【2024最新】海外・国内のMBAランキング!何を参考にしたらいいの?
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MBAの学校選びの指針となるのが、評価機関による「ランキング」です。MBAを目指す方にとって、最も悩ましいのは学校選びでしょう。
特に海外留学の場合は、MBA取得までの投資額が高額となることから、進学先は慎重に選ぶ必要があります。
本稿では、各ランキングの概要と学校の選び方について解説していきます。
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▶資料請求して特典を受け取るMBAランキングの評価機関の種類と評価基準
MBAランキングの評価基準は、それを作成する機関によって比重が異なります。
ランキングの評価は、MBA取得後の給与水準や起業の件数、講師・学生の質、ダイバーシティ(多様性)といった項目があげられます。
MBAの学校選びの際は、自分の目的に合った項目や留学したい地域が含まれているランキングを参考にすると良いでしょう。
代表的な評価機関のリンク先とランキングの種類です。
評価機関 | QS World Rankings | Financial Times | Forbes | Eduniversal | Bloomberg | Economist (※現在は閉鎖中) |
URL | https://www.topuniversities.com/mba-rankings/global | https://rankings.ft.com/rankings/2951/mba-2024 | https://www.forbes.com/sites/marlenacorcoran/2023/11/30/linkedin-launches-mba-rankings-focussed-on-career-outcomes/ | https://eduniversal-ranking.com/ | https://www.bloomberg.com/business-schools/ | https://whichmba.economist.com/ |
ランキングの種類 | アジア・カナダ・ヨーロッパ・世界ランキング・アメリカ・オセアニア | オンライン、グローバル、エグゼクティブ、ヨーロッパ | アメリカ、1年制プログラム、グローバル | アフリカ、北米、南米、アジア、ヨーロッパ、オセアニア、日本 | アメリカ、ヨーロッパ、カナダ、アジアパシフィック | グローバル |
次に、各評価機関の評価基準について見ていきます。
Bloomberg の評価基準
Bloomberg(ブルームバーグ)はアメリカの大手総合情報サービス企業です。
CEOが元ソロモン・ブラザーズ幹部ということもあり、金融に強く、報道においても雑誌ビジネスウィークを買収しています。
ランキングは、学生、卒業生、企業リクルーター等からの聞き取り調査によって作成されています。アメリカのランキングをチェックするには基本の情報源と言えるでしょう。
評価基準は4つの要素があり、給与、学び、ネットワーク、起業となっています。これに加え、新たに人種やLGBTQといったダイバーシティ(多様性)を取り上げていることに特徴があります。
出典:Best Business Schools & MBA Programs 2023-24 (bloomberg.com)
The Economistの評価基準
Economist(エコノミスト)とは、イギリスのグローバルな情報週刊誌です。赤いロゴが特徴的で、定性的・定量的な調査を現役の学生と卒業生に調査してランキングを作成しています。
評価基準項目は30以上にも及びます。平均GMATスコア、給与、から学生の質、平均勤務年数といった多岐に渡る項目を網羅しているので、狙った学校について詳細を知るのに良いランキングと言えます。
出典: Which MBA? | The Economist
Eduniversalの評価基準
各学校の学部長に対する調査と国際化基準(国際認証を得ているかなど)でランキングを作成しています。
アメリカ、欧州といったメジャーな国々だけでなく、アフリカや東欧という地域のランキングもカバーしているので、北米・ヨーロッパ以外の特定の地域を検討している方には貴重な情報源となるランキングです。
出典: Eduniversal Best Masters ranking worldwide (best-masters.com)
出典: https://www.eduniversal-ranking.com/
Forbesの評価基準
Forbes(フォーブス)とはアメリカの経済雑誌です。
最も裕福なアメリカ人(フォーブス400)、アメリカで最も裕福なセレブリティ、世界のトップ企業(フォーブス・グローバル2000)、フォーブス30アンダー30(30歳未満の特筆すべき30人)、世界の100人の最もパワフルな女性、世界長者番付などの、各種のリストやランキングでも知られています。
MBAランキングについては、MBAへの投資は価値があるか?という視点に特徴があります。
アメリカのトップ校では、学費など卒業までの費用が35万ドル(日本円で約4700万円)かかる学校もあるからです。
卒業後5年で、かかった費用が回収できたかということもランキングの評価基準に入れている点は、MBAの費用対効果を気にされている方には有用かもしれません。
卒業生がどういう企業に就職しているかというデータも参考になるでしょう。
出典: The Best Business Schools 2019: Behind The Numbers (forbes.com)
出典: https://www.forbes.com/business-schools/#65f1f0b46d6d
Financial Timesの評価基準
Financial Times(ファイナンシャルタイムズ=FT)とは、イギリスの日刊紙です。日本の日経新聞のイメージに近いです。
経済紙らしく、給与のアップ率でも細かくデータを見ることが可能です。環境・社会貢献といった項目を入れているところにも特徴があります。
オンラインMBAのランキングも網羅しており、リモートで学びたい人には必見のランキングです。
出典: Methodology – Business school rankings from the Financial Times – FT.com
出典: https://rankings.ft.com/home/masters-in-business-administration
QS World Rankingsの評価基準
QS World Rankingsでは、給与やROI (Return on Investment投資利益率)など、定量データに重きを置いた評価のランキングを提供しています。
フルタイムMBAに絞って調査を行ったランキングです。
出典: QS World University Rankings: Global MBA Rankings Methodology | Top Universities
出典: https://www.topuniversities.com/mba-rankings
MBAランキングは何を参考にしたらいいのか?
先述の通り、自分が何を目的にしてるかで選ぶことがカギになります。
ここで取り上げただけでも6種類のランキングがありますが、全てを見るというよりも、自分の目的に合った評価基準を採用しているランキングをピックアップして学校選びの指針にしてください。
年収アップが目的ならば、Bloomberg、 FInancial Times、 Forbesあたりが良いでしょう。
また、Bloombergなどでは、ダイバーシティもランキングの評価基準に加えているので、こちらも個人の状況・関心によっては参考になると思います。
MBAランキング
まずは、大まかに世界のMBAランキング(MBA留学のケース)とオンラインMBAランキングを見ていきましょう。
各国のランキングについては後で詳しく解説します。
Global MBA ranking (世界MBAランキング)
ここでは、世界のMBAランキングを見ていきます。
両ランキングにおいてトップ校は殆どアメリカの学校が占めているのはおわかりいただけると思います。名前を聞いたことがある有名校も多いでしょう。
また順位に差異はありますが、両リストともランクインしている大学は殆ど共通しています。
Online MBA ranking(オンラインMBAランキング)
オンラインMBAでは、アメリカだけでなく、ヨーロッパやオーストラリアの学校がランクインしているのがわかります。
フルタイムMBAと比較すると、卒業後の給与額は劣る結果が出ていますが、昇給率は1位のIE Business School では44%アップとなっており、昇給メリットはオンラインMBAでも注目すべきでしょう。
順位 | 学校名 | 国 |
1 | IE Business School | Spain |
2 | Imperial College Business School | UK |
3 | Warwick Business School | UK |
4 | University of Southern California: Marshall | US |
5 | Carnegie Mellon: Tepper | US |
6 | Durham University Business School | UK |
7 | AGSM at UNSW Business School | Australia |
8 | Politecnico di Milano School of Management | Italy |
9 | Birmingham Business School | UK |
10 | University of Bradford School of Management | UK |
地域別MBAランキング
地域別MBAに関しては、長年欧州と北米が覇権を競っている状態でしたが、アジアのビジネススクールの台頭も近年では注目されています。
アメリカのMBAランキング
筆者がアメリカでMBAを取得したのは1993年でしたが、当時と比べトップランカーの顔ぶれは現在でも殆ど変わっていません。
従って、難易度も最高ですが、アメリカのトップ校への入学は長期的にも不動の高い価値があると言えるでしょう。
アジアのMBAランキング
アジアMBAで注目すべきなのは中国の台頭でしょう。
アジアにおける中国の経済プレゼンスは日本を凌ぐものであり、CEIBSや、中国の東大とも評される北京大学の参入など、中国ビジネスでキャリアアップを考える方は中国のMBAも一考の余地があるでしょう。
またハイランク校に加え、欧州上位校INSEADやEssecのアジアキャンパスもあるシンガポールは、学校の質、英語の通じやすさ、住環境の良さを考慮するとアジアMBA留学の候補として魅力があると言えます。
順位 | QS Global Rankings | Eduniversal | Bloomberg |
1 | National University of Singapore | National University of Singapore | Hong Kong HKUST |
2 | Tsinghua University | The Hong Kong University of Science and Technology | Shanghai University of Finance and Economics |
3 | Nanyang NTU Singapore | Fudan University | CEIBS |
4 | University of Hong Kong | City University of Hong Kong | Indian Institute of Management Bangalore |
5 | CEIBS | Waseda Business School | Indian School of Business |
6 | SMU (Lee Kong Chian) | Shanghai Jiao Tong University | Shanghai University MBA Centre |
7 | HKUST | National Taiwan University | SP Jain |
8 | Indian Institute of Management Bangalore | Keio University | – |
9 | IIM Ahmedabad | International University of Japan | – |
10 | IIM Calcutta | CEIBS | – |
日本のMBAランキング
日本のMBAは国際的には、残念ながらまだ評価が高いとは言えません。
国内での評価が高く、グローバル化も進んでいると言われる国内MBAは、慶應義塾大学ビジネススクール(KBS)と早稲田大学 大学院経営管理研究科(WBS)の2校があげられます。
国内MBAの最大のメリットは、会社に勤めながらMBA取得を目指せることです。条件が合えば良い選択といえるでしょう。
ランキング順位 | 学校名 |
1 | 慶応義塾大学 |
2 | 早稲田大学 |
3 | 京都大学 |
4 | 東京理科大学経営学部 |
5 | 名古屋商科大学 |
6 | 神戸大学 – 経営管理研究科 |
7 | 一橋ICS – 一橋大学ビジネススクール – 国際企業戦略研究科 |
8 | 国際大学大学院国際マネジメント研究科 |
9 | 立命館アジア太平洋大学 – APU大学院経営管理研究科 |
10 | 関西大学 – 大学院経済学研究科 |
出典: Eduniversal
欧州のMBAランキング
フランスのビジネススクール(HEC、INSEAD、Essec)が健闘しています。
Brexitの影響も心配するほどではなく、イギリスからも、London Business ShcoolやOxfordがランクインしました。
欧州においてはこの2国がMBA留学の中心となっているようです。
順位 | Financial Times | QS World Rankings | Bloomberg |
1 | University of Pennsylvania: Wharton | London Business School | SDA Bocconi |
2 | INSEAD | HEC Paris | IESE Business School |
3 | Columbia Business School SDA Bocconi School of Management | IE Business School | IMD |
4 | –(3位が2校のため) | Cambridge (Judge) IESE Business School | INSEAD |
5 | IESE Business School | –(4位が2校のため) | London Business School |
6 | Northwestern University, Kellogg School of Management MIT Sloan | INSEAD | IE Business School |
7 | –(6位が2校のため) | Oxford (Said) | Mannheim |
8 | London Business School | Esade Business School | St. Gallen |
9 | Cornell University: Johnson | Imperial College Business School | Cambridge |
10 | University of Chicago: Booth | SDA Bocconi | Oxford |
カナダのMBAランキング
カナダのMBAは、まだ知名度も低いため、カナダ系企業に就職希望であるとか、カナダ移住を考えているなど、地域と関係がある方向けの選択肢です。
順位 | Eduniversal | QS World Rankings | Bloomberg |
1 | McGill University | Toronto (Rotman) | Western Ivey |
2 | HEC Montreal | McGill (Desautels) | McGill Desautels |
3 | University of Toronto | Western (Ivey) | HEC Montreal |
4 | University of British Columbia – Sauder School of Business | UBC (Sauder) | Concordia Molson |
5 | Simon Fraser University | Queen’s (Smith) | Alberta |
MBAを選ぶ時のポイント
海外MBAにおいては、上記でご説明したようなランキングは、企業においても重要視されており、上位にランキングされている学校に入学することはキャリア形成に大きな意味を持ちます。
海外MBAの場合は、ランキングを中心に学校を選択するのは合理的と言えます。
国内でMBAについては、国際的にあまり評価が高くないため、海外のランキングは参考にすることができません。
一方、説明会や体験授業に参加するなど、学校の雰囲気が自分に合うか確かめることができるメリットはあります。
国内MBAの場合は、給与アップといった功利的な目標で入学するよりは、自分の仕事に役立つような研究やネットワークづくりができる学校かという点に主眼を置いて検討すべきでしょう。
国内・海外どちらのMBAを狙うにせよ、まずはなぜMBAを取得するのかという目的を明確にすることが成功のカギとなりますので、ランキングはあくまで補助的な判断材料として利用することをおすすめします。
海外に就職するならMBAランキングは重要
海外では、就職や転職の際にどのMBAの卒業生であるかを重要視します。
米国・欧州では、MBAという「学位」の価値が高く評価されており、ランキングは学校選びの際の重要な指標になります。
どのMBAを持つかで、卒業後の年収も大きく影響してくるのです。
キャリアアップや年収アップを目的とする方は、海外MBA志望が多い傾向にあります。
自分の実力に合ったMBAを選択しよう
MBAを選択するときは、実力に合わないトップ校を狙って時間を浪費してしまうより、目的に合った学校を見極めることが必要です。
MBA留学は、2年で約2000万円かかるといわれ、人生における高額投資の一つです。
受験にもGMATやアプリケーション作成等に時間が多くかかるため、1回の受験で受からなかった場合、1年〜2年が無駄になってしまいます。
かといって、さほど評判が高くない学校に入学しても、投資額を回収できない可能性もあります。従って、MBAについては、滑り止めといった発想はしない方が良いと思われます。
特別な科目が強い学校を選ぶのもアリ
経営全体を学ぶMBAにこだわりが無いのであれば、ファイナンスやHR(人事)といった科目に特化したマスタープログラムを提供している学校を探すこともお薦めです。
病院経営、ホテル経営といった業種に特化したプログラムを提供している学校もあります。
また、欧州で最近注目されているMiM(Master in Management)という学位は、勤務経験が無くても入学できるので、勤務経験がネックでMBAにアプライできない方に向いています。
オンラインMBAも時間や費用に制約のある方には良いオプションです。こちらは前述のランキング解説を参考にしてください。
ロースクールとMBA | ダブルディグリーを狙え
おそらく一生に一度の留学体験という方も多いと思います。
留学の最大効用化を狙って、フルタイムMBAという通常のMBAだけでなく、他の学位やダブルディグリー(2つの学位を取得すること、例えばMBAとJD(法学博士))への登録や滞在中にUS CPA受験といったダブル取得を考慮しても良いかもしれません。
海外MBAがオススメな人はどんな人?
MBAをきっかけにキャリア転進をしたい熱意が高い方、また英語力に自信がある方にお薦めします。
留学してから英語を学ぼうという考えだと授業のペースにあっという間についていけなくなります。また高額投資となりますので、資金調達の算段がつくかもポイントとなるのです。
海外MBAは授業もハードで耐え抜くための体力と精神力も要求されます。
卒業後の就活も考慮すると、年齢的には20代後半〜30代前半の方が最適と考えられます。40代からのMBAは国内MBAがおすすめです。
また、MBAでは数年の勤務経験が必須ですので、新卒で就職して数年勤務して、企業やキャリアアップなどを検討している人におすすめです。
国内MBAがオススメな人はどんな人?
国内MBAは、40代以上の学生も一定数おられますから、ある程度実務経験を積んでじっくり知識を身に着けたいというベテランの方に向いています。
ただし、卒業後の所得アップや華々しい転職は海外MBAと比べハードルが高くなるでしょう。
国内MBAについては、海外のような特化したランキングは存在しません。Eduniversalの日本のMBAランキングを参考にしてください。
国内MBAでは海外と違い、学校説明会や体験授業に参加することが可能ですし、実際に通う社会人学生の声を直接聞くこともできます。
できる限り多くの情報を収集し、目的に沿ったビジネススクールであるかを自分の目で確かめてみてください。
働きながら通うならどんなMBAがおすすめ?
留学の必要がないことと、会社をやめる(休職する)必要がないオンラインMBAか国内MBAを検討されることをおすすめします。
海外MBA留学よりはかかりませんが、オンラインMBAでも国内MBAでも卒業までには多大な時間と労力、費用がかかることは同じです。
単にMBAを取るということを目的にせず、結果的に何を達成したいのか、本当にMBAが必要か、よく熟考し納得した上で判断することをおすすめします。
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慶応義塾大学経済学部卒業。外資IT企業に就職後、ボストン大学経営大学院修了(MBA取得)。
帰国後、ITベンチャーや米系ハイテク企業でマーケティング・ビジネス開発に従事。
その後、アメリカ大使館等各国大使館の商務官に転じ、海外企業向けのビジネスコンサルティングに携わる。