合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

土地家屋調査士試験を目指した理由・契機

私は建築に携わる調査会社に勤務させてもらっていて、入社当時は調査課配属で測量で現場に出る事が多く、業務の延長として以前から土地家屋調査士には興味がありました。

しかしながら難関資格として意識していたので、最初から私では無理だろうと今までは資格取得を考えていませんでした。

勤務先での配属が変わり営業職として建築会社さんに顔を出す機会が多くなり、打合せの際に、分筆、農地転用などの開発に絡む相談や、誰か良い調査士さん紹介して欲しいという話があって、まだまだ需要があるんだなと思い、独立開業は今のところ考えてはいませんが、登録できる条件の一つとして試験を受けてみたい、可能性があるなら挑戦したいという気持ちが強くなりました。

土地家屋調査士試験について調べたところ、測量士補を取得していたので午前試験が免除されることを知り、ダメ元でもやってみようかなというのが最初のきっかけです。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

仕事柄、土木関係の業務に携わる事もあって一級土木施工管理技士を取得したのですが、その際に通った予備校でのビデオ講習の1ユニットが2時間前後で、講習が始まり1時間を越える頃には、集中力がなくなり、頭に入らず苦労した記憶があるので、それを踏まえて予備校をさがしました。

土地家屋調査士試験の予備校が思いのほか少なく、住まいが地方なので通信で対応できる講座を何個かピックアップしました。

一番最初にアガルートさんのホームページを確認し、中山先生が大々的に推奨している複素数で解く測量計算は正直全くわからなかったので非常に興味を持ちました。 

やはり講師との相性もあると思うので、サンプル動画を拝見し中山先生の講習はわかりやすく、この人すごいなと思い、経歴を確認させてもらいました。

独学で近年のトップ合格者なので合格するためのノウハウは間違いないとの思いと、ユニット構成が短編で私に合っているなと思い、他の候補として考えていた講座はその後調べることなくアガールートさんの講座を申し込んでました。 

合格体験記・学習上の工夫

私は2回目の試験にて合格となりましたが、2020年の入門総合カリキュラムが初めての受講です。

2019年4月に講座を申込み2019年10月の試験は受けれる状況でした。 

しかし、テキストの配布が不動産登記法・土地家屋調査士法・中山式複素数計算が先行で、民法・記述式・択一過去問は9月中旬の配布でした。 

なので2019年の本試験は図面も書いたこともなく民法などはまるっきりわかりませんでした。
私はFacebook・LINE・Twitterが出来ないので返信がないかもしれないがアガルートさんの問合せアドレスに2019の本試験は受けたほうが良いかメールしました。 

直ぐにメールで中山先生から返信を頂き、是非本試験は受けて欲しい、きっと良い経験になります。
との事で2019年の本試験を受けました。

結果択一13問(足切りギリクリア)、土地10点、建物10.5点見事に不合格でした。 

しかしながら得たものは大きかったです。
時間がまず足りない、手が震える。
これを経験できたのは本当に良かったと思います。 

この点での対策は本当に苦労しました。

手の震えはゴルフが趣味なので脇を締めて書いてみたり色々と体を使って対策を考えたのですが全くダメでして、そうこうしているうちに気づくと手の震えが無くなりました。

それは時間配分の目標を択一30分、土地55分、建物55分、見直し10分を目標に毎日タイマーを設定して過去問を解いているうちに択一は20分台、記述は土地、建物も各40~45分で解けるようになってから余裕が出来たというか自信がついてきて時間配分と手の震えの問題は解決した感じです。 

2020年の本試験では択一40分、建物60分かかってしまい、土地が50分しか残ってませんでしたが不思議と焦らず申請書及び図面も書き終える事ができました。
とは言っても時間はギリギリでした。 

日々の勉強はインプット、アウトプットの繰り返しで、私はノートに書きまとめるのが苦手なのでテキストへの書き込みと、わからない漢字だけノートに覚えるまで書き続けました。

短期合格を目指していたので知識に対して深く潜る必要は無く、広く浅くで良いと考え、六法は買わず、条文を調べた事もありません。
必要なところはテキストにほとんど反映されてます。 

車通勤で片道45分かかるので営業の移動時間等も合わせ1日2時間近く講義を毎日車中で聞いてました。

休みは択一過去問とひたすら記述の図面書きです。 

具体的には、択一問題は知識を定着させるため用で、他社が出版している項目ごとに分類された過去問集を理解ができるまで解き続け、アガルートさんの過去問は年度別なので時間を意識した対策としてタイムアタックに使用しました。 

記述式問題は最近の出題傾向から文章が長く、読解力が必要不可欠なので極力1回読んだら論点を書き出し2度読みせずに申請書と他の回答を埋める事を繰り返し、できるだけ数をこなせる様に図面は休日の日だけ書く事にしていました。

過去問だけでは足りないのでテキストの登記申請50例も1日2例を目標に申請書の書き込みをしていました。 

特に学習上の工夫をしたわけでもなく、継続して勉強をやりきれたのが今回の結果に繋がったのかなと思います。 

土地家屋調査士試験合格を目指す方へのメッセージ

アガルートさんの教材で十分合格できるだけの情報は確保できます。

私はFacebookが出来ず、中山先生や中里先生に質問や受講相談をする事はしませんでしたが勉強を続けるうちに何回かは理解度や勉強の進め方で不安になる事が必ずあります。

そこでその状態を引きずらないように受講相談などを利用できるものは利用して、モチベーションを維持して合格を勝ち取ってください。

講師へのメッセージ

講義を申し込んだ時を思い出します。ワクワク感もあったのですが教材が届いてから本当に続けられるかすごく不安になりました。 

その不安を吹き飛ばしたのも、飽きずに取り組めたのも、爽やかで明るい口調で語りか掛けるような中山先生の講義が面白く勉強が続けられたおかげです。 

本当に感謝しています。
有難うございました。
これで中山先生の教え子になったので何時しか実務を教えてください。 

入門総合講義のご感想・ご利用方法

やはり中山先生が監修されていることで非常にどの講義も理解しやすいのと、学習を進めるうえでユニット構成やテキストの申請書50例などはよく考えられているなというのが印象です。 

私は最初に各チャプターが短くまとめられているのでテキストを1周する際にテキストと講義のチャプターを紐づけしました。 

これによって理解の浅い部分など検索に時間をかけることなく2周目以降は効率よく進める事が出来たと実感しています。

また、音声ファイルを無料でダウンロードできるのは非常に助かりました。 
私はスマートフォンにダウンロードして通勤時や仕事の移動時などオーディオに繋げて毎日2時間程度聞いてました。
不思議に音楽を聴く感覚なのか覚える気がなくても頭に残りました。 

2周目以降のインプットはこれで十分な気がします。 

ただ、記述式については過去問題だけでは少ない印象です。
なので不安な方は答練などを取り入れたほうが良いかもしれません。

近年は出題傾向が変わってきていて問題文を早く理解し正確に特定しないと合格には近づけない印象ですので、そういった問題をできるだけ多く経験された方が良いかと感じました。 

択一式過去問解析講座のご感想・ご利用方法

アガルートさんの過去問は年度別にまとめられている形です。

中山先生のガイダンスでは択一は30分以内で回答し満点をとる。
というのはオーバーでも18問はとりたいとの事でした。 

20問を30分以内で解くというのは最初絶対に無理だと思っていました。

しかしながらこれをやり続けると30分以内で解けるのですが、問題を理解をせずに正解を覚えてしまっている事に気づき、他社が出版している項目別の過去問を購入し、理解ができるまでそれを進めて、直前期までアガルートさんの過去問は手を付けませんでした。 

ただ民法は解説を読んでもどうしてもわからないところが多く、中山先生の過去問解説動画を視聴しました。

これは理解するうえで非常に助かりました。 

記述式過去問解析講座のご感想・ご利用方法

こちらも一番初めに過去問を見た印象は土地、建物を60分で解くのは絶対に無理だと思うぐらい難しく感じました。

土地については文章理解したうえで必要なものとそうでないものを区別し、どのような申請が必要かを読み解き、そのうえで、座標値を求める計算が必要になるので最初は心が折れました。
最初は記述式過去問解析講座を視聴しながら進めるのが有効だと感じます。 

講座の中では問題文を読む順番や申請内容を絞っていく論点など、細かく説明されています。

これは独学でトップ合格した中山先生のノウハウが組み込まれているので絶対に真似をしようと必死に取り組みました。 

時間短縮を図らないと解ききれないと実感していたので、座標値を求める計算は中山式複素数で解く測量計算に頼ることを決めました。 

新・定規の使い方講座のご感想・ご利用方法

今の会社に入社当時は測量現場に出て、調査した現場は自分でトレースしていました。
25年前なので当時のトランシットは角度しか表示が出来ず、距離はテープで測っていた時代です。 

CADも無くプロッターで点を落とした図面に三角定規を2枚使い現況の線引きやテンプレートを使い数値を表記していました。

25年も前の経験ですが不思議に体は覚えていて、変にやり方を変える事は考えなかったので、新・定規の使い方講座は正直最初だけ拝見し、あとは見ることは無く、自分スタイルで対応しました。

ただ「SUGOOOI」は使いやすかったです。バージョンアップした定規内部の線、これはほしかったなー。 

[中山式]複素数計算のご感想・ご利用方法

土地の記述式過去問を解くうえで本当に時間がなく、これに頼るしかないと思い複素数計算のやり方を学びました。

入力方法が複雑に感じましたが、これが不思議と過去問を解いているうちに勝手に手が動くようになり、通常の計算で求めるよりも格段に早くなるのを実感できます。 

出題傾向が変わり計算問題は少なくなり、ついには放射も無くなってしまいましたが座標メモリによる辺長、面積計算でも間違いなく時間短縮に繋がります。

関数電卓を初めて使う方でも複素数モードのセットアップから表示変更の仕方、座標入力など細かな内容が収録されているのでこれは他の受験生にもイチオシです。