面接で自分の性格をきかれた時の答え方を例文付きで紹介!4つのポイントも解説!
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自分の性格について質問されても、どのように答えるべきか悩みますよね。
面接で自分の性格をうまく答えるには、自己分析はもちろんのこと、面接での伝え方を知るのも重要です。
性格の質問への対策をしていないと、面接で聞かれた際に言葉が詰まってしまうケースも。
また、質問の意図を理解できておらず、面接官が求めている回答ができないケースもあります。
この記事では、企業側が性格について質問する意図や答える際のポイント、例文などをまとめました。
面接での自分の性格の答え方に自信がない方は、ぜひ最後までご覧ください。
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目次
企業側が性格について質問する意図
面接で性格について質問される意図は、以下の3つが挙げられます。
- 人柄を確認するため
- 客観的に自分を見られているか確認するため
- 社風と合うかを確認するため
質問される理由がわかると、自ずと面接官が求める答え方ができるようになるでしょう。
人柄を確認するため
採用の際に企業が重要視していることのひとつが、人柄です。
企業は就活生に人柄を質問して、学生の人柄や性格を知ろうとしています。
そして、学生の人柄が企業で活躍できる人材かどうかを確かめています。
例えば、部活で全国大会に出場したという経験があった場合、部長としてメンバーのまとめ役だったのか、部員の一員としてチームワークを大事にするタイプだったのかで、人柄は異なるでしょう。
学生には学生時代の経験や自己PRは求められますが、実務経験がないため、活躍できる人柄や性格かどうかに重きを置いているのです。
客観的に自分を見られているか確認するため
性格に関して質問することで、自己分析を入念に行なって自分を客観視できているかどうかを判断しています。
自己分析をしっかりと行い、自分の強みや弱みを理解できていると、質問に対して的確に答えられるだけでなく、就活への意欲の高さもアピールできます。
一方で、自分を客観視できていないと行きあたりばったりな行動をしたり、感情をうまくコントロールできなかったりする可能性があり、マイナスな印象を持たれるでしょう。
社風と合うかを確認するため
企業側は長く働いてもらうために、社風に合う人材を探しています。
そのため、自分の性格と企業の社風が合っている場合は、積極的にアピールしていきましょう。
例えば、チームワークを重視している会社であれば、自分の性格を「周りと協力して目標に向かって取り組める性格」と説明すれば、好印象を持たれます。
自分の性格を象徴するようなエピソードがあれば、説明の裏付けになり、より一層説得力が高められるはずです。
性格について答える際の4つのポイント
面接で性格についてうまく答えるポイントは、以下の4つです。
- アピールする性格はひとつに絞る
- 活躍できることをアピールしやすい性格を選ぶ
- 性格に関連したエピソードを準備
- 他人からの評価も準備
質問された意図を理解し、自分の考えを正確に伝えるために4つのポイントを意識しましょう。
アピールする性格はひとつに絞る
面接でアピールする性格は、一社につきひとつに絞りましょう。
その理由は、一次面接や二次面接、最終面接など全体を通して一貫性のある発言をするためです。
一次面接や二次面接のたびに同じ質問をしてくる会社がありますが、一貫性のない答え方をすると、企業はどれが本当の自分か判断できず、信憑性に欠けてしまいます。
できるだけ詳しく自分の性格を伝えたくなってしまいますが、アピールする性格はひとつに決めましょう。
活躍できることをアピールしやすい性格を選ぶ
自分の性格を入社後にどう活かすのかを伝えるために、活躍できるとアピールしやすい性格を選ぶことも大切です。
自分の性格を活かして入社後に活躍できる事柄を伝えると、面接官は実際に働いている姿をイメージできます。
具体的な配属先もイメージしやすくなるため、次の選考に進める可能性が高くなります。
企業側が知りたいことは、入社後に活躍できる人材かどうかです。
自分の性格を簡潔に述べたあとに、入社後に活躍できることをアピールしましょう。
性格に関連したエピソードを準備
性格を伝える際は、関連したエピソードも一緒に伝えると面接官がイメージしやすく説得力も増します。
例えば、前向きな性格をアピールする場合は「アルバイト先で人手が足りず多くのタスクをひとりでこなさなければならなかった時も、成長するチャンスと捉えて行動しました」といったエピソードを添えてみましょう。
すると「ただ前向きな性格です」と伝えた時よりも、自分の性格が具体的に伝わります。
小さなエピソードでも自分の性格の根拠になるため、今までの出来事を振り返ってみましょう。
他人からの評価も準備
自分の性格について自分の意見を述べるだけでなく、人からの評価も伝えると説得力が上がります。
例えば、「私は前向きな性格です」と伝えるよりも、「友人や先輩から前向きな性格をしているとよく言われます」と伝えた方が、説得力がありますよね。
また、企業側からすると自己分析に矛盾がなく、自分の性格を誇張して伝えていないことも判断できます。
以上から、性格を伝える時は他人からの評価も伝えた方が良いと頭に入れておきましょう。
面接時の性格の伝え方
面接で性格を聞かれた時は、ただ答えればいいわけではなく、面接官に伝わるように工夫することが大切です。
性格を伝える時に意識したいポイントは、以下の4つです。
- 結論から話す
- 具体的なエピソードを交えて話す
- 考え方や行動も伝える
- 入社後にその性格をどう活かせるかを伝える
自分の性格を上手にアピールするために、4つのポイントを具体的に確認していきましょう。
結論から話す
どの質問にも共通していますが、結論から答えると相手に伝わりやすくなります。
まずは質問に対する結論を述べて、そのあと具体的なエピソードを伝えると、話がきれいにまとまるでしょう。
そのためにも「あなたの性格を教えてください」と言われた時は、「私の性格は〇〇です」とまずは簡潔にはっきりと答えてください。
すると、面接官は就活生の性格を把握したうえで、次の話の展開に耳を傾けられます。
具体的なエピソードを交えて話す
結論を伝えた後は、その結論に根拠を持たせるために具体的なエピソードを話します。
エピソードを伝える際は、5W1H(いつ、どこで、誰が、なぜ、どのように)を意識して、順序よく整理すると、わかりやすい内容に仕上がります。
もし具体的なエピソードが思いつかない時は、今までの人生の中で起きた大きなイベントを思い返してみましょう。
例えば、大学受験で苦労した思い出や部活に熱中した経験には、自分の性格が表れているのではないでしょうか。
このようなエピソードには人間性があり、共感されやすい特徴があります。
考え方や行動も伝える
エピソードを話す際は、直面した問題を乗り越えた時の自分の考え方や行動も伝えるべきポイントです。
問題を乗り越える時に自分がとった行動は、面接官が知りたい事柄のひとつです。
例えば、「資格試験に合格するためには300時間の勉強時間が必要なため、逆算して3か月ほど前から1日3時間勉強しました」と伝えると、計画性のある性格であることが伺えますよね。
エピソードは数字を使って具体的に話すと、よりわかりやすくなります。
入社後にその性格をどう活かせるかを伝える
最後に入社後に自分の性格をどう活かしていきたいのかを伝えて、性格の質問に関する回答を締めくくります。
自分の性格を活かせる場面や業務内容などを伝えると、面接官は応募者に適した配属先をイメージしやすくなります。
「私の性格は〇〇です」とただ伝えるだけでは、いくら優れた性格をしていても面接官に伝わりません。
面接で評価されるには、自分の性格を伝えたうえで「社内で活躍してくれそう」と期待感を持ってもらいましょう。
そうすると、内定獲得まであと少しです。
性格についての例文
面接で質問した際に使える性格一覧は、以下のとおりです。
- 協調性
- 責任感
- 計画性
- 行動力
- 負けず嫌い
- 努力家
- 慎重
面接で自分の性格を聞かれた際に、どのように答えるべきか悩んでいる方は、性格ごとに例文を紹介しているため参考にしてください。
協調性がある場合
回答例
私は協調性があると言われます。
大学時代はダンス部に所属していて、部長などの特別な役職には就いていませんでしたが、話し合いの場でみんなの意見をまとめる役割を担っていました。
大会などで優秀な成績をおさめていたわけではありませんが、メンバー同士の意思疎通を図るとレベルアップや一体感の向上に繋がると実感してきました。
メンバー同士でトラブルがおきた時は主体的に話し合いの場を設けて、メンバー同士でフォローし合う環境を作ってきました。
このように過ごしているうちに、最初の頃よりも部活のメンバー全体に一体感が生まれ、同じ方向性を向いてがんばれるようになったと感じています。
御社でも協調性を大切にして、チームとして会社に貢献できるように業務を行っていきたいと思います。
協調性がある性格を伝える場合は、傾聴力があって気配りできる点をアピールすると良いでしょう。
協調性がある人は自己主張が弱いと捉える面接官もいるため、自分の意見も交えて主体的にかかわれるとアピールすることが大切です。
責任感がある場合
回答例
私は最後までやり抜く責任感があります。
大学時代にアルバイトしていたクレープ屋では、売上をあげるために自分なりの施策を考えていたことがあります。
クレープ屋で売上をあげるには回転率が大事だと思い、それまでは現金決済しか取り扱っていませんでしたが、店舗のオーナーに券売機とキャッシュレス決済を提案しました。
お金のやりとりを券売機とキャッシュレス決済に変更したことで、会計の手間と待ち時間をできる限り短縮して、回転率をあげることに成功しました。
それまでクレープを買うために並んでいた常連のお客様からも並ぶ時間が短くなったと喜ばれ、私がアルバイトを辞めてからも継続しているようです。
御社でもアイデアを発信するだけでなく、実行して最後までやり抜きたいです。
企業に求められる責任感は、最後までやり抜く力です。
責任感のない人は採用しても早期退職する可能性があり、企業側としては大きな損失となります。
そのため、自分の性格として責任感を伝える時は、最後までやり抜ける人材であることをアピールしましょう。
計画性がある場合
回答例
私は計画性があるとよく言われます。
大学2年生の春に、将来は不動産関連の仕事をしたいと思い、宅建士の試験に挑戦することを決めて、独学で勉強を始めました。
法律分野には今まで触れたことがなく、諦めかけたこともありましたが、 勉強を始めて1か月目の時にこのままでは合格できないと感じて、試験までの半年間の計画を立てることにしました。
内容としては1か月、1週間ごとにページ数を決めて、進捗状況をチェックしながら勉強し、定期的に振り返りながら理解度を深める工夫をしました。
試験までの半年間、計画を立てて諦めずに勉強したことで合格できました。
この経験から成功するためには目標に対して計画を立てて努力を継続することが大切だと感じています。
この強みを活かして御社でも仕事に励んでいきたいと思います。
計画性があると具体的に伝えるには、数値を使って説明すると効果的です。
数値を使って具体的なスケジュール感や成果を伝えると、面接官もイメージしやすいでしょう。
また、計画性というだけでなく「目標達成のために逆算して計画を立てて努力した」と言い換えると、計画を立てて実行する力が際立ちます。
行動力がある場合
回答例
私には目的を実現するための行動力があります。
大学時代にバックパッカーとして、世界10カ国を訪問しました。
現地のリアルな生活に触れるために、最低限のことだけを調べて、あとは現地の人から情報を得るようにしました。
自分の知らない世界に触れることはすごく刺激的で、モチベーションとなり、圧倒的な行動量を実現できました。
その結果、世界各地に数多くの友人を作ることができ、物怖じせずに知らない世界へ飛び込むことができるようになりました。
この経験を活かして、御社の営業職として多くのお客様とかかわり、価値を生み出せるように挑戦していきたいと思います。
行動力があることは良いことですが、ただ闇雲に行動するだけでは「何も考えずに行動する」とマイナスな印象を持たれる可能性があります。
行動力をアピールする際は、行動を起こすための目標やビジョンも併せて伝えましょう。
負けず嫌いな場合
回答例
私には、負けず嫌いなところがあります。
中学・高校・大学を通じて、サッカー部の活動を続けてきました。
大学時代は大会で優勝する目標を掲げて、戦略的な練習メニューを考案することに尽力しました。
残念ながら優勝はできませんでしたが、チームが一丸となって努力する喜びを味わいました。
御社は業界で2位というポジションですが、これまでトップを目指し努力を続けてきた私にとっては、モチベーションを維持しやすい環境といえます。
負けず嫌いな性格を活かして、チームメンバーが一丸となるようにモチベーションを高め、業界でトップを目指したいと考えています。
負けず嫌いな性格をアピールする際は「人に負けたくない」という思いではなく、「自分が置かれている状況に負けたくない」という思いに焦点を置きましょう。
人に負けたくないという思いは、嫉妬心のようなネガティブな感情に繋がっていると判断される可能性があります。
したがって、ほかのチームに勝つのではなく、自分のチームが成長することをテーマにしましょう。
努力家な場合
回答例
私は、目標に向かって努力するのが好きな性格です。
高校時代はテニス部でレギュラーになるために、ほかの同級生よりも練習に励んでいました。
朝練は毎日7時半開始でしたが、私は早くレギュラーになりたかったため、自主的に毎朝6時から練習していました。
その結果、入部から1年経たずにレギュラーになれました。
この目標に向かって努力できる性格は、企業に入ってからも活かせると考えています。
今も昔も努力が好きな性格は変わらないため、仕事する際もほかの人がこなしている以上に仕事ができないか考えられます。
御社に入社してからも努力する気持ちを忘れず、仕事に真摯に向き合いたいと思います。
どの業界や職種でも、仕事で努力することは必ず必要です。
そのため、伝え方によってはアピールに繋がらないケースもあります。
努力家な部分が入社後にどのように活かせるのかを考えて、エピソード付きで伝えると、自分の魅力をしっかりとアピールできるでしょう。
慎重な場合
回答例
私には、慎重なところがあります。
慎重な性格を活かして、入念に準備を行えるのが私の長所です。
大学時代は教育学部のゼミに所属しており、ゼミで研究発表がありました。
私は幼児教育について発表するために研究を進めました。
研究を進めるにあたって図書館の資料を中心に調べていましたが、それだけでは不十分に感じ、実際に幼稚園や保育所に話を聞きに行きました。
現場の声を聞いて研究を続けると、図書館の資料では得られない情報を得ることができました。
入念に調べた結果、間違えた情報で発表することなく発表を行えました。
私は仕事でも入念に準備をして真剣に取り組み、ミスなく仕事を完成させたいと思います。
慎重な性格は、仕事のミスが少ないことに繋がってアピールできる一方で、消極的や心配性などとマイナスに捉えられるケースがあります。
そこで、慎重な性格を活かしてどのようなことを成し遂げたのかを伝えると、慎重な性格が長所として際立つでしょう。
すると、慎重な性格が故のマイナスなイメージを持たれる心配がありません。
性格について聞かれた際のNG回答例
面接で性格を聞かれて答える時は、NGな回答例も合わせて覚えておくと良いでしょう。
NG例は、以下の2つです。
- 仕事と関係がない内容
- ネガティブな内容
マイナスな印象を持たれて不採用にならないためにも、NG回答例に目を通してくださいね。
仕事と関係がない内容
どのような性格か聞かれて、仕事に全然関係のない回答をすることは控えましょう。
- 外見がかっこいいと言われる
- 話がおもしろいと言われる
性格について質問することは、就活生の性格や人柄を判断し、企業と相性の良い人材かどうか判断するためです。
したがって、上記のような外見や話のおもしろさは企業側が求めている回答とはいえません。
ネガティブな内容
ネガティブな回答は、マイナス評価に繋がります。
- 時間にルーズ
- 根暗
社会人として最低限のことをクリアできていない発言は、不採用に繋がる可能性があります。
実際にそうだとしても、面接の場では仕事に繋がって良い印象を与えられる一面を伝えて、ネガティブな性格や人柄は言わないようにしましょう。
まとめ
面接で性格について質問されることは、自分の性格や人柄と企業の相性を確かめるためです。
答える性格は、企業で働いた時に活躍できるとアピールしやすい自分の一面を選びましょう。
答え方としては、結論を述べてから具体的なエピソードを話し、企業で活かせるポイントを伝えることが大切です。
さらに他人からの評価も付け加えると、より説得力が上がります。
面接で聞かれた際にどのように答えたらいいか思い付かない時は、性格別に例文を紹介しているため、参考にしてください。
なお、企業に関係のない性格やネガティブな内容は不採用に繋がる恐れがあるため、発言しないようにしましょう。
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この記事の著者(新井綾世)
さまざまな企業のメディアで活動するフリーランスのライター。
大学在学中は法科大学院への進学を志して勉強するも途中で挫折し、卒業後は都内にあるメーカーに就職。
一般職勤務や地元企業への転職などを経て、ライターとして独立。
現在は主に住宅や教育などの記事の執筆やディレクション、ブログ・SNS運用などを行う。
プライベートでは3人の子供がいる母で「子育て中でも好きな仕事を諦めない!」を実践中。