合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

賃貸不動産経営管理士試験を目指した理由・契機

マンション管理組合の理事をしています。組合運営のため、不動産系の資格取得を考えた事もありましたが、幸い管理会社が良い会社だったので、必要性を感じておりませんでした。
ただ、古いマンションなので、ちょこちょこ修繕の必要が出ます。簡単な電気工事程度であれば、電気屋さんに頼まなくても自分で工事できたら良いなと思い、令和4年度上期の第2種電気工事士試験を独学で受験しました。
すると、自己採点で筆記が100点を取れていました。アドレナリンが出まくって、めちゃくちゃ嬉しかったです!またこの快感を味わってみたいと思い、ならば宅建を受験しようと思い立ちました。
賃管士は、資格自体知らなかったのですが、宅建系ユーチューバーが、ダブル受験がコスパが良いと薦めていたので、賃管士も受験することにしました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

宅建は、市販の教科書、問題集とユーチューブで、独学の勉強をしました。
6月末位から始めましたが、受験直前期に入り、やっとテキストの終りまで行けるかどうかの進捗度の遅さでした。勉強範囲の時間配分を明らかに間違えていました。
問題集の回転数も少ないままに試験当日を迎えてしまいました。
宅建試験から、賃管士試験までは5週間です。宅建での失敗を糧にして、勉強方法を修正するにしても、講義受講なしで、市販の教科書、問題集のみで短期合格を目指すのは、非常に難しいと思っていました。
ネットを検索して、通学不要で比較的安価なアガルートを受講することにしました。
合格すれば、全額返金というのは、大変魅力的でした。

合格体験記・学習上の工夫

私の学生時代は、ネットのない時代ですから、効率の良い勉強方法があるなんて知りませんでした。せっかくの機会ですから、効率的に勉強する方法も身に着けたいと思いました。
図書館で勉強法の本を10冊くらい借りて検討しました。その中で、自分に合うように少しアレンジして行った方法は、以下の2つでした。
・同じ内容の範囲で、教科書音読・講義動画受講・問題演習を、ブロックに分けて3回繰り返す方法
 問題集の問題を、例えば10問を1ブロックとして考えます。問1~10をAブロック、問11~20問をBブロック、問12~30をCブロックの様にして、以下同様に区切っていきます。ブロック割は、問題集ではなく、教科書の内容で区切った方が良いと思われるかもしれません。
教科書を例えば40ページごとに区切ってブロック化した場合、講義動画はその内容に合わせて問題ありませんが、該当する問題集の問題数に不都合が生じます。ブロックごとの問題数が、かなり変わるからです。
あるブロックの該当問題は40問、別の箇所は5問となると、1日の勉強時間がかなり増減してしまい、時間的に一定を保てなくなります。それと、教科書と問題集の内容を、厳密に同じ内容の箇所でブロック割するのは、結構手間がかかります。勉強以外の作業に時間をかけるのは無駄です。多少の内容のズレは気にせず、私は5週間で教材を終えられるように、日数で教科書のページ数を分けるブロック割にしました。講義動画は、教科書内容に合わせました。
Aブロックの問題集は問1~20、教科書音読はP1~40、講義動画は教科書P1~40の該当箇所という具合に決めました。なお、私は専業で試験に挑みました。5週間で教材を終えられるようにブロック割りをしましたが、現実には日々のノルマを消化できず、ジャンジャン積み残しができました!
予定通りにはいきませんでしたが、とにかく5週間しかありません。予定をこなせない自分に自己嫌悪に陥ることもありましたが、とにかく目の前の教材をこなしていきました。
この学習法の利点は、その日にやることが決まっていることです。あれこれ悩まずに勉強に着手できます。今日、何を勉強しようかと迷っているうちに、余計な時間を過ごしている(勉強から逃げている)ことが無くなります。
ちなみに、教科書の音読は、スケジュールの遅れから、途中で諦めて省くことにしました。工藤先生の講義が、教科書を読み上げて解説するやり方だったので、省いてもデメリットは少ないと判断したのもあります。
・ブロック分けして繰り返し勉強をする前に素読を2周する方法
素読とは、意味・内容を考えることなく、本の文字をただ声を出して読み上げることです。
 Aブロックの講義受講と問題演習をする前に、Aブロックの問題を2周素読します。素読は、以下の方法で2周行いました。
【問題集素読1周目】
答えを見てから、問題を読む。解説は、まだ読まない。内容は理解しなくて良い。
なじみのない文章に、目を慣らすくらいの軽い感覚で素読する。答えを見てるので、「これが正解の選択肢なんだ、これは不正解の選択肢なんだ、フ~ン」くらいの気持ちで読み進む。
【問題集素読2周目】
答え→問題→解説の順で素読する。2回目も同様に理解しなくて良い。ただただ、素読する。
この段階で、もし内容が頭に入ってくるなら、問題作成者は、この問題から、何を理解して欲しいかを裏読みしながら読むのも良いです。後で講義や教科書での情報と結びついて、理解が早まります。
でも、無理は不要です。あくまで、目を慣らせるためと思って、ただただ素読です。図書館や電車の中などの声を出せない場所では、口の中でブツブツやるのが良いです。黙読よりも、体を使った方が、脳に効果があるとのこと。眠気も起きにくくもなります。
普通は、講義や教科書である程度理解してから、問題集に取り組むのものと思います。でも、問題集の素読から取り組むことで、講義や教科書の理解が早く深まりました。
結果、問題の選択肢がなぜ正解、不正解になるのかを、理由からしっかり学び取ることができます。

総合講義のご感想・ご利用方法

前述の学習上の工夫で書いたように、総合講義受講と問題演習のブロックを3回繰り返すことで、インプットとアウトプットは、必ず時間を置かずにやることを心掛けました。特に、動画を見ただけでは、勉強をした気になるだけなので、そこは自分習いを固く戒めました。
ところで、工藤先生の授業を受けていて、ずっと気になっていることがありました。先生は、教科書の重要箇所を読み上げると共に、下線を引いてました。私も先生に習い、カラーペンで同様に下線を引いてました。

過去問解説講座のご感想・ご利用方法

時間がないこともあり、過去問解説講座は、ほとんど見ませんでした。疑問に感じたところの確認は、教科書等で十分だと思いました。解説講座内容も、問題集に書かれていること以上ではないため、あえて講義動画に時間をとる必要は感じられませんでした。そんな私があえて要望を言うなら、問題とその解説の周辺知識も、追加で説明して欲しいということです。
通勤、通学等、隙間時間に耳学をする人には、現状の内容でも有用なコンテンツだと思います。

直前ヤマ当て模試のご感想・ご利用方法

模試は、以下の3つの事に留意して行いました。
 ・2時間ぶっ続けの試験に体を慣らすこと。
宅建試験での2時間は、疲労困憊しました。賃管士よりも難しいこともあり、開始から1時間20分を過ぎた頃から、あまりの疲労度に、落ちても良いからもう辞めたい!と思うほどでした。集中力が、ガタ落ちでした。
体を慣らすためにも、本番と同様に2時間のテストは、事前に数回やっておくべきことを痛感したので、しっかりやりました。
・出題順の解答や自分の解答ペースで、時間内に終えられるかの確認。
宅建試験では、頭を悩ます権利関係を後回しにするなどの対策が必要でした。賃管士試験でも、そのような対策が必要かを確認しました。
模試の結果からは、特に解答する順番を入れ替える必要性はないと判断しました。最後の見直し時間も、十分に取れることも分かりました。
・現在の知識習得レベルの確認。
模試の自己採点では、十分に合格を狙える段階にあることが分かりました。安心して受験できるレベルだと確信できましたので、試験当日も無駄な緊張なく受験できました。
このように、私にとって模試はとても使える教材でした。そしてさらに、模試を行うことの有益性で強調したいことがあります。模試を採点することで、私の致命的な弱点を発見できたことです!その弱点とは、「出した答えは正解なのに、正解の選択肢を間違える」ことが多発していたことでした。
例えば、「正しいものの組合せはどれか」と聞かれているのに、「正しくないものの組合せ」を誤って選択しているような間違いです。これに関しては、工藤先生もホームルームなどで再三おっしゃっていたと思います。
私は、過去問を選択肢ごとに解答し、答えと解説を確認していました。なので、模試を受けるまでは、こんなに自分が正解の選択肢を間違えるとは思ってもいなかったのです!本番でも、最後の見直しで、選択肢のチェックを最重要事項にしました。見直してみると、案の定いくつも間違いが発生していたのです!模試で自分の弱点に気が付かなかったら、こんなくだらないことで不合格になっていたかもしれません。と、そこまで注意していたにもかかわらず、それでも1点修正を見落としていたのです!取れる1点だったのに、本当に悔しかったです!
本番での緊張と疲労は、ケアレスミスを連発させますので、くれぐれも注意したいところです。

総まとめ講座ご感想・ご利用方法

過去問解説講座と同様に、これも時間に限りがあったため、講義動画は見ずに、問題を2回転しただけで終えました。総まとめ講座の問題は、念のための知識の確認として利用しました。
時間がないからこそ、講義動画もしっかり見て、この講座をもっと活用すべきだったのかもしれません。それでも私にとっては、頑張ってボリュームのある過去問題集に最後まで喰らいついた方が、結果には良かった気がします。
工藤先生は、講義の中でよく、繰り返す中で自然と暗記していくことをお勧めされていました。

自由記載欄(カリキュラム、講座のご感想、講師へのメッセージ等)

独学で挑戦した宅建試験と違い、しっかり準備ができた賃管士は、試験当日の朝も、試験終了の合図が出た瞬間も、「よし、これは合格したな」と自信を持つことができました。
とにかく、与えられた教材をこなしていくことだけを考えて突き進みました。まあまあ辛かったですが、勉強は結構楽しいな、とも思えました。
Facebookにお邪魔する時間的余裕はありませんでしたので、今度資格挑戦する時は、計画的に教材購入したいと思います。  
工藤先生とスタッフの方々、本当にありがとうございました。心より御礼申し上げます。