合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

土地家屋調査士試験を目指した理由・契機

私が土地家屋調査士を目指した最初のキッカケは、40代に入りライフスタイルを見つめ直し、「よし!自宅で独立開業しよう!」と思い立ち、軸となる資格を探し始めた事です。

そのうち、「土地家屋調査士?あまり聞き慣れないけれども何だろう?」と調べてみると、①現場で作業着と、事務所や役所で時にはスーツの両面性への憧れ ②一般的に馴染みの少ない資格だからこそ、新規参入が多くなく過当競争にさらされないのでは?という予測 ③独占的業務有・自宅開業可・実は周辺業界に友人が多かったなど解ってきて、「私が目指すのに最適だ!」とどんどん思えたのでした。

とは言え当時は、畑違いの金融機関の営業マン。


未だ土地家屋調査士についてはっきりとは解らないまま、漠然と勉強をスタートさせたのでした。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

他校通信講座にて土地家屋調査士試験の学習をスタートさせたが、なかなか勉強量も熱量も上がらない。

自分の年齢を逆算すると、もし数年後に受かってから修行を始めると、開業時に相当な年齢に達してしまうと考え、何の当ても無いまま、思い切って会社を辞め、修行しながら勉強をする事とした。


退路を断ってようやく勉強に身が入る。

ようやく本試験で手応えを感じたが結果は…僅か届かず。

あと少しで届くと思い臨んだ次年度本試験、油断したのか数点届かず。

修行は順調に進んでいたし、これで受からなければ意味が無い!


今度こそ背水の陣、今度駄目なら撤退する覚悟で、アガルートの土地家屋調査士講座を受講しました。

何故アガルートを受講したのか?


今まで受けていた学校や、他の学校でもしっかりと勉強すれば受かるのでは?とは思いましたが、何せこちらは背水の陣、合格まで最短距離なのがアガルートであると、ベテラン受験生になりつつあった、私なりの分析でした。

ではどうしてアガルートが最短距離なのか?

まずは、近年の本試験に変化を感じましたので、その点への対応が気になりました。

受講前から中山先生のアガルート講座のサンプル動画・テキスト、ブログの内容、本試験解説のUPスピードetc…、全て見て読んで、『近年の本試験トレンドに最も即しているのはアガルートだ!』と感じました。

そう判断出来るくらいの情報量を、受講検討している段階の者に対しても提供している点は特に非常に良いですね!
おかげで、安心して、確信を持って受講出来ました。

中山先生が全てプロデュースしているから、変化への対応スピードも速いのでしょう。

更に随所に見られる「中山式」。


これもまた、本試験に非常に有利に思えました。

問題の解法をフォーマット化し、シンプルに捉える事により、問われている本質を見失わず、最短で解答に辿り着く。


これこそ合格への最短コースでした。

学習リズムや学習する上で工夫したこと

アガルート土地家屋調査士講座を受講するにあたり、まず心掛けたのは「今まで得た知識は残すが、今までの勉強方法や解法アプローチは一旦置いておいて、アガルート方式・中山式をまずは取り入れよう!」でした。

過去の受験結果は合格までの差は数点でしたが、その点数差以上に大きな壁があり、それを乗り越え切れていないと自分なりに分析しておりました。

この壁を大幅に乗り越えるには、もっと貪欲さ・柔軟さが必要であるとも考えてました。
独自の勉強法や解法を積み上げてきたつもりではありましたが所詮、敗者の言い訳。

論より証拠、全国1位の実績者が、さらに研究を重ねた講座の方が素晴らしいに決まっているだろう。


ここで頑固に自己流にこだわるより、素直に受け入れるのが合格への近道、いや王道だと いう自分なりの結論であり覚悟でした。

本試験を目前に控えた10月12日、台風19号が直撃しました。


地元消防団員として、巡回・声掛け・土のう積み・倒木撤去・交通整理、、、等々の活動。翌日からは全面断水。
飲料水と生活用水の確保に奔走。物資も不足し、遠くの都市までの買い出し。


家族がストレスを少なく過ごせるように必死で動きました。

断水は長引き、10月20日の本試験当日に消防団員全員で、飲料水の町内全戸配布を行う事となりました。


消防団の仲間は「大事な試験だろう?こっちはいいから、真っ直ぐ試験に向かいな!」と言ってくれました。


しかし部長でありながら、皆が大変な時に自分の用事を優先させたら、自分の心に引っ掛かりが残り、かえって試験に集中出来ないだろうと思えたので、試験当日の午前中は仲間と共に消防団の活動を行ってから、試験会場に向かいました。

試験前の一週間以上は、勉強に集中出来ませんでした。


しかし悲観はしておりませんでした。

災害が起きた日がもっと後にずれていたら、試験を受ける事すら出来なかったでしょう。


受験出来る、それだけでラッキーと思ってたので、割と落ち着いた気持ちで試験に臨めました(実際に、試験の数日後にも大雨で甚大な被害を受けました)。

確かに今回の本試験の内容は、今までと違ったアプローチの問題が多数有り、動揺した方も多いでしょう。


私も、いつも通り受験していれば動揺していたかも知れません。

しかし試験前に、予想外の出来事が多発したおかげ?で、本試験では動揺しませんでした。

今年の択一は時間が掛かっても仕方の無い内容だ、と冷静に判断し、40分掛けて⑱問取れました。

次に建物ですが、多少スピードアップが必要だと思いながら読み進めると、あれ?かなりのボリュームになるかも?と焦りかけましたが、いつも通りの解法アプローチで読み解いていくと、案外複雑な正解は求められていない事に気付けて、50分で22.5点取れました。

最後に土地ですが、残り時間60分、さほど余裕はありません。


過去の試験で時間が少なく焦って計算ミスをした苦い経験から、とっさに思い付いたのは、交点計算する前に先に作図をして、気持ちに余裕を持たせてから計算する事としました。


50分で21点取れました。

10分の見直し時間を作れましたが、結局、凡ミスを見つける事は出来ませんでした。

ですが、今の自分を全部出し切れたので、結果はどうあれ満足していました。

合計88.5点、総合順位29位で合格出来たのは嬉しい誤算です。

演習総合講義のご感想・ご利用方法

書式を解く時には、毎回中山式アプローチで取り組むのを定着させました。


おかげでブレやロス、迷いが極端に減りました。

択一は今までは過去問を分野別で取り組んでおりましたが、中山先生の指導通りに毎回年度別で取り組む事により、分野ごとのムラが減りました。

学習段階ではもちろん全肢理由を含め検討し、少しでも引っかかる点が有ればテキスト・条文等をチェックして、論点・問題の本質を調べあげました。


理解を深める事により、書式の力も上がりました。

講義音声を全部ダウンロードして、移動時間や空き時間などに、ず~っと聞いて頭に定着させました。

さすがに、ず~~っと聞いていると飽きますよね?そんな時は、声のピッチをいじって、昨日はバリトン中山、今日はソプラノ中山などと、変化を付けて聞いてました(笑)。


ちなみに私には、1.5倍速がちょうど良かったです。

Facebookグループも効果的でした。


自分で質問したのは一度だけでしたが、他メンバーの質問や中山・萩原先生の解答も全部チェックする事により、自分でも気付けなかった論点の抜け穴を埋める事が出来ました。

生意気にも質問に答えてみたりもしましたが、自分の理解が更に深まりました。

ブログとTwitterも欠かさずチェックして、知識の幅と深みを持たせることが出来ました。


YouTubeの動画も多いし、土地家屋調査士受験界でのSNSの効果的活用はアガルートが断然No.1でしょう!

書式ひな形対策講座

書式ひな形対策講座テキストを、とことん活用しました。

何度も何度も、数え切れない程回しました。

講義で気になった点はすべて書き込み。


問題形式で解く時は、論点をすべて+派生論点まで思い描きながら解答。


復習でさらに書き込み。


ちょっとでも引っ掛かりのある部分は、付せんチェック。
添付書類は、中身の具体例を思い描きながら解答。

やり込んだからこそ解ります、このテキストの秀逸さを。
講義内容も、「良い所を突くなぁ~っ!」と、思わず唸りました。

この50例、200ページで点数は飛躍的に伸びます(他社の批判はしたくないですし、私も参考資料として大いに活用したのではありますが、L○Cは3冊で135例882ページ、T○Gは3冊で147例1067ページ・・・。ボリューム有りすぎて何度もは回せません。持ち歩けません)。

せっかく図面もあるので、作図の練習や、求積・辺長の計算練習にも活用しました。

この講座・テキストをフル活用したおかげで、申請書は勿論、書式全体も、択一も大いに伸びました。
つまりは、全体のレベルアップに貢献したという事です。

定規の使い方講座

定規の使い方講座では、大きく二点について参考になりました。

一点目は、やはり書式全国2位の実力者の作図をじっくりと動画で見れたことです。

高得点者はおそらく、製図のプロのような作図をするのだろうと勝手に想像してました。


中山先生の作図を見て、とても安心しました。

減点されない範囲でさえ書けば良いのだ、ポイントを押さえてさえいれば、もっとガツガツと書いて良いのだ、とわかったのが非常に良い影響をもたらしました。


これ以降スピードアップできました。

二点目は、設計図の作成方法を丁寧に解説して頂けた事です。

それなりな設計図をもやっと今まで書いていたせいで、建物のスピードと点数が悪かったのです。


設計図をキチンとしておく事の重要性を知り、キチンと手順通り毎回書くことにより、精度もスピードも上がり、ミスも大幅に減らせました。

アガルート三角定規「SUGOOOI」も良かったですね。


他社数社と使用比較しましたが、これが一番しっくりきました。


貯まったポイントで手に入れられてラッキーでした。

複素数で解く測量計算

複素数で解く測量計算講座とテキストについて

通常の計算は今までも複素数を導入していました。


複素数での交点計算の方法も、他の本で知ってましたが、いまいち使いこなせず、統計と連立モード使用でした。

計算全般に苦手意識、特に交点計算が苦手でした。


苦手な割に、やたら公式や別解法を覚えようとしてました。

テキストの薄さに本当に驚きました!「これじゃ足りないだろ?」そう思ってました。
でも中山式で行こう!と決めていたので講義を進めると、必要なものはこの薄いテキストにぎゅっと凝縮されてました。

特にあの、必要なすべてのエッセンスが含まれた練習問題!秀逸です!これをスムーズにこなせて、このやり方で過去問を回せるようになれば、もう充分でした。
苦手意識が何処かへ飛んで行きました。

効果は直ぐに感じました。

計算問題では、今まで肩肘張って、数パターン候補を挙げどの解法を使うか悩みながら取り組んでいましたが、交点計算まで含めた中山式複素数は、解法をシンプル・スムーズに考えられます。


その分、本文の論点を読み解くための時間を確保できますね。

特に近年の本試験では、全体的に基本的な内容で構成されてますね。
数学知識については最低限を知っていればよい、といいたげですね。

現場では、未知点の算出はPCに計算させるのが当たり前の時代ですからね。
その測量ソフトのコマンドを使えるレベルの数学知識を備えていれば十分なはずで、数学マニア・関数電卓マニアを土地家屋調査士として採用したいわけではない、 というのが出題者側の意図ではないでしょうか。

実践答練

中山先生のブログの引用に、感想を添える方式で。

『1度でも調査士の本試験を受けた人だったら分かると思うんですが,再現度ww

問題はもちろん,用紙や形式,細かい文字などなど…。本試験のまんまです。やりすぎ!(問題用紙だけ耐久性の問題でちょっと用紙違うんですけど)本物と同じマークシート専門用紙にマークシート形式で印刷してますので,鉛筆の乗りまで再現できます。』

激しく同意。
ベテラン受験生なので、よくわかります!
やはり土地家屋調査士マニアだったのですね、中山先生。

こういうディティールにこだわるところ、好きです。
そして大事だと思います。

動揺しがちな本試験、少しでも普段から備えて、受講者にはしっかりと実力を発揮してもらいたいという親心なのでしょうね。

『さすが「実践」答練。

いや,中身の方が大事ですごいんですけどね。

意識したのは出題バランス。過去問頻出論点をちりばめながら(肢ア・ウ),過去問以上のちょっと難しい論点(肢エ)を入れつつ,

ちょっと解説チックなプラスアルファ知識(肢イ)も入れて,場合によっては通説だから出題されることはなさそうだけど

基礎知識を応用すると導ける問題(肢オ)も入れた!みたいな!!

理想は,「頑張れば基礎知識の応用で正解できる」で,目指すところは,「過去問にプラスすると最強になる問題」ですね。

解くだけでなく,知識面の吸収もあるような問題の作成を心がけています。』

はい、絶妙な出題バランスでした。
上手に表現してありました。

意識しても、これを上手に表現するのは難しいはずです。
過去問にプラスしてこの程よい量の6回分を、暗記しない範囲で程よく回せば、丁度よい合格点に到達できるように計算されつくされてます。

ホント良い答練問題でした!
的中もあってラッキーでした♪

中山講師へのメッセージ

「全ては完璧なタイミングで起こっている」

私の尊敬する師匠のよく口にする言葉です。

土地家屋調査士試験合格まで、紆余曲折がありました。


それも全て、ベストタイミングの為の予兆。アガルート第一期生として合格出来たことを誇りに思います。

中山先生と、アガルートの土地家屋調査士講座に出逢えて感謝しています。


まさに、土地家屋調査士受験界の革命ですね。
ベテラン受験生として、心底そう感じました。

これからは、いちファンとして中山先生を応援していきたいです。


先生はとてもご多忙の事と存じます。
どうか、御自愛下さいませ。

今後ともよろしくお願いいたします。
ありがとうございました。