就活面接の自己紹介のポイント・答え方・NG例文を紹介
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就活の面接では、必ずといっていいほど自己紹介する場面がありますが、何から話せばいいか悩みますよね。
話そうと思っていることはあっても、面接官の聞きたいこととズレていたらどうしようと不安になるもの。
この記事では、面接での自己紹介のポイントや答え方、NG例をご紹介します。
本番までにどういった自己紹介がベストなのかを確認して、面接当日は良い印象を持ってもらえるように準備しておきましょう。
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目次
自己紹介と自己PRの違い
面接では自己紹介と自己PRの似ている2つの言葉があります。
就活生の中には「自己紹介をお願いします」と言われた時に、自己PRを始めてしまう方もいます。
緊張している場では混同してしまいますが、実際は全く異なるもの。
それぞれの違いを見ていきましょう。
自己紹介とは?
自己紹介は、自分の所属や人柄を簡潔に伝えて、コミュニケーションのきっかけを作るものです。
そのため、面接官に聞かれた時は名前や大学、経歴などの基本的な情報を1分ぐらいで伝えましょう。
このあとの面接でアピールしたい経験やスキルを簡単に話題に出せるとなお良いでしょう。
自己紹介では、応募者の話し方や人柄などが見られています。
自分の第一印象を左右する場でもあるため、明るくハキハキと答えることがポイントです。
自己PRとは?
自己PRは、自分の強みや長所を伝えて、企業に採用したいと思ってもらえるようにアピールするものです。
面接官は、就活生を採用するメリットがあるかどうかを見ています。
過去の経験をもとに強みや長所を伝えて、自分が企業でどのように貢献できるかをアピールしましょう。
自己紹介とは違って、自分の強みを話すのが自己PRです。
面接で自己紹介と混同せずに、適切に回答できるように心がけましょう。
自己紹介で伝えるべき内容
自己紹介は、面接でいちばんに聞かれる質問です。
そのあとの面接が円滑に進むように自分の人柄を短時間で簡潔に伝える必要があります。
そのため、以下の3つを中心に、自己紹介で話す内容をあらかじめ考えておきましょう。
名前
最初に伝えるのが名前です。
「〇〇 〇〇と申します」と簡潔に伝えられれば大丈夫です。
最初であるため緊張するかもしれませんが、早口になりすぎないように、フルネームではっきりと答えましょう。
経歴
名前のあとは、経歴や職歴を簡単に話します。
志望動機と混同しないように、自分の経歴や職歴のみを伝えることが大切です。
新卒の場合は大学時代のゼミや部活、アルバイトでの経験を伝えます。
転職の場合は、以前の職場で担当していた仕事を具体的に伝えましょう。
志望理由
経歴を話したあとは、志望理由です。
自分がその企業に応募した理由を伝えましょう。
現在の仕事や大学生活で培った経験やスキルを次の職場でも活かしたいというふうに伝えると、説得力が生まれます。
自己紹介で抑えるポイント
自己紹介を話す時に抑えるポイントは、以下の3つです。
- 適切な時間で自己紹介する
- 要点を簡潔に伝える
- 第一印象を意識する
面接官に良い印象を与えられるようにポイントを確認していきましょう。
適切な時間で自己紹介する
自己紹介の適切な時間は、1分程です。
「できるだけ詳しく伝えた方がいいのでは?」と思うかもしれませんが、2〜3分以上と長く話しすぎると要点をまとめられない人という印象になりかねません。
反対に、1分ほどでやや物足りない程度に自己紹介すると、もっと話を聞いてみたいと思ってもらえるようになります。
もし「3分でまとめてください」と時間を指定された場合は、必要に応じて自己紹介で話す量を調整してください。
1分程の内容と3分程の内容の2パターンの自己紹介を考えておくと、臨機応変に対応できます。
要点を簡潔に伝える
自己紹介では、最低限の内容を簡潔にまとめて伝えることが大切です。
特に面接官が気になっている今までの経験やスキルは、要点をわかりやすくまとめる必要があります。
面接の冒頭で簡単にした自己紹介をベースに話を広げていくやり方もあるため、会話が広がりやすい話題を盛り込み、挨拶も含めて簡潔にまとめましょう。
キャリアが長い場合や転職数が多い場合は、すべてを伝えようとせず、話すポイントを絞って伝えてください。
第一印象を意識する
短い時間ですべてを伝えるのが難しいからこそ、面接での第一印象は評価に大きく影響します。
第一印象は、メラビアンの法則という外見が55%、声の大きさやスピードが38%、話の内容が7%の法則で決まるといわれています。
第一印象を良くするためには、特に大きく割合を占める外見を改善できるように姿勢や見た目を鏡でチェックしましょう。
さらに面接官と話す時は目を合わせて、ハキハキと大きな声でゆっくりと、正しい言葉で話すように意識することを心がけてください。
自己紹介の答え方(例文付き)
自己紹介の聞かれ方は、企業によってさまざまです。
具体的には「自己紹介してください」だけではなく、自己紹介と同時に自己PRや実績などを求められるケースもあります。
さまざまな企業の自己紹介に対応できるように、答え方を例文付きで見ていきましょう。
簡単に自己紹介をお願いします。
自己紹介の答え方のポイントは、次の3つです。
- 名前で始まり、面接のお礼も伝えている
- 経歴とスキルを簡潔にアピールしている
- 「よろしくお願いします」で締める
簡潔に伝えることが大切ですが、反対に短くしすぎてやる気がない印象を持たれないように注意しましょう。
OK例
〇〇 〇〇と申します。
本日は貴重なお時間をいただきありがとうございます。
〇〇大学を卒業後、〇〇株式会社で3年間営業に携わってきました。
2年前からはリーダーとして部署全体の売上目標達成のために注力し、リーダーになって約半年で目標の120%を達成、そのあと右肩上がりの結果を出してきました。
今までの経験を活かして、御社でもチームメンバーやお客様に信頼してもらえるように、取り組んでいきたいと思い応募いたしました。
本日はどうぞよろしくお願いいたします。
NG例
〇〇 〇〇と申します。
〇〇大学〇〇学部出身で、大学時代はゼミで心理学に関する研究をしていました。
サークルではチームリーダーとして、後輩をまとめる役割をしており、卒業後は〇〇株式会社に入社し、営業の仕事をしていました。
お客様と話をするのが得意で、コミュニケーション力に自信があります。
よろしくお願いいたします。
自己PRをお願いします。
自己PRを答える際のポイントは、以下の3つです。
- アピール項目はひとつに絞る
- 結果から伝える
- 普段の仕事で注力していることを話す
肩書きのある経験は自己PRにもってこいの経歴ですが、肩書きだけで中身が伴っていなければ意味がありません。
その経歴を持ちながらどのようなことに注力したかがわかるエピソードも一緒に伝えると、より良い印象を持たれやすくなります。
OK例
私の強みは、スタッフの力を最大化させる協調性です。
コールセンターでリーダーをしていた時、経験が浅いスタッフの成果がなかなか出ず、短期間で退職するスタッフが多かったため、助け合いできるチームづくりを意識しました。
シフトを工夫して、経験のあるスタッフと経験が浅いスタッフをペアにしたり、慣れるまではロールプレイング研修を集中して行ったりしたことで、短期間で辞めるスタッフがそれまでの半分以下になりました。
NG例
コールセンターでアルバイトしていた時は、リーダーを任されおり、前職でも社員同士仲良く仕事することを心がけていました。
御社でも社内の人やお客様と積極的にコミュニケーションを取って、一生懸命取り組んでいきたいと思います。
自己紹介とこれまでの実績をお願いします。
自己紹介とこれまでの実績を同時に質問された際のポイントは、以下の3つです。
- 最初に名前、最後は「よろしくお願いします」で締める
- 自己紹介を簡単にしてから実績を話す
- 過去の実績から得たスキルも伝える
実績を聞かれた時は、実績と共に身につけたスキルや今後活かせるスキルも伝えましょう。
OK例
〇〇 〇〇と申します。
本日は貴重なお時間をいただきありがとうございます。
私は前職で、アパレルでの接客を経験してきました。
20代〜50代のお客様を中心に接客する中で、お客様ひとりひとりのニーズを引き出し、お客様にあった洋服を提案することを心がけていました。
また、もっとお客様にあった洋服を提案できるようになりたいと思い、色彩検定2級の資格を取得し、アパレルでの接客に役立てていました。
御社での営業でも、的確な提案ができるように役立てていきたいと考えています。
NG例
〇〇 〇〇と申します。
以前はアパレルで働いており、接客を経験してきました。
週末はいつも忙しく、休む暇がないほどでした。
忙しい日でも常に来店されたお客様に目を向けて、不満のない接客を意識しておりました。
自己紹介での失敗例
自己紹介でよくある失敗は、以下の3つです。
- 内容を盛り込み過すぎる
- 自己紹介文が長すぎる・短すぎる
- 自己PRをしてしまう
自己紹介では、要点をまとめて簡潔に話す技術が求められます。
多くの方がやりがちな失敗例を紹介するので、本番までに確認しておきましょう。
内容を盛り込みすぎる
できるだけ自分のことを知ってほしいという思いから内容を盛り込みすぎては、結局何を伝えたかったのかわからなくなってしまいます。
そのため、短い時間内に優先して伝える内容を事前に決めておき、簡潔に話しましょう。
自己紹介が長すぎる・短すぎる
自己紹介を話す時は、時系列にすべて話そうとすると話が長くなりすぎて、何を伝えたいのかわかりません。
反対に短すぎると、やる気がない印象を持たれてしまいます。
経歴が長い場合は前職や面接先の企業とかかわりのある業界などに絞り、適切な文量で簡潔にまとめましょう。
自己PRをしてしまう
自己紹介文のタイミングで、自己PRをしてしまうのもありがちな失敗です。
自己PRは強みの説明ということを念頭に置き、自己紹介では名前や所属、経歴を簡潔に話してくださいね。
志望理由についても少し触れますが、詳しくはあとで聞かれた時に話せるように、自己紹介ではあくまでも簡単にまとめておきましょう。
まとめ
面接で自己紹介を求められた時のコツやOK例、NG例を紹介しました。
自己紹介は面接において、第一印象を左右する場面です。
本番では面接官に好印象を与えられるように、回答を準備して挑みましょう。
自己紹介では、そのあとの質問に繋げられるように簡潔に要点をまとめて話すことが大切です。
自己紹介がうまくいけば、そのあとの質問にもスムーズに回答できるため、今回紹介したポイントを抑えて練習しておいてくださいね。
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この記事の著者(新井綾世)
さまざまな企業のメディアで活動するフリーランスのライター。
大学在学中は法科大学院への進学を志して勉強するも途中で挫折し、卒業後は都内にあるメーカーに就職。
一般職勤務や地元企業への転職などを経て、ライターとして独立。
現在は主に住宅や教育などの記事の執筆やディレクション、ブログ・SNS運用などを行う。
プライベートでは3人の子供がいる母で「子育て中でも好きな仕事を諦めない!」を実践中。