受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

賃貸不動産経営管理士試験を目指した理由・契機

  1. 学生時代に賃貸不動産のアルバイトをしていた経験があり、興味があったこと。
  2. 宅建の勉強をしていた際に、宅建の勉強で得た知識を活用してWライセンスを目指そうと思い調べたところ、賃貸不動産経営管理士が比較的短期間の勉強で合格できるようなことを耳にしたから。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

昨年受験した際には、独学で勉強してある程度内容を理解し過去問も理解できていましたが、本試験ではケアレスミス・読み取りミスを含め痛い失点も多く、合格点ギリギリのところで不合格でした。
今年も賃貸不動産経営管理士は独学で、宅建試験終了後に勉強しようと考えておりましたが、賃貸不動産経営管理士に関わる法令改正に対する準備がそもそもできていない不安と、ギリギリで今年も不合格になりそうな予感から急遽9月中旬頃でしたが、宅建でも受講していたアガルートさんのカリキュラムで受講しようと思いました。

合格体験記・学習上の工夫

独学時は、賃貸受託契約や特定賃貸借契約の重要事項説明と書面交付は似通った部分も多く、一表にして共通事項や異なる事項を色分けして過去問で出題されたところを注記しつつ、各項目を語呂合わせで暗記していました。
賃貸住宅管理業法や施行規則、解釈・運用の考え方、標準契約書等のひな型はネットから印刷して、過去問で出題されたところはマーカーやボールペンで注記して、暇なときは見返してなんとか合格ライン前後には到達できていました。
しかしながら、独学では試験のボーダーラインにはいくものの、それ以上の成果が出にくい欠点があります。
そこでアガルートを受講して不足している部分を補完しようと考えたわけですが、勉強しようにも宅建試験後1か月しか勉強時間がとれなかったので、独学で勉強していた資料の復習と合わせて、アガルートの過去問演習問題を解きつつ、講義は主に隙間時間の自学で学習を進め、理解を深めていきました。
上位30%弱でないと受からない試験であるので、過去問の知識は押さえただけではおそらく合格ボーダー付近に到達するのがやっとのことかと思います。
過去問以上に必要な周辺知識と出てきそうな部分は、市販の模擬試験を購入して新規問題にも取り組むことが必要かと思います。
私は、時間が無かったため、解説と問題を一読する程度でしたが、参考にはなりました。

総合講義のご感想・ご利用方法

賃貸不動産経営管理士試験に関する内容が独学で勉強していたときの1.5倍ぐらいは詰められており、講義の内容にとても驚きましたが、新たな発見もあり大変勉強になりました。
一方で、いかに独学は試験に特化した勉強で、小手先しか勉強していないものであったか痛感しました。
過去問とテキストがあれば受かる試験の時代ではなくなっているため、正直本当に学習しないと合格できません。
総合講義のインプット講義は、勉強時間の関係上民法は宅建で勉強していたこともあり省略し、その他はどうにか1回聞けた程度でしたが、重要な部分はテキストに書き込むことによってテキストの充実化を図っていきました。
特に、重要事項説明書等の書面の交付が必要または不要な場面、宅建との共通な事項や異なる点等を整理して覚えていかないと思わぬ失点につながるため、過去問も確認しつつ主要なひっかけポイントはテキストに書き込み強調して暗記するよう努めました。
設備関係は、大変細かい部分まで解説されているので、試験1回目の人にもわかりやすい内容であったと思いますが、1回聞いても理解は厳しい内容かな、とは思いました。
試験が初めての人が理解に落とし込むまでには時間がかかる内容なので、1度聞いたら改めて2回は聞く方が効果的と感じます。

過去問解説講座のご感想・ご利用方法

過去問解説講座についても時間の関係上、テキストで1回解くのが精一杯でした。
過去問は、昨年勉強していて比較的解きやすかった下巻から勉強したたため、上巻の方は、試験2日前にようやく終わった状態でした。
過去問解説講座の講義も聞きたかったのですが、時間の都合上聞けずじまいで問題集を解いたのみでした。
独学で学んでいた部分もあり、大半の内容は理解をしていましたが、本当に理解をしていたかは疑問でもあり、終わってみれば解説でもっと理解を深めればよかったのかな、とは痛感しています。
アガルート講座を使用してみてわかったことですが、本格的に本腰入れてアガルートで学んで合格を目指すのであれば、最低でも3か月は勉強時間を確保して学習しないと、完全に消化不良になるものと感じました。

宅建を受験した後でも問題ないかと余裕を持っていたものの、いざ始めたら昨年までの知識は忘却しており、知識を取り戻す時間だけでも過去問を含め2~3週間は時間がかかりました。

総まとめ講座のご感想・ご利用方法

テキストを見ながら勉強する時間が無かったため、耳で隙間時間を活用して通勤時間や休憩中、趣味であるジョギング中に勉強しました。
それでも時間が足りなかったので、一度はハーフマラソン大会に出場して走っている2時間弱も講義を聞いて、走っていました。
総まとめ講座の勉強量は、民法を除いて1回聞けたぐらいでしたが、印象としては賃貸不動産経営管理士の範囲がコンパクトにまとめられており、これまでのインプットの復習として活用できたものと思います。
総まとめということもあり、範囲が完結に網羅されているため、再受験者や独学で勉強を進めてきた人はここから勉強を始めて、時間があれば総合講義に戻ってもいいのかな、とは感じました。

直前ヤマ当て模試のご感想・ご利用方法

ヤマ当て模試の採点は、30~35点前後だったと思いますが、合格点にはほど遠いものであったこと、その中でも基本的な問題が解けていないことが判明した模試であったと思います。
昨年受験をしていることの奢りがあった分、解いてみると意外に解けない部分が多く、自信を失った模試であったと思います。
特に、アガルートの模試は、他社に比してやや解きやすい問題が多いのにも関わらず、それで解けなかった不甲斐なさは痛感しました。
それと、直前ヤマ当て模試の解説講座は、総まとめ講座とは異なりどうにかすべて受講できました。
その中でも、直前ヤマ当て模試の解説に当たっていた中里講師の解説は、工藤講師と違った視点での切り口も多くあり理解の促進に繋がったものと思います。

自由記載欄

賃貸不動産経営管理士試験は、過去問を確認すると〇〇が望ましいとか〇〇する場合がある等の曖昧な語尾がある選択肢もあり、比較的選択肢で正誤が判断しやすい問題があるのが特徴ですが、一方で過去問と同一問題から選択肢が早急に切れるものもあった時代から、最近は国家試験に移行し、過去問の知識を使って問題を解く技術が必要になっているものと感じました。
私はアガルートの講座を実質、宅建受験後の1か月しか使用していませんが、試験範囲を確実に網羅でき、かつ、家電リサイクル法等の新しい法令改正にも対応できていることから、受講してよかったな、と感じています。
私は、令和5年度宅建試験を45点で合格しましたが、この賃貸不動産経営管理士については36点の合格最低点で合格しました。
宅建を高得点で合格できたとしても、近年は、賃貸不動産経営管理士の試験に特化した勉強をしないと、賃貸不動産経営管理士の合格は極めて厳しい試験であるものと感じました。
また、W合格において、試験後1か月でも間に合うようなことをいろんな受験予備校等でも豪語していますが、勉強できる環境・時間があれば可能性はあるもの、特に1回目受験の社会人については、ほぼほぼ難しいのではないかと思います。
しっかりと、最低でも3か月以上の勉強をして、試験に臨むのが賢明な試験であると思います。