019年7月ですが、1年3か月という比較的余裕を持った期間でコツコツと積み重ねたことが全体を通して良かったと思います。

2つの試験に向けた学習に加えて、途中からは午前試験への対策も必要になったので、無理な日程にならなかったのは大きかったです。

工夫した点は時間の使い方です。
日中は仕事をしていますので、学習に専念出来る時間は自ら作り出す必要がありました。

まずは起床時間を30分~1時間程度早めて、出勤前に学習時間を設けました。
この時間は申請書例の反復に取り組みました。

出勤後も業務開始までの時間や昼休憩の時間を利用して教材学習を継続しました。
この時間は音声を聴きながらテキストの復習に取り組みました。

帰宅後は平均して2時間程度の学習時間を確保しました。
この時間は択一式過去問に取り組みました。

土日は1日平均で4時間前後の学習を継続しました。
この時間は計算や作図等の記述式過去問に取り組みました。

意識したのは毎日の学習時間に大きな差をつけないことです。
多すぎても少なすぎても計画に誤差が生じてくるので、なるべく一定時間を学習に充てるように生活様式を見直しました。

また、講師のアドバイスをもとにやるべきことを明確にしたうえで学習することです。

土地家屋調査士試験合格を目指す方へのメッセージ

アガルートの講座で提供されるものをしっかりと理解して反復すれば、初回受験での合格は可能です。

私がダブル合格カリキュラム以外に用いた教材は、他社の公開模試2回分のみです。

いわゆる答練というものは一切受講せず、問題演習は過去問のみです。

それでも過去問を深く突き詰めて理解すれば本試験でも十分対応できます。
諦めず頑張ってください。

講師へのメッセージ

講師の方々には最初から最後まで本当にお世話になりました。

質問にも丁寧かつ迅速に回答して頂き、学習方法や学習計画の立案までアドバイスを頂いて助かりました。

今後の益々のご活躍を期待しております。

【測量士補】入門総合講義のご感想・ご利用方法

測量に関する知識は全くなかったですが、基礎から丁寧に解説されているため分かりやすかったです。

また、本試験の出題傾向に沿って学習範囲が決められているので無駄がありません。
数学についても最初に解説があり、苦手意識がある私でも何とかなりそうと思えました。

この試験で必要とされる数学知識の全体像が最初に示されていたので、漠然と不安を抱えて過去問に取り組むことがなくなりました。

本当に必要な数学知識は限られており、試験時間も十分ありますので過度に心配する必要はありません。

全体的に多くの図を使って解説されているため、頭の中にイメージしやすいです。

図形の特徴や測量方法等は文章だけで説明されても定着に時間がかかります。

講師の解説も出来る限りかみ砕いて説明されており、「つまりどういうことなのか」という要点の把握がしやすかったです。
全く基礎知識のない分野を学ぶ私には合っていました。

解説後にすぐに過去問演習がある点は一番良かったと思います。

過去問の繰り返しが多く出題される測量士補では、過去問演習が最も重要になります。
インプット後にすぐにアウトプットすることで効率よく学習が進みます。

合格に向けて必要十分な講座であり、特にこれ以外で他の教材を利用する必要はないと思います。

【測量士補】3時間で押さえる計算問題のご感想・ご利用方法

測量士補講座の中で最も効率よく得点を稼げる講義だと思います。

この試験で計算問題を捨てることは出来ませんが、解法のパターンが決まっているので反復すれば最も得点源になります。

この講義は出題される計算問題を網羅しており、それでいてコンパクトにまとまっているので反復しやすいです。
直前期でも反復することをお薦めします。

過去問で同じような問題を何回も取り組むより、こちらを反復した方が圧倒的に効率が良いです。

最初は計算問題に苦手意識が強く、文章問題を重視して学習していましたが、計算問題の方が得点を稼ぎやすいと思います。
出題されるパターンごとに、公式、図形の特徴、考え方、注意すべきポイントは決まっているので本当に反復するほどに得点が伸びます。

学習初期は電卓を利用して時間を短縮しながら解法を理解することを重視しました。
本試験は手計算ですが、試験時間は十分ありますのでスピードよりも丁寧に正確に計算することを意識しました。

また、どうすれば簡単に計算出来るのかという視点も解説されており、手計算を出来る限り少なくするノウハウも非常に助かりました。
文系出身の方には苦手意識があると思いますが、そこまで不安に思わなくても合格することは十分可能です。

入門総合講義のご感想・ご利用方法

調査士試験合格に必要十分な知識が網羅されていると思います。
私はこのテキストの内容を満遍なく学習することで合格出来たと思います。

コラム、ヒント、ポイント等の本文以外でも必要な知識が詰まっています。

詳細に理解すべき点と深入りしてはいけない点は講義の中でメリハリを付けて解説されているので、無駄な知識はありません。

出来る限り具体例を出した解説もイメージしやすく、調査士としての実務経験も踏まえた解説はとても分かりやすかったです。

建物編と区分建物編では多くの図が掲載されているため、視覚的に理解を深めることが出来ました。

特に活用したのは申請書例です。
記述対策で避けて通ることは出来ませんが、出題可能性のあるパターンがすべて網羅されています。

どういう理由でこの申請書の記載になるのかを論理的に理解するようにすれば、幅広い出題に対応できるようになると思います。
申請書例の解説は繰り返し視聴しました。

また、単語カードを用いた手法を取り入れて毎日取り組みました。
継続して取り組まないと細かい言い回し等を忘れてしまう為、最終的に本試験前日まで継続しました。

申請書対策として非常に有用ですので、粘り強く継続して活用すれば大きな力になります。

択一式過去問解析講座のご感想・ご利用方法

私は全講義をすべて視聴した後に、年度ごとに20問を通して取り組みました。
なるべく本試験と同様に過去問演習を進めるためです。

最初はほとんど解けませんが、全体感を把握しながら、間違えた点や不明点を中心にテキストで復習しました。

取り組む際には講師のアドバイス通り、1肢ごとに正誤の理由を突き詰めて考えることを意識しました。
問題文のどの部分がどうして間違いなのか、正解なのかを繰り返し自分に問いかけて考えました。

解説はシンプルにまとまっているので、テキストを参考にして自分の言葉で書き込みながら理解を深めていきました。

頭の中で全肢に理由を付けながら取り組むと20問をやりきるのに相当な時間がかかりますが、知識の根底を定着させる上でとても重要でした。

反復を進めると1肢ごとに周辺知識まで浮かぶようになるので、それも合わせて書き込みました。

過去問を通してテキストの知識が整理されて結びついてくると、自然と解くスピードが上がります。

最初は解く時間を意識する必要はありません。
過去問を深く突き詰めて丁寧に理解することにこだわって取り組めば、BランクやCランクの問題も知識を組み合わせて正解に辿り着くことは可能だと思います。

記述式過去問解析講座のご感想・ご利用方法

講師が重視しているように、問題全体を通した解き方や論点を理解するように意識して活用しました。

時間がない中で長い問題文を読みこなす必要があるため、解き方に重点を置いた解説はとても参考になりました。

前文、設問文、注意事項、見取図、聴取結果、調査記録、別紙と幅広く情報がちりばめられていますが、そこから必要な情報を取捨選択して答案を作成するのは難しいです。

この講義では読み込む順番を決めたうえで、問題文をブロック毎に分けて解説されます。
今読んでいるブロックの一文一文でどこが解答のポイントなのか、注意すべきなのか、重要な論点なのかを解説を聴きながら理解することで身につけることができます。

本試験を意識して答案構成用紙のメモの取り方や読み戻さない工夫も合わせて解説されるので、自分が本試験でどのように解くのかをイメージして視聴しました。

特に重宝したのは登記目的と合否を分ける論点の把握です。
目的は申請書や図面まで関係してきますし、意義や理由等を記述させる部分も合格者なら落とさないだろうと考えたからです。

出題された論点から大きくずれない答案を作成するために解説は反復して読み込みました。

知識を増やすだけでは記述式の得点アップは難しいのではないかと感じたので、とてもお世話になりました。

新・定規の使い方講座のご感想・ご利用方法

三角定規とスケールを用いた作図は私にとって未知の領域で、この講義が無ければなんとなくのやり方で作図することになり、本試験でも苦労したと思います。

ボールペン以外の道具はお薦めされたものを素直に揃えました。

基本的な作図方法から各図面の書き方まで網羅されているので、このやり方に従って特に問題ありませんでした。

作図は反復してやればやるだけ早く正確になっていったので楽しかったですが、やりすぎても仕方ないので他の学習とのバランスに気をつけました。

1つ苦労したことは私自身が左利きなので、定規の持ち方や配置の仕方が講義とすべて逆になることです。
それでも十分に対応可能だったので、左利きの方でも問題ないと思います。

[中山式]複素数計算のご感想・ご利用方法

私は通常の計算方法を知らないので比較することは出来ませんが、短時間で正確に計算するために複素数は必須だと思います。

セットアップやボタンの説明等の基礎から始まり、座標計算に必要な計算手法はすべて網羅されています。
特に入力手順や操作方法を意識して取り組み、最後の練習問題を反復しました。

計算方法をまとめて復習できるので、練習問題は定期的に取り組みました。過去問では三角関数や二次方程式を用いる問題もありましたが、特別にそれらを練習することはしませんでした。

計算自体は複素数を習得することで本試験で得点することは十分可能です。関数電卓を初めて使う方は戸惑いますが、慣れてしまえば通常の電卓よりも便利なことが分かります。

【午前の部】過去問8年分完全解説講座のご感想・ご利用方法

午前対策は提供された過去問の反復のみで十分でした。

測量士補の学習を済ませた状態で取り組んだので、測量士補レベルの知識がある方は過去問をしっかり反復学習すれば問題ありません。
部分的に測量士補よりも難しいものもあり、関数電卓での計算が前提となりますが、過度に恐れることはありません。

測量士補レベルの知識がない状態でいきなり過去問に取り組むと遠回りかもしれません。

電卓を利用するので試験時間はそれほど気にしなくても問題ないと思います。

午前の部の問11は、調査士における作図のノウハウを活用すれば満点を狙うことは十分可能ですが、設問の解答を次の設問に使うこともあるので正確に解答しないと芋づる式に失点に繋がります。

定期カウンセリングのご感想・ご利用方法

調査士事務所で勤務しているわけでもなく、法律知識に詳しいわけでもない私にとって月に1度の頻度で講師と相談できることは何よりの助けになりました。

進捗状況から不明点や不安に感じる事まで自由に相談することで最後まで走りきる事が出来ました。

特に今年は午前免除が出来なくなるという状況が発生し、無理かもしれないと思うこともありましたが、講師のお言葉を励みに学習を継続することが出来ました。

受験生にとって、とても素晴らしい制度だと思います。