賃貸不動産経営管理士の合格点・合格ライン2024年!合格点予想も
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このコラムでは最新の賃貸不動産経営管理士試験の合格点・合格ライン・ボーダーや過去分を含めた推移について見ていきます。
また、2024年度の合格点(予想)についても記述しています。
合格点や合格点の予想がきになる方は参考にしてみて下さい。
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賃貸不動産経営管理士試験の合格点・合格ライン・ボーダーとその推移
賃貸不動産経営管理士試験の合格点は、過去4年間で34点~40点で推移しています。全50問であるため、68%~80%の正答率が必要になるということ。
なお、賃貸不動産経営管理士試験の合格点は相対評価となっており、毎年点数が異なることに留意が必要です。
また、最新令和5年(2023年)度賃貸不動産経営管理士試験の合格基準点(合格ライン)は36点(50点満点中)でした。
なお、賃貸不動産経営管理士試験には、事前に講習を受けることで試験科目が5問免除になる制度があります。
以下では、科目免除あり・なしそれぞれの場合における合格点(合格ライン)などの数値について詳しくみていきます。
賃貸不動産経営管理士試験の合格点と合格率の推移
下記は過去10年分の賃貸不動産経営管理士試験の合格点・合格率の推移です。
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格点 | 合格率 |
令和5年度(2023年度) | 28,299名 | 7,894名 | 36点(50問中) | 28.2% |
令和4年度(2022年度) | 31,687名 | 8,774名 | 34点(50問中) | 27.7% |
令和3年度(2021年度) | 32,459名 | 10,240名 | 40点(50問中) | 31.5% |
令和2年度(2020年度) | 27,338名 | 8146名 | 34点(50問中) | 29.8% |
令和元年度(2019年度) | 23,605名 | 8,698名 | 29点(40問中) | 36.8% |
平成30年度(2018年度) | 18,488名 | 9,379名 | 29点(40問中) | 50.7% |
平成29年度(2017年度) | 16,624名 | 8,033名 | 27点 (40問中) | 48.32% |
平成28年度(2016年度) | 13,149名 | 7,350名 | 28点(40問中) | 55.89% |
平成27年度(2015年度) | 4,908名 | 2,679名 | 25点(40問中) | 54.58% |
平成26年度(2014年度) | 4,188名 | 3,219名 | 21点(40問中) | 76.86% |
令和5年度は全50問中36点という合格ラインです。合格率は27.9%でしたが、過去の流れを見ると、令和2年度より、問題数が全40問から全50問に増えています。
令和元年以降から合格率が一気に下がり、大きく流れが変わっています。
令和元年に実施された賃貸不動産経営管理士試験の合格点は29点(全40問)、合格率36.8%でした。
令和2年度は合格点34点(全50問)・合格率29.8%、令和4年度は合格点34点(全50問)・合格率27.7%と、これまでで最も低い点数となりました。
賃貸不動産経営管理士講習者(5問免除)の合格点・合格率推移
賃貸不動産経営管理士試験には、事前に講習を受けることで試験科目が5問免除になる制度があります。
管理士講習の修了者の合格点・合格率の推移をみてみましょう。
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格点 | 合格率 |
令和5年度(2023年度) | 11,449名 | 3,700名 | 31点(45問中) | 32.3% |
令和4年度(2022年度) | 11,306名 | 3,475名 | 29点(45問中) | 30.7% |
令和3年度(2021年度) | 10,390名 | 3,738名 | 35点(45問中) | 36.0% |
令和2年度(2020年度) | 8,671名 | 2,925名 | 29点(45問中) | 33.70% |
令和元年度(2019年度) | 6,882名 | 2,641名 | 25点(35問中) | 38.40% |
平成30年度(2018年度) | 5,379名 | 2,886名 | 25点(35問中) | 53.65% |
平成29年度(2017年度) | 4,380名 | 2,342名 | 23点(35問中) | 53.47% |
平成28年度(2016年度) | 2,286名 | 1,556名 | 24点(35問中) | 68.06% |
平成27年度(2015年度) | 1,653名 | 1,056名 | 21点(35問中) | 63.88% |
平成26年度(2014年度) | 1,463名 | 1,245名 | 17点(35問中) | 85.09% |
賃貸不動産経営管理士試験の講習受講者の合格率をみると、免除がない場合に比べてやや高い傾向です。
講習を受けるにはお金も時間もかかりますが、試験に合格できる可能性が高くなります。
少しでも合格率を上げるなら、講習を受けた方が良いかもしれません。
関連コラム:賃貸不動産経営管理士講習を受けて5問免除は活用すべき?合格率への影響は?
賃貸不動産経営管理士試験の合格点予想(2024年)について
令和6年(2024年)賃貸不動産経営管理士試験において、アガルートアカデミーの中里講師の合格点予想は34点、同工藤講師の予想は35・34点となっています。
なぜこの点で予想しているかなどについては以下のYoutube動画で解説されているので是非ご覧ください。
賃貸不動産経営管理士試験の難易度は今後上がる可能性
賃貸不動産経営管理士試験の今後の傾向として、難易度は上がっていく可能性が高いです。
受験者が増えていることが考慮され、難易度は上がり、その分合格点は下がるかもしれません。
ちなみに、賃貸不動産経営管理士と類似する国家資格として管理業務主任者というマンション管理業に関する資格があります。
管理業務主任者の合格率は、資格が認定が開始された2001年の合格率58.5%でした。
しかし、翌年の合格率は30%を切っており、ここ数年は合格率20~24%の間で推移しています。
あくまで参考値ですが、類似する国家資格としての参考になるのではないでしょうか。
また、今後想定される賃貸不動産経営管理士試験に影響を与える可能性のある事項として挙げられるのが「賃貸住宅管理業者の要件」です。
現状、賃貸住宅管理業者が設置を義務づけられている業務管理者についは、宅地建物取引士でもOKとなっています。
ただ、この措置は、経過措置という見方もあり経過措置が終わった際に、「賃貸住宅管理業者が、賃貸不動産経営管理士に一本化される」可能性もあります。
つまり、試験内容の難易度にも影響が及ぶかもしれないということです。
関連コラム:賃貸不動産経営管理士は宅建を持っていると有利?ダブルライセンスについて解説
計画的な試験スケジュールを立てて早めに資格を取得しよう
今後さらに、賃貸不動産経営管理士試験の難易度は高くなるでしょう。
試験内容も変わる可能性があることを考えると、なるべく早めに資格を取得したほうが良いかもしれません。
関連コラム:賃貸不動産経営管理士の難易度はどれくらい?合格点・合格率を確認
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