高知県本山町の政策企画課に所属されている、平成29年度入庁の島村博仁さんにインタビューを行いました。

業務のやりがいや、本山町に入庁して良かったことなど、詳しくご回答いただいています。

これから公務員を目指す方は、ぜひ参考になさってください。

現在どのような業務をされていますか?

私は政策企画課で主に公共交通と企業版ふるさと納税、町公式LINEの運営などを担当しています。

公共交通の業務では、地区への説明会や意見交換会、事業者や関係団体との協議会を開催し、バス路線の再編や利便性の向上を図っています。

また、移動手段の確保として、本町ではコミュニティバスの運行も行っており、路線バスが走っていない中山間地域の高齢者の足の確保のため、福祉担当者とともに日々奮闘しています。

また、免許返納支援制度の広報、啓発も交通安全担当者や警察、バス事業者と共に行っています。

他にも政策企画課は新しい施策の企画・立案も担当しており、日々情勢にもアンテナを張って勉強をしています。

前職は何をされていましたか?

前職では電気工事士、電気施工管理技士をしていました。

夜間にしかできない工事・災害による停電復旧作業などの大変な作業や、施工管理業務では行程管理・原価管理・品質管理・安全管理とマルチタスクを行う場面が多く、時間にも追われる日々でしたが、公共工事などおおきな業務をやり遂げたとき、仕事の仲間たちと分かち合った喜び、達成感は忘れられません。

本山町への入庁を志した理由は?

その後、仕事を辞め、地元である嶺北地域に帰ってきた際に、中学校で学習支援員として勤務を2年間していたのですが、当時の教育長に本山町役場への受験を勧められたのが最初のきっかけです。

改めて、地元の自然の豊かさや人の温かさを感じ、役場の職員となって何か地域に恩返しができないかと考え、入庁を志しました。

入庁する前と後でギャップを感じる部分はありますか?

当時はそのまま教育関係の業務をするのだと思っていましたが、最初は林業行政、その後は地籍調査事業による測量、戸籍調査、登記の業務、商工・消費者行政や農業、畜産・鳥獣害対策担当などを経て、現在は政策企画課となっています。

たくさんの業務に係り、あらゆる部分において行政は地域に係っているのだと知りました。

業務にやりがいを感じるのはどのような時ですか?

異動のごとに業務内容が大きく変わり、大変な面もありますが、住民の方や事業者の方に「町がすごくよくなったよ」と評価や感謝されたときはやりがいを感じます。

特に商工行政の担当だった際は地域振興券事業やチャレンジショップの開設、古くなっていた商店街の街路灯の一新をした業務は大変だった分、とても達成感と思い入れがありました。

本山町に入庁して良かったことは?

第一に自然豊かな嶺北地域で暮らせることです。小さな町ですが、子育てや教育支援も充実しており、暮らしやすい地域です。

職員も良い人が多く、庁舎も新しくなったばかりでとても働きやすい環境だと思います。

また、前職での知識や資格が先ほどの街路灯一新業務などで役立つこともあったり、職員や地域の方から頼りにしてもらえることがうれしいです。

民間経験がある方もぜひ公務員を目指してみて欲しいです。

これから挑戦してみたいことはありますか?

抽象的になりますが、町民の皆さまが安心・安全に暮らせる地域であること。子どもたちが自分の夢を見つけて他の人に語れる環境をつくっていくことです。

異動がありますが、それぞれの配属先で自分ができる精一杯を実践して、実現に向け頑張っていきたいです。

最後に

本山町で政策企画に携わる島村博仁さんにお話を伺いました。

本山町に興味を持たれた方は、ぜひ本山町のホームページをご覧ください。

高知県本山町

この記事の著者 高知県本山町 島村博仁

平成29年度 本山町入庁。
政策企画課企画班所属。

主に公共交通・企業版ふるさと納税などに関する業務を行っている。

高知県本山町