土地家屋調査士を目指される方にとって、試験の合格率は気になるところですよね。

今回は、直近の合格率と、合否に関係がある基準点とその突破率についても併せて解説いたします。

土地家屋調査士・測量士補試験合格を
目指している方へ

  • 自分に合う教材を見つけたい
  • 無料で試験勉強をはじめてみたい
  • 土地家屋調査士・測量士補試験に合格している人の共通点や特徴を知りたい

アガルートの土地家屋調査士・測量士補試験講座を
無料体験してみませんか?

約10.5時間分の土地家屋調査士&約2時間分の測量士補の講義が20日間見放題!

実際に勉強できる!土地家屋調査士・測量士補試験対策のフルカラーテキスト

合格者の勉強法が満載の合格体験記!

オンライン演習サービスTOKERUKUNを体験!

土地家屋調査士試験のテクニック動画で、必勝勉強法がわかる!

2024年度土地家屋調査士試験記述式の模範解答・解説講義がもらえる!

1分で簡単!無料

▶資料請求して特典を受け取る

土地家屋調査士試験の合格率:2023年は9.66%

土地家屋調査士試験は合格率は9%前後という難しい試験です。
令和5年度の試験における受験者数は4,429人で、合格者数は428人となり、合格率は9.66%という結果になっています。

合格率の推移も確認していきましょう。

年度 受験者数 合格者数 合格率
令和5年度 4,429人 428人 9.66%
令和4年度 4,404人 424人 9.62%
令和3年度 3,859人 404人 10.47%
令和2年度 3,785人 392人 10.36%
令和元年度 4,198人 406人 9.68%
平成30年度 4,380人 418人 9.54%
平成29年度 4,600人 400人 8.69%
平成28年度 4,506人 402人 8.92%
平成27年度 4,568人 403人 8.82%
平成26年度 4,617人 407人 8.82%

土地家屋調査士試験の例年の合格率は9%前後です。

平成30年度と令和元年度は9%後半を超え、令和2年度と令和3年度は10%を超えました。

これは受験者数の減少が影響しています。

合格者の数は400名程度で維持されていますが、受験者が減っているのでその分合格率が上昇している形です。

とはいえ、難関であることに変わりはなく、「もっと合格率が上がるまで待とう」なんて悠長なことは言ってられませんね。

筆記試験(択一・書式)の突破率はどれくらい?

まずは「基準点」と「合格点」について

土地家屋調査士の筆記試験には、「基準点」と「合格点」というものがあります。

「基準点」とは、いわゆる足切り点です。

択一式と記述式にそれぞれ設定されており、どちらも到達していることが必要です。

そして択一式と記述式どちらも基準点を突破した上で、合計得点が「合格点」に到達していてはじめて、筆記試験合格となります。

近年の基準点と合格点は以下表のようになっており、令和5年の合格点は択一式は35.0点、記述式は29点となります。

また、合格点は72.0点と言う結果になりました。

年度 択一式基準点
(平均点)
記述式基準点
(平均点)
合格点
令和5年度 35.0
(31.8)
29.0
(23.7)
72.0
令和4年度 37.5
(33.2)
34.0
(28.1)
79.5
令和3年度 32.5
(30.3)
30.5
(25.7)
73.5
令和2年度 32.5
(29.4)
30.0
(24.8)
71.0
令和元年度 32.5
(29.8)
33.0
(27.5)
76.5
平成30年度 35.0
(32.5)
33.5
(27.8)
81.0
平成29年度 37.5
(32.7)
36.0
(30.1)
81.0
平成28年度 30.0
(26.6)
31.5
(27.1)
74.5
平成27年度 32.5
(29.7)
30.0
(24.1)
73.5
平成26年度 35.0
(31.1)
30.0
(24.3)
74.5
平成25年度 30.0
(26.5)
30.0
(25.2)
71.5

基準点は平均点よりも上にあるため、受験生の平均以上が取れていないと足切りにあってしまうことになります。

さらに、両方の基準点を突破していても、合格点まではさらに10点ほどの積み増しが必要となっています。

基準点はどのように決まる?

それでは、基準点は一体どのようにして決まっているのでしょうか。

まず択一式の基準点ですが、こちらは通過人数がだいたい2000人となる点数で設定されます。

なぜ2000人かといえば、記述式の答案を採点できる上限がこれぐらいだからです。

記述式の答案はすべて人の手で採点する必要があるため、択一式で基準点を定めて、2000人ほどに絞っているのです。

記述式の基準点は、その年の難易度に応じて調整されます。

だいたい平均点より5点ほど上ですね。

近年ではほとんどが30点以上で、6割以上の得点が必要となっています。

難易度が低い年では7割以上が求められることもあります。

易しいからラッキー、というわけではないのですね。

そして、択一式と記述式の両方の基準点を突破した人のうち、上位から400人になるラインで「合格点」が決められます。

択一式・記述式の突破率

さて、それでは基準点と合格点を突破した受験者数に対する割合を見ていきましょう。

年度 択一式突破率
(突破者数)
記述式突破率
(突破者数)
合格率
(突破者数)
令和5年度 48.0%
(2,126人)
28.6%
(606人)
9.66%
(428人)
令和4年度 49.6%
(2186人)
25.0%
(545人)
9.65%
(425人)
令和3年度 52.4%
(2023人)
33.4%
(661人)
10.39%
(401人)
令和2年度 49.9%
(1,890人)
30.8%
(580人)
10.44%
(395人)
令和元年度 49.8%
(2090人)
35.3%
(736人)
10.27%
(431人)
平成30年度 51.5%
(2256人)
32.1%
(722人)
9.54%
(418人)
平成29年度 43.7%
(2012人)
31.8%
(638人)
8.70%
(400人)
※突破率・合格率は、受験者数に対する割合

択一式の突破率は、全体の45~50%くらいですね。

受験者数が4000人超で、そのうち突破できるのが2000人ですから、半数近くがここで脱落することになります。

択一式の基準点は平均点よりも高く設定されますので、受験生の平均以上の成績を収めていなければいけないわけですね。

そして、記述式答案が採点され、こちらも突破できた人の割合は、全体の15%程度となります。

さらにグッと少なくなりました。

択一式を突破していても、そのうち3人に1人くらいしか記述式を突破できていないことになります。

なかなか狭き門といえますね。

その中でさらに「合格点」に到達できた人は9~10%ほどとなります。

400名のみですから、ここでも半数ほどが脱落するわけですね。

生半可な気持ちでは合格できない試験といえます。

関連コラム:土地家屋調査士試験の難易度は?偏差値で例えると?勉強を始める前に知っておくべきことも紹介

土地家屋調査士・測量士補試験の合格を
目指している方へ

  • 土地家屋調査士・測量士補試験に合格できるか不安
  • 勉強をどう進めて良いかわからない
  • 勉強時間も費用も抑えたい

アガルートの土地家屋調査士・測量士補試験講座を
無料体験してみませんか?

3年連続1位合格者輩出!
令和5年土地家屋調査士講座の
アガルート受講生の合格率63.41%!全国平均の6.56倍!

追加購入不要!これだけで合格できる
カリキュラム

充実のサポート体制だから安心

合格特典付き!

▶土地家屋調査士・測量士補試験講座を見る

約10.5時間分の土地家屋調査士&約2時間分の測量士補の講義が20日間見放題!

実際に勉強できる!土地家屋調査士・測量士補試験対策のフルカラーテキスト

合格者の勉強法が満載の合格体験記!

オンライン演習サービスTOKERUKUNを体験!

土地家屋調査士試験のテクニック動画で、必勝勉強法がわかる!

2024年度土地家屋調査士試験記述式の模範解答・解説講義がもらえる!

1分で簡単!無料

▶資料請求して特典を受け取る

この記事の著者 中里 ユタカ 講師

中里 ユタカ 講師

宅建士試験・行政書士試験・測量士補、土地家屋調査士試験にすべてストレートで合格。

まったくの初学者から、中山講師の講義を受けて8ヶ月で土地家屋調査士試験に合格。(択一13位、総合29位)

自らの受験経験で培った短期合格のためのテクニックを提供している。

中里 ユタカ講師の紹介はこちら

講座を見る