弁理士のキャリアパスは?キャリアアップのためにすべきこと
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「専門性を高めて仕事の幅を広げたい」「年収を上げたい」など、キャリアアップを考えるきっかけは人それぞれです。
弁理士にはどんなキャリアがあり、キャリアアップにはどんなスキルが必要なのでしょうか。
10年後、20年後に弁理士としてどうありたいかを明確にしておくことは、キャリアを考えるうえで重要なポイントです。
今回のコラムでは、弁理士の一般的なキャリアパスとキャリア形成に必要なスキル紹介します。
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弁理士の一般的な働き方・キャリアパス
「独立・開業し得意分野の業務を受注する」「特許事務所でパートナー弁理士になる」など、弁理士の一般的な働き方とキャリアパスを見ていきましょう。
特許事務所でパートナー弁理士になる
弁理士の主な活躍の場は、特許事務所です。特許事務所は、企業からの依頼を受けて出願代行や裁定代行といった知的財産権に関わる業務を代理で行います。
特許事務所は扱う案件によって成果が見えやすく、クライアントから「ありがとう」と感謝されたり、信頼関係を築けたりすることに大きなやりがいを感じる人が多いようです。
特許事務所でキャリアアップを考えるのであれば、パートナー弁理士を目指してみてはどうでしょか。
パートナーとは、当該特許事務所の代表と共に事務所経営に参画している人のことです。
大手の特許事務所になると、シニア・ミドル・ジュニアという具合に階級が細かくわかれています。
パートナー弁理士事は、クライアントの新規開拓や人事など事務所の経営に関わる業務が中心です。
そのため、仕事を1人で完結できる自走力の高さやマネジメント能力、交渉力などのスキルが求められます。
頑張り次第では、年収1,000万~2,000万円を狙える可能性もあるでしょう。
特許事務所の弁理士パートナーは、横断的な仕事に携わりたい方やチームで仕事がしたい方に向いているといえます。
企業知財部での昇進
一般企業に転職し、知財部で企業内弁理士として働く人もいます。
知財部を設置している企業は少なく、「知的財産以外の業務を依頼される」「部署移動・転勤がある」というケースが大半です。
企業内業務を一貫して行えることは稀ですが、経験を積むことで管理職を狙えるかもしれません。
企業で働くことで、カルチャーや経営理念などに基づいた経営戦略を練ったり、他部署と連携しながら業務を進められたり、多様なスキルが身につくのではないでしょうか。
独立・開業
ある程度経験を積んで業務も1人で完結できるようになると、独立を考える人もいるのではないでしょうか。
事務所を立ち上げるということは、クライアントの新規開拓や仕事の進行管理、業務量の調整なども全て自分で行わなければなりません。
そして何より、実力がなければ売上を維持できず生計を立てるのも難しくなります。
独立というキャリアを考えるのであれば、自走力や問題解決能力、提案力といったスキルが必要不可欠です。
独立・開業は責任が伴いますが、自分の得意な業務を中心に引き受けたり、嫌なクライアントとは付き合わずに済んだり、自分の裁量で方針を決められます。
向上心が強い方やコミュニケーション能力が高い方は、独立してもスムーズに仕事を進められるでしょう。
関連コラム:弁理士の年収・給料はどれくらい?現実を現役弁理士が解説!
弁理士のキャリアップに必要なこと
「ダブルライセンスを取得する」「語学力を身に付ける」など、弁理士のキャリアアップに必要なことを紹介します。
企業知財部と特許事務所の2つの場で経験を積む
企業知財部で働くことで、企業の求めるニーズを理解・把握できるようになります。
独立を考えている人は特に、特許事務所と一般企業それぞれの業務を経験しておいた方が良いかもしれません。
クライアントのニーズや抱えている課題を理解したうえでサポートできた方が、その後も長く付き合える関係性を築けるようになります。
ダブルライセンスを取得する
弁護士や公認会計士、税理士、中小企業診断士など、他の資格を持っていることが大きなアピールポイントとなります。
さまざまな専門知識を持っていることで、クライアントが抱えている課題に対して具体的な解決策の提案が可能です。
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語学力を身に付ける
英語や中国語など語学が堪能であることは、国際案件を扱ううえで重宝されるスキルです。
グローバル化に伴い、日本企業における国際出願の件数が増えています。
弁理士も国内業務だけに注力するのではなく、外国案件や国際出願の案件にも対応できるようになると市場価値はさらに高まっていくでしょう。
まとめ
弁理士のキャリアプランには、「特許事務所のパートナーになる」「知財部で昇進する」「独立する」といった3つが挙げられます。
理想のキャリアを実現するために、知財部・特許事務所の両方で経験を積んだり、ダブルライセンスを取得したり、スキルアップを目指しましょう。
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