就活の際、髪型をどのようにスタイリングしようか悩みますよね。

初めて就活する際は、どのような髪型はOKで、どのような髪型にするとNGなのかわかりにくいもの。

髪型は就活で重要な要素のひとつです。

採用面接や企業訪問、インターンシップ、エントリーシートの証明写真など、さまざまな場面で髪型が印象に大きく影響を与えます。

この記事では、就活の髪型のポイントやNGな髪型、おすすめのヘアスタイルをまとめました。

就活の際の髪型に悩んでいる方は、参考にしてくださいね。

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髪型は第一印象にも影響

直接合否に関係するわけではありませんが、髪型は第一印象を左右する重要な要素のひとつです。

髪は顔よりも範囲が広いため、髪型や髪質、髪色は想像以上に大きく影響しています。

そのため、好印象を持ってもらえるように、清潔感のある髪型を意識したいところです。

面接時の第一印象は入室後3〜15秒で決まるといわれており、一度与えた第一印象はなかなか覆りません。

会話を重ねていけば第一印象が覆ることもありますが、面接は時間が限られているため難しいケースがほとんど。

したがって、一度与えた第一印象は選考結果にも影響を与えるでしょう。

とはいえ、ESや面接対策などと比較すれば、髪型は簡単に評価を上げられるポイントです。

志望企業から良い結果を獲得したい方は、まずは髪型を意識するところから始めましょう。

関連記事:新卒の面接マナーを紹介!気を付けるべき点や礼儀、服装・髪型についても解説

就活中の髪型について

就活では、社会人にふさわしい振る舞いができる人かどうかを見られています。

男女共に爽やかで清潔感があり、社会に出ることを意識した髪型に整えて就活に臨みましょう。

就活にふさわしい髪の長さや明るさ、セット方法を男女別に紹介します。

男性の場合

髪の長さ

男性の場合、一般的に清潔感を与える髪型は、耳やおでこを出す長さと言われています。

耳が出る程度に髪を短く切り、顔まわりに髪がかからないようにすると顔の輪郭がはっきりと見えて、すっきりとした印象に。

さらに、おでこを出した髪型は顔の印象を明るく爽やかにしてくれて、表情がダイレクトに伝わります。

前髪をおろす際は、なるべく左右に流す、もしくはセンターで分けておでこを隠さないようにしましょう。

髪の明るさ

就活では、自然な髪色が無難です。

地毛が明るい茶色の方は、わざわざ黒染めする必要はありませんが、おしゃれのために染めている人は黒髪に戻しましょう。

地毛の茶色が気になる場合は、黒に染めても問題ありません。

また、もしかすると「志望企業の社員に派手な髪色の人がいるから染めても問題ないだろう」と思う方がいるかもしれませんが、社員だから許されているケースがほとんどです。

業界や職種によって異なるケースもありますが、さまざまな企業の選考を受ける場合は、マイナスな印象にならないように派手な髪型はおすすめしません。

ワックスについて

髪の長さや色を整えるだけでは不十分で、きちんとセットされていると「真面目に就活している」と好印象を持たれやすくなります。

ただし、ワックスをつけすぎたり、派手にセットしたりした髪型は、威圧感を与える可能性があるためNGです。

また、髪が油っぽくギトギトした見た目になると、不潔な印象を与えます。

ワックスの使用は、あくまでも身だしなみを整えるのが目的です。

清潔感を保つために、ワックスは控えめに使用して髪に軽さを出し、ナチュラルにまとめましょう。

女性の場合

髪の長さ

女性で髪が長い場合は、耳の延長線上の高さで結んで、ポニーテールやハーフアップにすると顔の表情がわかりやすくなります。

前髪が長くても眉が隠れない程度の長さで、顔がはっきりと見える髪型が就活に最適です。

前髪をおろす場合は左右に流したり、センター分けにして、おでこを隠さないことを意識しましょう。

また、お辞儀する際に髪型が崩れないように、髪が短い箇所はヘアピンを使ってしっかりと留めることが大切です。

髪の明るさについて

就活の場には、黒髪のナチュラルな色が適しています。

もちろん地毛が茶色い場合はわざわざ黒染めする必要はありませんが、気になる場合は黒に染めると良いでしょう。

おしゃれのために髪を染めている場合は、就活が始まるまでに髪色を戻してください。

業界や職種によっては問題ないケースもありますが、髪色が明るいと不真面目な印象を与える可能性があります。

就活の基本的なルールが守れていないと、マイナス評価になることが多いため注意が必要です。

ヘアピンやヘアゴムについて

短い髪を留める際のヘアピンや、髪を結ぶヘアゴムは無地でダークカラーのものを使用しましょう。

就活時のヘアピンやヘアゴムはおしゃれではなく、髪をすっきりと整えるのが目的です。

シュシュやヘアクリップなど派手な色や柄のものは、就活にふさわしくありません。

髪色やスーツの色に馴染んで目立ちにくいブラックやブラウン、ネイビーなどが適しています。

就活においてはNGな髪型

ロン毛

女性の清潔感のあるロングヘアは問題ありませんが、だらしなく不潔な印象を与えるようなロン毛はNGです。

特に就活中の男性がロン毛にすると、清潔感が失われてしまいます。

顔が髪に覆われて表情が隠れ、不潔な印象を与えないように、男性はサイドと襟足を短くして清潔感のある髪型に整えましょう。

パーマ

不自然ではないゆるいパーマなら問題ありませんが、過度なパーマはNGです。

ばっちりとパーマをかけてくるくるした髪型は派手な印象を与え、面接官から良い印象を持ってもらえない可能性があります。

就活で志望企業から内定を獲得したい方は、好印象を持たれやすいストレートヘアにしましょう。

ただし、天然パーマの場合は無理にストレートヘアにする必要はありません。

スタイリング剤などで清潔感のあるセットをすれば大丈夫です。

金髪

金髪は爽やかさや清潔感に欠け、イメージがよくありません。

面接官から「就活の準備ができていない」「就活を真面目にしていない」と思われてしまうと、不採用になる可能性が高くなります。

就活で不利な状況を自分から作らないように、髪色は黒や暗めのナチュラルな色にしておきましょう。

おすすめのヘアースタイル【男性】

就活中の男性におすすめの髪型は、短めに整えて、清潔感と快活さを感じさせるスタイルです。

長めの髪型は避けて、爽やかさとすっきりとした印象を心がけましょう。

長さや前髪の有無別に就活中の男性におすすめのヘアスタイルを紹介します。

ショート

ショート(男性)

就活でのショートヘアは、髪が耳にかからない程度の長さでサイドを切り揃えます。

前髪は、スタイリング剤を使ってアップバングスタイルですっきりと整えると真面目らしい印象に。

ワックスで固めれば、よほどのことがない限り崩れません。

ベリーショート

ベリーショート(男性)

ベリーショートとは、清潔感があって快活的に見える髪型です。

少し厚めの刈り上げをグラデーションになるように入れて、トップを短めにカットすると、すっきりとした好印象な髪型となります。

ヘアセットにあまり時間をかけたくない方にもおすすめです。

前髪あり

前髪あり(男性)

ショートの髪型に、前髪を軽く残すと就活生らしいフレッシュな印象となります。

前髪は眉が隠れない長さに整えて、トップには遊びを作らずにふわっと落ち着かせましょう。

若々しく清潔感があり、セットがしやすいメリットがあります。

おすすめのヘアースタイル【女性】

女性は髪の長さによって髪型を変えられますが、どの髪型においてもお辞儀をしても崩れず、顔が隠れない髪型が就活の基本です。

企業や業界のイメージに合わせて、髪型を変えてみても良いでしょう。

髪の長さ別の就活中の女性におすすめのヘアスタイルを紹介します。

ショート

ショート(女性)

就活の際にショートヘアの場合は、サイドの髪を耳にかけて、スタイリング剤やヘアピンで髪が落ちてこないようにするとすっきりとした印象となります。

前髪が長い場合は横流しにして、なるべく顔の表情がはっきりとわかるようにしましょう。

ショートヘアは、明るく活発なイメージを持たれやすいのが特徴です。

ミディアム

ミディアム(女性)

ミディアムヘアの場合は、ハーフアップやポニーテールがおすすめ

ポニーテールにすると髪が落ちてくる場合は、ハーフアップにするときれいにすっきりまとまります。

ハーフアップは、柔らかく優しい印象になるでしょう。

ロング

ロング(女性)

ロングヘアは、ポニーテールにするのが王道です。

顔まわりの髪をすべてまとめることで、きちんとした印象となります。

また、束ねた髪を後頭部で丸くまとめるシニヨンも、就活におすすめのヘアスタイルです。

髪型以外に注意すべき点

就活で身だしなみを整える際は、髪型以外にも下記3つのお手入れを忘れてはいけません。

  • 眉毛
  • ひげ
  • お肌

髪以外の部分も整えて、さらに良い第一印象を持ってもらえるようになりましょう。

眉毛の手入れ

眉毛も第一印象を左右する大切なポイントです。

男女共に、眉毛が整っているだけできりっとした顔立ちになり、好印象を与えられます。

ただし、手入れに失敗しやすい部位でもあるため、慎重に行いましょう。

例えば、眉毛を細くしすぎると「こわい」「チャラい」といった印象になりかねません。

不自然にならないように、はみ出ている毛を剃る程度に整えればOKです。

眉毛のお手入れに自信がない方は、眉毛サロンや理髪店の眉毛カットを利用することもひとつの方法です。

ひげの手入れ

就活の際、男性のひげは基本的にすべて剃るべきです。

面接やインターンシップなどの際は、必ずひげを剃ってから参加しましょう。

剃り残しがあると採用担当者に「この人は剃り残しがある」と、きちんとしていない印象を持たれる可能性があります。

シェービング剤をつけて、肌を痛めないように丁寧に剃りましょう。

おしゃれでひげを残したい方もいるかもしれませんが、就活でひげが好印象になることはほとんどありません。

就活の期間中だけでも、きれいに剃ることをおすすめします。

お肌の手入れ

男女共に、肌がきれいだと清潔感があり、相手からの印象もぐんとよくなります。

そのため、毎日の洗顔はもちろんのこと化粧水や乳液も欠かさず使用しましょう。

肌がカサカサしているからといって不採用になるわけではありませんが、面接にはなるべくベストコンディションで挑みたいもの。

肌が整っていると、自分自身の気分もよくなるでしょう。

お風呂や朝の洗顔のあとにお肌のお手入れを取り入れるだけで、肌触りは変わってきます。

関連記事:就活時の面接の服装やマナーについて解説!身だしなみについても紹介

まとめ

就活に最適な髪型やNGな髪型、髪型以外の注意点を紹介しました。

髪は顔よりも広範囲を占めており、第一印象に直結する部分でもあります。

就活の面接は時間が限られていて、自分のことをすべて伝えきれないからこそ、第一印象が重要です。

男女共に顔に髪がかからないように、スタイリング剤などをつかって整えましょう。

男性はサイドの髪を耳のうえまで切り、前髪は眉毛のうえにするのがポイントです。

女性は髪が長い場合は、ヘアゴムやヘアピンを使ってすっきりとまとめることが大切です。

髪だけでなく、眉毛やひげ、お肌もお手入れして就活での第一印象アップを心がけましょう。

関連記事:就活はいつから始めるべき?就活のスケジュールからやるべきことまで徹底解説

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新井綾世

この記事の著者(新井綾世)

新井綾世(あらい あやせ)

さまざまな企業のメディアで活動するフリーランスのライター。
大学在学中は法科大学院への進学を志して勉強するも途中で挫折し、卒業後は都内にあるメーカーに就職。
一般職勤務や地元企業への転職などを経て、ライターとして独立。
現在は主に住宅や教育などの記事の執筆やディレクション、ブログ・SNS運用などを行う。
プライベートでは3人の子供がいる母で「子育て中でも好きな仕事を諦めない!」を実践中。

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