ケアマネは、介護関連職の中でも比較的平均年齢が高い仕事です。

また、ケアマネの資格には定年制度がないため、生涯にわたって活躍できる可能性があります。

さらに、ケアマネの受験資格には年齢制限が設けられていないため、必要な要件を満たし、資格試験に合格すれば、何歳からでもケアマネを目指せるでしょう。

本コラムでは、介護支援専門員(以下、ケアマネ)の平均年齢や、ケアマネの資格を活かして何歳まで働けるのかについて詳しく解説しています。

ケアマネに興味をお持ちの方は、ぜひ最後までご覧ください。

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ケアマネの平均年齢は?

令和4年度 介護労働実態調査」によると、ケアマネの平均年齢は53.0歳とされています。

年齢層は45〜59歳の割合が高く、合計で49.2%と全体の約半数を占めています。

労働者の年齢別の割合は、以下の通りです。

25歳未満0.0%25~29歳0.2%
30~34歳1.4%35~39歳6.1%
40~44歳11.3%45~49歳16.9%
50~54歳15.4%55~59歳16.9%
60~64歳14.1%65~69歳7.3%
70歳以上4.0%無回答6.4%
参考:介護労働者の就業実態と就業意識調査 結果報告書

そして上記の資料からは、60歳以上のケアマネが全体の25.4%を占めていることが読み取れます。

また、65歳以上のケアマネの割合は11.3%であり、ケアマネの10人に1人以上は定年をすぎている計算です。

この結果から、ケアマネは平均年齢が高く、多くのケアマネが60歳以降も現役で活躍していることがわかります。

ケアマネに定年制度はある?

結論から述べると、ケアマネの資格に定年制度はありません。

ケアマネの主な仕事は、介護や支援が必要な方からの相談対応やケアプランの作成、および施設との連絡調整などです。

デスクワークが中心であるため、比較的体力面の負担が少なく、長く現役で活躍したいと考えている方におすすめの資格であると言えるでしょう。

ただし、定年以降もケアマネとして働けるかどうかは、就職先の規定によって異なります。

勤務先に定年制度が設けられている場合は、定年退職を求められる場合があるでしょう。

一方で、介護業界は全体的に人手不足の傾向にあり、中でもケアマネは圧倒的に人手が不足していると言われています。

そのため、一度定年退職したうえで、非常勤職員や嘱託職員として再雇用されるケースも多く見受けられます。

また、最近では、定年制度を廃止したり、上限年齢を延長したりする事業所が増えており、60代・70代以上のケアマネが活躍できる場面は増加傾向にあるでしょう。

ケアマネは何歳まで働ける?年齢を重ねても活躍する方法

ケアマネの資格には定年制度がないため、生涯現役で働ける可能性があります。

年齢を重ねてからもケアマネとして活躍する方法として、以下のような方法が挙げられます。

  • 定年後も同じ職場で働く
  • 年齢不問の職場に転職する
  • 事業所を立ち上げて独立する

それぞれ詳しく解説していきます。

定年後も同じ職場で働く

定年後に改めて非常勤や嘱託として雇用されれば、引き続き同じ職場で働くことができます。

定年後も同じ職場で働くメリットは、就職活動を行ったり、新たな勤務先で一から人間関係を構築したりといった負担がかからないことです。

また、職場の事情を熟知したケアマネに勤続してもらえるという面で、事業所側にもメリットがあるでしょう。

一方で、再雇用として新たに契約を行う場合は、勤務条件が見直される場合があります。

また、再雇用制度を設けていない事業所では、定年後の契約が難しい可能性があります。

定年後も同じ職場で働きたいと考えている方は、再雇用制度の有無や、再雇用時の待遇面について、事前に確認しておきましょう。

年齢不問の職場に転職する

定年後もケアマネとして活躍するためには、年齢不問の職場に転職するという選択肢もあります。

介護業界は慢性的な人手不足であるため、ケアマネの求人における年齢制限は上昇傾向にあると言われています。

ケアマネとしての経験や、スキルを活かして活躍できる職場を探してみましょう。

事業所を立ち上げて独立する

自分で事業所を立ち上げて独立すれば、定年に関係なくケアマネとして活躍できます。

ケアマネとして独立するメリットは、自分のペースで仕事を続けられることです。

事業所の事情に縛られず、自分が理想とするケアマネジメント業務に携われるため、やりがいを感じられるでしょう。

一人で事業所を立ち上げることに不安がある方は、何名かのケアマネで共同の事業所を立ち上げるという選択肢もあります。

ケアマネになるのに年齢制限はある?

ケアマネの資格試験には受験資格が設けられていますが、年齢制限はありません。

受験資格を満たし、資格試験に合格すれば、何歳からでもケアマネとして働けます。

ケアマネの受験資格は、以下の通りです。

  • 特定の国家資格を取得してから5年以上経過しており、当該業務の従事日数が900日以上であること
  • 特定の相談業務に従事し、5年以上の期間と900日以上の従事日数を満たしていること

ケアマネになるためには、必ず5年以上の実務経験が求められるため、大学を卒業してからケアマネを目指した場合、資格を取得できるのは20代後半以降です。

そのため、ケアマネは、介護福祉分野の資格の中でも平均年齢が高いといわれています。

ケアマネの平均年齢は?何歳まで働ける?まとめ

本コラムでは、ケアマネの平均年齢や、何歳まで働けるのかについて解説しました。

本コラムのまとめは、以下の通りです。

  • 令和4年の調査時におけるケアマネの平均年齢は53歳
  • ケアマネの資格には定年制度がない
  • ケアマネとして長く活躍するためにはさまざまな選択肢がある
  • ケアマネの受験資格には年齢制限がない

ケアマネは、需要が高く将来性がある資格です。

60代以上で活躍しているケアマネも多く、生涯現役で働きたい方にとっては、特におすすめの資格であると言えるでしょう。

また、ケアマネの試験は年齢に関係なく受験できるため、何歳からでもケアマネを目指せます。

定年後も働ける資格を取りたいと考えている方は、ケアマネに挑戦してみてはいかがでしょうか。

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