ケアマネ試験は国家資格の中でも比較的易しい試験といわれています。

しかし、合格率は大体20%前後とそこまで高いわけではありません。

ケアマネ試験の難易度に関して、具体的にイメージしにくいという方も多いのではないでしょうか。

このコラムではケアマネ試験の難易度について、大学入試の偏差値を元に解説しています。

ケアマネ資格を取得するためのポイントも紹介していますので、興味のある方はぜひ最後までお読みください。

ケアマネの偏差値は54以下

そもそも、ケアマネの試験の難易度を、大学の難易度で直接表すことは出来ません。

しかし難易度を比較する物差しの一つとして、資格試験の難易度を大学入試の偏差値を元に分類してみると、以下の表のようになります。

大学偏差値試験
東大、京大68~司法試験・予備試験
早慶上智65~67不動産鑑定士・司法書士・弁理士
MARCH60~64土地家屋調査士・中小企業診断士・社労士・行政書士技術士二次試験・通関士・マンション管理士・ケアマネジャー
日東駒専55~56技術士一次試験・宅建・測量士・管理業務主任者・インテリアコーディネーター・社会福祉士

※上記の偏差値は、資格試験の合格に必要な勉強時間と、大学受験での偏差値の数値を照らし合わせて作成しています。ケアマネの難易度をわかりやすく知っていただくためのイメージとして参考にしていただけましたら幸いです。

この表は勉強時間を元に弊社が独自に偏差値を振り分けたものですが、ランク外ということでケアマネの偏差値は54以下という結果になりました。

偏差値54は、一般的に上位約35%程度に入る難しさとされます。

他の国家資格と比べると数字上は低く見えますが、一定程度の難しさは備わっていると考えられるでしょう。

※関連コラム:ケアマネ試験の難易度や合格率、合格点や合格基準を解説!

ケアマネ資格を取得するための3つのポイント

ケアマネ資格を取得するためにはまずは受験資格を確認・取得する②正しく過去問集などを活用する③独学が難しければ予備校を頼るという3つのポイントを抑えることが重要です。

下記より詳しく解説していきます。

まずは受験資格を確認・取得する

現在ケアマネ試験の受験資格を得る方法に関しては様々なルートが用意されており、少々ややこしい状態になっています。

試験勉強を始める前に、まずは受験資格について確認しておきましょう。

ケアマネ試験の受験資格を得る主な方法は、基礎資格を取得してケアマネになるルート・介護の相談業務を経てケアマネになるルート・介護以外の相談業務を経てケアマネになるルートの3つに大別されます。

相談業務を経て受験資格を得るルートでは、どのルートでも5年以上かつ900日以上の従事日数が必要です。

自分がどのルートに当てはまるのか、事前に確認しておくことをおすすめします。

関連コラム:【図解あり】ケアマネの受験資格一覧!カテゴリー別に解説

正しく過去問集などを活用する

ケアマネの試験勉強では、問題集を正しく選ぶことがポイントです。

特にどんな目的で問題集を選ぶのかという点が重要になってきます。ネットで評判がいいからといった理由だけで選ぶのはおすすめできません。

目的を持たずに問題集を選んでしまうと、せっかく買ったのに合わなかったという事態も考えらえます。

それによって勉強のやる気すら失ってしまうこともあるでしょう。

過去問集であれば、知識のアウトプットのために活用できるかどうかを考えてみるのがおすすめです。

過去問集を何度も繰り返し解くことで知識を整理でき、本番の試験での解答力が身に付きます。

関連コラム:【ケアマネ試験】正しい問題集の使い方と目的別おすすめ本5冊

独学が難しければ予備校を頼る

もし独学での試験勉強が難しいのであれば、予備校を頼ることも一つの手です。

ケアマネ試験の合格率は大体20%前後。

そこまで合格率も高くない上に、意外と試験内容が難しいと感じる方もいるのではないでしょうか。

予備校では適切な学習ができるのはもちろんのこと、プロが考えた合理的なカリキュラムが組まれているため、一般的に独学よりも全体の勉強時間が少なくて済むと考えられます。

中でも忙しい社会人には、時間や場所を選ばない通信予備校がオススメです。

特にアガルートのケアマネジャー試験講座では、重要な部分を押さえながら効率的に学習を進めることができます。

何から勉強すればいいのか分からない方にも合わせてしっかりフォローしていきますので、興味のある方は一度チェックしてみてください。